1979-05-31 第87回国会 参議院 内閣委員会 第13号
○政府委員(吉久勝美君) ちょっと先生の御質問の御趣旨がわかりかねておるところもあるわけで、あるいは御答弁が陳腐化になるかも存じませんが、私ども文化庁が、文化行政の立場といたしましては、わが民族が日本列島の上に生活を始めて以来いろいろな有形無形のいわゆる遺産というものが残っておるわけでございまして、これらを適切な状態に保存するということは、わが民族の心、魂というものを子孫に伝えていくゆえんのものではなかろうかと
○政府委員(吉久勝美君) ちょっと先生の御質問の御趣旨がわかりかねておるところもあるわけで、あるいは御答弁が陳腐化になるかも存じませんが、私ども文化庁が、文化行政の立場といたしましては、わが民族が日本列島の上に生活を始めて以来いろいろな有形無形のいわゆる遺産というものが残っておるわけでございまして、これらを適切な状態に保存するということは、わが民族の心、魂というものを子孫に伝えていくゆえんのものではなかろうかと
○政府委員(吉久勝美君) 森田先生のただいまの御質問につきまして、私文化庁の立場から御答弁申し上げたいと思いますが、確かに元号というものは先ほど来からお話のごとく、わが国の社会におきまして千三百年の長きにわたって国民が共通に年を表示する方法として用いられてきたものでございまして、そのこと自体私どもの立場から申し上げましてもきわめて重要な意義を有する文化的所産と考えるわけでございまして、これらの所産というものをそれぞれの
○吉久政府委員 その点につきましては、それが映画著作物に該当する場合とそれから該当しない場合とによって違うかと思います。 映画著作物に該当しない場合には、当然先ほど申し上げましたような個人著作物として、著作権は当該教授にあると考えるわけでございます。 ただし、映画と考える場合につきましては、これは著作権法の十六条によりまして一般的には当該制作ないしは監督者が著作者であり、著作権者でございます。しかしながら
○政府委員(吉久勝美君) ただいまの件についてでございますが、私どもといたしましては、先ほど申し上げましたように、前向きでこの問題に対処したいという気持ちは大いに持っているわけでございます。ただし、先生御承知のように、いわゆる通常の文化財と違いまして、ここでは多くの方々が生活しておる。また産業も営まれている、かなり広いところでございます。したがって、こういうような広い地域にわたって、これを伝統的建造物群保存地区
○政府委員(吉久勝美君) 先生ただいま御指摘の、小樽運河、倉庫群の文化財的価値につきましては、私どもといたしましても、先生と全く同様に考えているわけでございます。文化庁といたしましては昭和四十八年度、九年度にまず全国調査をいたしたわけでございますが、この小樽運河、倉庫群につきましては、初年度にこれを文化庁自身が取り上げて調査をいたしたわけでございます。四十八、四十九を終わりまして、昭和五十年に非常に
○政府委員(吉久勝美君) 屋久杉原始林を私ども文化庁といたしましては、大正十三年に天然記念物、それから昭和二十九年に特別天然記念物に指定いたしておるわけでございますが、これの趣旨は、いわゆる屋久島というところの環境におきまして、二千メートルになんなんとする高地から低地に至るまで杉を含めて原始林があのような生態で保存をされておるわけでございまして、それが学術上の価値がきわめて高いということに着目をいたしまして
○政府委員(吉久勝美君) 先ほども申し上げましたように、天然記念物が今日われわれの国民の文化生活の上で果たす役割りはきわめて高いものでございまして、これはわれわれの先祖がこれを保存をし、今日われわれに伝承されているものでございまして、これを他の文化的所産と同様に後世のために残すということは、これは現代に生きる私どもの務めであるということでございまして、それぞれの天然記念物につきましては、先ほど申し上
○政府委員(吉久勝美君) お答えいたします。 天然記念物は、文化財保護上わが国の現在に生きる国民といたしまして、これを後世に残すべき貴重な文化財と考えるものでございます。動物、植物、地質鉱物いろいろございますが、これらのうちで学術上の価値の高いものにつきましてこれを指定をし、保存をしておるわけでございまして、そういうような見地から、これを後世のために保存をしていくという考え方で取り組んでおるわけでございます
