2020-07-22 第201回国会 衆議院 文部科学委員会 第11号
○今里政府参考人 発言の機会を与えていただきまして、ありがとうございます。 先ほど、浮島委員からの御質問にお答えしまして、今回の第二次補正予算の編成に際して、私の方から、与党の御支援もいただいてということを申し上げました。当然これは、与党だけからという意味で申し上げたわけではございません。超党派の議員からの申入れもいただいていたところでございます。 ここは、与野党からの御支援をいただきというふうに
○今里政府参考人 発言の機会を与えていただきまして、ありがとうございます。 先ほど、浮島委員からの御質問にお答えしまして、今回の第二次補正予算の編成に際して、私の方から、与党の御支援もいただいてということを申し上げました。当然これは、与党だけからという意味で申し上げたわけではございません。超党派の議員からの申入れもいただいていたところでございます。 ここは、与野党からの御支援をいただきというふうに
○今里政府参考人 お答え申し上げます。 与党からの非常にお力添えをいただきまして、今先生御指摘のございました第二次補正予算におきまして、文化活動の継続支援それから収益力を強化する事業としての、五百六十億円という多額の予算をつけることができたというふうになっているところでございます。 今現在、その執行に向けて取り組み、申請も受け付けて事務を進めているところでございますけれども、これで全てが終わりということではもちろんございません
○政府参考人(今里讓君) 国難とも呼ぶべき現状におきまして、人々の心を癒やし勇気付ける文化や芸術の力が必要でございまして、その灯は絶対に絶やしてはならないと考えております。 そのため、文化芸術の関係者が活動を継続し、技能を向上するための積極的な取組等への支援を行うこととしております。まずは必要とされているところに確実に支援が届くように、分かりやすい情報提供と迅速で円滑な事業の執行に取り組んでまいりたいと
○政府参考人(今里讓君) 態様で区別するということは、その量の問題もございますけれども、我々の整理といたしましては、法の精神といたしましては、インターネットで公衆送信は非常に拡散する蓋然性が高いと、このように考えているところでございます。
○政府参考人(今里讓君) 一部繰り返しになりますけれども、先生も先ほど御質問の中でお述べいただきましたように、著作権者の利益ということとそれから円滑な利用というもののバランスを取るというのが著作権法の非常に重要なポイントでございます。 そして、公衆送信につきましては、繰り返しになって恐縮でございますけれども、著作物の内容が広く世の中に拡散して権利者の利益に大きな影響を与えることとなるということですので
○政府参考人(今里讓君) 今ほどお話ございましたように、著作権法第三十八条第一項では、非営利、無料、無報酬で行う場合には、著作物の上演、演奏、口述等が権利者の許諾なく行える旨の規定をしてございまして、今御紹介ございましたように、例えば児童館で対面でボランティアなどが絵本の読み聞かせなどをすると、こういったことは可能になっているところでございます。これは上演、演奏、口述という形で目の前にいる人に対して
○政府参考人(今里讓君) 授業目的の公衆送信補償金制度、これは、平成三十年の著作権法改正で創設された制度でございます。今般の新型コロナウイルスの感染拡大に伴う遠隔授業等のニーズに対応するために、当初の予定を前倒しをしまして本年四月二十八日から施行されたところでございます。これにより、教育機関の設置者が各分野の権利者団体で構成される指定管理団体に一括して補償金を支払えば、教員等が個別に許諾を得ることなく
○政府参考人(今里讓君) 御指摘のとおり、デジタル化、ネットワーク化の進展に合わせまして著作物の利用の円滑化を促進していくこと、これは大変重要でございます。これまでも、例えばビッグデータを活用した情報検索や解析サービス、オンラインでの遠隔授業等を行う際の著作物利用の円滑化など、様々な制度整備を進めてきているところでございます。 お尋ねのございました研究目的の著作物の利用を認める権利制限規定の創設につきましては
○政府参考人(今里讓君) インターネット上の海賊版による被害は非常に悪質、巧妙化しております。今委員御指摘ございましたように、様々な手法を組み合わせながら総合的な対策を行っていくことが重要でございます。 この点、政府が一丸となって海賊版対策を総合的に実施していくために、昨年十月に総合的な対策メニュー及び工程表といったものが取りまとめられているところでございます。 その中で、様々な対策を段階的に実施
