1952-06-10 第13回国会 参議院 地方行政委員会 第48号
○吉川末次郎君 只今鈴木次長の御答弁のように、若しできましたならばというのでは甚だ困るのでありまして、多少の困難性があることは十分御推知いたしますけれども、一つ厳格な態度において是非出すように委員長より当局に御請求願いたいのであります。と申しますのは、その運動が私の見解よりして無駄な浪費であるというばかりでなくして、随分いかがわしい風評が飛んでおるのでありますので、是非これを御提出願うようにお運び願
○吉川末次郎君 只今鈴木次長の御答弁のように、若しできましたならばというのでは甚だ困るのでありまして、多少の困難性があることは十分御推知いたしますけれども、一つ厳格な態度において是非出すように委員長より当局に御請求願いたいのであります。と申しますのは、その運動が私の見解よりして無駄な浪費であるというばかりでなくして、随分いかがわしい風評が飛んでおるのでありますので、是非これを御提出願うようにお運び願
○吉川末次郎君 それでは、この頃少し下火になつたようでありますが、先般来国会におきまして特に地方行政委員会を中心としまして猛烈なるところの運動がありましたかの五大都市の特別市制の問題でありますが、特別市制に関する私見につきましては今ここで申述べる限りではありませんが、あの猛烈なる運動に関連いたしまして、当該五大都市及び五大都市を含むところの五府県におきまして、あの運動のために莫大な運動費が使われたということが
○吉川末次郎君 あのちよつと岡野国務大臣がおいでになつておりますから、この機会に一言資料の請求について要求したいと思いますがお許し願いたいと思います。よろしうございますか。
○吉川末次郎君 外務大臣がお急ぎのようでありますから今の質問に関連いたしまして、なおお尋ねいたしたいことは後ほど更にお伺いすることにして、岡崎さんに専らお尋ねしたいことを抜きまして、先にお尋ねすることにいたしたいと思います。 そこで私は、メーデー事件は、この重大なる日本の国内が、すでに国内戦争の段階に入つているという考え方に基きまして、あの事件を見まするというと、あの事件のみならず同様の、最近における
○吉川末次郎君 それでは本法案の内容につきまして政府当局から二三の事項につきまして御答弁を得たいのであります。御答弁を願うかたといたしましては大橋国務相、外務大臣及び法務総裁等が御管掌になつているお仕事に関連性がそれぞれあると思うのでありますが、適当に御答弁を政府を代表してお願いいたしたいと思うのであります。 先ずこの二つの法案の対象になつておりますところの治安の問題についてでありますが、政府当局
○吉川末次郎君 先ず議事の進行について委員長に二言御質問申上げもし、又お願いもいたしたいのでありますが、今付議せられております二つの法案は、日本の国民生活上現下極めて重要視すべき法案であると考えるのでありますが、従つてこれが審議につきましては、この法案の審議の付託を議院運営委員会から受けられましたる内閣委員会におきまして、特にこうした合同委員会をお開き下すつたと同様の重要性を痛感するという観点からいたしまして
○吉川末次郎君 一応御答弁を承わつておきたいと思うのでありますが、フーバー委員会のことにつきましては先にアメリカに参りましたときにアメリカの下院におきまして、そのことの提唱者であり、或いはその委員会の有力なメンバーであつたかと思いますが、ブラウンという法制委員会の委員長であつた人からもいろいろ話を承わり、又向うでワシントンの連邦政府の特にその問題についてのエキスパートであるという人からのいろいろな講義
○吉川末次郎君 大体そうした仕入れの御答弁になるようなことは十分我々も前以て想像できるのでありますが、併しながら世間に大きく今日取扱われておりまするところの旧官僚によるところの内務省の復活運動、或いは同一の観念に基いて伝えられておりまするところの都道府県知事の公選制の廃止、こういうような要求は私は旧内務省の官僚が今日なお新憲法下におけるところのいわゆる内務行政と言いますか、地方行政というものをば依然
○吉川末次郎君 暫らく病気をしておりましたので、甚だ十分な勉強いたしておらないのでありますが、二、三この機会にお尋ねいたしたいと思うのであります。 先ず第一にお尋ねいたしたいことは、包括的に政治的な立場から、この法案が世間いわゆる逆コースの線に沿う観念に基いて提案されているものではないかということに対する政治的見解についての御答弁でありまして、それらの点につきましては、その他の行政機構の改革の全般
