○伊藤説明員 ただいまの御指摘のメモにつきましては、一応検察当局で吟味いたしましたところでは、有森氏の進退の問題を除きますと、要するに一番最後に書いてありますところに関連いたしまして、若干の金を引き出す手段としてつくられたものではないかと思われる節が多いのでございます。したがって、中身につきましても「岸先生、増田、田中六助の合作劇」であるとか、「岸先生も大分、佐藤を動かした様です。」とか、あるいは最後
○伊藤説明員 このE2Cの問題と申しますのは、もちろん国としてお買いになる相当巨額に上ります機材でございまして、これにもし不正が絡んでおればとうてい検察としても看過できないわけでございます。したがいまして、先ほど申し上げましたような二点を含めましてE2Cをめぐる諸問題は十分解明をしたつもりでおります。しかしながら、その解明の過程において検察として取り上げなければならぬようなものは全く存在しなかった、
○伊藤説明員 ただいまの点は、このSECの報告でグラマン社が、日商岩井が手数料の一部を米人コンサルタントに支払う可能性があること、その一部が日本のワン・オア・モア・ジャパニーズ・オフィシャルズに支払われる可能性があることを知ったという指摘に関する点でございます。この点につきましてやはり十分な調査をしたつもりでおるわけでございますが、先ほどちょっと申し上げましたように、代理店変更の段階からカーン氏が若干関与
○伊藤説明員 ただいま御指摘のはこのSECの8K報告書に記載してある第一の部分で、一九六九年にグラマン社がE2Cの売り込みに関して一人の日本のガバメントオフィシャルの示唆によって代理店を変更した、この関係でございますが、この点につきましては、調査をいたしますと、昭和四十四年の初めごろにハリー・カーン氏を含みますグラマン・インターナショナル社のメンバーが日本へ参りまして、一人のガバメントオフィシャルに
○政府委員(伊藤榮樹君) そういうことを問題とされ、かつ御質問になるということについて、意味がないなどと私ちっとも申しておりません。 私が申しておりますのは、具体的な公判係属案件がない場合において、特定の思想の記述されました紙をお示しになって、証拠能力がこのものにあるかどうかということをお尋ねいただいても、何ともお答えしかねる問題でありまして、抽象的に、全く具体的な事件を前提としないで証拠能力の有無
○政府委員(伊藤榮樹君) 場面を二つに分けて考える必要があると思います。 捜査の段階で、捜査を次第に進展させていく、その間に、たとえば逮捕状を請求する、あるいは捜索差し押さえ令状を請求する、かような場合には証拠能力の問題は起きないわけでございます。 問題は、公判で厳格な証明を要する事項につきまして厳格な証明をしようとする場合に、初めて証拠能力のことが問題になるわけでございます。 そこで、お尋ねの
○政府委員(伊藤榮樹君) そのときにもよく御説明いたしておりますように、証拠能力というものは刑事訴訟法上の概念でございます。したがいまして、刑事訴訟法上具体的な立証に関連いたしまして証拠能力の有無が問題になるわけでございます。 ところで、具体的な事件がない場合において、一般的に証拠能力がそのものにあるかどうかというふうなことを議論するということは、それ自体意味のないことである、議論をする根拠がない
○伊藤(榮)政府委員 何を立証しようという趣旨で証拠にするかによって変わってくるわけでございまして、ただいま仰せになりました電文に即して言いますと、スナイダー氏が作成した書面ではないかと思われるわけでございますが、そうすると、スナイダー氏が原供述者でございまして、スナイダー氏がかく語ったという部分については、三百二十一条一項三号の適用がございますけれども、今度はスナイダー氏が金東作氏から聞いたという
○伊藤(榮)政府委員 公訴事実がはっきりしておりませんので、的確なお答えはできませんが、仮に大変な仮定をいたしまして、金東雲という人が金大中氏監禁、誘拐等の罪の被告人として起訴されているというような状態を仮に仮定をいたしまして、それで、ただいまお読み上げになりました電文を何とかして証拠に使おうということになりますと、検察官としてまず考えますことは、三百二十六条の同意を得て証拠能力を付与するという方法