○今里政府参考人 まず、取締りの関係でございますけれども、侵害コンテンツのダウンロード違法化、今回の法案にございますけれども、主として抑止効果を狙ったものでございますので、現時点において、どの程度取締りが行われるかについて、予断を持って申し上げることはできません。 ただ、昨年十月に文化庁が行った国民アンケートにおきまして、違法化、刑事罰化がされた場合にはダウンロードをやめるとか減らすというふうに回答
○今里政府参考人 軽微なものが違法対象から除外されているということで、今先生御指摘のとおりに、典型例として、こういう場合には軽微なものである、また、こういった場合には軽微なものとは言えないという、それぞれの典型例を示しているところでございます。 このように、現時点では、軽微なものと認められる典型例、軽微なものとは言えない例、ホワイトリストとブラックリストといいますか、といったものを示しているために
○今里政府参考人 本法案におきましては、音楽、映像のダウンロードに関しましては、著作権法第三十条第二項に、前項第三号の規定は、特定侵害録音録画であることを重大な過失により知らないで行う場合を含むものと解釈してはならないとの規定を追加しております。これにより、重大な過失、すなわち著しい不注意があったとしても、侵害コンテンツであることを知らずに録音、録画を行った場合は違法とならないということを明確化してございます
○政府参考人(今里讓君) 今先生の方から、芸術、音楽堂等の活動再開に向けて作成されるガイドラインの御指摘がございましたけれども、これは作成する過程でも、例えば席の配置については前後左右を空けるということだけなのか、あるいはそのほかのやり方が感染の拡大防止にあるのかといった議論もなされて、その議論は依然として継続をしているところでございます。いろいろな鑑賞形態もございますし、それに応じて我々も一緒になってその
○今里政府参考人 今ほど先生から御指摘ございましたように、法文上、こういったものの解釈はどのようになっているのか、あるいは、幅がどのように実際にはなるのかということについては、一般の国民の方は必ずしもその理解が容易ではないというのは御指摘のとおりかと思います。 ただ一方で、さまざまな除外規定が設けられておりますけれども、当然、国民の幅広い行動に影響するものでございますので、御指摘のように、その内容
○今里政府参考人 本法案によりまして、つくり手、それから国民にとって何が変わるのかというお尋ねでございます。 まず、つくり手の観点からは、この法案は海賊版対策の強化でございますので、海賊版対策の強化によって著作物の違法な流通が抑止される、それで、作者の方がつくられた、創作活動、これの対価を適切に得られる環境が整うということでございます。これによりまして、安心して創作活動に取り組むことが例えば可能となるというふうに
○今里政府参考人 お答え申し上げます。 今回の法案につきましては、今委員からも御指摘をされました昨年からの経緯を十分に踏まえまして、パブリックコメントですとか国民アンケートによりまして国民の皆様の懸念や御意見等を丁寧に把握する、それと同時に、漫画家を始めとする幅広い関係者による検討会、権利者ということにもなりますけれども、も含んだ形での幅広い関係者による検討会において制度設計の検討を行ったところでございます
○政府参考人(今里讓君) お答え申し上げます。 大臣を含め文部科学省や文化庁の職員で現地視察に赴いた者がいるとは承知しておりません。
○政府参考人(今里讓君) お答え申し上げます。 先生もお話ございましたように、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために文化イベントが中止、延期、規模縮小等の対応をいただいておりまして、オーケストラの演奏家の方々など、文化芸術を担う方々は大変苦しい状況に置かれていると認識しているところでございます。 お尋ねのございました演奏会への助成でございますけれども、優れた公演活動等につきまして、舞台芸術創造活動活性化事業
○今里政府参考人 お尋ねの日本芸術文化振興会に対する民間からの寄附、これの受け入れる口としての基金というものが創設される、そして、近々寄附金の受入れが開始されるものというふうに承知しております。 国といたしましては、先ほど申しましたような、文化芸術活動の困難な時期においても活動の継続が可能となるよう必要な支援を行う、こういったことを検討しているわけでございまして、この基金による文化芸術団体への支援
