1970-06-18 第63回国会 参議院 公害対策特別委員会 閉会後第1号
○参考人(千種達夫君) どうも、質問以外の問題が次々に出てきますので、何を申し上げていいかわかりませんが、先ほどの御質問の点につきましては、そういう確約書など将来のことですから、これは私が述べるべき筋合いのものじゃないと思いますけれども、何もそういう確約書なんかなくてもよろしいと思います。ただ、しかし、誠実にあっせんに応じるという姿勢がない限りは、何の権力も持たないあっせん委員会にはあっせんできませんから
○参考人(千種達夫君) どうも、質問以外の問題が次々に出てきますので、何を申し上げていいかわかりませんが、先ほどの御質問の点につきましては、そういう確約書など将来のことですから、これは私が述べるべき筋合いのものじゃないと思いますけれども、何もそういう確約書なんかなくてもよろしいと思います。ただ、しかし、誠実にあっせんに応じるという姿勢がない限りは、何の権力も持たないあっせん委員会にはあっせんできませんから
○参考人(千種達夫君) この文書は、私も見せてもらいましたけれども、私どもの受け取りました感じは、厚生省側もそうでありますし、私どももこれによって仲裁裁定のようなものを承諾しておるものだというふうには受け取りませんでした。そしてまた、実際の場合におきましても、もしその一方が出しました案に対しましても、それには従うことはできませんということを申しましたならば、このあっせんというものは全然できるものではありません
○参考人(千種達夫君) 先ほどからおっしゃいましたことはごもっともな点が多いと思います。ただ、まあ、あっせんを依頼したといいますのは、これは契約書の中にもありますように、決して無条件で依頼しているわけではございません。それは解決に至るまでの過程で委員会が現地の水俣の患者を十分調査して、当事者双方からよく事情を聞いて、また、双方の意見を調整しながら論議を尽くした上で、示す結論には従うからよろしくお願いするという
○千種参考人 いま細川病院長などのお話がございましたが、細川病院長には、委員会の笠松先生、これは東大の教授でございます。その方がまづ先に四国までおいでになりまして、その方からつぶさに経過はお聞きになって帰ってきております。 それから熊本のお医者さん、学者ですね、その方からも、これはわれわれ三人が一緒になりまして詳しく経過を聞いております。 それから水俣におきましてリハビリテーションや、そのほかいろいろ
○千種参考人 先ほど宇井参考人からお話がありましたが、私のほうから十分説明しなかったためにそういう御意見が出たのだろうと思います。すなわち処理委員会は患者から水俣市役所の三階で一人十分だけ意見を聞いたにすぎないというようなことを述べられておるのでありますが、それはおそらく第一回の現地調査、すなわち四十四年の六月二十七日から九日の際の意見聴取のことをお話しになったのではないかと思っております。しかし、
○千種参考人 それでは、水俣病補償処理案作成に至りました経過と要領を申し上げることにいたします。 これはいままでもう新聞でしばしば発表されたことではございますが、新日本窒素肥料株式会社と水俣病患者家庭互助会との間に昭和三十四年十二月二十九日、不知火海漁業紛争調停委員会の示した調停案を受諾しまして、円満に解決して、同月三十日両者間に水俣病に関する補償問題についての契約書が一応取りかわされまして、互助会員
○参考人(千種達夫君) これは裁判所によつて実は取扱がきまつておらないのでございまして、まだ十分の統一ができていないためでございます。許したほうの事件は、これは東京の家庭裁判所であつたかと存じます。それから許さないほうの事件は、地方の家庭裁判所でございましたので、こういうものはおいおい慣例が統一されて来ますというと、同じように行くことになるかと思つております。
○参考人(千種達夫君) この問題は国語の問題と、それから法律上の問題と両方ございますが、国語のほうの立場からはいろいろ多くのかたがお述べ下さるだろうと思いますので、私は法律上の立場から、特にこの戸籍法というものの立場から、少し意見を述べさせて頂きたいと考えております。 それには現在家庭裁判所に名の変更とか、氏の変更等を求めて来ている例がたくさんございますので、その実情を申上げますことのほうが、或いは