1980-04-08 第91回国会 衆議院 法務委員会 第13号
○人見参考人 お答え申し上げます。 寄与分制度につきましては、従来非常に漠然としたいろいろな議論がございましたが、今回は九百四条の二ということで条文化されたわけでございます。私たちも、この条文につきましてかなり明確になった点もありますけれども、同時に、従来の漠然とした考え方からしまして、その寄与がもう少し広くとらえられた方がいいのかどうかという点では、今回の条文の表現についてはなお検討を加えたい、
○人見参考人 お答え申し上げます。 寄与分制度につきましては、従来非常に漠然としたいろいろな議論がございましたが、今回は九百四条の二ということで条文化されたわけでございます。私たちも、この条文につきましてかなり明確になった点もありますけれども、同時に、従来の漠然とした考え方からしまして、その寄与がもう少し広くとらえられた方がいいのかどうかという点では、今回の条文の表現についてはなお検討を加えたい、
○人見参考人 お答え申し上げます。 第一点の非嫡出子の差別についてでございますが、これは法律婚尊重という観念となかなか両立しがたいということについては従来からいろいろ御議論のあるところでございます。ただ最近の実情を申し上げますと、非嫡出子というものが必ずしも婚姻尊重の観念と相反する場合に出生するのではないということを御指摘申し上げたいと思います。と申しますのは、現在事実婚というものにつきましてはかなり
○人見参考人 ただいま御紹介にあずかりました人見でございます。 本日は、民法及び家事審判法の一部を改正する法律案につき意見を述べます機会をお与えいただきまして、衆議院法務委員会の皆様に深く感謝を申し上げます。 家族法を専攻いたし、また家庭裁判所における調停委員、参与員としての経験を通じ、さらに婦人層との懇談を通じて得ました要望という見地も加えて意見を申し上げまして、諸先生方の御検討をお願いしたいと
○人見参考人 その点も、意見の聴取につきましてもそういうふうなわけでございまして、調停委員の意見の聴取ということでも御心配になられることはないのではないかと思います。 それから、「その他調停事件を処理するために必要な最高裁判所の定める事務を行う。」という点につきましては、先ほど議事録で歯どめがついておりますというふうなお話を伺いしまして、私どもとしてはたいへん安、心をいたしているところでございます
○人見参考人 どうもお尋ねにあたりまして正確なお答えになりますかどうかわかりませんが、私の考えといたしましては、調停委員会でございませんで、調停委員が専門的な知識経験に基づく意見を述べましても、従来の調停委員の良識からいたしましても、また今後の調停委員がなお資質の向上というふうなことがはかられるといたしましたならば、なおのこと、そのような点についての御心配はないというふうに考えております。
○人見参考人 ただいま御紹介にあずかりました東京家庭裁判所調停委員、正確には候補者と申し上げるのだと思いますが、候補者の人見康子でございます。 先ほど来、日本調停協会連合会理事長横地参考人あるいは日本弁護士連合会司法制度調査会委員長江尻参考人あるいは北海道大学小山教授から、たいへんに深い御学殖とそれから豊富な御経験に基づきました御意見が出されておりまして、その上にまた私のようにまだ家庭裁判所調停委員