○吉川末次郎君 そうすると同時に又仮にあなたのほうの基本的な見解が、新聞に対する地方税の非課税ということについてまあそういう見解を持つておられるとせられますならば、併し現行法律に行われているような、新聞は公益性のものであるからして非課税であるとしている原則の上に立たなくても、まあそれを加味した見解の上に立つて同様に我々のところに来ている陳情として、これは石橋湛山外五名から、文化的な出版物に対する事業税
○吉川末次郎君 民間放送事業をNHKと同じ非課税としてもらいたいということに対する熱心なる運動が我んにあるわけなんですが、それはこの書類にありますように反対なんですね。その反対の理由として言われたところは、結局国税としての法人税その他のものが賦課されているにもかかわらず地方税をだけ免税することはいけない。さつきのお話にもあつた通りですが、そうするとそのお考えからすれば現在のように新聞の製作、販売についての
○吉川末次郎君 ちよつと議事の進行について、この問題じやないので速記をやめて懇談的な形でお話させて頂ければ大変結構だと思います。
○吉川末次郎君 去る五月一日の我が国独立直後のメーデーは、全国四百七十余箇所、参加者百四十余万人と推定されている参加の下に行われたのでありますが、不幸にして東京、京都その他におきまして不祥事件が発生いたしましたので、当委員会といたしましては治安維持の見地から、先に東京事件についての実態を調査し、その真相並びに原因を究明して来たのでありますが、今回更に京都事件を調査するために、去る五月十九日より四日間
○吉川末次郎君 原君の質問中ですから、簡單にお尋ねいたしはすが、御答弁によると、私が申上げましたように、共産党がマルクス・レーニン主義の党であると言つている以上は、私の申上げました暴力主義的な面をそのうちに包蔵して、そうしてそれを旗印として立つておるマルクス・レーニン主義の党であると言つておることについて、暴力主義を肯定しておる党であることを看板にしておる、それをお認めになつておるわけなんですが、それならばなぜあつさりと
○吉川末次郎君 関連して。原君の御質問に対する法務総裁の御答弁のお言葉に関連してこの機会にちよつとほかにお尋ねしたいことがありますが、これはあとの機会にしてお尋ねしたいのですが、法務総裁は原君の御質問に対しまして、この法律の対象としておる団体は主として共産党である。極右的なものもあるけれども、主として共産党が対象になつておるということを大体お話になつたと思うのであります。それは一昨日でありましたかの
○吉川末次郎君 少し、病気ですから十分筋道立つた質問ができるかどうか疑問ですが、お許しを願いたいと思いますが、時間がないでしようから一括して一つお尋ねいたしたいと思います。 第一に、田中総監にお伺いしたいことは、昨日の参議院の本会議で日本共産党の参議院議員の兼岩君からいろいろ質問がありました中で、この騒擾事件の切掛けは、駐留軍のMPから発砲したことから起つたという言葉があつたと記憶しておるのであります
○吉川末次郎君 今日は吉田首相が首相官邸に国会議員を招待しておるのでありまして、その会議に出るのが我々議員の務めと考えておりますので、この連合委員会は引続き行なつて頂くこととして、今日はこれを以て一応散会されるようにお取計いを願いたいという動議を提出いたします。
○吉川末次郎君 私は日本社会党第二控室を代表いたしまして、只今議題となつておりまする法律案に対して賛成の意を表するものであります。 反対者との意見の相違点は、この法律案が日米安全保障條約に基く行政協定に伴うところの法律案であるということによりまして、日米安全保障條約並びに講和條約に対するところの態度の基本的に異なつておるということから出発いたしておると考えますので、それについて若干敷衍して先ず申さなければならないと
○吉川末次郎君 それで今資料を頂いたばかりで、よく読んでみないとはつきりわかりませんが、併し概略我々の前に提出せられておりまする地方税の臨時特例に関する法律案が内容としております非課税の対象については、米軍駐留についての諸外国の行政協定において又同様に非課税とされておる、課税が免除されておる、こういうようなことに、今の御調査の結果は概略を言つて頂くとそうなるわけなんですか。それをもう一度お答えを願いたい
○吉川末次郎君 そうですが、それなら結構ですが、それで差当り私たちの要求は、今我々の前に賛否を求められている地方税法の臨時特例に関する法律案でありますから、今お話もありましたが、特にこの法案の内容としています地方税の特例に関する他国とアメリカとの行政協定の事項を專ら参考にしたいのでありますから、その点についてまだ今もらつたばかりで十分よく読んでおりませんが、今の御説明にもありましたが、各協定について
○吉川末次郎君 昨日私が要求いたしまして、早速この資料を頂いたのでありますが、今御説明下さつたのは自治庁のかたですか、外務省のかたですか。
