2007-05-22 第166回国会 衆議院 厚生労働委員会 第22号
○公文参考人 委員御指摘のとおり、結論から申し上げますと、今の雇用、賃金の実態を考えると、先ほど来お話が出ている年金制度の空洞化問題はますます加速するのではないかというふうに思わざるを得ません。 先ほど報告の中でも申し上げましたけれども、ワーキングプアと言われている人たちがもう既に九百八十万人という数字まで出されておりまして、これはもう皆さん御承知のとおり、年収二百万円以下の収入しかないという生活実態
○公文参考人 委員御指摘のとおり、結論から申し上げますと、今の雇用、賃金の実態を考えると、先ほど来お話が出ている年金制度の空洞化問題はますます加速するのではないかというふうに思わざるを得ません。 先ほど報告の中でも申し上げましたけれども、ワーキングプアと言われている人たちがもう既に九百八十万人という数字まで出されておりまして、これはもう皆さん御承知のとおり、年収二百万円以下の収入しかないという生活実態
○公文参考人 先ほども私は申し上げたんですけれども、結論的に申し上げれば、今現在、社会保険庁を解体して、そして分割・民営をしなければならないという理由や根拠あるいはその緊急性はないというのが私の結論でございます。 なぜかと申し上げますと、御意見の開陳の中でも申し上げましたけれども、さまざまな社会保険庁の不祥事というのが一貫して明らかにされてきています。特に最近は、村瀬新長官のもとで、新しい民間的手法
○公文参考人 公文でございます。 本日提案されている日本年金機構法案及び国民年金法等の一部改正案を中心にしながら、若干御意見を申し上げさせていただきたいと思います。 言うまでもないことですけれども、既に日本の年金は、皆さんも御承知のとおり、形としては国民皆年金の体裁を整えております。したがって、年金制度の整備、改善についての法改正は、常に、年金を受けている人たち、年金に加入している人、いわばすべての
○公文参考人 低年金の水準というのは、先ほど、民主党の古川さんですか、御指摘がありましたけれども、現実に、先ほど申し上げましたが、千六百万人の年金受給者の実態、平均年金額五万一千円、国民年金の老齢基礎年金だけしか年金をもらっていない方々の年金額が平均四万六千円。結局、それ以下の方々が月五万円以下ということになっておるわけですから、そこからさらに二十二年度まで、一五%まで年金額を切り下げていくということですから
○公文参考人 ただいまの御指摘なんですけれども、十分御承知だと思いますが、今の空洞化の一番大きなポイントになってくるのは、一つは、先ほどもちょっと意見の中で申し上げましたけれども、特に低所得階層の加入の多い国民年金の一号被保険者層で生活苦が拡大をしてきている。したがって、今現在の月一万三千三百円の負担でさえ、極めて生活上の理由として払うことができなくなっているというのが一つ大きなポイントだろうと思います
○公文参考人 公文でございます。 私は、主として、政府が提案をしております国民年金法等の一部改正案について意見を申し上げてみたいと思います。 今回の一部改正案は、結論から申し上げますと、今現在の国民生活を悪化させると同時に、将来の年金不安をますます拡大する結果を招くものであって、到底容認できるものではありません。 四月十九日に公表された朝日新聞の全国世論調査でも、年金改革を支持しないとした人が
○公文参考人 私は、まず、この年金の問題について、解決をしなければいけないといいますか、優先的にやらなければいけないことについてぜひ申し上げたいのですけれども、やはり、全国民が共通に加入をしているのは公的年金制度であって、先ほど渡部先生からも、ポータビリティー問題に絡んでいえば公的年金の充実しかないのだというお話もありましたが、全くそのとおりであって、まず基礎的な国民年金、そして、その二階建て部分になっている
○公文参考人 委員の御指摘のとおりだと私は思っております。大変よこしまであるし、基本的な解決などにはならないだろうというのが率直な感想です。 同時に、意見の中でも申し上げましたけれども、確定拠出が出てきた背景というのは、これは明らかに、いわゆる積み立て不足、それから新会計基準、そういったものからどうやって逃れるかということが一つと、同時に、千三百兆円と言われている国民の資産をどうやって引っ張り出すか
○公文参考人 御紹介いただきました公文でございます。 早速ですが、今国会に提案をされている確定拠出年金法案について、基本的に反対であるという立場で意見を申し上げてみたいと思います。 言うまでもないことですが、この確定拠出年金法案は、全国民がひとしく加入している公的年金ではなく、私的年金、企業年金にかかわる課題であり、いわば従来型の企業年金の中に新しい選択肢を加えるものとされています。 本案の提案
○公述人(公文昭夫君) 恐らく余り野党の皆さん方の御意見と私は変わらないと思っているんですが、基本的には一般財源で税金を使うとしても賄っていくという方針を僕は貫くべきだと思っております。 当然、基礎年金を全額国庫負担にするということはできるだけ急いでやるべきであって、先ほど空洞化は大したことはないというようなお話もありましたけれども、私は、決してそうではなくて、相当深刻に受けとめていただく必要があるんじゃないかというふうに
○公述人(公文昭夫君) 財源の問題についてお話がございました。 その最も基本的な理念として、医療、福祉、そして介護まで含めた、もちろん社会福祉関連法案もことし、今国会で出ていますので、総合的に議論をして最もよりよい方向を導き出していくという考え方には賛成だということを最初に申し上げておきたいと思うんです。 当然のことですけれども、財源問題ですが、御指摘のとおり、今の年金では今度新しくスタートをする
○公述人(公文昭夫君) 御紹介いただきました公文でございます。 最初にお話し申し上げたいのは、今回出されている年金改革関連三法案初め公務員関係の共済組合の一部改正案、すべて基本的に反対であるという立場で意見を若干申し上げてみたいと思います。 私、中央公聴会の公述人ということで出席させていただいているわけですけれども、この公聴会でこれから意見をとにかく十分間お話し申し上げるわけですが、数日前から、
○参考人(公文昭夫君) 私も余り詳しくは申し上げられないんですが、西山委員の御指摘のとおりだと思っております。 特に、鉄道共済の年金の問題というのは、これはもう釈迦に説法なんですけれども、被保険とは違うわけですから、当然全体の責任を、国家的な運輸政策ということで運輸大臣が最終的な責任を負っておられたわけですし、国会で選ばれた総裁を中心にした当局と一緒になってやっていたと思うんですね。 ですから、
○参考人(公文昭夫君) 四十年間にわたってというふうに申し上げましたけれども、この関連資料を見ますと、四十年先である二〇三五年まで計画が組まれておりますが、それで終わりということにはなってないというのが大変大きな不安なんですね。したがって、これは先ほども申し上げましたけれども、この赤字の処理問題というのはできるだけ早く解決をすべきだと思うんです。 したがって、先ほども申し上げましたけれども、本法案
○参考人(公文昭夫君) 御紹介いただきました公文でございます。 私は、ただいま本院で審議されている厚生年金保険法等の一部を改正する法律案に対して、基本的に問題があり、賛成できないという立場から意見を述べたいと思います。 まず第一に、本案の底流、前提となっている公的年金一元化構想のそもそもの動機、背景が持っている不純な要素について指摘しておかねばならないと思います。 私も、日本国民すべてが平等、