○吉久政府委員 現在の再販制度を前提とする著作物の使用につきましては、先生が先ほどおっしゃいましたように、いわゆる出版権を設定する場合及び著作物の使用の許諾の場合と、もう一つは原稿を売る、つまり著作権を譲渡する場合があります。この譲渡する場合は別といたしまして、使用の許諾の場合ないしは出版権を設定する場合、いずれにいたしましても、いわゆる印税につきましては、発行する段階において契約を結び、ただしその
○吉久政府委員 私ども文化庁といたしましても、いわゆる出版文化の向上普及につきましてはかねてから意を用いておるところでございますが、ただいまの先生の御指摘の問題につきましては、特に公正取引委員会の方におきまして、従来独禁法第二十四条の二で、いわゆる一般的な再販制度の許可品目の以外に、出版著作物につきましては、法定のものとしまして再販契約の維持契約が認められておるところでございまして、そこらあたりの制度
○吉久政府委員 出版文化につきましては、まことに先生の御指摘のとおりでございまして、私ども文化庁の任務が規定されております文部省設置法におきましても、いわゆる著作権の適正なる管理につきましても任務の一つに上がっておるわけでございます。 私どもといたしましても、そういう見地から、出版文化が文化の水準の向上並びに普及に果たす重要なる役目にかんがみまして、出版権の適切なる管理なり運用につきましていろいろ
○吉久政府委員 日光の杉並木につきましては、先生御指摘のとおり、きわめて貴重な文化財として史跡及び天然記念物にダブル指定をいたしておるところでございます。 文化庁といたしましても、従来からいろいろ施策を講じておりましたが、特に四十年代の後半に至りまして、さらに組織的、計画的にこの保存管理を適切に進めたいということで、昭和四十九年度に地元の栃木県知事を会長とする日光杉並木街道保存連絡協議会というのを
○吉久政府委員 長野県教育委員会がこの文書をいわゆる県の文化財として指定するかどうかにつきましては、県当局のお考え等を今後承ってまいりたいと思うわけでございますが、先ほど御答弁申し上げましたように、これが古文書であることは間違いないわけでありまして、そこら辺の内容を十分調査する上での調査費ということでありますならば、県の指定を待たずに私どもの方の補助対象にはできるかと存ずるわけでございまして、その点
○吉久政府委員 いまの御質問につきまして、まず文化庁のサイドから御答弁申し上げたいと思いますが、御指摘の文書は、私ども文化庁から考えましても、近世における信濃の民衆の生活等に関して残されました数少ない古文書であるというふうに考えるわけでございまして、それらの古文書約三万六千点に及ぶものが、まとまった状態で適切に保管されるということは、きわめて望ましいことではないかと思うわけでございます。そういう意味
○政府委員(吉久勝美君) その点につきましては、私どももいろいろな意見のあることは十分承知をいたしておりまして、文部省、文化庁といたしましては、先ほど申し上げましたような立場から、十分関心を持って見守ってまいりたいというふうに考えます。
○政府委員(吉久勝美君) いわゆる著作権法につきましては、著作権者の保護と、それからいわゆる著作物の公正な利用というものを二つの目的にいたしておるわけでございまして、その観点から、今回のいわゆる再販制度存廃の問題につきましては、十分な関心を持って私ども見守っておるところでございます。 ところで、いわゆる出版物の印税ないしは出版物の使用料につきましては、先生も御承知のように、出版物のいわゆる発行の前
○政府委員(吉久勝美君) ただいま先生御指摘のいわゆる出版物、レコードの再販制度の存続の問題につきましては、現在、公正取引委員会を中心行御検討に相なっておるようでございまして、私どもも事実上非公式に伺っておるわけでございますが、これに対しまして出版協会だとか、あるいはレコード協会、その他いろいろないわゆる存否についての賛否の御意見があるようでございます。そこらあたりについては私どもも承知をいたしておるわけでございますが
○吉久政府委員 地方文化の振興につきましては、文化庁といたしまして、開庁以来その拡充普及に努めておるわけでございますが、私ども、地方文化というものを中央文化と相対立する概念としてこれを考えるのはいかがなものかというふうに考えておるわけでございます。 わが国におきましては、それぞれの地域、地域におきまして、これは都会、農村にかかわらず、それぞれの地域の特色ある文化があるわけでございまして、それらの各特色
