1987-03-26 第108回国会 参議院 逓信委員会 第1号
○説明員(伊藤俊夫君) 感受性の強い青少年にマスコミの性描写等の情報が大変教育上悪い影響を与えている、こういうことにつきましては私ども憂慮しておるところでございます。ただ、この問題につきましては表現の自由という極めて難しい問題があると、こういうふうに認識しております。その意味で、質の向上につきましてはマスコミ関係者の自主的な努力にまつところが第一義的である、こういうふうに考えております。しかし、子供
○説明員(伊藤俊夫君) 感受性の強い青少年にマスコミの性描写等の情報が大変教育上悪い影響を与えている、こういうことにつきましては私ども憂慮しておるところでございます。ただ、この問題につきましては表現の自由という極めて難しい問題があると、こういうふうに認識しております。その意味で、質の向上につきましてはマスコミ関係者の自主的な努力にまつところが第一義的である、こういうふうに考えております。しかし、子供
○説明員(伊藤俊夫君) テレビの感受性の強い青少年の成長発達に大きな影響を与えますことは先生御指摘のとおりでございます。そのテレビの中に好ましくない番組があるという指摘がありますことは大変憂慮すべきことである、こういうふうに考えております。 ただし、表現の自由の問題もございますので、この点につきましてはテレビの制作者の方々が自主的な努力でいろんな形で善処方、お進めになられておる、こういうふうに理解
○説明員(伊藤俊夫君) 青少年のための法律につきましては直接総務庁の方で担当しておりますので、それにつきましては総務庁の方のお答えでございますけれども、文部省の方では、先生御高承のとおり、最終的には価値観を意図した行為をやっております。その価値観につきましては教育基本法の精神がその価値観になっておるわけでございます。
○説明員(伊藤俊夫君) お答え申し上げます。 善悪の判断がまだ十分でない子供にとりましては、事によってはその種の注意で、なるほど世の中ではこれは悪いことなんだという確認がされる場合もございますから、教育的にはその意味では有効であると、こういうふうに考えます。
○伊藤説明員 先生の御指摘のとおり、少年非行の原因というのは大変複雑多岐にわたっておると思います。ですから、その意味でいろいろな形でこの対策がとられるべきだろうと思います。 文部省としましても、当然教育の立場からいろいろ方策を考え、努力しているところでございますし、あるいは保護養育という点で厚生省も努力されておりますし、それぞれの関係省庁が各種の努力をしておるところでございますけれども、その原因が
○伊藤説明員 先生御指摘のように、今青少年を取り巻く環境、特に教育環境につきましては、いろいろな方からいろいろな指摘があって、確かに子供の健全な成長発達のために好ましくないというのが幾つも指摘されているところでございますけれども、特に青少年がそれぞれの年齢ごとに成長発達していくためには、それぞれの段階にふさわしい生活体験を持つことが一番重要であると思うのです。幼児期には信頼感を身につけるとか、あるいは
○伊藤説明員 少年の非行の原因は、先生も御指摘のとおり、大変複雑多岐にわたっておるものだと思います。その意味で、少年の健全育成の対策というのは、各方面にわたってきめ細かく、かつ、それぞれが協力し合って施策が進められることが大切だ、私はそういうふうにも認識しておるわけでございます。 その意味で文部省では、学校教育あるいは社会教育の充実に努めておるところでございますけれども、特に学校教育におきましては
○伊藤説明員 小学校の六年生が六年生だけで遊んでいますと、例えば学校の順番が四十番だと、その仲間の中ではいつまでたっても四十番の扱いを受けるわけですけれども、その四十番の子供が、今度は小学校五年生や三年生と一緒にグループをつくって遊びますと、体力がありますからやはり先輩として立てますので、その四十番の子供が初めてそこで一番になったつもりになって自信が出てくるだろう。 そういう意味で、昔からそうですが
○伊藤説明員 先生御指摘のとおり、最近の少年非行の増加は、教育を担当しておる文部省としても大変憂慮しておるところでございます。文部省としましても、この青少年の健全育成のために、学校教育の機能の充実あるいは社会教育の充実というようなことに今鋭意努めている状況でございます。 具体的には、学校教育におきましては特に生徒指導の充実あるいは道徳教育の充実というような方面を推進しておりますし、社会教育におきましては
○伊藤説明員 武田先生御指摘のように、山だとかあるいは森林が持っております教育的な効果というのは大変高いと私は認識しております。特に青少年が自然との触れ合いを通じて自然の美しさだとか厳しさ、こういうことを知ったり、動物や植物に対する愛情を培ったり、あるいは生命だとか自然に対する畏敬の念を育てる、さらには自然と調和して生きていくことの大切さを知る、こういう意味から教育的に大変価値が高いものだ、こういうふうに
○参考人(伊藤俊夫君) ミス、これは定期検査をいたしておりまして、バルブの開放点検をいたします際に、十分事前に水を排除してあったつもりでございますけれども、バルブの中に少し水が残っておりましたものを、それは受け皿のビニールその他の処置をいたしておりましたが、ちょっと予想よりも少し多い目に水が出ましたということが一応ミスというふうにおっしゃっている事故だろうと思いますけれども、私どもは完全に管理下におきます
○参考人(伊藤俊夫君) お答え申し上げます。 ただいま御指摘のございました大飯一号基の事故とおっしゃいましたんですけれども……
○参考人(伊藤俊夫君) お答え申し上げます。 このたび起こりましたいろいろな事態につきましては、単に日本原子力発電会社さんのことだけではございませんで、連合会といたしましても電力会社が九社ございまして、現在六社が原子炉の運転をいたしております。残りの三社は新しい原子炉の建設をすべく努力しているような状態でございまして、今回の事態は非常に深刻に受けとめておる次第でございまして、先ほど来いろいろ通産御当局
