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33件の議事録が該当しました。

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1947-08-11 第1回国会 衆議院 議院運営委員会司法委員会連合審査会 第2号

北浦委員 刑法という實體法があつて、刑訴という手續はありまするが、刑法はあなた方御承知の通れ、きわめて具體的である。惡いことをした者は監獄に入れる、人を殺した、傷害した、人の名譽を毀損した、なるほど具體的事實を列記してある。しかも十二條と同じような條文刑事訴訟法にも置いておる。そうするとあなた方のおつしやることは、まつたく刑法なり、刑事訴訟法の論理と相反するものであつて茫漠と書いておいて、そうして

北浦圭太郎

1947-08-11 第1回国会 衆議院 議院運営委員会司法委員会連合審査会 第2号

北浦委員 私もこの第十二條と牽連して考えております。これは御承知通りにいわゆる便宜主義で、刑事訴訟法においても、檢事が起訴するかしないかを情状によつてきめる同じ規定があります。この規定を置いておるから、第二條茫漠として規定しておくという理由には相ならぬ。制限列擧主義をきちつと置いておる。そうしてなお情状によつて、哀れと思うときは訴追しない、これが便宜主義である。あなたが今おつしやつたように「著

北浦圭太郎

1947-08-11 第1回国会 衆議院 議院運営委員会司法委員会連合審査会 第2号

北浦委員 第二條からお伺いするのですが、裁判官彈劾法案を通覧いたしてみますると、第二條實體法で、その他の條項は全部手續法になつておるように私は考えております。この第二條實體法——實體法と申しますと、御承知通り民法、商法、刑法のように、もう少しく輪郭を明らかに書なければ、實體法の態をなさない。これを見ますると、聖徳太子の憲法を讀んでおるようなものである。道徳的で、法律的のことがはなはだ少い。殊

北浦圭太郎

1947-08-09 第1回国会 衆議院 司法委員会 第17号

北浦委員 なるべく早く改正なさるように希望しておきます。  それから法律民衆化ということをやかましく言われるのでありまするし、現に片山君なんかは選擧前法律民衆化をわれわれの手においてやるのだということを本にも書いておられるし、演説もしておられる。私もこれは贊成だ。ところがこの改正案を讀んでみますと、どうしてどうしてやはりその專門家でもわからないような文字をそのまま使つてあります。たとえば心身喪失

北浦圭太郎

1947-08-09 第1回国会 衆議院 司法委員会 第17号

北浦委員 國籍法日本人とは何ぞやということなんかに必要であるかもわかりませんが、法令を至急改正なさらぬというと、婚姻年齡であるとか、あるいは婚姻條件であるとか、その設立要件ことごとく違つておるのでありまするから、いわゆる國際私法というようなものは、今日間に合わぬやつがたくさんある。この點お氣づきあつて、少くともこの民法改正と同時に提出さるべきものであると、私は考えているのでありまするが、大體いつごろから

北浦圭太郎

1947-08-08 第1回国会 衆議院 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第7号

北浦委員 よくわかりました。そこで、はなはだお手數で恐縮でありますが、これもまた國家のためでありますから、あなたのそういう詳細の報告書——世耕君の手許に行つておるものは世耕君が提出いたしましようから、それ以外のものを、はなはでお手數で恐縮でありますが、當委員會委員長手許へお出し願えれば結構であると思います。

北浦圭太郎

1947-08-08 第1回国会 衆議院 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第7号

北浦委員 濱田さんは世耕君から假摘發書八通を塚崎氏とともにもらつておられるが、濱田さんはこの八通の摘發書を實際どういうふうに活用なさつたか。そして活用の結果はたして世耕君の指令のように物があつたか。もう一つは、それから判斷いたしまして、あなたの主觀的判斷で結構ですから、世耕君が言うごとく五百億という莫大な物が今でもあり得ると信用なさるかどうか。これだけお伺いいたします。

北浦圭太郎

1947-08-07 第1回国会 衆議院 司法委員会 第15号

北浦委員 私は何もこれを非親告罪にしなければいかぬとは申さないのであります。名譽毀損は親告罪であることは當然で、普遍の原理である。私の殊にお伺いいたしますのは、一體内閣總理大臣天皇意思いかんにかかわらず告訴するのだといえば、本質的にそれは親告罪ではないではないか、こう私は解するが、その點はどうですか。

北浦圭太郎

1947-08-07 第1回国会 衆議院 司法委員会 第15号

北浦委員 そういう御説明でありますと、私はここに三つの矛盾を感じます。第一は告訴のできないような權利をなぜ與えるか、オール・イズ・ヴアニテイー、空權、そういう天皇は多分告訴あそばさないであろうというようなことを豫想しながら立法するということは、當局者としては非常な間違いである。これが第一。第二は天皇の御意思いかんにかかわらず、内閣總理大臣告訴する。それでは親告罪ではない。親告罪というのは、司法權

