2015-08-06 第189回国会 参議院 内閣委員会 第19号
○参考人(今野久子君) 私が担当してきました女性昇格差別とか賃金差別の当事者というのは、自ら昇格をしたい、そして力を発揮したいということを求めて裁判にまで訴えている女性たちです。訴訟を進めていくためには、仕事の実態というのを把握して立証していかなければなりません。そういう中で、幾つか女性の管理職になるための障害というか、逆に言うと改善点が見えてまいっております。 まず、女性たちは、例えば私が担当した
○参考人(今野久子君) 私が担当してきました女性昇格差別とか賃金差別の当事者というのは、自ら昇格をしたい、そして力を発揮したいということを求めて裁判にまで訴えている女性たちです。訴訟を進めていくためには、仕事の実態というのを把握して立証していかなければなりません。そういう中で、幾つか女性の管理職になるための障害というか、逆に言うと改善点が見えてまいっております。 まず、女性たちは、例えば私が担当した
○参考人(今野久子君) 抜本的な政策ということについては提言はできません。 ただ、私も地方出身で、やはり東京で就職の機会をという形で東京に出てきて仕事をしているという状況ですけれども、地方ではやはり仕事がないという、そういう状況の中で、なかなか地方で就職ができないという状況があります。 しかし、希望としては地方で、自分が生まれ育ったところで仕事を続けたいという希望は強く持っているというのが実態だと
○参考人(今野久子君) 今野です。こういう機会を与えてくださいまして、ありがとうございます。 弁護士になってから三十七年間、労働問題、特に女性労働問題を担当してきました。弁護士としては、均等法制定以前から関わっております。事件としては、民間で初めて昇格請求を認めた社会保険診療報酬支払基金事件、それから世帯主条項による間接性差別を問題にした三陽物産事件、日産自動車家族手当事件、それから日本で初めて女性