○千葉(皓)政府委員 この事件について私どもの承知しておることは、大体ただいま大臣からお話がございました通りでございますが、大臣が申し上げましたように、この事実につきましては確認の手段がございませんが、外務省といたしましても、いろいろそういうことについて知っていそうな人たちに当ってみたのでありますけれども、ただいま問題の方の申し立てられたことを確認することができないのでございまして、これはしかしさらにもう
○千葉(皓)政府委員 どれが有力かということはちょっと推測いたしかねるのでございますが、最後に申しました、個人に対して一万ドルを限度とする案というのは、米国政府当局が支持しております案で、比較的可能性が大ではないかと思っております。しかしながら、これが通れば全面返還案が通る見込みがなくなるということで、これに対する反対も非常に強いと聞いております。
○千葉(皓)政府委員 お答え申し上げます。アメリカの国会における審議につきましては、ダークセン法案につきまして当該の委員会の決議は確かあったようでございますが、上院におきましても、下院におきましても、その院の院議としてきまったということは、まだないようでございます。先ほどもちょっと申し上げましたけれども、これには、ことにドイツ関係におきましては、数億ドルにわたるドイツの大きな財閥系の資産が抑留されておる
○千葉(皓)政府委員 ダークセン法案等につきまして、お答え申し上げます。ただいまお話しのアメリカの上院において審議中でありますところのダークセン法案は、戦争中にアメリカにおいて敵産管理に付せられました日本及びドイツ人の財産につきまして、これを旧所有者に、それが法人であると、個人である場合とを問わず、全面的に返還しようという法案でございます。御存じのように、わが国は、講和条約によりまして、アメリカにあります
○政府委員(千葉皓君) これはまあ仮定の問題について想像するわけでございますが、はっきりしたことを申されませんが、都留教授に発せられました喚問状を見ますと、これに応じなければ所定の処罰をするということが書いてございますので、そういう処罰を受けられることになったのではないかと思います。ただ実際問題として直ちに何かそういう手続の執行が行われるかどうかということは、ちょっと私も前例をよく存じませんので、想像
○千葉(皓)政府委員 その後終戦後におきまして、都留教授は当時米軍司令部に勤務しておられたようでありますが、その時分における同人の活動についても質問が行われたようであります。
○千葉(皓)政府委員 お答え申し上げます。この事件につきましては、在米大使館からその後報告が参っておりまして、その報告によりますと、都留教授は、先月の十六日に米国上院司法委員会国内治安小委員会に出頭するよう喚問状による出頭命令を受けまして、二十六日、二十七日の両日事項して証言をいたしたのでありすが、委員会側の質問は、主として都留教授がかつてアメリカに留学していた時代から始まりましたアメリカ人とのいろいろな
○政府委員(千葉皓君) お答え申し上げます。この港湾荷役業務関係の処理に当っております特別の小委員会は、その日本側の議長は、契約調停委員会の委員長をしております新納という方でございまして、あとは調達庁の調停官である菊池氏、労働省職業安定局雇用安定課長であるところの松木氏、さらに運輸省港湾局の港政管理官である見坊氏、さらにいま一名労働省の代表がメンバーになっております。
○政府委員(千葉皓君) ただいま私御報告申しましたのは誤まりでございまして、軍貨物の処理問題につきまして、そのための特別の分科委員会ができておりまして、これはわが方といたしましては、運輸省の方々が中心になって構成されております。
○政府委員(千葉皓君) お答え申し上げます。同合委員会の各機関といたしまして、調達調整委員会というのがございまして、調達関係の意見の対立とか紛議がありましたときに、そこで協議して解決することになっております。
○政府委員(千葉皓君) お答え申し上げます。この事案は、刑事裁判管轄権にかかわる非常に技術的な問題が含まれております。初めからこれは分科委員会で討議することが適当と考えまして、そういうふうにいたして参っております。
○政府委員(千葉皓君) お答え申し上げます。外務省といたしましては、この問題を合同委員会に移しまして、裁判管轄権分科委員会の開催を要求いたしておりましたところ、先ほど御報告ございましたように、本日いよいよそれにかけることに先方の同意が得られました。これはもちろん私どもといたしましては、その分科委員会で解決がつくものと考えております。そういうことはないと存じますが、もしそこで話がつかなければ、合同委員会