○伊藤参考人 お答えを申し上げます。 最初のお尋ねの件でございますけれども、発電所の保守運営に関しまして、ある一部の地域が汚染いたしましたときの除染作業と申しますのは、これはそれぞれの会社の社員が指示をいたしますが、それだけでは十分でございませんので、ある程度の下請を使用することはあろうかと思います。 ただ、下請と申しましても、発電所の管理区域の中に入りまして作業をいたす者でございますから、少なくとも
○伊藤参考人 お答え申し上げます。 電力会社といたしましては、軽水炉につきましては昭和四十五年から運転を開始いたしておりまして、約十年に相なります。その間いろいろな事象がございました件につきましてわれわれもいろいろ検討し、より安全を高めていくための努力をしてまいったわけでございます。 先ほど先生の御指摘のございましたアメリカの重大な事故に関連いたしましても、当時何らか先生のお話のあったような報道
○伊藤参考人 電気事業連合会原子力開発対策会議の委員長を承っております伊藤俊夫でございます。 電気事業の運営、特に原子力の開発につきましては、御列席の諸先生方には平素から格段の御教導を賜っておりますことを、この席をかりまして厚く御礼を申し上げさせていただきます。 さて、今回の敦賀発電所におきまして発生いたしました事態につきましては、単に日本原子力発電株式会社だけの問題としてではなく、私ども九電力会社
○伊藤参考人 お答えいたします。 当時、この事件の内容につきましては、本店幹部まではその実態が明確に報告されてなかったのであります。御承知のとおり、燃料体四十体を取りかえる予定でございましたが、燃料棒の製作上の問題がございまして、四十一体を取りかえなければいけなくなりましたし、そのための対称燃料体の一本並びに漏洩しました燃料体がございましたので、この燃料体とそれの対称性のもの合わせて四十四本の取りかえが
○伊藤参考人 お答えをいたします。 先生の御質問のさような判断をいたしましたのは、当該原子力発電所長並びに本店の原子力部長であるというふうに判断をいたしております。
○伊藤参考人 お答え申し上げます。 当関西電力の美浜第一発電所第一号機の昭和四十八年時点におきます定期検査に際しまして、燃料の取り出しをいたしておりました途中で燃料体の一部に損傷を与えましたことにつきまして、その当時、作業中の事故であるという判断から関係御当局に対して御報告を申し上げませんでしたが、先般、関係官庁の皆様方から統一の御見解をちょうだいいたしまして、その当時の私どもの判断は適切ではなかった
○参考人(伊藤俊夫君) お答えいたします。 ただいま通産御当局のほうから御説明のございましたように、運転を開始いたしましてから現在までに至ります暦日日数が千二百二十日で、実際に発電をいたしました日が六百九十九日でございますので、運転稼働いたしました日数的な比率は五七%でございますが、辻先生のお尋ねは、ただいま御発言もございましたように、最初は一〇〇%出力が出ておりましたが、中間で出力が低下いたしておりますので
○参考人(伊藤俊夫君) 従来、原子力発電の開発の当初におきましては、負荷率は大体八〇%くらいは達成できるであろうということで開発が進められてきたと思っております。ただ最近、原子力発電の実際の実績の問題、それから電力会社といたしましては、供給いたします電力システムの負荷率との関係から言いまして、七〇%程度で踏むのが適当ではなかろうかというふうに考えておる次第でございます。
○伊藤参考人 お答え申します。 良質燃料の入手につきましては、アラブにおきまして最近相当問題が起こったことは御承知のとおりでございますが、電気事業といたしましては、あらゆる方策、あらゆる努力を通じまして、現在電力供給に必要な油の入手は確保いたしております。 それから問題になりましたのは、アラブ地域でございますが、特に良質燃料の入手につきましてはインドネシア方面から入手されていることのほうが多うございますので
○伊藤参考人 お答えいたします。 窒素酸化物の対策といたしまして、実際にその可能性があるかどうかという御質問だと思いますが、御指摘のように、現在制定されております環境基準は〇・〇二でございまして、承るところによりますと、アメリカは年平均で〇・〇五、一日換算にいたしましたら〇・一相当くらいの程度でございますから、日本よりも五倍くらいゆるいような基準でございます。現在東京都は大体〇・〇九ぐらいだというふうにいま
○伊藤参考人 伊藤でございます。 このたび、総量規制の形におきまして大気汚染防止の施策をお進めになるというお考えに対しましては、私どもといたしまして、原則的に賛意を表するものでございます。 そう申しますのは、ただいまも御指摘もございましたように、従来行なわれておりましたのは、いわゆるK値方式と称するものでございまして、その手法そのものは非常に科学的な観点に立っているものでございますが、二、三問題点
○政府委員(伊藤俊夫君) 主な所はございますけれども、全体に亙つてはございませんので、資料をお手許に差上げるようにいたしたいと思います。
○政府委員(伊藤俊夫君) 実は鉱山保安局の鉱山保安法施行の建前は、予防の面でございまして、金銭賠償のことにつきましては、本日資料は持つて参つておりませんので、ちよつと……、
○政府委員(伊藤俊夫君) 鉱山における鉱廃水処理の問題は現在鉱山保安法に規制されております。その規制の内容は鉱業施業案に、或いは工作物の設置に関する認可、又認可された施設の運用につきましては保安規則の中に規定がございます。これらの保安法令に基きまして鉱廃水による鉱害を惹起する虞れが多い鉱山に対しましては、石灰中和処理を実施するとか、或いはそれを更に沈澱さす、又先ほど金属鉱業問題のときに問題になりました