1966-04-01 第51回国会 衆議院 建設委員会 第15号
○佐藤参考人 これは私はっきりした数字をちょっといま持っておりませんが、三回にわたって八千万ドルほどのあれを世界銀行から借りております。 それからそのほかのお金は、御案内のように道路公団一般と同じように道路債券を発行いたしまして、各銀行、金融機関の御協力をいただいておる。それから政府のほうから、預金部からいただいておりますし、産投会計からもいただいております。それから政府からいただいておる政府出資
○佐藤参考人 これは私はっきりした数字をちょっといま持っておりませんが、三回にわたって八千万ドルほどのあれを世界銀行から借りております。 それからそのほかのお金は、御案内のように道路公団一般と同じように道路債券を発行いたしまして、各銀行、金融機関の御協力をいただいておる。それから政府のほうから、預金部からいただいておりますし、産投会計からもいただいております。それから政府からいただいておる政府出資
○佐藤参考人 名神高速道路の総事業費は、精算はどういうふうにされましたか、御承知のように千百六十数億であります。当初の計画ではこれを二十五年間で——当初にかかりました経費、それに対する利子がございますし、また管理運営費がございますし、補修費等もございますが、そういうものを含めまして二十五年間に一応償却するものといたしまして、いわゆる償還計画を立てておるわけでございます。その償還計画の数字から申しますと
○佐藤参考人 御質問の要点かと存ぜられまする名神高速道路の開通後の特に営業状況について、まず御説明を申し上げます。 御承知のように、名神高速道路は建設が進みますのにつれまして段階的に供用開始をいたしてまいりましたが、計画全体ができ上がりまして、交通利用の開始をいたしましたのは昨年の七月でございます。昨年七月以来の統計を調べてみますと、西宮から小牧までの交通量全線を平均いたしますと、計算した数字は七千九百六十一台
○佐藤参考人 高速道路にかかる神奈川県下の土地所有者、関係者の概数を申し上げますと、高速道路にひっかかるだけで申し上げますと、神奈川県下全体で約三千二百人ぐらいあるようでございます。
○佐藤参考人 私どものほうで建設省からいただいております施行命令によりますと、東名高速道路は昭和四十二年に供用開始をはかる、こういうことになっておるわけでございます。したがいまして、もう昭和四十一新年度に入るわけでございまして、なかなか大工事でございますから、実際この工事に着手いたしましてからもなかなかひまがかかるわけでございます。用地買収は非常に急いでおりまして、東京から厚木までの区間が、先ほど御説明
○佐藤参考人 名神高速道路に引き続きまして、小牧から東京へ向けましていわゆる東名高速道路をただいま日本道路公団におきましては建設実施中でございます。 この規模は、すでに御承知かと思いますが、全体といたしましては約三百五十キロでございますが、そのように非常に長い大規模な工事でございますので、この全線に対しまして、東のほうから申しますと、東京から厚木までを一区間、それから静岡県へ参りまして、吉原地区から
○佐藤参考人 日本道路公団と住宅公団との関係でございますが、私どものほうの事業個所で住宅公団の団地と触れ合う個所が所々にございます。その場合に対しまして、ただいま住宅公団の総裁がおっしゃいましたように、かなり十分な連絡をとっておるつもりではございます。事実を申し上げますと、もうずっと以前でございますが、特に日本住宅公団に対して、そういう場合には十分な連絡をとるようにという通牒も出してございますし、またそればかりでなく
○佐藤参考人 いろいろの点で研究すべき点がございますかと存じますが、まず経費というか、経済的の問題がございます。また御承知のように、事業場が非常に孤立してあちこちにございますので、職員の居住とか転勤とかの関係もございます。職員の福祉の関係もございます。そのほかいろいろございましょうと思いますが、それらについて、こまかい研究をいたしておる次第でございます。
○佐藤参考人 御承知のように、道路公団は、当初は直営で業務運営を実施するたてまえをとりまして、最近までそういうやり方でまいった次第でございます。先ほど御説明申し上げましたように、運営の実情を見ておりますと、必ずしも直営が適切であるかどうかという点について問題のあるところもございます。むしろそうでないほうが有利かと考えられるところもございますので、先ほど申し上げましたような七カ所の道路、二カ所の駐車場