○千葉政府委員 お答え申し上げます。ガリオア債務の処理問題は、一昨昨年来話がとだえております。政府といたしましては、いろいろ対外債務、対外支払いを要する関係が多いものでございますから慎重を期している次第でございます。
○千葉政府委員 最初の二十三件のうち解決見込みがありそうな二つの演習地につきましては、私今ちょっと名前を覚えておりませんので、後ほど御報告申し上げたいと存じますが、先般新聞などに報道が出ました新規提供の七施設は、先ほど私が合同委員会にかかっております諸件について御説明申し上げた中にもちょっと触れたわけでございますが、主として施設代替計画に基く代替施設として提供するものでございます。具体的に申し上げますか
○千葉政府委員 お答え申し上げます。合同委員会におきまして何回ぐらいこれらの問題を取り上げて協議したかということについては、これは施設関係につきましては施設関係を特に担当いたしております施設分科委員会というのがございまして、そこで大体二週間に一回ずつやっておりまして、この個々の件につきまして何回やったかということは、私今直ちにお答え申し上げられませんが、岡崎・ラスク交換書簡によります二十数件のものにつきましては
○千葉政府委員 お答え申し上げます。日米合同委員会の本会議は隔週一回ずつ開かれまして、そのほかに種々の分科委員会がございまして、その分科委員会もそれぞれ定期に開かれておりますが、ちょっと御参考までに、昨年の四月以降解決をいたしましたおもな事項、それからなお懸案になっておりますおもな事項に分けまして、項目を御説明申し上げたいと存じます。それもいろいろ種類がございますので、施設関係、労務関係、調達関係、
○千葉政府委員 駐留軍施設の維持そのものはわが方でやりますけれども、駐留軍の施設の管理、その他駐留軍そのものの維持に要する諸経費に充当されておるわけでございます。その詳細は資料がございますので、もしお入り用ならば後に提出させていただきたいと思います。
○千葉説明員 政府といたしまして一たん軍側ときめました制裁規程についてその実施を延期してもらうとか、あるいはその実行を停止してもらうということは考えておりません。しかしこの制裁規程は、どこまでもその基本になるべき基本契約の精神に、よってその適用が制約さるべきものであり、先ほど申しました新基本契約に盛られるべき共同管理の原則が、幸いにして軍側によって承認されるならば、組合の方で心配しておる問題は解消するわけでありまして
○千葉説明員 その点は調達庁当局にお聞き願いたいと存じます。私どもとしましては、組合との連絡もとっており、さらに今度きめました制裁規程も、従来三年にわたってばらばらにやっておったものをただ整理統一しただけでありまして、従来以上に別に労務者の負担を過重し、あるいは労務者に対してきつくなるものではない、そういう説明を聞いて了承しておったのでありますが、軍側から、六月一日までにまとめなければ一方的にやるというような
○千葉説明員 ただいまお話のありましたように、本件は直接には調達庁の所管に属することでございまして、問題になっております制裁規程につきまして米国側と合意をいたしたのも調達庁側でありますが、私ども外務省におります者といたしましては、駐留軍とわが政府との関係、あるいは駐留軍とわが民間との関係、さらにひいては日米関係の全般から申しまして、この問題に非常に深い関心を持ちまして経過を見ておつたわけであります。
○千葉説明員 ただいま森島委員より御指摘の通り、ソ連側からの回答は最近までなかったわけでありますが、去る七月十八日、ニューヨークにおきまして、加瀬国連大使に対しまして、日本側の申し入れに対する回答として、七月十六日モスクワにおきまして、ソ連の最高会議において採択されました要望の英文のものが手交されまして、これを日本の国会に伝達するようにということでございまして、ただいま衆議院並びに参議院の事務局に送達手続中
○千葉政府委員 お答え申し上げます。ただいま申し上げましたように、米軍は現実に守山の施設でもっては収容し切れないのだと言っているわけであります。しかし近いうちに収容できるようになるから、その暁には返すということでありまして、私はこの間参考人の方の話も伺っているわけでありますけれども、米軍がそう言います以上、これはしばらく時期を見るというよりか仕方がないのではないかと考えております、
