1995-02-21 第132回国会 衆議院 科学技術委員会 第3号
○前田参考人 ただいまの御質問でございますが、まず最初にFTAについて簡単に御説明をいたしたいと思います。 FTAというのは、御承知のように、日本語では不具合要因解析というふうに訳しておりますが、一種の消去法でございます。つまり、一つの、今回で申しますと、例えばアポジエンジンの出力が十分に出なかった、約十分の一の出力しか出なかったというふうなことが起こるとすれば、その原因はどういうことであろうかということで
○前田参考人 ただいまの御質問でございますが、まず最初にFTAについて簡単に御説明をいたしたいと思います。 FTAというのは、御承知のように、日本語では不具合要因解析というふうに訳しておりますが、一種の消去法でございます。つまり、一つの、今回で申しますと、例えばアポジエンジンの出力が十分に出なかった、約十分の一の出力しか出なかったというふうなことが起こるとすれば、その原因はどういうことであろうかということで
○前田参考人 ただいまの御指摘は、私も大変同感するところがたくさんございます。 例えば今回の調査にいたしましても、先ほど申しましたように、今回の不具合の現象は、ばねが我々が予測しないような横ずれを起こしたということ、それから、仮に横ずれを起こしたといたしましても、摩擦係数が小さければ恐らく今回のような事故にはならなかったろうということで、たまたまそういった、我々が地上試験等では当然だと思っておりますようなことが
○前田参考人 それでは私から、このETS-Ⅵの特別調査委員会の中のアポジエンジン分科会を中心にいたしまして、今回の不具合を究明いたしましたところをまず簡単に御説明をいたしまして、その後でただいまの御質問の教訓の方にも触れたいと思います。 まず、今回の不具合につきましては、いわゆるFTAというような解析手法を用いまして、今回の不具合の原因の究明をいたしました後、宇宙開発事業団の方でそれの確認のための