2005-07-05 第162回国会 衆議院 本会議 第34号
○伊藤忠治君(続) すなわち、日本の成熟社会は存在できないと思うわけであります。 政治とは、歴史や物事の成り立ちというたて糸と国際情勢というよこ糸を巧みに織り上げた布のようなものだ、深い洞察と歴史観、哲学が必要な理性的な仕事であろう、ただ勘に頼ってのみ行う民営化は、日本社会の現状を無視した、拙速、無思慮な悪政であると元郵政大臣自見庄三郎議員が述べられました。(拍手、発言する者あり)よく聞きなさい。
○伊藤忠治君(続) すなわち、日本の成熟社会は存在できないと思うわけであります。 政治とは、歴史や物事の成り立ちというたて糸と国際情勢というよこ糸を巧みに織り上げた布のようなものだ、深い洞察と歴史観、哲学が必要な理性的な仕事であろう、ただ勘に頼ってのみ行う民営化は、日本社会の現状を無視した、拙速、無思慮な悪政であると元郵政大臣自見庄三郎議員が述べられました。(拍手、発言する者あり)よく聞きなさい。
○伊藤忠治君 私は、郵政民営化関連法案及び与党提案の修正案に対し、断固反対、即刻廃案を求めて討論を行う民主党・無所属クラブの伊藤忠治であります。(拍手) 討論に先立ち、昨日、郵政民営化に関する特別委員会において、中央公聴会の開催、三十三条問題に関する参考人招致を初め、法案の疑問点、問題点について疑義があり、いまだ審議不十分にもかかわらず、ひたすら小泉総理が今月六日にサミットに向けて出発する外交日程
○伊藤(忠)委員 ありがとうございました。 もう時間がございませんので、全員の先生方にお聞きすることは難しいんですが、全銀協の会長さんに、最後になりますが、この点だけお聞かせをいただきたいと思っています。 つまり、二百兆という銀行が生まれますよね。これは、今の集中合併で大きな巨大銀行が四つかそこらあるんですが、まともに競争ということになりますよね。これは庶民銀行とか特定の性格を持たせた銀行じゃありませんので
○伊藤(忠)委員 民主党の伊藤忠治でございます。きょうはありがとうございます。 恐らく、四人の先生方も、急遽の日程で大変でございましたでしょうが、そろって御出席を賜りまして、また貴重な御意見を承ることができまして、心から感謝を申し上げます。 日ごろ私の考えておりますことを含めまして質問をさせていただきたいと思うのですが、今回のこの特別委員会、郵政の民営化集中審議をやってまいりまして、あと残すところわずかになりました
○伊藤(忠)委員 聞いていないことを答えてくれる必要はないので、この郵政の問題を聞いているわけですよ。 だから、郵政問題に限定してこれは言われているわけですよ。民営化はやらないということなんです。だから、その後も、内閣、与党の中で議論がありまして、委員会審議の中でもこれをただしているわけですね。たしか三年ぐらい、その発言というのは裏打ちされる覚悟でなさっているわけじゃないですか。違いますか。僕もそう
○伊藤(忠)委員 それは明らかに違うわけでありまして、民営化を行わないというこの表現は、橋本総理、これはもう絞って私は言っているわけです。当時の橋本総理、それからあと三大臣、きちっとこれは発言をされているわけです。それは議事録がとってございまして、法制局長官だとか何だとかそういう人はどうでもいいんですよ、関係ありませんから。当時の大臣が、この法案はこういうことでしょうかと言ったら、そのとおりですと言
○伊藤(忠)委員 民主党の伊藤忠治でございます。 実は、一連の審議を聞いていまして、私、こんな感じを受けています。審議に入る前から、この郵政民営化問題というのは、政策論よりも、政治論、政党論というんですか、そういう流れが非常に強まっていまして、御承知のように、この委員会が開かれるまでにさまざま動きがございました。 まず初めに問題になったのは、改革基本法の第三十三条問題だったわけです。議運の段階から
○伊藤(忠)委員 時間の関係がありますので次に進みますが、先ほども杉浦官房副長官が言われましたけれども、私も聞いていましたら、竹中さんは総務省所管の大臣ではもちろんありませんから、郵政問題をこういう場では権限を持って議論はできません、内閣委員会の方でやるんだという答弁でしたよね。この点をはっきりしておかなきゃいかぬと思うんです。 つまり、あなたは担当大臣というふうに言われていますが、これは行政府の
○伊藤(忠)委員 そのときは、今も声が出ていますが、御本人が質問取りに来なければいけませんよ。それで、例えば五日の日に一般質問で総務委員会が開かれる、あなたが質問を私にされるそうですけれども、私はこういう都合がございましてどうしても出られない、そういう事情がおありだったら、そのことを私に話されてはどうですか。その事情がわかれば、ああ、それなら別の日にしようかとか、では副大臣でかわっていただこうかと。