○伊藤(榮)政府委員 参議院の外務委員会で刑事局担当の官房審議官が、刑事訴訟上の証拠能力の一般論をお答えしましたところ、一部報道機関で証拠能力ありなどという見出しがつきまして、当惑しておるわけでございます。 釈迦に説法のような話でございますが、証拠能力と申しますのは、刑事訴訟におきまして具体的な刑事事件が公判に係属をいたしました場合に、その訴因とか立証の趣旨とかの関連において証拠とすることができるかどうかを
○伊藤(榮)政府委員 合意がなされたというお話がいまございましたけれども、そういうことではなくて、御要望にこたえて逐次五億円に満つるまで支出をしたということでございまして、その時期につきましては、前から申し上げておりますように、五億円の最初が四十二年の秋、最後が四十六年の終わりごろというところから御理解いただきたいと思います。
○伊藤(榮)政府委員 松野氏の方からその程度の金額についての御要望があって、これにこたえたということのようでございます。
○伊藤(榮)政府委員 航空機購入に絡む犯罪等の捜査処理に関する御報告を申し上げます。 まず、捜査処理の経過について申し上げます。 最初に捜査の開始についてであります。 検察当局は、昨年十二月十五日及び本年一月五日に米国証券取引委員会、SECが行ったマクダネル・ダグラス社及びグラマン社についての申立書、両社の月例報告書、いわゆる8K報告書等の公表を契機として、わが国の航空機購入に絡んで犯罪が介在
○伊藤(榮)政府委員 まずお金の性格でございますけれども、日商岩井の側としては、F4ファントムのことがなければ、そういうお金は出さなかったわけであります。そういうものであるということを、受け取られた側がよくわかっておられたかどうか、これはまことに主観の問題でございまして、何とも申し上げかねるわけですが、私が前回申し上げた趣旨は、常識的な話として、さように申し上げたわけでございます。
○伊藤(榮)政府委員 五億円でございます。ただし、ドルの為替レートの端数がありますから、きっかり五億にならないという意味であります。
○政府委員(伊藤榮樹君) お尋ねの事件は、札幌中央警察から札幌地検に送致されております中山秀雄ほか二名に係る薬事法違反の事件と思いますが、近く処理する予定でございます。
○政府委員(伊藤榮樹君) 日商岩井の社内におけるいろいろな帳簿あるいは銀行関係等の捜査から、日商岩井が出しました回数及び個々の金額は一応把握されております。しかしながら、ただいま申し上げましたように、実際に手渡しをされました方が亡くなられております。また、受け取られた方も、御証言を拝聴する限りでは、個々の金額について具体的な御記憶がないようでございます。まあ、そんなこともございまして、私どもとしてはその
○政府委員(伊藤榮樹君) 昨日、衆議院航空機特別委員会において松野氏が御証言になりまして、御証言になりました内容と、従来私どもが単数の政治家ということで申し上げております内容とが外形的にほぼ一致するようでございますので、単数の政治家と申し上げましたのは松野氏のことと御理解いただいてよろしゅうございます。 で、渡りました金額は、諸般の事情から端数がございますが、おおむね五億円、時期は昭和四十二年秋ごろから
○政府委員(伊藤榮樹君) ただいま委員長から御指示のございました捜査状況について御報告を申し上げます。 検察当局は、昨年十二月来、米国証券取引委員会におけるダグラス社及びグラマン社のいわゆる8K報告書の公表を契機といたしまして、わが国の航空機購入に絡んで犯罪が介在したのではないかとの心証を抱くに至りましたので、本年一月、これについての捜査を開始し、日米司法取り決めに基づき米側非公開資料を入手いたしますとともに
○伊藤(榮)政府委員 最初にお断りいたしておきますけれども、結局、先ほど申し上げました政治家の方につきまして刑事訴追をいたしませんでした。することができなかったわけでございます。したがいまして、裁判上確定するような厳密な証拠の積み重ねというものは必ずしも遂げていない面があるわけでございます。 そのことをまず御理解いただきたいと思いますが、私どもの見るところでは、その相当額のお金が当該方面に流されました
○伊藤(榮)政府委員 お互いに受取を交わすようなお金ではなかったように思われますので、それと古いことでございますから、多少金額の認識についてのそごはお互いにあり得るような、そういう事情のものでございますけれども、大筋においては間違いないと思います。