○吉川末次郎君 結構です。
○吉川末次郎君 そうすると、さつきの答弁の第一点の問題、今国際慣例というお言葉があつたのでありますが、これは政府が行政協定に関して、しばしば吉田首相及び岡崎国務相その他の人が使われる言葉なんですが、国際慣例という言葉を使うと、我々がその言葉だけで、もう詮索の余地がないところへもつて行こうというような、意識的にか無意識的にか、そういう言葉を非常に使われたが、これは話が少し横道にそれるかも知れませんが、
○吉川末次郎君 今の中田君の指摘されましたように、米軍がヨーロツパ諸国等に駐留している、或いは米比協定等を見ると、そういうものがあると思いますが、そういう場合における今の地方税或いはその国の国税というものの関係、その実例なんかありましたら、聞いてくれということですけれども、これはやはり地方自治法のほうの職分のなかに入つて来るだろうと思いますので、早急に一つ調べて、この資料を提出して貰いたいと荻田君にお
○吉川末次郎君 私はどうも淺井総裁がいつかの間にかやはり役人くさくなつて、福澤先生の伝統的な精神を蹂躙したような御答弁をわざわざお言いになる心持が甚だ不可解なんですが、お答えになりました中で、こういうことがそのほかに規定されておらん、規定されておらんところの例として裁判所の構成についてお述べになりましたが、裁判官が裁判をする場合、その就職、懲戒、任免、その他のことを人事行政についてやりまするところの
○吉川末次郎君 十分に実は満足いたしておらんのでありまして、先ほど申しましたように、キヤリアデイプロマツトという者のために特殊の制度を設けてもいい、設けるべきであるということについては、基本的に私賛成しておるものであるとうことを申上げておるのでありますが、他面においていわゆる逆コースの動きに対しては、私は淺井さんが政府委員であつても、そうした逆コースをできるだけサポートするような立場に立たれないところの
○吉川末次郎君 只今の淺井総裁の御答弁でありますが、先ず私の第一問に対する御答弁あります。しばしば国家公務法の特例を云々というお言葉が使われましたので、私も国家公務員法制定のときは決算委員としてこれに当つたのでありますが、ずつと見ましても、それを肯定するような法律の條章がありませんのでお尋ねしましたところが、最初の法律にはあつたと、併しそれは廃止されたと言われておるのであります。廃止されたけれどもその
○吉川末次郎君 今浅井さんから御答弁を得ました外務人事審議会の構成の問題については、後ほど更に浅井人事院総裁からいろいろ御答参得たいと思つておりますが、今千葉君の質問に関連してちよつと申上げたことについては、なお後ほど更にお伺いすることにいたすとして、私はこれでよろしうございます。どうぞ御継続願います。
○吉川末次郎君 ちよつと今のことに関連して承わりたいのですが、今千葉君が御質問になりましたことは私も実は聞きたいと思つておつたのですが、今外務省の官房長の御答弁は、千葉君の御質問に対して少しも答えることになつていない感が非常に深いのでありますが、何を言つていらつしやるのかさつぱり聞いていもわけがわからないのですが、人事院のほうから、一つ今の千葉君の御質問に対する御答弁が願いたいのですが、要するに国家公務員法
○吉川末次郎君 若し時間の制限上、我々はまだあとに時間があるのでありますが、人事委員のほうから特に先にやつて頂く時間の関係がありましたら、私はあとにいたしてもよろしうございますが、よろしうございますか。
○吉川末次郎君 そうすると、只今引用せられた法令の支給額からいたしますと、本俸の三分の一以内ということになつておりますけれども、このこれは百分の八十でありますから、戰前とは非常に額が、パーセンテイージが殖えて来ておることになると思いますが、それはどういうことになるのですか。それからもう一つ併せてお聞きしておきたいと思いますことは、これはまあ外務官吏の他の国家公務員と異なるところの特殊性の上に立つての
○吉川末次郎君 実は甚だ怠慢で、今日になつて初めて法案を見たような点も相済みませんけれども、それと同時に曾祢君の代りの臨時委員でありますから、余りいろいろな外務省の役所のことなんかを知らないので、極く素人のようなことをお伺いしたいと思いますが、第十二條に、第四項「待命の期間中、俸給及び勤務地手当のそれぞれ百分の八十を支給する」という、こういう音葉がありますが、まあこういう慣例があるのだろうと思いますが
○仮委員長(吉川末次郎君) 岡崎国務相が隣りの予算委員会のほうに列席いたしておりますが、もう二十分余り経てばこの小委員会に出席いたすことになつておりますから、ちよつと申上げておきます。
