○伊藤参考人 これはただいまも申し上げましたように、最近になりまして大変輸入がふえて外国製品との競合関係で非常に苦しい立場に立っております業界、ことにこれは加工度の非常に低い織物業界でございますけれども、そういったところに救済の手を差し伸べるというようなことをお役所の方で御検討になりまして、そのために一万五千俵の生糸を特別の値段で売り渡す、こういうことにいたした次第でございます。
○伊藤参考人 お答え申し上げます。 昨年の十月からだと思いますが、ことしの五月にかけまして、いまお話のありましたように一万五千俵の生糸を、裏生地連合会だけではございません。輸入が最近になりまして大変ふえまして、そのために非常に影響をこうむっておりますような絹織物業界に対しまして、先ほどお話がございましたような数量の売却を毎月行うことにいたしておる次第でございます。
○政府委員(伊藤俊三君) 私ども、ただいま先生が御指摘がございましたようなことを、より正確に農作業における事故の実態を把握いたしたいという考え方でございまして、明年度予算に農作業安全対策事業の一環としまして、事故調査費というものを要求をいたしたい。かように考えて、大蔵省に対して説明をいたしておる次第でございます。
○政府委員(伊藤俊三君) 私どものほうは、都道府県からの報告によっておるわけでございます。具体的ないろいろな事態が各地で起こっておると思いますが、必ずしも私どもがかつて入手しておりますこの数字に、あるいは若干漏れるようなものもあるかもしれないと思っておりますけれども、ただ私ども、一応都道府県からの報告を一応受けて、そして集計をいたしたものが先ほどお答え申し上げたような数字に相なっておる次第でございます
○政府委員(伊藤俊三君) ただいま先生の御指摘がございましたように、最近の農業におきます農業機械の導入というものが急テンポに進んでおります。また、ことに高性能な大型機械の導入ということがかなり進んでまいっております。また同時に、個別農作業におきます老齢化、あるいは婦女子化というようなことも、いわゆる必ずしも熟練しない労働といいますか、そういったものも多く、そういう傾向が強いということから、農作業におきますところの
○伊藤(俊)政府委員 事例はあると思いますが、私どもとしましては、これからの麦の主産というものは、水田の裏ということでありますれば、関東以西が一番中心になるであろうというように考えております。
○伊藤(俊)政府委員 お答えを申し上げます。 私どもの数字で申し上げますと、関東以西のいわゆる乾田面積というものが大体百三十万八千ヘクタール程度ございます。まあいろいろの作物が入っておるわけでございますけれども、したがいまして導入が可能であるということであります。ちなみに現在までに水田における裏作率というのは、いま一〇%程度でございます。 〔委員長退席、山崎(平)委員長代理着席〕
○政府委員(伊藤俊三君) 私ども、ことしのミカンの生産量の問題につきましては、たいへん関心を持って見てまいりました。これは実は、ことしの三月ごろから専門の方々にしばしばお集まりをいただきまして、花から——私この席でも花芽を見てということを申し上げた覚えがございますが、花芽を見、花を見、その後の成育状況なんかもずっと私どもは私どもなりにフォローアップしてきております。最後の段階で、ただいま統計情報部長
○政府委員(伊藤俊三君) これは八月一日現在の統計情報部の調査によりますと、三百二十八万三千トンということが予想されております。もっとも、その後におきますいろいろな気象状況等はこれから別途考えなければならないと思います。
○伊藤(俊)政府委員 三百五十トンにつきましては、農業団体一本で受けるというようなかっこうにいたしております。技術的にはあるいはフロリダあるいはサンキスト、いろいろなところとの提携もあろうかとも思うわけでありますが、私どもといたしましては、農業団体がかなり団結をいたしておるように見受けております。そういうようなことでございますから、ただいま先生御心配のような点はないんではないかというように考えております
○伊藤(俊)政府委員 四十八年度のオレンジ果汁の輸入ワクにつきましては、最近のかんきつ果汁に対します需要がたいへん増大してきておりますこと、それから、フレーバーの点ですぐれております外国産果汁を国内産果汁にブレンドいたしまして、品質のすぐれた果汁を供給することによりまして、国産果汁の消費の一そうの拡大が期待され得ること、さらには、懸案の日米果汁産業の提携というようなことも考慮いたしまして、ブレンド用果汁
○伊藤(俊)政府委員 私どもといたしましては、やはり統計の数字を信ずる以外はないわけでございまして、三百二十八万三千トンという数字が一応出ております、それを基準にものごとを判断していかなければならないと考えております。 ただ、これはかねてからこの委員会でも私、お答え申し上げてまいったわけでありますけれども、私どもの局といたしましても、ことしの作柄がどの程度になるかということについてはかなりの関心を