○伊藤(榮)政府委員 ただいま御指摘いただきましたように、私、この問題につきましては、刑事訴訟法の精神等が許す範囲において、なるべく国民の前に御説明を申し上げる態度がいいのではないかと思っておったわけでございまして、検察当局もある程度の発表をしたようでございます。しかしながら、さらに国民を代表されます国会が国政調査権に基づいていろいろ今後お尋ねになるといたしますれば、もう少し踏み込んで言える範囲のぎりぎりのところまで
○伊藤(榮)政府委員 特定の人に対しまして、裁判官の発する令状を得て強制捜査に着手をいたしたり、あるいは裁判官の令状によりまして強制的な捜索、差押えを実施いたしましたような場合には、事柄の性質上、マスコミに対して一定の限度で公表するという取り扱いをいたしておるわけでございますが、それ以外の、任意の御協力をいただいていろいろ事情を述べていただけますような方につきましては一切公表しない、こういう扱いを従来
○伊藤(榮)政府委員 必要に応じていろいろな方から事情を聞いておりますので、その中に政治家がおられるかもしれませんし、おられないかもしれない、こういうことでございます。
○伊藤(榮)政府委員 現在捜査が進んでおりまして、海部氏の勾留満期まで残すところあと一週間ばかりあるわけです。鋭意捜査をしておるわけです。 捜査の過程におきまして、必要に応じていろいろな方から事情を聞いたりしておるわけでございますけれども、何分捜査の内容に関することでございますので、捜査の過程でどういう方を調べたとかあるいはどういう方においでいただいて事情を聞いたとか、こういうことは申し上げることを
○伊藤(榮)政府委員 特定のケースについて、どういう方を調べ、あるいは調べないかということはお答えいたしかねるわけでございますが、概略の感触を申し上げますと、海部メモの記載内容につきましては、若干事実と異なる記載がなされておる、ただし、それが海部氏の手になるものであるというような点が次第に解明されております。 したがいまして、真実に合致せざる部分について、無関係の方から事情を聞くということは不必要
○伊藤(榮)政府委員 さしあたっての問題は、海部氏の勾留満期がこの十五日になるわけでございます。 その間、まずもって海部氏の容疑について証拠固めをすべく懸命にやっておるわけでございまして、それから先は、御承知のように、捜査は水ものというくらいでございまして、どうなるかわかりませんが、一応の感触としては、これまで一月以来いろいろ提起されました諸問題についての解明が逐次終わりつつある、こういうふうに御理解
○伊藤(榮)政府委員 申し上げるまでもなく、御承知のとおり、現在海部八郎氏を勾留して取り調べておるわけでございます。 その偽証の容疑の中に、ただいま御指摘の二百三十八万ドルの関係があるわけでございます。二百三十八万ドルというものの受け取り先を明らかにしたくない操作をしておるわけでございます。その背景には、この二百三十八万ドルがこしらえられる前に若干必要な金があって、これを補てんするためであったということがだんだんわかりつつあるわけでございます
○伊藤(榮)政府委員 実は、昨日再逮捕いたしました海部氏にかかわります偽証の告発事実の中には、御指摘の百五万ドルの問題も含まれておったのでございますが、この点につきましては、昨日の海部氏の再逮捕の容疑事実の中には入れておりません。と申しますのは、一昨日海部氏を起訴いたします段階までに、四十七万ドルの問題を含めまして百五万ドルの問題は解明済みである、こういうふうに御理解いただきたいと思います。
○伊藤(榮)政府委員 実は、今回の問題の捜査に当たりましては、SECの資料によって指摘されましたすべての問題、それから国会で御論議になりました諸問題、さらには一部マスコミで報道されましたいわゆる疑惑と言われますもの、これを全部並べておきまして、順番にと申しますか並行的にやっておるものもございますが、それらの全部について犯罪が伏在するかどうかを究明をしていく、そのうち白くなったものは白くなったということで
○伊藤(榮)政府委員 いわゆるダグラス、グラマン問題に関する捜査状況につきまして、去る三月十六日の当委員会におきましてその時点までの概要を御報告申し上げたのでございますが、さらに、その後の捜査状況の概要を報告申し上げます。 一、ダグラス問題に関する米側資料は、三月十六日にわが国に到着しております。 二、三月二十三日には、山岡及び今村両名の容疑に関し、日商岩井東京本社を再び捜索しております。 三