○千葉政府委員 私といたしましては、別に向うが新しい理由を探してきて事をかまえてきているというふうには感じておりません。事実三年前の空軍の計画と今日の空軍の事情とそこに幾分開きがあるとしても、私どもとしてはそれに立ち入ってそうであるとかないとかいう批判をすることは困難であります。先日ピアス参謀長に私が会いましたときには、現に名古屋ホテルに住まっておる人たちの数が減っておるではないか、あるいはいろいろな
○千葉政府委員 ただいま森下政務次官から申し上げました通りに、東京第一ホテルにつきましては八月一ぱいに返還できる見通しであります。なおただいま委員長が仰せられました中で補償問題、損失補償金並びに収用期間について、まだ当事者が不服の申し立てを行なっているということでございますが、この損失補償金額の問題につきましては調達庁とホテル側との間に話がつきまして、現在ホテル側の不服の申し立ては取り下げておるというふうに
○千葉政府委員 ただいま大石不動産部長から御説明がありましたように、政府といたしましては三カ年という約束を地元にしておるわけでございます。その後米軍のこの試射場を使用する必要は依然として認められますので、政府といたしまして、三年はもう経過いたしましたけれども、さらに引き続き使用方を地元と交渉いたしておる次第でございます。
○千葉政府委員 外務省におきまして、この問題について当時の局長から何ら引き継ぎは後任者の方にございません。ただ、当時河北漁川の干拓について地元から伊関局長に申し出があったということは聞いておりますが、それについてどういう話し合いがあったかということについては聞いておりません。
○千葉政府委員 お答え申し上げます。米軍との間のいろいろな問題について、彼我の間でせっかく話し合いをいたしましても、なかなか初め予定した通りにいかないというような事例は他にないこともございませんが、こういうことにつきましては、お互いに話し合いをつけまして、時間が多少かかるのはやむを得ないと思いますが、努力をいたしておるわけであります。直接には、たとえば施設の問題でありますと調達庁の方でおやりになる。
○千葉政府委員 名古屋におけるいろいろな施設を返還することが、名古屋の今後の発展のために非常に重要であることは、私ども十分知っております。ただ先ほど米軍に誠意がないというお話がございました。私は別に米軍の弁解をするつもりはありませんけれども、私は米軍に誠意がないというふうにまだ断ずるわけに参らないと思うのであります。お話の通り主張すべきをもっと強く主張する、その点において私ども幾分欠けておったという
○千葉政府委員 当委員会の御決議につきましては、先般通報を受けまして、これが処置につきましては、先ほど調達庁の不動産部長からお話がございましたように、相談いたしまして、これを合同委員会の不動産特別委員会で、先方に申し出るということが最も適当であるということに一致いたしまして、調達庁にそういうふうに取り計らっていただくようにお願いをいたしておるのであります。さらに名古屋の観光ホテルの問題につきましては
○政府委員(千葉皓君) お答え申し上げます。先ほど申し上げましたように今労働省でせっかく事案の現実的の解決についていろいろ努力しておりますので、私の方もそれに御援助いたしたいと考えております。
○政府委員(千葉皓君) 外務省といたしましてはやはり裁判管轄権の問題については二つの異なる裁判所の見解が現われておりますので、これについて所見を述べることを控えたいと思います。当面の問題について現実的な解決ができれば私はそれは最も望ましいところであると考えるのでありまして、労働省とも連絡しまして、そのように話を進めていくつもりであります。
○政府委員(千葉皓君) お答え申し上げます、最近その囲者が集まって裁判管轄権の問題について協議したということはございません。
○政府委員(千葉皓君) 労働委員会がすみやかに開かれまして所望の処理ができますように、この上とも努力いたしたいと思います。
○政府委員(千葉皓君) 労働三法による保護を駐留軍労務者に十分与えるということは、これはもう政府として当然なさなければならないことであり、現に合同委員会を通じまして個々のケースにつきまして紛争処理の機関を、組織を作るべく米側と話し合い中でありますが、合同委員会におきます労働委員会におきまして、その問題を近く取り上げて具体的に話を進めることになっております。
