2003-02-25 第156回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
○侘美公述人 この点について私が寡占的状態と申し上げましたのは、一九二九年恐慌のときのアメリカで、そのときは明確な寡占状態であったわけです。日本の場合は、寡占といいましても、例えば戦後、いろいろ寡占間競争とか、寡占間で価格を競争するとか、かなり弾力的な寡占体になってきました。したがって、寡占即そうなるというわけではありませんで、業種それぞれについてどういうような価格政策をとり、どういう価格弾力性があるかということで
○侘美公述人 この点について私が寡占的状態と申し上げましたのは、一九二九年恐慌のときのアメリカで、そのときは明確な寡占状態であったわけです。日本の場合は、寡占といいましても、例えば戦後、いろいろ寡占間競争とか、寡占間で価格を競争するとか、かなり弾力的な寡占体になってきました。したがって、寡占即そうなるというわけではありませんで、業種それぞれについてどういうような価格政策をとり、どういう価格弾力性があるかということで
○侘美公述人 財政支出をするということは、現在、おっしゃったように大変な赤字があって、それをさらに赤字をふやすということになって、非常に危険性があると考えられるわけです。ところが、現在の不況が続けば続くほど財政の赤字がふえていくことは必然です、どうしても財政収入が減っていくわけですから。だから、財政支出をふやさなくても赤字はふえていくわけです、解消できないんです。 ですから、この赤字を解消するためには
○侘美公述人 御紹介にあずかりました侘美でございます。現在は、立正大学経済学部で教鞭をとっております。 きょうは、特にデフレ問題、デフレ対策に焦点を絞ってお話ししてみたいと思います。 特に私が大変気になっております点は、デフレとかデフレ対策を論じるときに、デフレは何か一種類のもので、非常に簡単なもののようにデフレを考えていらっしゃる方が多い。一般のエコノミストも含めてそうであるというふうに思っております