○伊藤(俊)政府委員 お答え申し上げます。 ことしの青森県に発生いたしましたリンゴの斑点落葉病でございますが、これはリンゴについて通常発生する病気でございまして、ことしは、全国的に見ますと、平年並みないしやや少ないわけでございますけれども、青森県だけ多く発生をしたようでございます。 この原因につきましては、現在青森県を中心としまして調査をいたしておるような次第でございます。 私どもこの斑落の問題
○伊藤(俊)政府委員 事務的な種の問題についてちょっとお答えを申し上げたいと思います。 採種圃場の採種圃産の優良種子の確保につきましては、病害虫や災害等の少ない地帯を指定種子生産圃場として指定いたしまして、濃密な栽培管理を従来からも行なっております。 今回の干ばつによりまして次期作用の優良種子が不足するような事態はいまのところまだ聞いておらないわけでございますが、なお、局地的に不足をするような問題
○伊藤(俊)政府委員 ビール麦の問題につきましては、ただいま先生御指摘のように、国内における自給率がたいへん減ってきておりまして、四十八年の見込みでは一八%程度の自給率に下がってきております。私どもといたしましては、ビール麦というのは生産面から見ますと麦類の中では一番熟期が早いわけでございまして、夏作との競合関係がわりあい少ないわけでございます。それから長雨被害からも回避できるというような有利な点がございます
○政府委員(伊藤俊三君) 大豆につきましては、その生産がずっと下降してまいりまして、最近若干何といいますか水平状況になっておるわけでございますが、私どもといたしましては先ほど来大臣からもお答えがありましたように、大豆の生産を伸ばしたいという考え方であります。その伸ばす中で、一体大豆の生産対策をどうしたらいいかというようなことを、いま転作の問題も含めましていろいろ検討しておる最中であります。私どもとしましては
○政府委員(伊藤俊三君) 転作奨励を来年度はどうするのかということでございますが、私どもといたしましては、来年度は——御案内のとおり、休耕奨励金を出すことを本年度限りにいたしたいと思っておるわけでございまして、来年度はもっぱら転作を中心に生産調整を進めていく考え方でございます。そういった中で、ほんとうに転作を定着させるためには、どうしたらいいか、というようなことを目下部内で検討をいたしておるわけでございます
○政府委員(伊藤俊三君) 私途中から参りましてはなはだ申し訳ございませんが、大豆の価格が現在の価格で生産できるかどうかという御質問と承ってよろしゅうございましょうか。——大豆につきましては、従来から大豆、なたねの交付金の法律がございまして、この法律に基づきまして価格の決定をいたしておるわけでございます。この交付金のきめ方は、大豆、なたねいずれも同じでございますけれども、パリティの価格、それから経済事情
○伊藤(俊)政府委員 ただいま先生の御指摘の点は、畑作全体にわたる問題、非常に重要な問題であると私は思っております。 まず麦の問題でございますが、麦の増産をはかりますためには、価格の問題もさることながら、栽培技術上のいろいろな阻害要因を解決するということ、それから作付規模の零細性を克服して、集団による生産性の高い麦をつくるということが必要でございまして、こういう意味で、従来から私ども栽培技術の改善
○伊藤(俊)政府委員 国内の食糧の安定的な供給をはかるというようなことのためには、できるだけ自給をはかるということが望ましい、先生、御指摘のとおりであろうと思います。われわれもいろいろとそういう面で努力をいたしておるわけでありますけれども、大豆でございますとか、あるいは小麦というようなもの、いかにも日本と諸外国の生産性の格差が大きいというようなことがございまして、その需要量の全量を国内でまかなうということはなかなかむずかしいということでございます
○伊藤(俊)政府委員 先ほども申し上げましたとおり、どういうところからこういう記事が出たのか、私どもちょっとわからないわけでございます。新聞の記事に出ておるような内容のものを私どもは検討しておるということではないわけでございます。 私どもといたしましては、先ほども申し上げましたように、大豆の生産を伸ばすためにどうしたらいいかというようなことについての検討と御承知をいただきたいと思います。
○伊藤(俊)政府委員 私どもこの読売の記事それ自体につきましては、どういうところから出たのか全く了解に苦しんでおるわけでございますが、私ども、大豆につきましてはかねてからずっと減産をしてきておる。で、この大豆を何とか自給度を向上させたいという考え方を持っております。これは昨年の秋にできました長期の見通しの試案でございますが、その中でも国産大豆の増産というようなことを考えておるわけでございまして、そういった