○千葉政府委員 今回の実験につきましては、昨日アメリカの原子力委員会の公表にありました通り、その実験の区域は先ほど申しましたように、前回の区域と大体同じ位置になるのでありますが、東経百五十八度、北緯十八度三十分、東経百七十二度、北緯十八度三十分、東経百七十二度、北緯十一度三十分、東経百六十六度十六分、北緯十一度三十分、東経百六十六度十六分、北緯十度十五分、東経百五十八度、北緯十度十五分、ただいま申し
○千葉政府委員 国会の禁止決議につきましては、二月の中旬に……(穗積委員「幾日ですか」と呼ぶ)それはここにちょっとそれぞれ何月何日ということについて資料を持ち合せておりませんので、申し上げられませんが、米国、英国それからソ連に対して、さらにまた国連に対しまして、衆参両議院の決議を伝達いたし、同時にこの国民的な要望の達成について、相手側の真剣なる考慮を要請するという趣旨の申し入れをいたしました。その申
○千葉政府委員 一月十二日に米国の原子力委員会から、この春を期して原爆の実験をするという公表がございまして、政府におきましてはそのことを重大視いたしまして、その直後に米国側に対して、前広にその危険区域並びに実験の時期を通告するようにということと、さらに危険予防については万全の処置を講ずるように、さらにその実験によって生ずべき損害については、十分なる補償を行うべきことについて、米国政府に申し入れをいたした
○千葉政府委員 前広に通告をしてくれるようにと申し入れしたわけでありまして、そういう申し入れがあることを期待いたしております。
○千葉政府委員 たしか昨年末であったと思いますけれども、一たんこの春のそういう一連の実験をするという意味の先方の公表がありました。そのことはそのことでありますが、その後そのことにつきまして、事前通告その他を要請する申し入れをいたしました。その申し入れに対しては、まだ回答がないわけです。
○千葉政府委員 先ほどそういう解決のめどをせっかくいろいろ考え中であると申し上げたつもりでありました。今のところ実を申しますと、まだはっきりとどうしたらいいという成案を得ておりません。ただ軍側におきましても、従来太田市並びに太田市民からキャンプに対して与えられた協力に対しては、非常に感謝をしておるわけであります。太田市または市民がいろいろな不自由を忍んできた。そうして軍への水の供給を潤沢にしてくれたということは
○千葉政府委員 私、実はまだ調停を依頼されておるというふうには考えておりません。軍側からは給水制限をされて困っておる、従って自分の力がある程度準備をするまで、従来通り水を供給してもらうように、市の方に話してもらいたいという申し出がありました。一方市の方からは、どういうわけで市の計画に軍側が協力してもらえないのか、その点もう少し軍側に当ってもらいたい。こういう話でございまして、私はなるべく両方の話が合
○千葉政府委員 簡単に申し上げます。太田市の市の地域に米軍のキャンプがございまして、従来ともそのキャンプで利用いたします水を太田市の水道から供給を仰いでおったのであります。幸いに前はその水で十分であったのでありますが、だんだんキャンプが大きくなると同時に、市の方も発展をいたすというような関係で、最近では全体として相当の水の不足を来たしておるという状況でございます。このことはもうすでに昨年の夏ごろからその
○千葉政府委員 取締りについて、先方の考え方とわが方と御指摘のような食い違いはないと考えます。先ほど申しました先方の取締り規則は、もちろん先方の搭乗員の安全とか、飛行自体の安全を考慮しておるでありましょうが、これは密集地域の上空における特別なる取締り規則だそうであります。これの主たる目的は、そういう事故によって下におる人民あるいは人民の財産に対する被害を予防するというものであると考えております。
○千葉政府委員 事故防止が日米関係に非常に重要であるという点を指摘いたしまして、今後そういうことが繰り返されないように、厳重な処置を申し入れた次第であります。それに対しまして、先般は、まだ今回の事故の原因についてはつまびらかでない、しかしながら米軍におきましては、密集地域の上空における訓練あるいは飛行については非常に厳重なる規則がある、おそらく何か不可避な原因に基くものであると思われるが、今せっかく
○千葉政府委員 米軍の飛行機の墜落による事故につきましては、かねてから米軍側に申し入れをいたしておりました。今回の一件に関連いたしましても、その原因、今後の事故の防止について、先週米軍側に申し入れをいたしました。官房副長官から私に直接お話がございまして、そういう抗議ということではなくて、私そのお話のありましたときには、すでにそのことについて米軍側にきつい申し入れをいたしておりましたので、まあそれでよかろうというお