○今里政府参考人 お答えを申し上げます。 今先生も御指摘ございましたように、本年度の第一次補正予算においても、さまざまな文化芸術関係者の方々が活用できる支援策、今後のものも含めて計上させていただいておるわけでございます。 他方、先生からも今御指摘ございましたように、今の時期に支援するためのということでございます。文化芸術活動における、例えば新しい生活様式のもとでの業界固有の課題などがないか、文化芸術
○今里政府参考人 お答え申し上げます。 今先生から御指摘がございましたように、新型コロナウイルスの感染拡大の防止のために、文化イベントの中止や延期、規模縮小等の対応をいただいているところでございます。 そして、数字はいろいろあるようでございますけれども、実演家などの文化芸術を担う方々、大変苦しい状況に置かれていると認識しているところでございます。これらの方々を守って、我が国の文化芸術の灯を消さないことが
○政府参考人(今里讓君) まず、文化資源についての解説、紹介につきましては、国内外からの来訪者が文化についての理解を深めることに資するように、例えば文化資源の魅力について歴史的、文化的背景などとともに分かりやすく伝えることですとか、二次元コードなどの活用による解説、紹介のデジタル化や、高精細映像やVR等を活用した体験プログラムなどの情報通信技術の活用、我が国の文化に関する前提となる知識や理解を補って
○政府参考人(今里讓君) 本法案における文化観光拠点施設とは、文化資源の保存及び活用を行う施設のうち、国内外からの来訪者が文化についての理解を深めることに資するよう解説や紹介をするとともに、文化観光の推進に関する事業を行う者と連携する、こういったことによりまして、地域における文化観光の拠点となるものでございます。これは定義でございまして、このような定義からは、文化観光拠点施設には、歴史博物館や美術館
○政府参考人(今里讓君) 新型コロナウイルスの感染症の対応につきましては、今まさに感染の流行を早期に終息させるために重要な時期にございまして、その封じ込めが最優先であるということは言うまでもございません。 また、委員御指摘のように、観光業につきましては、国外からの来訪者の減少によりまして、経済的な影響が懸念されているところでございます。政府一体となった支援が必要でございます。 本法案との関係で申
○政府参考人(今里讓君) お答え申し上げます。 今回のあいちトリエンナーレの補助金は文化庁直接の補助金でございまして、今申し上げましたのは日本芸術文化振興会における仕組みでございます。
○政府参考人(今里讓君) 今お話のございましたアーツカウンシルでございます。 我が国では、独立行政法人である日本芸術文化振興会におきまして、文化芸術活動への助成を自ら行う場合の審査、評価の仕組みを検討いたしまして、平成二十八年度から日本版アーツカウンシルとして導入をしているところでございます。 今後とも、日本版アーツカウンシルの充実に取り組んでまいりたいと考えてございます。
○政府参考人(今里讓君) お答えいたします。 文化庁の職員で現地に赴いて作品を実際に見た者がいるとは承知しておりません。
○今里政府参考人 有形無形の文化的所産などの文化財の保存、活用につきましては、文化財保護法等に基づきまして各種施策を講じてきたところですが、本法案のように施設に着目をして文化観光を推進する法律、これは今までなかったところでございます。 本法案における文化観光拠点施設には、歴史博物館や美術館のみならず、例えばお祭りの伝承館ですとか伝統芸能の保存館、こういったものも含まれ得るものでございます。このような
○今里政府参考人 従前、博物館に関する事務は、美術館及び歴史博物館以外は文部科学省本省が所掌してまいりました。今お話のございました平成三十年の文部科学省設置法の改正、これによりまして、博物館に関する事務は文化庁が一括して所管することになりました。 これによりまして、文化庁におきまして、博物館に関する横断的な政策立案が可能となり、社会教育施設としての博物館の振興を図ることが可能となってございます。あわせて
○今里政府参考人 お答え申し上げます。 委員御指摘のように、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けまして、また、政府からのイベント等の自粛の要請も踏まえまして、文化芸術に係るさまざまなイベントや公演等に関しましても中止、延期等の自粛の決断がなされているものと認識しております。それにより、芸術文化の事業者あるいはフリーランスの方が非常に大きな影響を受けているということも承知をしているところでございます
