1947-09-25 第1回国会 衆議院 決算委員会 第12号
○受田委員 午前中政府委員にお尋ねした事柄に關係するのでありますが、政府委員の御答辯に、例の服務規定の立候補禁止規定、これでありますが、これはいかに繰返しても同樣の結論になるかと思います。あくまでも公務員は、純粹な公務に從事するという、その精神はまことに結構であるけれども、この規定がここで取上げられて影響するところは、一切の行政官は政治に關與できないということになり、關與をしないことは當然結構だと思
○受田委員 午前中政府委員にお尋ねした事柄に關係するのでありますが、政府委員の御答辯に、例の服務規定の立候補禁止規定、これでありますが、これはいかに繰返しても同樣の結論になるかと思います。あくまでも公務員は、純粹な公務に從事するという、その精神はまことに結構であるけれども、この規定がここで取上げられて影響するところは、一切の行政官は政治に關與できないということになり、關與をしないことは當然結構だと思
○受田委員 ただいまの御答辯でちよつとお伺いしたい點があるのであります。今の第百一條の政治的行為の制限のことであります。先ほど私遲れましたので、御説明を拜聽する機會がなかつたのでありますけれども専心この職務に從うということはこれは當然のことでありますが、國民に與えられた選擧權、被選擧權というようなものが、公務員であるがために制限を受けるということは實に嘆かわしい。ある一定の期間のみがそういう政治活動
○受田委員 まとめて御質問したいと思います。順を遂うてお答え願いたいと思います。 第一が、この國家公務員法に對して全般の規定がどうも拘束的な法規のような感じがする。もう少しせつきよくてきに身分を保障し、保護するような規定を設ける必要がないか。特に勞働組合の立場を十分尊重して、その意見を取上げるような規定を設ける必要がないか。一例をあげるならば、保障の條講に、八十五條に勤務條件に關する行政措置の要求
○受田委員 文部省にお尋ねいたしますが、教科書の文字が印刷の杜撰その他で誤植が多いようであります。これについては各地方から相当の聲を聞くのであります。早急の間に教科書を印刷される關係で、これはやむを得ないかとも思いますが、願わくはこの際新しい國をつくる段階として、國語生活は非常に重大性をもつておりますので國字、國語を正確にすることについては、特に御努力を願いたいと思います。
○受田委員 文部當局にお伺いいたしますが、先ほど提出された國語國字の調査機關に關する問題と、そのローマ字の問題ですが、これも相離して考えるということもどうかと思われますが、これを併せて調査研究するというような方向へ、お考えはございますまいか。これは重大な國民の國語生活に關係する問題でございますので、特にお尋ねいたします。
○受田新吉君 ただいま政府当局から、今回の関東水害につきまして詳細なる対策の御説明がありましたので、これにつきまして、私は第一議員クラブを代表いたしまして、さらにもつと具体的に、もつと眞劍に、かつもつと愛情あふれる施策を講ずべきであるという点について質問を申し上げます。 そもそも今回の水害に限らず、これまでの天災に対して、政府がとつていた対策がどうであつたか。これにつきまして、私は今までの政治史そのほかの
○受田委員 大臣に對して新日本建設國民運動の問題と關連して、五つの項目にわたつて御意見を伺いたいと思います。 第一は、新日本建設國民運動は、その要綱が閣議決定として發表されたにかかわらず、その後何ら施策が講ぜられていない。從つて國民の脳裡からは、去る六月末に發表された要綱が、何者であるかさえ、忘れ去られようとしている、これは私まことに惜しいことだと思います。實は當時發表された要綱を、私暗誦した一人
○受田新吉君 私は、本日上程せられましたところの海外同胞引揚感謝並びにその促進に関する決議案に対し、小会派を代表して全幅の賛意を表する次第であります。 あたかも本日は終戰満二周年記念日であります。この歴史的な、われわれの終世忘れがたい記念日にあたりまして、百万になんなんとするわれらの同胞が今なお海外に残留している。これらの方々に対し、速やかにその帰還を促進する決議をなすに至りますることは、まことに
○受田委員 先ほどの私の質疑の内容について政府委員の方にお答えを願いたいのでありますが、私の質問いたしましたことは、現在國立病院に舊軍人、舊軍屬關係の入院患者が療養所その他を含めてどの程度おるのか。これは醫務の方との御連絡も必要だと思いますが、その入院患者に對する有料の規定を設けるために、どれだけの豫算の差異が起るのか。これを無料としてこのまま繼續するとして、どれだけの支障があるかという點について先
○受田委員 結構です。
○受田委員 厚生大臣に續いてお尋ねいたします。ただいま中島委員の御質疑の中にありましたことについての御囘答で、なお滿足できない點についてお尋ねいたします。 ただいま中島委員から御質疑なさつたことに對して、大臣が、軍人軍屬を公務起因の傷病患者としての取扱いにする。すなわち勞働者と災害、補償保險法の適用を受けることについての御囘答で、舊軍人軍屬の公務起因の傷病患者、この者を適用もしくは準用していただくことに
○受田委員 委員長にお尋ねしますが、先般お尋ねいたしました皇宮警察と内務警察との關連事項について、御答辯を得たいのでありますが、内務省當局はお見えになつておられますか。
○受田委員 委員地洋にお願いいたします。今の文部省社會局長のおこたえでも、思うのでありますが、わが國の古物商を嚴重に取締まつて、由緒ある重要美術品等がやみに葬らないように、ぜひお取計らいの措置を願いたいと思います。
○受田委員 文部省當局に伺います。古美術品の重要美術品の保護ですが、皇室財産が財産税に取立てられて、御物などが國家の歸屬に歸したいという場合や、これに續いて、陛下の御所持品とか、御下賜品などが民間に下賜された場合、それが財産税を納めねばならぬとか、もしくは非常に没落して巷間に賣出されている。この間も明治天皇の御証文がついた御領品などを、どこやらの骨董屋に出されたということを新聞で見たのですが、こういうことが
○受田委員 五つの項目を簡單にお尋ねいたします。第一番目に文部省當局へお伺いいたしますが、宮廷文化というものが、今までヴエールのなかにとざされていた。これを民主化と同時に公開する必要はないか。たとえば、正倉院の國賽は一年一囘の蟲干のときに、きわめて特定の人に觀覽せしめられる。このようなものも、この際廣く公開して、死せる文化が活ける文化となるような措置をとるべきではないか。そのほかに皇室に關係した御物
○受田委員 まず文部省当局に御質問いたします。史跡名勝、天然記念物、國寶の保存については、それぞれ關係法規がありまするので、それで十分保存をする措置がとられておることを承知しておるまするが、あの戰災を受けて相当な損傷のあるこれらの対象に対して、實際において復興対策がいかにとられておるか。ここに網羅せられてある統計を見ましても、相当數の損害があることは、はつきりしておるのであります。一例を嚴島の鹿にとりますと