○吉久政府委員 文化というものの定義につきましては、広狭いろいろと理解をされているようでございまして、広義に解するとするならば、衣食住の様式だとか、あるいは学問、道徳、芸術、ひいては物の見方や考え方など、人間が自然に働きかけながら形成してきたあらゆる物質的あるいは精神的成果の一切を含んでいるのじゃないかと思うわけでございます。 ところで、先生も御案内のとおり、文部省が所管しております文化の範囲につきましては
○説明員(吉久勝美君) いわゆる録音、録画機器の問題につきましては、当文教委員会でもいろいろ御審議を煩わし、いろいろ附帯決議等も去るレコード保護条約の締結に伴う著作権法の改正の御審議の際にいただいておるわけです。私どもといたしましては、すでに昭和四十六年からいろいろこの問題について御審議を煩わしておるわけでありまして、特に録音、録画機器そのものにつきましては、昨年から著作権審議会に第五小委員会を設け
○説明員(吉久勝美君) ただいまの世論調査につきましては、文化庁がちょうど現在第五小委員会を著作権審議会に設置をいたしまして、昨年から審議をいたしますその資料の一環といたしまして、総理府に依頼をして実施をしたものでございます。御指摘のとおりでございます。
○政府委員(吉久勝美君) 私、御答弁が少し明確を欠いておるかもわかりませんが、五十三年度末の調査の結果に従って五十四年度に立てるべくわれわれ話し合ってまいっておるわけでございますので、五十四年度におきまして、しかるべく早い時期までに、三省庁それぞれ会合を重ねまして立てるようになるのではないかというふうに思いますし、また、そういたしたいと、私ども文化庁としては考えておるわけでございます。
○政府委員(吉久勝美君) 先ほどお話申し上げましたように、この問題の対応につきましては、三省庁がずっと話し合ってまいっておるわけでございまして、ただいまのところでは、三カ年、五十三年度までの調査結果を待って立てるということでございますが、当然、早急に立てなくてはならないということで、それぞれ各省庁その準備をされておるわけでございますが、先ほどちょっと敷衍いたしましたように、抜本対策のその一環としての
○政府委員(吉久勝美君) ただいまの質問につきましては、まず文化庁側から御答弁申し上げたいと思いますが、すでに国会等でも御報告申し上げておりますように、カモシカ問題につきましては、昭和五十年からそれぞれ関係の文化庁、環境庁、林野庁三庁におきまして課長レベル及び局長レベルのいろいろな話し合いをいたしておるわけでございまして、それらのお話し合いの中で合意をしてまいっておる考えといたしましては、抜本対策の
○政府委員(吉久勝美君) 便宜上文化庁としての、先生がいま指摘されました勧告に対する対処の仕方等についてお答えいたしたいと思います。 先生も御承知のように、文化財保護法では、いわゆる古文書につきましては、有形文化財の一内容として、すでに定義づけられておるわけでございまして、したがいまして、私どもとしては、文化財保護法制定以後、いわゆる歴史上、芸術上の価値の高い古文書等につきましては、保護法の定めるところに
○政府委員(吉久勝美君) 文化功労者の方に対しましては、年額といたしまして二百八十万円でございます。なお、芸術院会員の方に対しましては百七十五万円というのが本年度の金額でございます。
○吉久政府委員 第五小委員会につきましては、昨年の十月から設置をされまして、大体毎月一回ぐらいの頻度で開催をいたしております。先生御指摘のように昨日も行ったわけでございますが、現在のところ、いろいろ一般的な討論の段階で出てきた問題点を整理をいたした上で、さらに問題ごとに議論を詰めておる段階でございます。 それで問題点といたしましては、まず、著作権法第三十条による録音、録画の許容から生ずる問題ということでいろいろな
○吉久政府委員 これにつきまして、諸外国におきましても必ずしも一定ではないわけでございまして、たとえば一例を申し上げますと、スウェーデン、デンマーク等におきましては、レコードの一分当たりの単価を関係当事者で決めておるという方式もございますようですが、西ドイツ、フランス、イギリスあたりにおきますと、いわゆる商業放送の場合、広告料収入の何%というふうな定率を用いておるようでございます。先ほど私から申し上
