2006-03-08 第164回国会 衆議院 国土交通委員会 第4号
○佐藤参考人 佐藤です。 まず、ヒューマンファクターの関係でいいますと、アメリカのNTSBには、鉄道とか航空の専門家のほかにヒューマンファクターを専門とする調査官が何人もいまして、鉄道、航空その他船舶などの事故調査に当たって、ヒューマンファクターとか組織のマネジメントの観点から十分な調査をしようとしております。それと比べると、日本の事故調にはまだまだそういう分野の専門家も少ないでしょうし、過去の事故調査報告書
○佐藤参考人 佐藤です。 まず、ヒューマンファクターの関係でいいますと、アメリカのNTSBには、鉄道とか航空の専門家のほかにヒューマンファクターを専門とする調査官が何人もいまして、鉄道、航空その他船舶などの事故調査に当たって、ヒューマンファクターとか組織のマネジメントの観点から十分な調査をしようとしております。それと比べると、日本の事故調にはまだまだそういう分野の専門家も少ないでしょうし、過去の事故調査報告書
○佐藤参考人 過失の認定が大変難しいというお話ですが、私も同様に考えております。 最近、日本におきましては、巨大事故でも、二十一年前の御巣鷹山の事故、それから中華航空の事故、十二年前だったと思います。それから六年前のちょうどこの日に起きた、当時営団だった日比谷線の中目黒の事故、これはいずれも日本の戦後に残るような大事故ですが、いずれも被告人特定に至らずに起訴できないという結果に終わっております。
○佐藤参考人 佐藤でございます。 本日、私に参考人として意見を陳述する機会を与えてくださったことにまず感謝を申し上げます。 私は、いささかの御縁がございまして、平成三年五月に起きました信楽高原鉄道の列車正面衝突事故の遺族から弁護士として依頼を受ける機会がございました。その後、信楽事故の御遺族とともに鉄道安全推進会議、TASKという民間団体を立ち上げ、鉄道の安全と鉄道分野を初めとする事故調査制度の