○伊藤(俊)政府委員 国産大豆価格につきましては、現行法上——現行法と申しますのは大豆なたね交付金暫定措置法でございますが、現行法上パリティ指数及び生産事情その他の経済事情を参酌して、再生産を確保することを旨としてきめる、こういうことになっておるわけでございます。そういう趣旨に基づいて決定をいたしておる、かように考えております。
○伊藤(俊)政府委員 大豆の主要生産地でございます北海道の畑作地帯におきまして、大豆及び小麦がローテーションの中で非常に重要な役割りを持つということは、ただいま先生御指摘のとおりでございます。私どももそういうものの考え方に立って北海道の畑作は振興していかなければならぬというように考えておるものでございます。先ほどからも申し上げておりますように、大豆というものをこれからもどうしても振興をしていかなければならない
○伊藤(俊)政府委員 国内の大豆の生産の問題、先生御指摘のように、最近ずっと減ってまいって十二万トン台になっております。自給率もかなり低下をしておりまして、この際に自給率をもっと引き上げるべきではないか、引き上げるための努力をすべきではないかという御指摘と存じますが、私どもも国内で消費される食料をでき得る限り自給をするというための努力を傾けなければならないということでございます。 ただ、大豆につきましては
○伊藤(俊)政府委員 御案内のとおり、沖繩は非常にあたたかいところでございます。非常に虫も多い病気も多いというようなことであるわけでございます。そういったことにつきまして、私どもといたしましては、従来から復帰後病害虫発生予察職員、それから病害虫の防除所、防除員の設置、異常発生防除用機械器具設置事業、共同防除組織育成事業及び病害虫防除基準作成事業等を行ないまして、防除作業を適切かつ円滑に推進するようつとめておるところでございます
○伊藤(俊)政府委員 腐乱病につきましては、リンゴに対する被害というのが非常に大きいものでございますから、私どもといたしましては防除暦、いわゆる防除基準の中に組み入れまして、防除につとめておるような次第でございます。
○伊藤(俊)政府委員 沖繩のサトウキビの振興のために機械化が必要である、ことに収穫期の段階が一番問題であろうと思うのでありますが、私どももまことにそのように考えておる次第でございます。 そういうようなことで、これは従来機械化研究所というのがございますが、機械化研究所に委託をいたしまして、機械化、中型の機械の作製、開発といいますか、そういうようなことをやってまいりまして、ようやくいいものが出てまいっております
○伊藤(俊)政府委員 沖繩におきます最近の農業労働力というものがかなり減少いたしておりまして、それに農業労働力の流出というようなことが、やはりサトウキビの、ことに一番労働力を要します収穫という作業に影響が参りまして、サトウキビの生産が停滞をいたしておるということでございます。
○伊藤(俊)政府委員 先生御指摘のとおり、ただいままでのところでは、生産実績あるいは生産見込みというものが、私どもが考えている長期の目標に比べますと、下回っていることは事実でございます。
○伊藤(俊)政府委員 私ども聞いておりますところでは、四十七年で四百二十二ヘクタールでございます。全体の収穫面積二万四千程度にしまして、約一・五%程度ではないかと思います。
○伊藤(俊)政府委員 四十九年度の生産整調の問題につきましては、ことしの生産調整の実施状況その他諸般の情勢を考えましてきめていかなければならないことでございます。私ども来年度予算ともからみましていま検討いたしておる最中でございます。
○伊藤(俊)政府委員 お答え申し上げます。 私も直接総理の御発言の場におりあわせたわけではありませんけれども、私どもは、昭和四十六年の二月の閣議了解というものがございまして、休耕奨励補助金は四十八年度限りで打ち切りまして、生産調整は五十年度まで、転作奨励補助金の交付及び稲作転換対策の実施により、稲から需要の増大する他作物への転作を基本に進めてまいることになっておりますので、総理はそういうようなことをおっしゃったのだろうと
○伊藤(俊)政府委員 お答え申し上げます。 大臣の御発言の御趣旨はただいま政務次官から答えられたとおりでありますが、私どもはこういった大臣の御意向というものを体しまして、部内で十分検討して麦作の振興に役立てたい、かように考えております。
○政府委員(伊藤俊三君) 麦の作付面積が近年急速に減少いたしましたことば御指摘のとおりでございます。これにはいろいろな理由があろうかと存じます。 一つには、麦の作付、個々の農家の作付規模がたいへん小そうございます。二反、三反というようなのが多うございまして、そういった面で非常に零細で収益性が低いというようなことも一つあろうかと思います。 それからもう一つは、他産業からの労働力の、何といいますか、
○政府委員(伊藤俊三君) お答え申し上げます。 麦の生産地対策事業として実施いたしました麦作団地の育成対策事業等につきまして会計検査院が検査を実施されまして、その結果、ただいま村田先生の御指摘のような事実が多いことが指摘をされております。私どもたいへん申しわけないと思っておるような次第でございます。私どもこういうようなことになりましたのは、麦それ自体が全般的に減少する過程、これは実際の問題としてわれわれの