○吉久政府委員 お答えいたします。 商業用レコードの二次使用料の問題につきましては、昭和四十五年におきましていわゆる著作権法の大改正が行われたわけでありますが、それにおきまして取り入れるに際しまして、文化庁といたしましては、法施行後どのようにこの二次使用料を算定するかということにつきまして、当事者であります芸団協及びレコード協会とNHK及び民放に対しまして話し合いをお願いをいたしたわけでございます
○政府委員(吉久勝美君) これにつきましては、これからの事務手続もございますので、明確には申し上げかねますが、大臣が先ほど申し上げましたように、数カ月を出ない範囲内でできるのではないかというふうに考えております。
○政府委員(吉久勝美君) 大臣先ほど御答弁のように、基本的な手順につきましては一応そのめどはついたわけでございます。したがいまして、私どもといたしましては、なお事務的な手続を終え次第、できるだけ早く告示の運びにいたしたいというふうに考えておるわけでございます。
○政府委員(吉久勝美君) 大臣の御答弁になりました残余の御質問につきまして御答弁をいたします。 まず、御指摘の遺跡の歴史上の価値でございますが、この庭園遺跡は奈良時代初期につくられた苑地を伴う庭園遺跡でございまして、日本様式を有する庭園といたしましては、これまで発見されたもののうちで最も古いものであるわけでございます。しかも苑地の遺構につきましては、その保存状態がきわめて良好であるわけでございまして
○政府委員(吉久勝美君) 先ほど私が答弁申し上げましたのは、いわゆる海外におけるわが国の邦盤に対する海賊版の状況でございまして、このことにつきましては、東南アジア等における状況はいろいろなところから聞き及んでいるわけでございますし、また、私どもも毎年度東南アジア方面にその実情の調査をいたしておりまして、いろんな聞き込みによる状況は把握をいたしておりますが、数字といたしましてどの程度あるかというような
○政府委員(吉久勝美君) 海賊版の実態につきましては、国際レコード・ビデオ製作者連盟という国際団体がございまして、こちらの方の一九七六年における調査によりますと、おおむね世界的に申し上げまして二億五千万セット、金額にして約千二百億円という状況でございます。これを全体のレコードの生産状況から言いますと、約六%が海賊版の占めるシェアであるというような調査数字が参っておるわけでございます。 で、このうちわが
○政府委員(吉久勝美君) 今回の法改正によりまして、新たに保護の対象となる外国盤レコードの種類につきましては、まだ把握をいたしてないところでございます。 しかしながら、ちなみにわが国で生産されておる洋盤のレコード、テープの生産状況につきましては、金額といたしまして、昭和五十二年度で約七百八十億でございますが、数量といたしますと、ディスクレコードにおきまして、国内における生産の数量の四二%が洋盤でございます
○吉久政府委員 ただいまの件につきましては、たとえば西独、イタリア、スウェーデンなどにつきましてはわが国と同じく著作隣接権の付与によっているところでございますが、こういう国の方が非常に多いようでございます。ただし、米国、英国などにつきましては著作権の付与によって保護をいたしておるわけでございます。なお、フランスにつきましては不正競争に関連する法令による保護を行っている国でございます。 なお条約には
○吉久政府委員 先生御指摘の東南アジア諸国におきましてはフィリピン、インド等を除きまして、多くの国々は現在まだベルヌ条約あるいは万国著作権条約というような基本的な著作権関係の条約にも加入しておらない次第でございまして、したがいまして、レコード保護条約などにつきましてもまだ加入の段階に至っていないというふうに理解をいたすわけでございます。したがいまして、わが国のレコードにつきましては東南アジア各国におきまして
○吉久政府委員 お答え申し上げます。 わが国はここ数年来、従来懸案とされてまいりました著作権関係条約を順次締結をいたしてきているわけでございまして、去る第八十回国会におきましても万国著作権条約のパリ改正条約の締結の御承認をいただいたばかりでございます。これらの緊急の案件を一応終わりましたので、このたび、従来から懸案といたしておりました本レコード保護条約の御承認を今回お願いをするという段取りに相なってきたわけでございます