○伊藤(忠)委員 民主党の伊藤忠治でございます。 竹中大臣にまずお伺いいたします。 私は、あなたに質問事項を提起いたしまして、出てきてくださいよということを質問取りに来ました担当の方に申し上げたんです。私自身があなたを呼んだんです。ほかの同僚議員も呼んだと思いますが、要請したんです。何の返事もなく、きょう初めてお会いして、杉浦官房副長官ですか、あの方が何か政府を代表して見解を表明される、それに続
○伊藤(忠)委員 会長さんにもう一点お伺いします。 あなたは、会長就任直後に、海老沢前会長に顧問になってくれぬかと就任を要請されましたね。これは私は日付を資料で把握しておりますが、一月の二十五日ですか、そうですね、それで二十八日に辞退なさったわけです。これは世論が反発したからまずいと思って、就任はいっときオーケーというような感じだったんですが、辞退されるということで、あなたも撤回されたということだと
○伊藤(忠)委員 ということで、あなたの会長就任といいますのは、こういう始まって以来の重大な局面をどう乗り切っていくのか、その重責を担った人事なんです。ローテーションの人事じゃないんです。一連のこの不祥事件がなぜ起こったのか、その原因分析をきちっとやらないと、これの改善策とか克服策が出てこないじゃないですか。 巷間言われておりますが、NHKというのは風通しの悪い組織だ、あるいは、人事が非常に偏重しておって
○伊藤(忠)委員 民主党の伊藤忠治でございます。 私は、こういう認識で審議に臨みたいと思っているんです。NHKの今日の事業運営、これは極めて厳しい状況にあると私は認識をしております。そういう状況認識に立って、質問をしたいと思います。 まず、新会長に就任された橋本会長さんから順次行きますが、あなたは放送法第二十七条に定めます経営委員会の任命によって就任なさった。なぜここで会長交代が行われたのかということなんですが
○伊藤委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 それでは、委員長は、理事に 安倍 晋三君 亀井 善之君 野呂田芳成君 佐藤 公治君 牧野 聖修君 を指名いたします。 本日は、これにて散会いたします。 午前十時五十二分散会
○伊藤委員長 この際、理事の補欠選任についてお諮りいたします。 委員の異動に伴い、現在理事が五名欠員となっております。その補欠選任を行いたいと存じますが、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤委員長 これより会議を開きます。 一言ごあいさつ申し上げます。 去る十月十二日の本会議におきまして、私が懲罰委員長に選任されました。まことに光栄に存じます。 申し上げるまでもなく、当委員会は、議院の秩序維持及び規律保持に関し重大なる責務を課せられており、その職責の重大さを痛感している次第であります。 委員各位の御協力と御支援を賜りまして、誠心誠意努めてまいる所存でございます。 何とぞよろしくお
○伊藤(忠)委員 私が言ったところで余りひっかからぬでくださいよ。私はこの一覧を見ながら言っておるんですよ。その他の中身を明らかにせずに、たまたまほかの項目を私が抜き出したからそれにひっかかってそのように言いますが。 それなら言いますけれども、印刷局があるじゃないですか。これはお札を刷っているんですよ。これはあなた、一番重要な仕事じゃないですか。ところが、ここの職場は団結権も団体協約締結権もありますよ
○伊藤(忠)委員 大体答えはそういう答えだと思います。国家権力という一言で全部くくっちゃうわけですよ。 それなら、聞きますけれども、登記に関係する地方の事務所がありますよね。だから、ああいうところでやっている仕事、これは幾らでも民間でできるじゃないですか。でも、国家権力の行使と言うんですよね。そのことでもって、これは団結権は認めるけれども団体交渉権はだめだと言っているわけですよ。どう考えてもおかしいですよね
○伊藤(忠)委員 提出法案、二つございまして、一つは特別職職員の給与改定、もう一つの法案が障害の改定ですね。 特別職職員の給与改定、これが提案されておりまして、私ども読ませていただきましたが、現行制度を前提にした改定になっておりまして、行政府のトップであります内閣総理大臣、内閣総理大臣の報酬は月額にしまして二百六十万、これを頂点にして公務員の給与体系が決められているわけですね。もちろんこれは三権の
○伊藤(忠)委員 つまり、協会みずからの手で実態把握というか捜査はできないので、それは告訴という方法で訴えまして、司直の手に今ゆだねているからそちらにお任せします、こういう理解でいいんですね。