北浦圭太郎

1947-08-07 第1回国会 衆議院 司法委員会 第15号

北浦委員 その條文關係するので一言……この告訴ということと告發ということとは、刑事訴訟法上明確なる觀念の相違があることは申すまでもない。そこでここで告訴をなすことのできる者は内閣總理大臣である、こうなると刑事訴訟觀念と非常に矛盾することに相なるが、この點の御所見をます伺います。

北浦圭太郎

1947-08-06 第1回国会 衆議院 司法委員会 第14号

北浦委員 どうも私の意見があなたに徹底しないが、私もこの百五條と二百四十四條竝びに二百五十七條は、同一の精神でつくられておるということを、初めから言つておるのです。同じ精神からでき上つておる立法である。しかるに、百五條けいらつて——はなはだ失禮であるかもわかりませんが思いつきとは申しませんが、これは要らぬ。そして同じ精神ででき上がつておる二百四十四條、二百五十七條をそのままにおいておくということは

北浦圭太郎

1947-08-06 第1回国会 衆議院 司法委員会 第14号

北浦委員 罰せずという言葉犯罪成立、不成立かということは、もう議論が盡きておるのであります。佐瀬君と佐藤君との間に論議が交されたことは十分聴いておるが、そういう問題でなく、私のただいま問わんとするところは、この二百四十四上なり、三百五十七條は改正されていないのでないかと思う。なるほど家族と書いてあるが、これは改正ではない。家族民法上なくなるのだ。そのままではないか。それはなぜか。いわゆる日本

北浦圭太郎

1947-08-06 第1回国会 衆議院 司法委員会 第14号

北浦委員 この條文に牽連して……。私はこの條文を削除すべからずという理由は、親族関係でやむを得ないというそういう生温かい考えをもつて主張するのじやないのです。これは古い論語か孟子かであつたと思いますが、「父は子のために隠し、子は父のために隠す。直きことその中に在り」正しいのだ。親が子のために匿す、子は親のために匿す、これが正しいのだ、やむを得ないのじやないか、それがほんとうの道なんだ。これがわれわれ

北浦圭太郎

1947-08-06 第1回国会 衆議院 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第6号

北浦委員 異議はありませんが、もう一人石田君の言われた關口、この人を特に強く申請します。理由石田君は再々この水あめ事件と各政黨という言葉を使われました。民主政治はどうしても政黨政治でなければならぬ場合に、こういうことを積んでおくことはよろしくない。そこではたしてそういう關係があるか否かということを石田君の御主張通りによく調べてみたい。そこで關口某という人もその中に加えていただきたい。

北浦圭太郎

1947-08-02 第1回国会 衆議院 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第4号

北浦委員 よくわかつておりますが、官僚が妨害した、官吏がいけないのだというその事實、いけないからこれを告發する、そんな權限はここには少しもない。そういう事實を不正な事實なんだ、間違つた事實なんだと言うて調査すること、それ自體がよほど考えなければいかぬ。こう私は申し上げる。衆議院の調査會が行つて摘發するとは毛頭考えておりません。あなたの御意見通り。そういう官僚々々と言うてせられることもよく考えなければいかぬ

北浦圭太郎

1947-08-02 第1回国会 衆議院 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第4号

北浦委員 私はなるべくなら、こういうことは默つておりたいと思うのでありますが、先ほどから盛んに論議せられまするから、本調査會委員の一人として、これはよほど愼重にやらなければならぬという根據をひとつお聽き願いたい。と申しまするのは、世耕君もそう言うし、先ほどわが黨の同僚も警察が新憲法下ではできないのだと言つてじやまする。じやまするじやますると言われますが、これは私の信念でございますが、舊憲法下吉田内閣當事

北浦圭太郎

1947-08-01 第1回国会 衆議院 司法委員会 第10号

北浦委員 ただいまの御質問中、刑罰種類ということに觸れられておられましたが、私多年こういうことを考えているのです。旧刑法時代にありました徒刑、これは大分大問題でございますから、次官におかれては司法大臣の鈴木君ともよく御相談願つてなるべく一つ實行に移していただきたい。と申しまするのは、どうも近來日本、特に私の郷里の近畿地方には犯罪が非常に多い。東京にも多い。これは人口問題とからみついて自然に犯罪が多

北浦圭太郎

1947-07-31 第1回国会 衆議院 司法委員会 第9号

北浦委員 委員會の方で特別の別案が出れば、あなたの方で別の對策をとるという意味はよくわかりました。そこでもう一つお伺いするのでありまするが、一體民主主義民主主義と仰しやいまするが、英國りつぱな民主主義、ロシヤもしかり、アメリカしかり、英國の王様に對しては不敬罪というのが現にあるのです。日本でそれをつくつたからといつて日本は非民主主義だ、海外諸國、連合國がこれに對して注目する。さようなことは道理

