1964-06-09 第46回国会 衆議院 農林水産委員会 第56号
○吉田参考人 まず第一点の、政府提案の林業基本法のどこに大きい期待を持っておるかという問題なございますが、事林産、いわゆる木材の加工流通の面におきましては、政府案も社会党案も民主社会党案も、同じような方針のもとに取り上げられておるのでございます。特に政府案の第三条の四号に、「林産物の需給及び価格の安定並びに流通及び加工の合理化を図ること。」という点がまず施策として掲げられておるわけでございまして、この
○吉田参考人 まず第一点の、政府提案の林業基本法のどこに大きい期待を持っておるかという問題なございますが、事林産、いわゆる木材の加工流通の面におきましては、政府案も社会党案も民主社会党案も、同じような方針のもとに取り上げられておるのでございます。特に政府案の第三条の四号に、「林産物の需給及び価格の安定並びに流通及び加工の合理化を図ること。」という点がまず施策として掲げられておるわけでございまして、この
○吉田参考人 お答えいたします。 外材の問題につきまして、国内で自給できるならば事実望ましい、これは当然のことであります。しかし、現在の森林の生産の事情から申しまして、早急にこれを自給し得るということはちょっと申し上げられないと思います。すでに千四百万立方近い外材が入っておる現実を見まして、それは近い将来においては不可能だ。したがって、需給のバランスをはかるためには、外材の輸入も適正にはからなければいかぬというのが
○吉田参考人 私、全国木材組合連合会の常務理事をやっております吉田でございます。 今回、政府提出及び社会党、民社党から林業基本法が提出されておるわけでございますが、先ほど他の参考人からも御意見がございましたように、究極の目的におきまして、この国土の六七%を占めておりまする林地の高度利用、それから林業総生産の増大をはかりまして、他産業との格差をなくなしていく、他方林業従事者の所得を増大して社会経済に
○吉田参考人 国鉄運賃の問題につきまして、主として木材関係の事情を申し述べたいと思います。 ただいま三浦先生からお話もございましたように、木材並びに薪炭の受けておりまする現在の割引総額というものは、いわゆる公共政策割引の六割に近いものでございます。従いまして、木材関係、林業関係のこの問題に対する憂慮と申しますか心配は非常な大きいものがございまして、特に北海道、東北、山陰、九州、四国、これらの業界にとりましては
○参考人(吉田好彰君) 只今御指名にあずかりました日本木材協会の吉田でございます。この運賃改訂の問題につきまして、木材界と申しますよりも、むしろ林業に繋がりました林産界の意見としての御説明をいたしましてよろしく御採択願いたいのでございます。実は国鉄の運賃は、すでに今日から実施されております。それでこの問題につきまして、前回の値上げ以来非常な木材については問題になつております。いろいろ陳情もいたしましたり
○公述人(吉田好彰君) お答え申上げます。私も国鉄がどうしても赤字補填のためにやつて行けない、そういうときにおきまして或る程度の値上りが来るということにつきましては、これはやむを得ないと思います。但し、その場合において特に木材の事情をお酌み願つて、先ほど申上げました等級の不合理、それから距離別の割引、そういうものを前提としてやつて頂きたいと思います。
○公述人(吉田好彰君) 木材関係につきまして公述いたしたいと思います。 先ず結論から先に述べさして頂きたいと思いますが、国鉄貨物の利用者といたしましては、勿論この値上げがないことは望ましいのでありまして、殊に木材といたしまして、非常に木材は国鉄の貨車輸送に占める率が大きい大量貨物であるのでございます。価格中に占める運賃比率が非常に高いという点から申しまして運賃の値上げには反対いたしたいのであります