○政府委員(伊藤俊三君) 生産調整が大体どういうことになっておるかというお尋ねにつきましてお答え申し上げたいと思います。 先生ただいまお話がございましたように、過般、地方農政局長会議を開きまして、どういうような状況になっているか、情報としていろいろ話を承ったわけでありますが、それによりますと、県によりまして、いろいろ差がございます。北海道のように、倍をこすであろうというようなところもございます。また
○政府委員(伊藤俊三君) お答え申し上げます。 農林省が発表いたしました四十八年度の農業観測につきましては、ただいま先生のお話しがございましたようなことを書いてあるわけでございます。で、私どもの農業観測、こういったものの計算といいますか、推定の根拠といたしまして、次のようなことに相なっておるわけでございます。 私どもは、米の生産調整を実施しなかった場合の総生産量というものを千三百八十万トンと見込
○政府委員(伊藤俊三君) 私どもは、従来からも転作を進めるにあたりまして、地域分担の問題を考えておるわけでございます。当初の生産調整の割り当て数字に比べますとかなり違ってきている。歴年違ってきておると私どもは考えております。米の単作地帯というようなもの、それからそうでない、何でもほかにもいろいろ転作ができるところというようなところと、ある程度差等をつけまして、生産調整に御協力を願っておるというようなことでございます
○政府委員(伊藤俊三君) 私どもは、国内の潜在的な米の需給といいますか、そういったものはやはり過剰であるというように考えております。したがいまして、そういったものを何らかの意味で調整をしなければならないわけであります。まあ三年間はいまおっしゃいましたように、休耕奨励金と転作の奨励と両方でやってきたわけでございますけれども、やはり何もつくらないものに金を出すというのも、どうもあまり感心をしない話であるというようなこともあります
○政府委員(伊藤俊三君) 総理が青森で御発言をなさった内容について、もちろん私直接その場に居合わせたわけではございませんが、各紙の記事でございますとか、現地に照会いたしました結果を総合いたしますと、いわゆる減反問題につきまして、今年一ぱいで、減反ということは打ち切ることになっているので、これからは転作奨励にウエートを置くというような趣旨の発言をされたようであります。これは、四十六年二月の、米の生産調整
○伊藤(俊)政府委員 家族労働報酬につきましては、ただいま先生御指摘のように、麦につきましては現在非常に低いわけでございます。これは麦の作付規模が非常に小さいということが一番大きな理由ではないかというように私ども考えております。ちなみに私ども、大規模でありますとどんなことになるかというようなことでちょっととってみますと、北海道あたりで大規模にやっております場合には、家族労働報酬が非常に高い。びっくりするほど
○伊藤(俊)政府委員 ただいま先生御指摘のように、麦の作付面積が減少して私ども憂慮をいたしておる次第でございます。国内の麦の生産対策でございますが、麦というものが本来水田との関係、あるいは畑の輪作体系上重要な作物であるということは、先生御指摘のとおりでございます。同時に、麦が機械化栽培が非常に容易な作物であるというようなことでもございますので、私どもといたしましては、麦作の作業規模の拡大と機械化というようなことで
○伊藤(俊)政府委員 お答え申し上げます。 五月十五日現在主産県を調べました作付面積でございますが、四麦合計十二万三千六百ヘクタールということになっておるわけでございます。ちなみに、前年が十九万一千八百ヘクタールでございます。
○伊藤(俊)政府委員 昭和三十五、六年ころから農村の青少年が急速に減少してきまして、これは都市化の進行でありますとか経済の急速な発展ということに伴いまして農村社会が変貌してきたということであります。そういうようなことに伴いまして、四Hクラブ等が減少してきたというように私どもは考えておるわけでございます。
○伊藤(俊)政府委員 具体的な教育、末端での教育の問題が中心でございますので、私どもの出先の普及員というものが末端のそれぞれの学校で具体的に、ただいま申し上げましたような活動を行なっておるということでございまして、私どもから常時文部省のほうに連絡をとるというようなことは特にはございません。
○伊藤(俊)政府委員 お答え申し上げます。 私どものほうといたしましては、近代的な農業経営を担当し得る農業後継者の育成確保というようなことで、文部省のほうでやっていらっしゃいます農業高校にたいへん期待をいたしておるわけでございます。文部省のほうでも農業高校の充実ということに努力をされておると承知をいたしておりますが、私どものほうは農業改良普及事業というようなことの運営にあたりまして、農業高校との連携