北浦圭太郎

1947-07-31 第1回国会 衆議院 司法委員会 第9号

北浦委員 天皇國民であるということは私は初めから申上げている。特別の地位を認めるかどうか。認める。認めて、何がゆえにそれを特別の保護をしないのか。認めた以上は特別の保護をしなければならぬ。一體諸外國において、キングだの、あるいはエムペラー、あるかないか知りませんが、とにかく日本天皇、あるいはオランダの王、昔から王あり、皇帝あるところに不敬罪のなかつた國が一つでもありますか。そういうものはない。

北浦圭太郎

1947-07-31 第1回国会 衆議院 司法委員会 第9号

北浦委員 私はきわめて簡單でありますが、先ほどどなたか仰しやつた不敬罪を止すということは私も大反對である。そこでお伺いいたすのでありますが、ただいま政府委員は、「すべて國民は、法に下に平等であつて、」この規定のためにいかんともすることができないのだというような趣旨の御答辯でありましたが、この「すべて國民」という文字の中には、これはいかにも天皇國民の中に包含せられておられます。しかしながら、また別個

北浦圭太郎

1947-07-30 第1回国会 衆議院 司法委員会 第8号

北浦委員 民法の原則は政府委員説明のごとく、もとより主張者に擧證の權利はあるのであります。昨日ちよつとこの席で承つておりますると、立證責任が困難であるにしろ、あるというようなことを盛んに議論いたしておられましたが、私はそんなものは問題じやないと思うのであります。要するにこの憲法全般にわたつて精神は、公共の福祉に反しない限り最大尊重を要する、かようになつておりますので、私はそう考えておる。そこで

北浦圭太郎

1947-07-30 第1回国会 衆議院 司法委員会 第8号

北浦委員 昨日それを私は拜聽いたしておりましたが、實は十七條は憲法第十三條の基本的人權から流れて出ておる條文であることは御承知通りでありまして、國民は、個人として尊重さるべきだ。生命、自由、幸福追求に對する國民權利については、立法その他の國法の上で最大尊重を必要とする。こう書いてある。そういたしますると、ただいま政府委員のおつしやつた、國家財政に影響を及ぼす。及ぼしても毛頭差支えない。不法行為

北浦圭太郎

1947-07-30 第1回国会 衆議院 司法委員会 第8号

北浦委員 私はこの賠償法について、政府委員の方にお伺いしたいのであります。實ははなはだ申しにくくて濟まぬわけですが、昨日初めて此處に出ましたところが、盛んに立證轉責任の換というところについて論議されておつたのであります。私はこの憲法で、 主張者立證責任あり、こう解しておりますので、そこでお伺いするのでありまするが、政府委員といたしましては、國家立證責任ありということに修正されました場合においては

北浦圭太郎

1947-07-30 第1回国会 衆議院 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第3号

北浦委員 片山首相は今囘の選擧以前に、所有權には義務があるのだ、昔のごとく不可侵ではないのだ、かようなことを選權スローガンとして、書物にも出され演説もなさつたのでありまするが、正式のルートに乘つていないものであるならば、所有權というものは非常に疑問がある。片山首相みずからの信念によると、所有權にさえ義務があり、社會公共のためにはどしどしこれを集めて憐れな人々に分けるのだと言うておられ、現に書物にも

北浦圭太郎

1947-07-30 第1回国会 衆議院 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第3号

北浦委員 實はこれを根本的に明かにしませんと、正當にもつている人、それから不正にもつている人——私は誰とは申しません、世耕さんとは決して申しませんが、これを從來盛んにやつておる。そこでただいま片山首相の現内閣では、正式のルートにのつておらないものと言われる。これで結構です。私もさように思つておる。そこでさようなものについて、われわれ委員會においてもどしどし調査いたしまするが、現内閣においても、これは

北浦圭太郎

1947-07-28 第1回国会 衆議院 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第2号

北浦委員 まことに司法大臣のお言葉のごとく、きわめてごもつともであつて閣僚なんかに何の關係もないことはよくわかりました。  もう一點ですが、今司法大臣は御答辯中に代議士のある者が閣僚關係なしとせずと言うたと言われた。これはもう明らかに司法大臣が何と言われようと世耕弘一氏を指しておられることは、これも法律家である司法大臣承知通り、名前を指さなくとも具體的に人をして認識せしむるに足る言葉は、すなわつこれ

北浦圭太郎

1947-07-28 第1回国会 衆議院 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第2号

北浦委員 ただいま司法大臣の御答辯中に、原川某という者が收賄罪公判にかかつておるというようなことがありました。そうするとこれは公務員に違いないが、何省の公務員であるか。司法大臣は今公判中であるから名を言わないのを適當とすると言われた。なるほど道徳的にはそうであるかもわからぬが、法律家である司法大臣の御承知通り、裁判所は公開であり、すでに公判中であるといたしますと、世にあまねく發表されておる事件

北浦圭太郎

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