1997-05-28 第140回国会 衆議院 運輸委員会 第17号
○南戸説明員 車の安全対策は人、いわゆる運転をする方の安全の意識を高めていくということ、また車それ自体、そして道路、この三つをバランスよく進めていかなければいけないというふうに思っております。 道路については先生今御指摘の、将来の百四十キロというような構想などについては、やはりその速度で走るには道路も、従来の道路設計ではなくてそれに合ったような安全な道路設計が当然必要であろうというふうに思っております
○南戸説明員 車の安全対策は人、いわゆる運転をする方の安全の意識を高めていくということ、また車それ自体、そして道路、この三つをバランスよく進めていかなければいけないというふうに思っております。 道路については先生今御指摘の、将来の百四十キロというような構想などについては、やはりその速度で走るには道路も、従来の道路設計ではなくてそれに合ったような安全な道路設計が当然必要であろうというふうに思っております
○南戸説明員 現在は、昔に比べますと高速道路が非常に普及してきておる、あるいは車両が引き続いて増加しておるというような状況から、昔では必ずしも事故に結びつかなかったような、ちょっとした操作ミスでも、最近は、平均的に車間距離も短くなってきたせいもあると思いますが、事故が起こりやすい。事故になった場合、高速道路なんかでは多重事故が、昔は起こっていなかったわけですけれども、最近はやはり次第に起こるようになってきたという
○南戸説明員 お答えいたします。 キャブオーバー型のトラックとかバスというのは、運転席から見た場合、非常に大きな視野、視界が得られるということで、こういった点については安全上非常にすぐれているというふうに思います。また、特にバスの場合ですけれども、キャブオーバー型の車両の場合には、低床式なバスをつくるという意味でも、非常に有利な構造であるというふうに思っております。 しかしながら、先生から今御指摘
○説明員(南戸義博君) 低床式でございますけれども、高速バスとか観光バスというのは、先ほども先生お話しありましたように、乗客にとっては眺望がよいとか、あるいは都市内の路線バスについては高齢者等の乗降が容易だというようなことで低床運転席というのは昨今導入が進んでいるというような状況でございます。 また、安全面については、先生御指摘の問題はもちろんあるんですけれども、運転手にとって前をよく見るという意味
○説明員(南戸義博君) 平成四年の運輸技術審議会で、将来の自動車の安全性の確保のための技術方策ということについてまとめられております。それ以前におきましても、バス関係については、例えば座席ベルトの装備とか、あるいは先ほど先生もお話しありましたブレーキ関係とか、あるいは内装材の難燃化とかいろんな対策をしておりますけれども、その強度等についてもまずは非常に衝突事故が多い乗用車について優先して実施しておりますが
○説明員(南戸義博君) この八月の東名の事故は、防音壁にバスがぶつかって屋根が吹き飛ぶという非常に異例な事故でございます。この事故について、そのときの被害とどういう関係にあったのか、非常に貴重な事故として今、事故総合分析センターというのがございますけれども、そこで徹底的に調査をしていただいているところでございます。
○南戸説明員 最近、バスの連続の事故あるいはトラック等が関連した事故が起こっているわけですが、これらに対してどのような対策を実施してきたのか、またこれから実施するのかという点でございます。 まず最初にバスでございますけれども、最近のバスの事故では、乗客ももちろんでございますが、特にバスの運転手の方が亡くなるという事故が続いております。衝突時のバスの運転手の安全性の確保については、平成四年三月に運輸技術審議会
○南戸説明員 お答えさせていただきます。 理事の状況等について御指摘がございました。特にその点についてお答えさせていただきます。 JAFの設立及び発展の経緯を見ますと、自動車メーカーとかディーラー関係者が果たしてきた役割というものはやはり大きなものがございます。そういった関係で、JAFの理事に自動車ディーラー等の関係者が多いというのは、こういった経緯があるというようなことで理解しております。
○説明員(南戸義博君) 農耕用トラクターの車検の有効期間につきましては、先ほど御説明いたしました運輸技術審議会でも検討されました。その結果、車齢が十年を超えたものについては、先ほどの話と同じでございますけれども、有効期間を延長しても問題がないということで、今回の改正の際に、農耕用トラクターについても十年を超える場合には有効期間が二年となったところでございます。 しかしながら、ただいま先生が御指摘のとおり
○説明員(南戸義博君) 車検期間につきましては、運輸技術審議会におきまして最近における自動車技術の進歩等を踏まえまして専門的、技術的な検討が行われたわけでございます。 その結果、現行の自動車検査証の有効期間についてはおおむね適当ではございますけれども、車齢十一年を超える自家用乗用車については有効期間を二年とすることが適当だというような答申をいただきました。これを受けまして、車齢十一年を超える自家用乗用車等
○説明員(南戸義博君) お答えいたします。 今回の道路運送車両法の改正によりまして自動車ユーザーの保守管理責任、こういった点について明確にさせていただいたとともに、検査・整備制度の大幅な簡素化が図られたところでございます。 〔委員長退席、理事大木浩君着席〕 この見直しの実施後二カ月近くたちつつあるわけでございますが、一カ月目の段階で調査いたしましたところ、検査・整備にかかわる一般ユーザーの
