1987-08-26 第109回国会 参議院 科学技術特別委員会 第2号
○参考人(南雲道彦君) 先のことを予測するというのは非常に難しいことでございますが、私はこう考えておりました。いわゆる産業の道具として、特に発電とかエネルギーとか、そういう分野に実用化されるのはかなり後であろう。それはなぜかと申しますと、材料ができたとしても、それが確かに安全である、信頼性にたえるということを実証するためにはかなりの時間がかかる。現に金属系の超電導材料でもう小型機では実証されている超電導発電機
○参考人(南雲道彦君) 先のことを予測するというのは非常に難しいことでございますが、私はこう考えておりました。いわゆる産業の道具として、特に発電とかエネルギーとか、そういう分野に実用化されるのはかなり後であろう。それはなぜかと申しますと、材料ができたとしても、それが確かに安全である、信頼性にたえるということを実証するためにはかなりの時間がかかる。現に金属系の超電導材料でもう小型機では実証されている超電導発電機
○参考人(南雲道彦君) 企業秘密の問題でございますけれども、私どもの新しい技術といいますのは特許という形で権利化してまいります。これは二つの意味がございまして、一つは、もちろんせっかく自分たちがつくった技術は自分たちで使いたいということがございますが、もう一つは、やはり防衛的な意味がございまして、一つの技術分野でやはり徒手空拳ではいけない、やはり対等につき合うためには自分たちも何がしかの技術をちゃんと
○参考人(南雲道彦君) 新日鐵の南雲でございます。本日は、このような機会を与えていただきましてありがとうございます。 液体窒素温度あるいは常温で超電導になる材料が見つかったということで、最近いろいろバラ色の世界が描かれておりますけれども、その実用化にはまだまだ多くの課題がございます。本日は、研究開発の実態を先生方に正確に認識していただきたいということで、これからどういう研究をやらなくちゃいかぬかということをお