○政府委員(伊藤榮樹君) 一般論として申し上げますけれども、山岡を再び逮捕しました事実、これは一種の手数料を会社の経理へ入れることなく山岡名義の預金口座に入れたということで、背任罪ということで捜査をやっておるわけでございます。それからも御推察のように、一般的に、会社の経理の手の届かないところで全くそれぞれの人間が自由にできるような形で預金口座を設けて、そこへないしょに金をつぎ込んでいくというようなことは
○政府委員(伊藤榮樹君) いわゆるダグラス・グラマン問題に関する捜査状況について御報告申し上げます。 まず、検察当局が、昨年十二月十五日及び本年一月四日に米国証券取引委員会が行いましたマクダネル・ダグラス社及びグラマン社についての申し立て書、両社の月例報告書等の公表を契機といたしまして、両社による海外不正支払いの問題に関し、わが国において犯罪が行われた疑いがあるか否かにつきまして、右の月例報告書等
○伊藤(榮)政府委員 登録制にするかあるいは免許制にするかという点は必ずしも私どもの所管ではございませんけれども、やはり現実に届け出制のもとで十万を超えるという業者がおられるわけでございまして、私の知識でも、かつて宅地建物取引業の場合も、最初登録制から発足をして、漸次不良業者を払い落として、そして最後に本来のすっきりした姿にした、こういう経過もあるようでございまして、私は当面登録制ということで発足するのが
○伊藤(榮)政府委員 恐らく最終的には総理あるいは官房長官のところで御裁断になると思いますけれども、率直に申し上げましてどちらかというと政府提案で何とかいけたらいきたいという方向で動いておるのは事実でございます。
○伊藤(榮)政府委員 サラ金の規制の問題は一刻も早くやらなければならぬということは私ども一致した考え方でございまして、現在中心となりますところが大蔵省でございます。大蔵省を中心に成案を得るべく鋭意詰めておるところでございまして、私、率直に言いましてほとんど詰まってきておるんじゃないか。問題は、サラ金規制に関する新しい立法で利率の上限をどうするかというようなところがあと残っておるんではないか。法務省といたしましてはすでに
○政府委員(伊藤榮樹君) 捜査は証拠を追って次第に進展するものでございます。そういう捜査を進める上におきまして、毎々申し上げておりますように、今回の諸問題を広い角度でとらえて念頭に置きながらやっておるわけでございます。したがいまして、今後捜査がどういう方向に進展す三か、いまから即断することはできませんけれども、可能性としてはいろいろな方面に目を注ぎたがら捜査を進めていくと、かようなことになろうと思います
○政府委員(伊藤榮樹君) 御指摘のように、海部氏の逮捕事実は外為法違反だけでございますが、その事実が一番証拠上はっきりしておりますのでそれで逮捕したものと思われますけれども、ただいま御指摘の私文書偽造の関係、それから四十七万ドルの使途の関係、さらには日商岩井の山村証人などが証言されました架空口座に入れたと言われる八十五万ドルの関係、これらは要するに外為法違反と密接不可分の関係にあるケースでございますので
○政府委員(伊藤榮樹君) 何分逮捕しましたのが昨日夕刻でございまして、それから夜に入りまして、夜が明けて間もないことでございますので、まだ特段の進展はございません。
○政府委員(伊藤榮樹君) 捜査の過程でどういう方に来ていただいて事情を聞いたというようなことは、公表しないたてまえになっておるわけでございます。私自身の判断としては、事情を聞いたのではないかというふうに思っております。
○政府委員(伊藤榮樹君) 当該報道につきまして一応の関心を持っておるということを事務的に御連絡いたしておりますので、外務省は外務省なりに何らかのお考えがあるのではないかと思っております。
○政府委員(伊藤榮樹君) ただいまお尋ねの南アフリカとの関係でございますが、私どもまだ新聞報道等によって概略を承知しておる程度でございます。恐らく外務省御当局等によりまして何らかの公式的な説明資料、こういうものが参りますれば、ある程度検討してみる必要はあろうかと思っておりますが、何分いろんな複雑な背景事情があるようでございますので、さしあたりはそういった正式の資料、情報というものを待ちたい、かように
