1961-10-24 第39回国会 衆議院 運輸委員会 第8号
○兼松説明員 ただいま大臣及び鉄監局長から御説明申し上げました通り、私どもとしてもぜひその方針でやっていきたいと思います。なお、改良費全体として、私どもとしては東海道新幹線を別掲で明らかにするために出しておりますけれども、国鉄は一つの改良費、こういうふうに考えておるわけであります。しかしながら、東北線、函館本線からずっと上越線、常磐線、北陸線、紀勢線、長崎線、鹿児島線、いろいろ各方面の線についても着工
○兼松説明員 ただいま大臣及び鉄監局長から御説明申し上げました通り、私どもとしてもぜひその方針でやっていきたいと思います。なお、改良費全体として、私どもとしては東海道新幹線を別掲で明らかにするために出しておりますけれども、国鉄は一つの改良費、こういうふうに考えておるわけであります。しかしながら、東北線、函館本線からずっと上越線、常磐線、北陸線、紀勢線、長崎線、鹿児島線、いろいろ各方面の線についても着工
○兼松説明員 お答え申し上げます。 ただいまの余裕金の金額の実情でございますが、実は昨年余裕金が非常に多くなりましたのは、工事の支払いがおくれておるために——主として工事その他が、円滑に用地の買収が進みましたならば、余裕金というものは本質的にはそうたくさんはないものであろうと思います。昨年の実績通り工事があるとして——全体として、例年は大体百億程度支払いが持ち越しになるのでございますが、昨年は少し
○兼松説明員 本件につきましては、電源開発会社からのお申し入れに対しまして、国鉄といたしましては有償というようなことはもちろんでありますが、かりに無償といたしましても、現在の線は冬季運行を休止するような設計でできておりまして、もし営業線にするような場合には、四億ないし七億の工事費が必要でございます。現に数日前も大きななだれがあって、滝発電所の付近で障害があるような非常な豪雪地帯でございますので、かりに
○兼松説明員 ただいまの点につきましては、もちろん現実の損害額が原則ではございますけれども、御指摘のような点は十分考慮に入れまして、特に生活の最低必需品の取得というものは、個人としてどうしても大事なものでございます。その実際の措置がとり得るように善処いたしたいと考えております。
○兼松説明員 総裁がちょっとおくれておりますので、恐縮でございますが、私からお答えさせていただきます。 国鉄構内からの出火によりまして、多数の方に御迷惑をかけましたことは、まことに申しわけのない次第であると考えております。出火の原因の責任につきましては、目下司直で取り調べ中でございます。従来ならば、過失の場合には、出火の責任の法律もございますので、お見舞ということになるのでございますが、本件につきましては
○兼松説明員 ただいまの兒玉先生の御指摘の通り、修繕費が比較的に押えられてきておることは事実でございます。これには二つの原因があります。基本的に申しますならば、経営費が非常に、人件費の増大と、収入の源泉は同じ運賃の単価でございますので、非常に苦しくなって、しわ寄せが修繕費にいっておるということで、人件費のしわ寄せがいっているという点もございますけれども、これを補いますために、一面におきまして線路の強化
○兼松説明員 さように考えます。
○兼松説明員 当初の計画をいたしましたときには、実は非常に精密な自己資金と外部資金との計画というものは、予算がございますので完全には立ちませんでしたので、一応の目安として立てましたものが今言われました四年度までのものでありまして、私どもの計算では当初計画といたしましては三十五年度までに三千五百九十二億円の自己資金というつもりでおりましたが、実績は大体二千五百七十一億円くらいの見込みを持っております。
○兼松説明員 二つの要素がありまして、過去を累積いたしてみますと、昭和三十三年度は収入が非常に上がりませんで、収入の見込みが狂った面がございます。それからなべ底景気というものの影響で狂ったものがございます。それから仲裁裁定の方は初年度に千二百円の仲裁がございまして、千二百円は国鉄の経費に引き直しますと、百円が約八億五千万ないし九億になります。これは年によって多少変動が——だんだんふえて参りますが、そういった
○兼松説明員 過去におきまして投資いたしましたものにつきましても精密に計算いたしておりまして、現実には投資効率が十分に上がるように努力いたしております。それでここ数年来の投資の実績によりましても、御指摘のように、投資の金額があるにかかわらず必ずしも利益が出てないではないかという点はございますが、その方は経費の増に基づくものでございますが、その経費の大部分も、実は固定的な人件費の増大に基づくものでございまして
○兼松説明員 東海道だけの試算という、特別の計画というものはございませんけれども、新線を建設するにあたりまして、従来からの東海道区間における運輸数量の毎年の増を見通しまして、同時に、最近の電化とかディーゼル化等近代化による運輸増、いわゆる誘発という言葉で申しておりますが、その量と両方を計算いたしますと、投資に対しまして有利な収入、すなわち建設後五、六年たつならば非常に有利な経費が出るという計算が一応出
○兼松説明員 その点につきましては、私どもとしては現在の東海道線がすでに世界最高の列車回数を動かしておる、複線としてはこれ以上ほとんど事実上入り切れないということ、しかも国鉄の輸送力の二五%近くを運んでおる、それから東京、大阪付近の東海道地区には全人口の四割弱が集まっておる、また重要産業の大きなパーセンテージであるというような事情から、東海道線をこのままではやれないということは事実でございます。同時
○兼松説明員 その点につきましては、米国及び非常に開発されました欧州等におきましては、鉄道産業に新たな投資をしたり線路を延ばしたりすることは、非常に例が少ないのでございますが、一方インドとか南ア等の鉄道につきましては、世銀もすでに融資をいたしております。その国の開発状況というようなことを勘案して、融資の対象をきめておるので、日本の鉄道につきまして、新幹線の必要性と、具体的な将来の運輸の見通しについては
○兼松説明員 お答えいたします。世銀の借款につきましては、過去におきまして数回の接触がございまして、第一回は大蔵大臣から、昨年の秋にローゼンがこちらに参りましたときに、日本政府としてはこの次の借款の題目として国鉄に対して一億ドルを融資してもらいたいと言われたのが正式に申し込まれた最初であります。世銀といたしましては各国のお金を預かっておりますので、各国にいろいろ権衡のとれた条件ということもございまして
○兼松説明員 ただいま第一項の昇給の問題についての先生からのお話につきましてだけお答えいたします。昇給の処置につきましては本社、本部間では協定はいたしております。その本文は本日はここに持って参っておりませんでしたが、要するに七月期の問題をどうするとかいうようなことは何ら協定にございません。訓告その他のものを局長の自由裁量の中に入れたということでございまして、七月期をどうするというようなことの問題は何
○兼松説明員 ただいま田中委員の質問について御説明申し上げます。本件は偶発的な事故でありまして、まことに遺憾のことでございますが、起りました事件の当時、米軍側では五人の被害者を連れて参つた。それに対しまして二人の人が首実験をいたしたのでありますが、当時事件の起りましたときには、犯人は軍人らしいズボンをはいて、上がはだかでありましたので、そのためにはつきり米軍であるということを被害者から確認することはできなかつたわけであります
○説明員(兼松學君) 日本国有鉄道渉外部の兼松と申します。今お話がありましたように、行政協定に伴います国有鉄道の運輸協定に関しましては、過般来いろいろ総司令部当局とこちらの間で打合せをやつておつたのでございますが、大体今の、四月一日以降、講和條約の発効の如何にかかわらず営業的なすべての日本の運賃法、旅客規則その他によつてやる、言い換えますと、従来は丸抱えで一車一キロ幾ら、一日幾らというような輸送であつたのでございますが