○今里政府参考人 今ほど財務省から御説明のございました平成三十年度予算執行調査、これを踏まえまして、私どもは、日本遺産の認定地域に対する支援等の手法につきまして、令和元年度から見直しを行っているところでございます。 具体的には、文化庁として、日本遺産の認知度の向上を図るために、新たに日本遺産の日を定めるなど、日本遺産のPRの充実に努めているところでございます。 また、令和元年度から、国際観光旅客税
○今里政府参考人 日本遺産の計画や目標の達成、それから報告についてのお尋ねでございます。 日本遺産は認定自体がゴールではないわけでございまして、認定後の各地域において継続的に地域の活性化や観光振興に努めていただくことが重要でございます。このため、今委員からもお話がございましたように、日本遺産の認定地域におきましては、六年間の計画を定め、各種事業に取り組んでいただいているところでございます。文化庁では
○今里政府参考人 まず、日本遺産でございますけれども、地域の有形無形の文化財群を魅力あるストーリーでまとめ、国内外に戦略的に発信することによりまして、地域の活性化、観光振興を図ることを目的としておりまして、認定総数は全国でこれまでに八十三件が認定されているところでございます。 文化庁では、認定地域に対して、認定後三年間を目途に、多言語ホームページやアプリの作成等の情報発信、解説ガイドの人材育成、説明板
○政府参考人(今里讓君) ライブハウスを始めとした文化イベントを行う場におきましては、公演の延期ですとか中止などの大変厳しい御判断をしていただくなど、感染拡大を防止するための関係の皆様の御尽力には心から感謝を申し上げます。同時に、公演を実施することによって得られる収入が途絶えるという大変厳しい状況であるということについても報じられているところでございます。 議員御指摘の税金に関しましては、今般のコロナウイルス
○政府参考人(今里讓君) 先日、厚生労働省が発表した新型コロナウイルス感染症の全国クラスターマップによれば、クラスター感染が発生した場所の中にライブハウスも含まれているということは承知しているわけでございます。一方で、新型コロナウイルスの影響によりまして、人々が音楽を聴いたり、演奏をしたりする貴重な機会が失われている、このことは非常に残念でございます。 文部科学省といたしましては、感染拡大を防止するための
○政府参考人(今里讓君) お尋ねのございました学校等の鑑賞教室、一斉の臨時休校に伴って中止などなっている例もあるわけでございますけれども、現在、文化庁で都道府県教育委員会に対しまして、自治体又は学校が主催する児童生徒を対象とした文化芸術の鑑賞教室等の中止、延期等の状況について調査を依頼しているというところでございます。
○今里政府参考人 まず、興行中止保険の適用の有無についての事実関係でございますけれども、文化、スポーツイベント等の興行中止保険による補償の有無につきましては、個別の契約により異なるために一概にはお答えできないということは、まずございます。 その上で、イベントの出演予定者以外の者が感染症にかかること又はかかっている疑いがある等の場合に、興行中止保険の対象とはならない場合もあるということは承知しているところでございます
○今里政府参考人 政府全体の方針を踏まえまして、二月二十六日に、所管の独立行政法人、それからスポーツ関係団体、文化関係団体に対しまして、多数の方が集まるような全国的なスポーツ、文化イベント等について、大規模な感染リスクがあることを勘案しまして、今後二週間に予定されているものについて、中止、延期又は規模縮小等の対応について要請を行ったところでございます。 そして、今ほどもございましたように、三月九日
○政府参考人(今里讓君) 検討対象とされている日本語教育機関でございますけれども、様々な機関が存在しておりまして、設置形態、今もございましたが、多岐にわたり、求められる日本語教育の内容や学習している外国人、属性、目的、多様でございます。 この多様な機関における日本語教育を効果的に推進していくためには、どのような機関を検討対象とするべきか、日本語教育の水準の維持向上を図るために必要な適格性をどのように
○政府参考人(今里讓君) 委員御指摘のように、文化施設は高齢の方、障害のある方、多様な方々が訪れて親しまれる場、こういうふうになることが非常に重要でございます。 特に、御指摘のありました障害のある方への対応といたしましては、例えば国立劇場では車椅子の方と介助者の方が一緒に観覧できるスペースを確保するほか、多目的トイレやスロープの設置など、ハード面の整備を進めているところでございます。そのほかソフト