○政府委員(伊藤榮樹君) おおむねそのとおりでございまして、御承知のように、じみちな捜査をいま続けておるわけでございますが、その捜査の過程におきまして、国外におられる方でありましても、捜査上事情を聞く必要が生じますればしかるべき手段を講じて聞かざるを得ない、こういうふうに考えております。
○政府委員(伊藤榮樹君) 何分、先ほど申しましたように、内容を確認いたしておりませんので、軽々なお答えはできないわけでございますが、ハリー・カーン氏の本件問題に対する態度は何となく見えるような気がするわけでございます。したがいまして、将来必要が生じて、カーン氏などの事情を聞くというような必要が生じました場合に、それ相応の頭をもって話を聞かなければならぬ、そういう意味において捜査当局としては関心がある
○政府委員(伊藤榮樹君) ただいま御指摘のように、ハリー・カーン氏がグラマン社を相手取って損害賠償の請求訴訟を起こしたということ、報道によって承知をしておりますが、まだ外務省においても詳細を確認していないようでございまして、報道で承知しておる域を出ませんが、検察当局としては、他国におきます民事訴訟の経緯でございますので、いずれ詳細がわかればそれ相応の関心は払うと思いますけれども、いまのところは、それと
○政府委員(伊藤榮樹君) 新環境開発株式会社という会社のことにつきましては、毎日新聞でしたか、何回かにわたって報道された関係もありまして、検察当局としては一応関心の範囲内に置いておると思いますが、今日までにこの当該会社を捜査の対象にしているというような段階には至っていないようでございます。と申しますのは、察するに、そこまで手が回らない、また社長であった方がもう亡くなっておられる、諸般の状況から急ぐことから
○政府委員(伊藤榮樹君) 東京建設部を捜索したというのは正確ではございませんで、日商岩井の東京本社の中で捜索差し押さえ令状記載の物件が存在する可能性のある個所を捜索したわけでございます。被疑事実はその前の十四日のときと全く同じでございまして、山岡外一名に対する外為法及び私文書偽造、こういう被疑事実によりまして補充的な捜索をしたわけでございます。
○政府委員(伊藤榮樹君) 世上検察首脳会議と言われておるようでございますが、私が報告を徴しましたところでは、SECの非公開資料が全部手元へ来たという関係で、東京地検が最高検察庁及び東京高検に対して一括して説明をした、こういうことを外部から見て検察首脳会議と言うのであろうと思います。 なお、検察部内でそういう形で行われます捜査に関する報告聴取とか、あるいはそういう問題につきましては、一々大臣のお耳には
○政府委員(伊藤榮樹君) 言葉が足りなくて申しわけございませんでした。現段階ではちょっと明らかにするのを差し控えさせていただきたいと思います。
○政府委員(伊藤榮樹君) いまお尋ねは、端的に言って百五万ドルの支払いの根拠になった契約が公正取引委員会に届け出られていたかどうかということになるんだろうと思うんですが、その辺は公正取引委員会が一番御承知のところであろうと思いますが、私の感じでは多分届け出られてなかったんだろうと思います。
○政府委員(伊藤榮樹君) まず、逮捕罪名に私文書偽造があって同行使がないという点の御指摘でございますが、この架空の契約書等を作成しまして、経理担当部門に結局それが備えつけられるわけでございましょうが、それが何のために使う目的で備えつけられるかというところに一つ問題があるわけでございまして、その点は捜査の展開を待って明らかにしたい、こういう検察の意図であえて行使の点が伏せられておる、こういうことであろうと
○政府委員(伊藤榮樹君) 一般論から申し上げますが、特定の被疑者を立てまして、これに関連して捜索をいたします。捜索をいたしました資料などを見ながら、その身柄を拘束しました被疑者その他関係者を調べてまいりますと、最初の逮捕の際あるいは捜索の際には問題点とならなかったような点も浮かび上がってくることがあるわけでございまして、そういう新たな観点から、新たな物件の差し押さえを要する、こういうことが間々あるわけでございまして
○政府委員(伊藤榮樹君) けさ十時半ごろから日商岩井の二回目の捜索をやっておるようでございます。捜索の容疑事実は前回の容疑事実と全く同一でございまして、前回の捜索の際に足らなかった物件を押収いたしますために補充的にもう一回捜索をしておる、こういうことでございます。