○証人(切手律君) お答えいたします。その魚は入るかということで通過したのでございますが、そして少し行つてストップし、そして各手繰漁船が操業する、網を入れるときの状態に向うはあつたと記憶いたしております。そうして先にも申しました通り、一号にロープを渡してあと水深測定のため航走を開始した途端に、引返して来、そして二十メートルか三十メートルくらいのところより発砲して来たのであります。
○証人(切手律君) 私が第二大邦丸通信士切手律であります。只今第一大邦丸の船長より説明がありましたのでそれの抜けましたようなところをば入れましてこれを補足したいと思います。拿捕されたときの状況は第一大邦丸、第二大邦丸が操業しているとき、私の乗つておりました第二大邦丸の左舷約五メートルから十メートルのところに来まして、魚は入るかということを聞きましたので、今船長が申上げた通りであります。そのとき私はブリツジ
○切手参考人 私は第二大邦丸の通信士の切手律でございます。ただいま船長より一応あらましの話もありましたので、私といたしましてはこれをただ補足し、また参考意見だけを申し上げて帰りたいと思います。 拿捕された当日、まだ私が就寝中に、船長より、へんな船が近寄つて来たから起きて見てくれというわけで、ゆり起されまして、そうして見ましたところ、韓国の手繰船で、デッキに漁網はあるし、官憲らしき人は全然見えてなかつたわけであります