○政府参考人(今里讓君) 東京オリパラ大会は文化の祭典でございまして、地域の文化支援の掘り起こし等に絶好の機会ということでございます。文化庁では、この機会を捉えまして全国各地において様々なプログラムを積極的に展開しておりますが、中核的事業である今御指摘のございました日本博につきましては、来年度政府予算案にその経費として四十五億円を計上しているところでございます。これまで実施した又は実施することが決まっている
○政府参考人(今里讓君) 文化・スポーツイベントの自粛要請、二月二十六日の総理の御指示もありますように、今がまさに感染の流行を早期に終息するために極めて重要な時期であるということで、全国的なスポーツ・文化イベントの中止、延期又は規模縮小等の対応について要請を行ったところでございます。 委員お尋ねの関係者からどのような声があるかということでございますけれども、スポーツ・文化関係団体からは、専門家の知見
○今里政府参考人 助成金についてでございますけれども、今回、助成金の交付対象となっている舞台が中止になった場合、助成対象経費のうち、既にかかった経費やキャンセル料などの経費については助成金を支払うこととしております。また、公演が来年度に延期された場合でも、助成金を支払うことができるよう、所要の繰越手続を行うことを検討しております。 また、オーケストラの団員に対する経済的補償、今ほど厚生労働省さんの
○今里政府参考人 お答え申し上げます。 法務省に告示された日本語教育機関の数につきましては、令和二年二月現在で八百三機関となってございます。 また、勤務する常勤教師、非常勤教師の数につきましては、私どもの調査によりますと、調査時点である平成三十年十一月現在、日本語教育機関七百八機関を調査対象といたしまして、五百六機関から回答がございました。そこでは、勤務する常勤教師数は三千三百十九人、非常勤教師数
○今里政府参考人 今御指摘のございました、生活者としての外国人に対する日本語教育の推進でございます。 文部科学省といたしましては、令和二年度政府予算案におきまして、今ほど御指摘ございましたように、九億五千五百万円を計上しているわけでございますけれども、中身といたしましては、日本語教育の全国展開の観点から、都道府県等が市町村等と連携して行う日本語教育環境を強化するための地域日本語教育の総合的な体制づくりの
○今里政府参考人 先ほど申し上げましたとおり、平成二十三年度からの試行的な導入、そして、段階的に体制、分野を拡大して二十八年度から本格導入というのが、日本芸術文化振興会におけるアーツカウンシル機能の進展でございます。 これらの取組を進めていく中で、独立行政法人の評価である第三期中期目標期間、この評価におきましては、平成三十年に実施されたものでございますけれども、審査基準の公表による審査の透明化の向上
○今里政府参考人 文化芸術団体への助成金交付のあり方といたしましては、諸外国の動向を整理いたしますと、今御指摘のございましたように、イギリスのように国とは別の準公共的機関に資源配分が委譲されている事例、フランスのように国の文化省の組織が中心的役割を果たす事例、さらに、オランダのように国の文化省と準公共機関の両方が役割を果たす折衷型の事例の三種類に分類できると言われております。 我が国におきましては
○政府参考人(今里讓君) 名古屋城跡の現状変更の申請につきましては、本年五月十七日の文化審議会文化財分科会におきまして諮問をされておりまして、委員御指摘のように、現在審議中でございます。 審議の過程におきまして、申請されている工法等が特別史跡名古屋城跡の石垣等の遺構に与える影響、これを判断するための調査や検討が十分であるかどうか、こういった点につきまして更に確認する必要があるということが指摘されておりまして
○政府参考人(今里讓君) お答え申し上げます。 文化財の防火対策につきましては、本年四月のノートルダム大聖堂の火災を受けまして、八月に国宝・重要文化財の防火設備等の緊急調査結果を公表いたしました。また、九月には国宝・重要文化財の防火対策ガイドラインを作成して活用促進をするなど、防火設備等の点検、整備に向けた対策を進めてきたところでございます。 また、今般の首里城跡での火災を踏まえまして、文化庁では
○政府参考人(今里讓君) 御指摘の国立劇場の伝統芸能伝承者養成事業における研修生の募集の現状でございます。 能楽につきましては本年六月から来年一月までを募集期間としているところ、現時点まで応募がなく、また、歌舞伎音楽の竹本と鳴り物につきましては、昨年度、合格者がなかったため開講に至らず、本年十月から来年一月までを募集期間としているところ、現時点での応募者は竹本で一人となっているところでございます。