1987-12-16 第111回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
○参考人(佐藤友之君) お答え申し上げます。 私どもとたばこ耕作者との間柄と押しますか、関係は需給当事者、すなわち売り手、買い手対等という立場で臨んでおりまして、耕作者の方々の権利も尊重し、お互いに決めた義務は履行するという考えで進めているところでございます。 葉たばこの買い入れに当たりまして、品質評価についてただいま御指摘がございましたが、葉たばこの品質評価は買い入れの区分ごとに設けられました
○参考人(佐藤友之君) お答え申し上げます。 私どもとたばこ耕作者との間柄と押しますか、関係は需給当事者、すなわち売り手、買い手対等という立場で臨んでおりまして、耕作者の方々の権利も尊重し、お互いに決めた義務は履行するという考えで進めているところでございます。 葉たばこの買い入れに当たりまして、品質評価についてただいま御指摘がございましたが、葉たばこの品質評価は買い入れの区分ごとに設けられました
○佐藤説明員 お答えします。 現在、原料の葉たばこの需給事情には大変厳しいものがございまして、一つは、消費量の停滞の中で来年四月から流通の自由化ということで、外国製品のシェアがある程度ふえるということを覚悟せざるを得ません。 それから二番目といたしまして、製品の喫味の緩和化あるいはコストを低減するという意味から、単位当たりの原料使用量が製造技術の向上と相まって将来大幅に減っていくだろう、そういう
○説明員(佐藤友之君) 葉たばこの品質はたばこの収量と非常に関係がございまして、窒素肥料を余計にやれば現在よりもまだまだ収量は多くとれますけれども、品質が極端に落ちますもので、いわゆる適正収量というものを地域の土質なりあるいは耕作者の技術水準に応じてきめ細かく設けておりまして、先ほどございました二百六十キロというのは、現在の全体的な品質レベルあるいは耕作者の技術水準、そういうものから二百六十キロが適正
○説明員(佐藤友之君) お答えいたします。 ただいま一つの例として農薬の場合が出ましたけれども、現在農薬につきましては、これは一般作物と同じように、作物に対する薬効とかあるいは使用者の安全性あるいは残留毒性、そういったようなものを検定して農水大臣の登録を受けたもの、それをたばこにおいても使っているわけでございまして、これは従来と全く変わりません。ただ、たばこの場合にはこういった基準よりもさらに喫味
○佐藤説明員 在米種、ハーレー種の労働時間を節減するために、幹干し乾燥について御指摘がございましたけれども、私どもも将来、在来種、ハーレー種の労働時間を減らす一番のポイントはこの乾燥問題と考えておりまして、いかにして全葉幹干しを進めていくかということでございます。ただ、これは一挙にできませんで、現在は逐次その全葉幹干しの葉数をふやしていくということを行っておりますが、アメリカ等では既に全葉幹干しということを
○佐藤説明員 現在、約十万人近い耕作者の中の実際の労働時間なりコストというのは、これは千差万別でございますが、当然のことながら、平たん地で経営規模の大きい方、それから最新の機械、施設、そういうものを導入した方が低いわけでございますが、現在公社では、具体的にそういった生産性向上を図るために、全国で百九十カ所の展示農場をつくっております。これは大規模、中規模、小規模と、それぞれの産地の立地条件に合った形
○佐藤(友)説明員 品種の導入につきましては、一挙に拡大するというのはなかなか、いろいろ地域性等もございますので、逐年その結果を見たがら検討していきたいと思っておりますが、通常公社で新しい品種を導入するというときにはかなり時間をかけて行っておりましたけれども、このつくば一号につきましては、最近はやりの新しい育種技術、そういうものを駆使しまして、大変速いテンポでこの品種の育成を行いまして産地に入れたわけでございますけれども
○佐藤(友)説明員 収量的には確かに従来の品種に比べまして多収性でございますけれども、もともと品質の面では、これはあくまでも緩和補充料的な目的でつくっておりますので、香喫味原料という面から見ますと全く性格が違いますので、外国のそういった原料と比較するわけにはいきませんけれども、緩和料として仮に、例えば東南アジア等の緩和料原料と比較いたしましたときに、確かに収量的には大変高いのですけれども、労賃、コスト
○佐藤(友)説明員 主に関東地方では、現在黄色種の中で第二黄色種という比較的喫味が緩和な種類を栽培しておりますけれども、どうも北関東の方は土地、気象条件からいきまして、なかなか西日本の第二黄色種に比べて品質あるいは生産性等の面で恵まれない点がございましたが、たまたま今回つくば一号という新しい品種を育成いたしまして、一昨年から試験等を重ねて導入を図ってまいりまして、この五十八年に本格的な導入を図っているわけでございます
○説明員(佐藤友之君) 沖縄県の農業総生産額の中で占めます葉たばこの生産金額でございますが、これは五十六年の結果でございますが約三・五%でございます。それから作物別の生産額の順位でございますが、一位のサトウキビに続きまして、最近花卉とかカボチャあるいはサヤインゲン等の野菜類、こういうものが伸びてまいりまして、現在たばこは第五位の地位を占めております。
○説明員(佐藤友之君) 沖縄産の葉たばこの品質は全般的には本土で生産されております葉たばこに比べまして遜色がないと見ておりまして、相対的にニコチンレベルの低い味の軽い原料として位置づけております。しかし、気象災害の発生が本土より多く、また一人当たりの経営規模が大きいこと、さらにはたばこ耕作歴も浅いという関係で耕作方法がやや粗放でございまして、収量、品質に年次差が大変大きくて不安定であるということがございます
○説明員(佐藤友之君) お答えいたします。 復帰前の沖縄のたばこ耕作面積は需給事情等によりまして三百ないし五百ヘクタールの間を上下しておりましたが、復帰直後の昭和四十七年には三百三十六ヘクタールが耕作されておりました。復帰後は逐年増反されまして五十三年には千百三十四ヘクタールと過去最高の面積を記録いたしました。しかし、その後全国的にたばこ耕作面積の調整期に入りまして、沖縄におきましてもこの面積調整
○説明員(佐藤友之君) お答えいたします。 五十八年度分につきましては、まだ決算事務が完了しておりませんので確定しておりませんが、先ほど御指摘のありました数字は五十七年の数字でございまして、その後公社でも国内産葉を国産葉多様銘柄をつくることによってさらに使っていく、あるいは一部は輸出を図るといったようなことで在庫がふえることを防いでおりますが、現在の見込みでは五十八年度末の在庫月数もほぼこの五十七年度末
○説明員(佐藤友之君) お答えします。 葉たばこは全量買い取りを行っておりますけれども、買い入れに際しましては、最下等級の品位に満たないものにつきましては廃棄扱いとして購入しておりません。一方、葉たばこは、栽培、乾燥技術の巧劣、土壌、気象条件あるいは気象災害、病虫等の被害の程度によりまして品質に大変幅がございまして、現在特等から五等までの六つに区分して買い入れを行っておるわけでございますが、その中