○伊藤(忠)委員 記録に残りますから、もうそういうことで私は次に質問いたしませんが、それ以前は、つまり発覚した以前は本人に対する手渡しと見られまして、総額としては未確定だと。しかも、手渡した分は相当な金額になるのかならないのか、この点についてはどうですか。
○伊藤(忠)委員 民主党の伊藤忠治でございます。 NHKの海老沢会長を初め参考人の皆さん、御出席をいただきましてありがとうございます。お聞きをしまして、私は四十分間質問させていただきますが、少しでも全容解明ができますように、簡潔な答弁と問題点をひとつ明らかにしていただきますようにお願いをいたします。 幾つか不正疑惑問題が出たわけでございますが、これは他のマスコミが、新聞から始まりまして雑誌に至るまで
○伊藤(忠)委員 私は、民主党・無所属クラブを代表し、ただいま議題となりました地方公務員等共済組合法等の一部を改正する法律を廃止する等の法律案に賛成の立場で討論を行います。 さきの国会で成立した年金改革関連法に対して、国民は、その成立前も、成立後の現在も、強い不信を抱いています。 まず、負担と給付の数字を明確に打ち出したことが抜本改革であるとしながら、実はその負担と給付がまやかしであることが明らかになりました
○伊藤(忠)委員 民主党の伊藤忠治でございます。 私は、この通常国会で初めて委員会に参加をさせていただきました。したがいまして、それ以前の議論は経験をしていないわけですが、この一年間、諸先生方からいろいろな角度からレクチャーをいただいたり、あるいは先生方の相互討論を拝聴しておりまして、大変有益でございましたし、勉強させていただきました。 そこで、私の感じておりますことについて述べさせていただきたいと
○伊藤(忠)委員 関連して質問しますが、これは任期付なんですね。任期付でない短時間職員というものも導入してほしいという声が上がっているわけですね。だから、今回は任期付でやられるわけですが、任期付採用でもって今問題になっているところはカバーができる、このように理解をしたいと思うんですが、そうでございますか。 でないと、さらにこれからもっと臨機応変に、勤務の状態が変わっていけば、そういう短時間職員も組
○伊藤(忠)委員 次の質問に移りますが、任期付の短時間職員の問題ですけれども、こういう制度を導入するということは、主に部分休業者の補充要員として充てる、そのことを主に考えられているのかどうか。この点について質問いたします。
○伊藤(忠)委員 民主党の伊藤忠治でございます。よろしくお願いいたします。 まず初めに、地方公務員法と任期付職員の採用について、この問題からお聞きをしてまいります。 まず、人事委員会、公平委員会の機能を強化したいというこの法案の中身でございますが、私が考えますところ、苦情処理だとか競争試験、競争試験といいますのは公平委員会の事務として付加されるという面が多いわけですが、これらの事務が今後自治体において
○伊藤(忠)委員 お役所の答弁ですから、どっちでもとれるような言い方にどうしてもなるんですが。 とにかくRDF化をして、あと完結する方法は、最後はいろいろあるじゃないですか。メニューとしてあると思うんですが、この方法を採用する自治体が今後も減るんではなくて、ふえる方向に行くでしょうと私は判断をするんですが、いやいや、そうじゃない、ここでとまってしまうのか、いや、減っていくのか。 そんなことにはならぬでしょう
○伊藤(忠)委員 積極的に評価するというような表現はないんですが、とにかく広がっていくだろうということなんです。 結局、この反省を生かして、このシステムの安全管理体制が強化をされて、これから信頼度が高まるにつれて、このシステムというのは、現在の設置されているところからさらに、必ずどのシステムをつくるか市町村は決めなきゃいけませんから、そのときにはRDFを採用される市町村がふえていくと考えられるのか
○伊藤(忠)委員 民主党の伊藤忠治でございます。 私にいただきました時間は四十分でございますが、RDF問題に絞って質問をさせていただきますので、お答えによっては時間が早く終わる可能性が十分ございます。余った時間は同僚議員の大出さんとか松野さんに有効に使っていただきたい、私はこう思っておるんです。 一点に絞って質問させていただきます。なぜかといいますと、昨年の三重県のRDFの爆発事故、火災事故は起
○伊藤(忠)委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。 案文の朗読により趣旨の説明にかえさせていただきます。 電波法及び有線電気通信法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本法施行に当たり、次の各項の実施に努めるべきである。 一 電波の再配分にかかる給付金は、公正かつ合理的な方法を用いて算定するとともに、給付金支給