○佐藤参考人 ただいまの兒玉先生の御質問について、御説明申し上げます。 道路公団では、約六十に近い事業場の運営をいたしておりますが、そのうち、場所によりましては、道路公団が必ずしも直接経営、運営をいたさないでもよろしい、そうでないほうが適切ではないかと思われる場所があるわけでございまして、それらにつきましては、試験的に委託という考え方をとって、一部実施いたしておる次第でございます。ただいま御質問の
○参考人(佐藤寛政君) 河口湖から先の問題につきましては、ただいま、いろいろ御議論されておるように承っておりますが、道路公団としては、いまだ、これの調査等にかかる段階になっておりませんので、私から何とも御説明申し上げようがございません。
○参考人(佐藤寛政君) 道路公団におきましては、御承知のように、法律によって定められたところにより、なおまた、建設省の御指示に従いまして、この中央道については、今日すでにもう建設が三年目に入っておるわけでございます。この経過につきましては、御承知のように、東京都環状八号線から出発いたしまして、八王子、大月を通り富士吉田、河口湖に至る路線について建設を実施するよう、こういうことで政府から施行命令をいただいて
○政府委員(佐藤寛政君) これは非常にむずかしいことでございまして、実は私どもの方でいろいろな資料から計算いたしますと同時に、運輸省、それから通産省、もちろん大蔵省、まあ方々の機関に御連絡いたしまして見通しを立てておるのでございますが、ただいまのところの私どもの建設省だけの推定といたしましては、ただいまのところで今後三十七年までを推定いたします。と、ガソリン税としては四千五百八十五億ぐらいが期待されるのではないか
○政府委員(佐藤寛政君) 公共事業で申しますというと、まず事業費総額でございますが、三十三年度八百三十二億、三十四年度千百三十九億、三十五月度千二百三十七億、これが事業費でございます。それから、ガソリン税を申し上げてみますというと、ガソリン税は三十三年度五百六十七億、三十四年度八百億、三十五年度九百六十三億でございます。それからさらに、一般財源を含めました国費で申しますというと、三十三年度六百二十一億
○政府委員(佐藤寛政君) ただいま実施いたしております道路整備五カ年計画は、三十三年から三十七年までのものでございますが、この総投資は一兆円でございますが、いわゆる五カ年計画といたしまして国費の関係いたしております分は、事業費にいたしまして八千百億円でございます。この八千百億円の事業は、大きく分けまして公共事業と有料道路事業と、こういうふうに分かれるわけです。公共事業で申しますと総額六千百億円、有料道路事業
○政府委員(佐藤寛政君) 予算的にはその分といたしまして、有料道路のワクの中で、これは確定はいたしておるわけではございませんが、積算において約百億ぐらいを考えておるわけでございます。
○政府委員(佐藤寛政君) 国土縦貫自動車道中央道の方は、名神でただいま実施しております分ではもちろんございませんが、小牧—東京間につきましては、これの調査の結果を待って、五ヵ年計画において建設の準備にかかる、こういうことに相なります。
○政府委員(佐藤寛政君) 東海道に高速自動車道路を作るという計画は、現在の道路整備五ヵ年計画ではただいまのところは予定してはおりません。
○佐藤(寛)政府委員 軌道の場合は、道路なら道路面を軌道が占用する。こういうことでございまして、これは道路敷の一部を軌道がその目的のために使用する、いわゆる法規的に占用でございます。
○佐藤(寛)政府委員 それは法規的に何でございましたら確かめたいと存じますが、県道、国道等を会社の引込線等が横切ります場合には、いろいろ手続を要しますが、その道路と引込線と重複いたします部分はやはり兼用工作物という扱いになっておるものと存じます。
○佐藤(寛)政府委員 お答え申し上げます。今日道路交通が非常にひんぱんで困難を来たしております状況下におきまして、鉄道との交差問題、特に踏み切りが非常に多い、そのために御承知のように事故がほとんど毎日といってもいいくらいあるわけでございます。これにつきましては、道路の整備を担当しております建設省、私どもといたしましても、非常に大きな問題としてその改善方を考えておるわけでございます。その考え方といたしましては
○佐藤(寛)政府委員 公団当局のお考えもいろいろあろうかと存じますが、建設省といたしましては、公団の有料道路は建設省の一般の公共事業と合わせて、申すまでもなく五カ年計画の一環でございますし、当然のこととして全国道路交通網の整備に役立たなければならない。基本的にはこういうふうに考えております。それで、いろいろ御計画のある諸所の個所につきましては、それは同時に有料道路でございますから、先ほど来お話のあったように