○政府委員(吉久勝美君) この九州横断自動車道の路線の決定以前におきまして、すでに佐賀県教育委員会等におきましては、いろいろ遺跡分布調査をいたしておるところでございまして、遺跡といたしましては、前にあることがわかっておったわけでございまして、路線の決定に当たりましては、史跡あるいは重要な遺跡の存在する個所は極力避けて路線の決定をしていただいたわけでございますが、先ほど長官からもお話しのように、丸山遺跡
○政府委員(吉久勝美君) この種のものにつきましては、すでに文化庁と道路公団との間に覚書がございまして、届けがあると同時に、全体の遺跡の状況につきまして分布調査をするということで協議に入りまして、それで事前調査を実施した後、遺構が出てきた場合にはその保存について配慮をするというようなことを、佐賀県教育委員会を通じまして道路公団側に指示をいたしたわけでございます。
○吉久政府委員 私がその際、国には調査機能がないと申し上げましたのは、文化庁そのものについて、つまり許可する権者である文化庁自身に調査機能はないということを申し上げたばかりでございます。
○吉久政府委員 そのとおりでございます。
○吉久政府委員 野鳥保護は自然環境の保全ないしは文化財とも関係が深いわけでございまして、私どもの立場からもできる限りの善処をお願いできればありがたいと思うわけでございます。
○政府委員(吉久勝美君) まず当遺跡を指定するかどうかということでございますが、先ほど来申し上げましたように、現在までの調査の結果では、この遺跡につきましての重要性は私ども認めるところでございますが、これがどのような遺跡であるかどうかにつきましては、なお周辺部分を含めた全体の調査の確認をした上で、その性格なりあるいは重要性等が判断されるべきであるというように思うわけでありまして、その点につきましては
○政府委員(吉久勝美君) この遺跡につきましての調査につきましては五十三年度まで継続されるわけでございますが、ただいまのところ昨年の十二月段階で調査者である長野県の教育委員会から報告が参っております。この報告及び文化庁の担当官が昨年の十一月段階で実地調査いたしましたところを総合いたしますと、この遺跡は縄文時代前期から平安時代に及ぶ集落跡でございまして、特に縄文時代の前期の集落跡はこれまでに例を見ないほどの
○政府委員(吉久勝美君) 道路工事と文化財の関係でございますが、まず史跡の指定地といたしましては、これは当然文化財保護法第八条による許可ないしは同意が必要でございます。この場合には、おおむね史跡の重要性に基づきまして路線の変更等をしていただく、あるいはその他工事方法等を文化財の保護との関係で調整をしていただくという措置をいたしておるわけでございますが、問題は、埋蔵文化財包蔵地の場合かと存じます。この
○吉久政府委員 五十年の九月に申請がございまして、五十二年九月、二年後にそのような判断をいたしたことは間違いございません。
○吉久政府委員 ただいま先生の御指摘のような趣旨につきましては私どももまことに同感であるわけでございますが、これにつきましては、すでに御答弁申し上げましたように、今回西武不動産が白金の当該地にホテルを建設するに際しまして、建設用地以外、つまり建設用地と自然教育園の間で地下水の浸透をとどめておる舗装あるいは建物一部等につきまして、積極的な撤去なり、舗装をはぐというような御協力も得るという見通しが立ちましたので
○吉久政府委員 ただいまの先生の御質問につきましては、私ども、今回の、自然教育園の隣地にホテル建設につきまして許可するかどうかというような問題に当たりましても十分検討をし、その経過を調査いたしたわけであります。本日ちょっと資料を持っておりませんでまことに恐縮でありますが、一部指定地からの解除を含めて、いろいろな論議の末、現状変更等を認めたわけであります。
○政府委員(吉久勝美君) 字体の問題につきましては戦前からの検討もございますが、特に井上委員も御承知のように、戦後におきまして当用漢字表ないしは昭和二十四年の当用漢字字体表におきまして、字体の不統一等につきましても統一をするということで、また字画のきわめて複雑なものにつきましては、点画の整理等をするということを進めてまいっておるわけでございます。で、今日におきましても、昭和四十一年に文部大臣から諮問