○伊藤(忠)委員 伊藤です。 せんだって、EU大使のお話を聞きまして私の感じましたことを申し述べさせていただきますが、まさしく壮大な実験でございまして、歴史的に、第一次、第二次大戦を経まして、その反省からEUを立ち上げられたということだろうと思います。 ハイブリッド国家、現状はそうだと思いますが、これまでの経過を見ましても、安全保障の面では、NATOは冷戦構造の中でヨーロッパ地域では一つの核になっていたわけですし
○伊藤(忠)委員 私は、民主党・無所属クラブを代表して、政府提出の地方税法等の一部を改正する法律案、所得譲与税法案及び地方交付税法等の一部を改正する法律案に、それぞれ反対する立場から討論を行います。 小泉総理は三位一体改革というスローガンを掲げていますが、その実態は、中央の既得権益を温存し、地方を一方的に疲弊させるものであります。議題となりました三法案と政府の三位一体改革に対しては、セットで反対せざるを
○伊藤(忠)委員 十一時半までということになっていまして、きょうはアナン事務総長もお見えになりますので、ここで一応切らせていただいて、あとは昼からにさせていただきます。
○伊藤(忠)委員 おっしゃることだと思います。やはり私が思っておりますことと認識はそう変わっていません。 やはり不透明な部分はあるわけですね。地方が景気回復ということになるためにはタイムラグが、どうしたって最低でも二年ぐらいはかかってきているわけですね。そうしますと、なかなか全体に景況感が行き渡るということは難しいし、実際に地方財政の、言うならば税源を潤す景気回復というところまでいくには、やはりこれは
○伊藤(忠)委員 民主党の伊藤忠治でございます。 大臣と対面しますのは本当に久しぶりでございまして、大臣は記憶にないかもわからぬと思います。ちょうど十五、六年前ですか、大臣が外務委員長をなさっていましたときに、私も一年生でございましたが、外務委員として籍を置いておりまして、鈴木宗男さんも一年生で、与党側の理事の末席に見えまして、私が質問に立ちましたら、彼、元気いいですから、気に入らぬことはすぐ反論
○伊藤忠治君 私は、民主党・無所属クラブを代表し、ただいま上程されました野党四党会派共同提出の小泉内閣不信任決議案に、賛成の立場から討論を行います。(拍手) 構造改革なくして景気回復なし、小泉総理の決まり文句であります。しかし、本当に構造改革と景気回復は実現したのでありましょうか。アドバルーンを次々と打ち上げるだけで、その内容はまさに空虚そのものであります。 小泉総理の空演説、空約束、そして、それを
○伊藤(忠)委員 次は、接続料金の見直しについてお伺いをしたいと思いますが、これは片山総務大臣に御答弁を期待しておるわけです。 現在の長期増分費用方式につきましては、これは既に決まっておりますが、平成十七年度以降は全面的に見直すということになっているわけで、なぜ見直すことになったのか。 それは、アメリカでも事業者間に抵抗が強くて一部でしか実施されていないということは、日米交渉でも実態はわかりました
○伊藤(忠)委員 直ちにこれを廃止せいとか見直せとか、そんなことは言っていないんですよ。そのまま来ているけれども、これは無理がありますねと。だから、今私が申し上げましたような観点も含めて、実勢に合ったように、規制はかけるというのが基本ですからね、おたくは。だから、その規制が、殺してしまうような規制なのか、促進するような規制なのか、規制のあり方が問題なんですから、そういう立場で、市場が進展する、そういう
○伊藤(忠)委員 民主党の伊藤忠治でございます。 時間が三十分でございますので、その中で、数点の問題について、ポイントを絞りながら質問させていただきたいと思います。 今日の我が国の情報通信の進展状況でございますが、ITU、国際電気通信連合の報告によれば、日本の情報通信は、料金の安いこともナンバーワン、スピードが速いことも世界でナンバーワン、このように評価をしていることは御承知のとおりでございます
○伊藤(忠)委員 民主党の伊藤忠治でございます。 本日は、本委員会で接続料問題について委員会決議が行われることになったと聞いております。国会が行政に対して見識を明らかに表明するということは画期的なことでございまして、その持つ意味は極めて重い、私はこのように認識をいたしております。 さて、接続料問題についてでありますが、従来の実際費用方式から現在の長期増分費用方式、つまりLRIC方式に法律改正されましたその