○佐藤(寛)政府委員 掛塚橋の例で御質問がございましたが、ただいま営業しております個所を見ますと、成績の非常にいいところもございますが、同時に収入よりは管理費的なものを加えた支出の方が多いということも若干あるわけであります。それに至った事情は、ただいま総裁からもお話がございましたが、私どもにいたしますと、掛塚橋の例で申しますならば、あの道路は、一級国道の一号線の、一つの海岸方面を通る大きなバイパスと
○佐藤(寛)政府委員 ただいま中島先生の御質問にございましたように、進捗が悪い。従って、年々多額の繰り越しが生じておるという点につきましては、公団を指導しております建設省としては非常につらいところでございまして、従来たびたびこういう御質問をいただきまして、非常恐縮して御説明を申し上げ、御了解をいただいておったところでございます。従来の理由等につきましては、ただいま総裁からお話がありました通りでありまして
○佐藤(寛)政府委員 現在さしあたりといたしましては、都市計画で広げられた道路に取りつける、こういう考えでおるわけでございます。
○佐藤(寛)政府委員 お答えいたします。御質問の第一段でございますが、私どもは実は小出しにやっておるというわけではなく、結果的にはそういうふうになっておりますが、これは非常に残念に存じておる次第でございます。数字的に申しますと、実は三十一年度には一億九千七百万円ほどの予算を配賦した。しかし実際は千八百万円ほどしか使えなかった。三十二年度には四億七千万ほどのものを考えておりました。しかし、このときも二千九百万
○佐藤(寛)政府委員 国道二十四号線の京都・奈良間を接続いたします一級国道の整備につきましては、戦後割合に早い時期から非常に力を入れまして、整備を急いでおった次第でございます。御承知のように、市界から外の区域部分並びに奈良県部分は、数年前におかげをもちまして一応の整備ができた次第でございます。建設省といたしましては、引き続き市内部分の整備に努力をいたしておった次第でございます。ここ数年間、観月橋から
○政府委員(佐藤寛政君) 当初、先ほど申し上げましたように、おおむねガソリン税の各年度における収入を予定しまして、一応年次計画というようなものを予定したものがございます。その後ガソリン税の変化によりまして若干変わっておりますが、三十五年度までの総額で見ますというと、そう違っておりません。ただいまのところは予定通り進んでおると、こう申し上げてよかろうかと思います。
○政府委員(佐藤寛政君) それでは申し上げますというと、五ヵ年計画全体に対して申しますというと、三十四年度までで言いますと、この進捗率二八・三%でございます。三十五年度を含めますというと、これが四八・三%に相なります。この五ヵ年計画は、一般道路事業と有料道路事業を含んでおりますので、一般道路事業だけで申しますというと、三十三年度、三十四年度で三二・三%、三十五年度を含めますと五二・六%、こういう進捗
○政府委員(佐藤寛政君) 道路整備事業は、御承知のように道路整備五ヵ年計画によりまして三十三年度から実施いたしておるわけでございます。毎年度の事業の実施は、当初一応いろいろ年度割のようなものを考えたことはございますが、これは財源の関係が非常に大きなものでございますので、年度割というのは、はっきりはいたしてはございません。それで毎年残っておる事業に対しまして、今後財源の主要なものであるガソリン税がどんなふうに
○政府委員(佐藤寛政君) 都市の交通を阻害いたしております原因の一つとしては、道路工事も確かに重要な要素でございまして、私どもとしては、非常に頭を悩ましておるのでございます。これには、道路を掘りますには、道路工事以外に、下水、ガス、電気、いろいろございますが、ただいま御指摘になりましたような道路工事自体も確かにその一つであると存じておるわけでございます。そこで、ただいまの道路工事のやり方でございますが
○政府委員(佐藤寛政君) 五年ごとに全国的に調査をいたしております交通調査の結果は、取りまとめましても相当大部なものでございますが、取りまとめて活版印刷をいたしまして、相当部数そういう資料を作って、私どもの方としては、関係方面に、御利用下さる方面に、皆さんに差し上げてございます。これは、建設省が実施いたします全国的な正式な交通調査でございます。そのほか年々必要に応じてやっておりますものは、これは必ずしも
○政府委員(佐藤寛政君) 道路交通の事故の防止につきまして、先ほど来先生方の御心配を承っておった次第でございますが、私ども建設省、道路を作る方の側から申しますというと、結局、道路を整備することが非常におくれておりますものですから、こういうようなことが起こるのであると、こう考えまして先ほどからまあいろいろ恐縮して伺っておった次第でございます。私どもの方の道路の整備の立場から申しますというと、まあ自動車