○仮委員長(吉川末次郎君) これより小委員会を開会いたします。 本日は政府より岡崎国務相、木村法務総裁、大橋国務相その他の政府委員が出席する予定になつておりますが、予算の本委員会のほうに閣僚諸氏は主として只今列席いたしておりますので、これらの各大臣がこの小委員会に出席いたしますに先立ちまして、先ず吉田委員より御請求が私にありましたので、参議院の法制局長の意見を聞きますために参議院法制局長奧野君に対
○吉川末次郎君 じや、ちよつと私も申上げておきたいと思いますが、憲法第七十三条の条約、即ち広義におけるところの条約の一つであるということにつきましては、只今の御発言でも御肯定になつているのだろうと思います。それともう一つのことは、安保条約三条によつて、包括的委任を受けたものであるから、政府は国会の承認をすでに得ておるのであるから、改めて得る必要はないという見解をとつておりますることは御承知の通りでありますが
○吉川末次郎君 田上先生のお話を拝聴いたしまして、実は今参議院において問題になつておりまする本当の中核的の問題からは多少遊離したような感を、お話し下さつたように私はそういう感じがいたすのであります。非常に失礼でありますが……それで第一に田上先生のお話を承わつて、これは私見であります。ほかに御意見はいろいろ違うと思いますが、フランクに申しますというと、基本的な問題で実は田上先生は間違つていらつしやるのではないか
○吉川末次郎君 議事進行について……田上先生のお話を伺いますに先立ちまして、一言議事進行について希望を申述べて、委員長の御善処方を要求いたしたいと思うのであります。先般来のこの問題に関する参考人の六名のかたの参考意見を承わつたのでありますが、憲法の専攻家はお一人だけでありましたが、参考人の御意見は本日は憲法だけの問題で、あのときは国際法及び外交研究家としての行政協定の内容に関するいろいろな御意見も拝聴
○仮委員長(吉川末次郎君) それでは御異議ないといたしまして、休憩いたします前に、速記を除きまして懇談をいたしたいと存じます。 午後一時五十三分速記中止 —————・————— 午後二時二十分速記開始
○仮委員長(吉川末次郎君) 暫時休憩して懇談をいたしたいという動議が愛知委員より提案されております。その通りいたして御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○仮委員長(吉川末次郎君) それではこれより予算委員会の小委員会を開会いたします。 年長者の故を以ちまして正式の小委員長が決定いたしますまで、それに対する選挙管理の事務を主宰いたしますために、暫くの間委員長席を汚すことをお許しを願いたいと存じます。 つきましては本小委員会の小委員長を決定いたしたいと存じますが、どのような手続において、又誰を委員長にするかということについての御意見を承わりたいと思
○吉川末次郎君 議事進行について……。まだ自由党その他の会派から首相に対する総括的な質問の御要求があるかと思いますが、議事の進行に関連しまして……、言うまでもなく憲法第六十條によりまして、我々はこの月の二十七日までにこの予算を議決を完了しなければならないことは言うまでもないことでございますが、先般来の議事の進行振りは十分に……その二十七日までに我々が議事を完了する運びには、極めて遅々たる歩みを示しておるかと
○吉川末次郎君 ああそうですが、それでほかの委員会即ち外務委員会におきましては、先般来六人の参考人の御意見を承わつたのでありますが、成蹊大学の憲法を担任していらつしやる佐藤教授、それから一橋大学の国際法の教授でありまする大平善梧氏及びこの委員会においても意見を述べられました神川教授、これらのかたがたは、それぞれこれは條約である、憲法上の條約であるということの意見を我々に吐露していられるのであります。
○吉川末次郎君 中村教授がいろいろ参考人として御証言下さいました事柄の中でただ一点、行政協定が憲法七十三條によつて国会の承認を受くべきものである、即ち換言すれば行政協定は條約であるという建前を私たちは固く執つておるものでありますが、それにつきましての御証言は結論において大体我々の見解と同じことになるのでありますけれども、中村教授の御証言が多少端的でなくして、直接的にそれが條約であるということについての
○吉川末次郎君 議事進行について委員長に申上げたいと思うのであります。それはこれからの予算委員会の参考人の証言をお求めになるのでありますが、それに関連して委員長に申上げたいのでありますが、公報によりまするというと、今日の参考人の証言は戰力の問題並びに行政協定の問題について証言を求められることになつておるようでありまするが、先般来外務委員会におきまして、やはり行政協定の内容並びに憲法との関連性につきまして