○南戸説明員 お答えさせていただきます。 自動車の検査制度については道路運送車両法において規定されているところでありますが、この法律が制定された昭和二十六年以降、自動車の使用実態や自動車技術の進歩等を踏まえて適宜見直しが行われてきております。特に昭和三十年には、検査について民間能力の活用の見地から指定自動車整備事業者制度、いわゆる民間車検制度を導入するとともに、昭和四十七年には、交通事故の急増、自動車公害
○南戸説明員 まず第一点目の行政権限の強化ということでございますけれども、現在先生御指摘のような形で法規上決まった基準に基づいてメーカーが判断をし、リコール届け出をしてくるという形ではございますけれども、私ども先ほど申し上げた相当の各種の監視する情報源を持っておりまして、そういった情報で問題があるようなところは、運輸省から積極的にメーカーに対しこれをリコールすべき内容ではないかというようなことについての
○南戸説明員 最初の、今のリコール制度は安全性の確保等に十分機能しているかどうかという点でございますが、先ほど申し上げたとおり、これまで非常に安全性の確保に重要な役割を果たしてきておるというふうには考えておりますが、なお一層充実をすべき状況にあるというふうに存じております。 二点目の米国の状況についてでございます。 米国においては、先生も御指摘のように、消費者から情報を受け取って、それらの内容を
○南戸説明員 お答えいたします。 我が国におきます自動車のリコール制度は、昭和四十四年に制度が発足して以来今日まで、厳正にその運用に努めてきているところでございます。その間に国産、輸入車と合わせまして約七百五十件、台数にいたしますと約千五百六十万台のリコールを実施してきております。そして、自動車の安全性の確保に重要な役割を果たしてきていると私どもも考えております。 リコールにかかわる基準は、道路運送車両法
○南戸説明員 お答えいたします。 自動車の燃費向上対策につきましては、従来からエネルギーの使用の合理化に関する法律に基づきまして燃費目標値を設定すること等によりまして、より燃費のよい自動車の普及促進を図ってきたところでございます。しかしながら、近年の経済活動水準の高度化に伴うエネルギー需要の増大、それから大気中の二酸化炭素の濃度上昇に伴う地球温暖化問題等への関心の高まりに関連して、省エネルギーの重要性
○南戸説明員 お答えいたします。 スパイクタイヤによる粉じん問題につきましては、これまでの関係省庁、地方自治体等の取り組みにもかかわりませず問題が解決しておらず、依然厳しい状況にあると考えております。このため環境庁といたしましては、スパイクタイヤの使用禁止及び脱スパイクタイヤへの円滑な移行とその定着を図るための各種対策を盛り込んだ総合対策立法が必要であると考えまして、本年三月初めに関係省庁に環境庁案
○説明員(南戸義博君) お答えいたします。 環境庁といたしましては自動車の排出ガスについて逐次規制強化を進めてきておりますが、最近におきます大都市地域の窒素酸化物対策の緊要性にかんがみまして、本年から六十五年にかけまして、大型ディーゼル車からのNOxの大幅削減、ライトバン等軽量トラックの乗用車並みの削減等の規制強化を実施することとしております。六十四年規制の対象車種は、車両総重量二・五トンを超える
○南戸説明員 先生から北海道の調停のお話ございましたけれども、将来、路面管理等の条件が整備され、スタッドレスタイヤの使用が相当程度普及するなど社会的合意が得られた場合には、速やかに北海道におけるスパイクタイヤの販売を停止するという内容でございまして、この内容については、現実的な対応をする方向として妥当な内容と受けとめております。調停の中に含まれておりますスタッドレスタイヤの普及について、環境庁といたしましても
○南戸説明員 環境庁では、スパイクタイヤ粉じんの生態影響について、先生御指摘のとおり昭和五十九年度から取り組んでおります。小動物を使いまして長期の暴露実験を行ってきたわけでございます。現在、専門家によって実験結果の評価検討をいただいている最中でございまして、できれば本年の夏ごろまでには最終的な取りまとめが終わるよう、検討の促進をお願いしているところでございます。
○南戸説明員 ただいま先生から御説明ありました状況は、私どもも北海道等から事情を聞いてほぼ承知しておるところでございます。 このスパイクタイヤによる粉じんの問題というのは、私ども、環境上の問題としても受けとめて対応しておるところでございます。このスパイクタイヤの問題は、積雪寒冷地域の地域ごとの地形とか、積雪、凍結などの気象状況及び交通実態を踏まえて、道路環境の整備、スタッドレスタイヤの性能向上等幅広
○南戸説明員 七月から生産されるわけでございますので、市場には七月から順次出回るものと思われます。また現在の車についてどうかということでございますが、タクシーの使用期間ということを考えますと、非常に短い期間で代替して知るわけでございます。そういったことから、こういった車が早期に代替されることを期待しております。 それから、使用過程車についてこういう対策を実施することができるのかどうかという御質問でございましたが
○南戸説明員 環境庁は昨年十一月、社団法人日本自動車工業会に対しまして、LPG乗用車について排出ガス対策上適切な配慮を要する車種のあることが明らかになりましたことから、大気汚染防止を最大に配意した排出ガス低減対策の実施を要請いたしました。これに対しまして関係自動車メーカーにおきましては、指摘のLPG乗用車に関しまして、本年七月以降生産される車について、高速領域においても低速領域と同様の対策により一層
○南戸説明員 お答えいたします。 沿道を中心とする大都市の大気汚染を解決することは極めて重要な課題と考えております。このため、環境庁としましては、自動車の排出ガスについて乗用車の五十三年度規制、ディーゼルトラック、バスの五十八年規制等、これまで規制強化を逐次行ってきたところであります。さらに本年一月、大型ディーゼル車等からの窒素酸化物を大幅に削減する規制の強化を行ったところであります。さらに中央公害対策審議会