○佐藤(寛)政府委員 当初私どもが考えましたときには、既定の五カ年計画を予定通り実施いたすことはもちろんでございますが、それに加えまして、御承知のように、近く開催されますオリンピックのための道路準備を来年度から相当やっておきたいというふうに考えておったわけでございます。いろいろ折衝の経過を経まして、既定五カ年計画は予定通り実行できることに相なっております。オリンピックに対しましても、御存じのように、
○政府委員(佐藤寛政君) 建設省といたしましては、元来車両の制限をいたして、交通輸送に御不便をかけないで済むようにいたさなければならぬわけでございます。このために、御承知のように、最近道路事業につきましては、相当大きな計画を持ちまして道路整備事業をやっておるわけでございます。地方の非常に悪い、いわば前時代的なものを改良いたしますと同時に、また一方、交通の多い所では、一応道路が整備できておりますが、しかし
○政府委員(佐藤寛政君) 先ほども申しましたように車両制限の政令の内容につきましては、建設省では、以前から研究をいたしておりました。自動車局長からお話がございましたように、昭和二十九年ごろに運輸省に御相談したことがございます。そういうふうに、ずっと研究いたしておりますから、大体考え方は、かなり研究を進めて、内容ができておるつもりでございます。しかしながら、先ほど申しましたように、たとえば、車両は二台通
○政府委員(佐藤寛政君) 車両制限でございますが、これは、道路法によりまして、「道路の構造を保全し又は交通の危険を防止するため、道路との関係において必要とされる車両についての制限に関する基準は、政令で定める」ことができると、こういうことに相なっております。つまり、道路が非常に狭いとか、橋などが非常に破損しておりまして弱いというようなときには制限ができる、そういう政令が作れるということに相なっておるわけであります
○政府委員(佐藤寛政君) その点につきましては、現状把握がまず第一でございます。そうしてその現状が将来どういうふうに伸びるかという推定、それからまた、ただいまお話のように、この後進未開発地域に対しましては、いろいろの御計画があるようでございますから、その辺はよく調査、把握いたしまして、それらに沿うた基幹となる路線の配置を考えてみたいということでございます。
○政府委員(佐藤寛政君) 御指摘がございましたように、すでに国土開発縦貫自動車道建設法という法律によって、一応国土を縦貫いたします路線というものはある程度予定されております。そのほかに各自動車会社等でいろいろそういった、これは部分的でございましょうが、御計画もあるようでございます。そこで私どもといたしましては、まず全国的に高速自動車道路の配置がどういうふうにあるべきか、国土の諸種の条件によってどういうふうに
○政府委員(佐藤寛政君) 最近におきます道路交通の異常な増加から考えますと、道路整備計画を立案するにあたりまして、ただいま御指摘がございましたように、量的な面だけの考え方では相当不十分なところがあるんではなかと思われます。現在の道路が御承知のように非常に整備が悪い状況でありますものですから、従来は、極端に申しますならば前時代的と申しますか、それほどおくれておる道路をとにかく一応の自動車の通行可能な状況
○政府委員(佐藤寛政君) ただいまも申しましたように、三十五年度におきましては、多分この道路整備計画それ自身の再検討を必要とするのではないかというように考えておりますので、そういうことになりますというと、やはり道路網の編成ということもよく考えて参らなければならない。まあ多分そういうふうにいたす必要があるのではないかとは感じておりますが、まだ今年度、はっきり三十五年度におきまして道路審議会が開催されるということは
○政府委員(佐藤寛政君) それでは、ただいまの御質問に対しまして御説明申し上げます。 第一点の九州横断道路でございますが、これは、水分峠から寒地獄という区間が一つ不通区間でございます。それからもう一つ、寒地獄から一ノ宮へ参ります手前の、西手野と申しますか、この間にやはり不通区間がございます。この二カ所は相当なやはり工事量でございまして、御要望は、寒地獄—西手野間を第一期としてやっておるのでございますが
○政府委員(佐藤寛政君) 道路関係におきましては、先般九州地方を御調査になりました御意見といたしまして、二点承っております。 その第一点は、いわゆる九州横断道路でございますが、これは熊本県の阿蘇山のふもとから久住高原を通りまして、大分県の別府の近く由布院という点に到達する道路でございまして、これは全然新しい重要な観光道路でございます。これにつきまして、新普請でございますので、途中二区間現在道路が全然通用
○佐藤(寛)政府委員 ただいま大臣から数字の御説明を申し上げましたが、ちょっと私補足させていただきます。御承知のように道路公団に対します出資金は、道路公団の資金は預金部資金を使い、また一般の道路債券を発行し、あるいはまた世界銀行の金を借りるというような、いろいろな資金を使っておるわけでございます。それらの資金の利子は、御承知のように若干種類によって違っております。そこで私どもは出資金を出しまして、それらの
○佐藤(寛)政府委員 予定路線の法律案の扱い方につきましは、先ほど来大臣から詳しく御説明がございました通り、私ども事務当局といたしまして最大の努力をもって進捗に努めておる次第でございます。なおその東京—小牧間の予定路線の法律が確定いたしました暁の次は基本計画、こういうことになるのでございますが、御承知のように法律によりますと、十分調査をして基本計画を立てるようにということに相なっております。先ごろ調査
○佐藤(寛)政府委員 ただいま日本道路公団で実施いたしております名神高速自動車道路、この中で中央自動車道の小牧——吹田間、この区間を実施いたしておる次第でございますが、この事業の進捗につきましては、ただいま御指摘のございましたように、従来鋭意進めておりますにもかかわらず、なかなか思うように実績が上がっておらない。この原因は用地買収、用地の取得に非常に難航をいたしておる次第でございます。まず用地の取得
○佐藤(寛)政府委員 ただいまの道路では非常に狭い、四メートルあるいはそれ以下のようなものがございますから、こういう道路に対しましては自動車のすれ違いができて、なおかつ若干の余裕があるということはなかなか困難でございます。そういうような非常に狭いところに対しましては、その区間があまり長くない限りは、たとえば待避所のようなものを作るとか、曲がりかど、外角を上手にとりまして、屈曲がうまくいくというようなことになれば
○佐藤(寛)政府委員 道路にバス等を通します際には、申すまでもなく、安全に自動車のすれ違いができることを必要といたします。従いまして、幅員だけから申しますと、その道路の、何と申しますか、バスの幅の二台分の幅にある余裕があるようになっておらなければならないわけでございます。従いまして、その道路の幅員にある余裕を取ったもの、その残りの半分以上のバスは通ってもらっては困る、こういうような考え方でただいま政令案
○佐藤(寛)政府委員 御指摘のように、道路法におきまして、道路との関係において、車両の幅とかあるいは重量とかを制限することができるようになっております。私どもといたしましては、ただいま大臣からお話がございましたように、当時いち早くその政令案の立案に当たったわけでございます。関係方面ともいろいろ御連絡いたしたのでございますが、何分この問題は、一方におきましてはトラックとかバスとかがだんだん普及して参りますのに
○佐藤(寛)政府委員 せっかく経費をかけまして舗装をいたしました道路をいろいろな事業のために堀り返すということは、経済的に非常に不利であるばかりでなく、利用者の方々にも大へん御迷惑な次第でございまして、私はその点始終おしかりをいただいているわけでございます。それで、何とかしてそういうことのないようにいたしたいと考えまして、数年来いろいろ苦心をいたしている次第でございます。ただいまにおきましては、結局
○佐藤(寛)政府委員 具体的に申しますと、ただいま閣議決定になって実施いたしております道路整備五カ年計画の総工費八千百億円でございますが、この規模がまず小さい。そこでこの規模を大きくいたしたいということであります。これには五カ年計画を変更、改定いたす必要があるのでございます。そういうふうに所要の事業を、現在予定しております以上に実施できますように、一つ事業計画を改定いたしまして、その事業計画の内容といたしまして
○佐藤(寛)政府委員 ただいま御指摘になりましたように、道路整備については相当大規模な事業を年々実施しておるのでございますが、それにもかかわりませず、最近の交通情勢から申しますと、整備が間に合わないという状態になっておるわけでございます。ただいま大臣からお話がございましたように、私どもといたしましては、もう少し交通情勢に合うような道路整備計画を考える必要があるのではないかと思いまして、鋭意準備をいたしておる
○政府委員(佐藤寛政君) 御承知のように、道路で申しますと、御承知のように直轄事業は年々事業が増加いたしております。特に道路の傾向といたしましては、最近におきましては、都会地におきましてもそういう傾向はございますが、だんだんと事業が伸びまして、地方と申しますかにつきましてはかなり大量の道路事業を実施しなければならない、という状態になっておるわけでございます。これはもちろん道路の現況が非常に不備でございまして