1964-10-09 第46回国会 参議院 外務委員会 閉会後第5号
○井上清一君 それはアメリカとは限らないで、いずこの国の潜水艦であっても、たとえば領海内に潜航して入ってきたというような場合には、それは国際法上どういうことになりますか。軍艦が、たとえば寄港するとかいう明確な目的なしに日本の領海内をかってに潜航するということは認められるんですか、認められないんですか。
○井上清一君 それはアメリカとは限らないで、いずこの国の潜水艦であっても、たとえば領海内に潜航して入ってきたというような場合には、それは国際法上どういうことになりますか。軍艦が、たとえば寄港するとかいう明確な目的なしに日本の領海内をかってに潜航するということは認められるんですか、認められないんですか。
○井上清一君 この前の委員会のときに、原子力潜水艦の寄港問題に関連して、一体原子力潜水艦が日本に入ってくるときに、浮上して入ってくるのか、潜航して入ってくるのかという話が出たわけです。そのときに、兼重さんでしたか、これは国際慣例によると、領海内に入ってくるときは浮上して入ってくるというのが大体国際慣例であるというような御答弁があったわけなんです。まあ、それだけで済んだわけなんですが、潜水艦と領海の問題
○井上清一君 もう一つ伺いたいと思いますが、クウェートの問題でございます。先般、クウェートの外務大臣が日本にやってまいりまして、そのときの接遇の問題に端を発しまして、どうもクウェートと日本の国交に大きな影響を及ぼすのではないかと懸念されるような事態に立ち至ったことは御承知のとおりでございます。その後、椎名外務大臣が外務大臣に御就任早々書簡を送られまして、事態が平静に復して、いまや良好な状態に戻っているということは
○井上清一君 このまま放置するということじゃなしに、適当な時期に交渉を再開する、こういう御意見ですが、政府部内に、あるいはまた日航の社長あたりは、この際協定を破棄したらどうか、また、運輸省の一部では、協定を破棄したらどうかというような意見もあったやに聞くのですが、そういうお考えでなしに、適当な時期に強くひとつ交渉を推進しよう、こういう御意向と承ってよろしゅうございますか。
○井上清一君 私はこの際、問題をかえて他の問題につきまして若干御質疑を申し上げたいと思います。 それは日米航空協定の改定の問題について伺いたいと思います。現行日米航空協定は、どうも前々からはなはだ不公正なものである、改定をということは前々から叫ばれておったことであり、外務省としても、再度これらの交渉に乗り出されたわけで、今度の交渉も私ども何らかの成果を見るものと期待をいたしておったのでございますけれども
○理事(井上清一君) 大臣からの最近の国際情勢について御説明がございましたが、時間がちょっとございますので、この際何か御質問ございましたら。
○理事(井上清一君) ただいまより外務委員会を開会いたします。 国際情勢等に関する調査を議題といたします。当面の国際情勢について外務大臣から発言を求められております。
○井上清一君 私は、ただいま議題となっております「大気圏内、宇宙空間及び水中における核兵器実験を禁止する条約の締結について承認を求めるの件」に関し、自由民主党を代表して、賛成の討論を行なわんとするものであります。 本条約締結に至る経緯、本条約の内容につきましては、すでに詳細なる審議を重ねましたので、私は、本日の討論におきましては、特に、本条約成立の重要性と、わが国の本条約加入の意義とについて、一言申
○理事(井上清一君) ただいまより外務委員会を再開いたします。 午前に引き続き、大気圏内、宇宙空間及び水中における核兵器実験を禁止する条約の締結について承認を求めるの件の質疑を行ないます。質疑のおありの方は、順次御発言を願います。
○井上清一君 ちょっと伺いたいと思うのですが、この附属書の中に、法人格というのが書いてあるのですが、「理事会は、法人格を有し、次の能力を有する。」ということが書いてあるわけです。これは、法人格というのは、ブラッセルにおける法人格なんですか。国際法上の法人格を有し、ということを附属書なりあるいは議定書に特別に書くというのはどういう理由なんですか。
○井上清一君 この条約の中に「ブラッセルで署名のために開放された欧州関税同盟研究団に関する議定書」と、こういうのが書いてありますが、この議定書はこの案の中に入っておりませんが、どういうことなんですか。ちょっと説明を承りたい。
○井上清一君 私は自由民主党を代表いたしまして、本案に賛成の討論を行ないたいと存じます。 OECDの目的は、ここにあらためて申し上げるまでもなく、均衡のとれた高度経済成長の達成、低開発国援助の増大、そうして相互的な貿易拡大という三つの点に集約することができるのであります。OECDの活動が一方において経済政策、国際金融、貿易、科学技術、農業、漁業、海運、教育、税制、工業等きわめて広範な分野にわたり、
○理事(井上清一君) 午前に引き続きまして外務委員会を開会いたします。 経済協力開発機構条約の締結について承認を求めるの件を議題とし、質疑を続行いたします。
○井上清一君 いまの交通標識の問題ですが、東京都内はわりあい整備されているように思うのです。ところが、地方ではまだまだ不十分な点がたくさんある。まあ高速道路とかなんとかわりあいできておりますが、ちょっと横へ入ると、もう交通標識が非常に不完全ですから、こういう点でもっとこの秋を目ざして特に国のあらゆる方面に十分ひとつ徹底的におやり願うことを私は希望したいと思います。
○井上清一君 今度この両条約の加入によりまして自動車の一時輸入が簡単にできることになるわけでございますが、どうも今度のオリンピックあたりにだいぶこうした取りきめによって相当観光客で自家用自動車を持ってくる人がずいぶんあるだろうと思います。外人のドライバーがこの非常な交通のふくそうしている東京で、よほど日本の交通事情になれていないと、いろいろな問題が起こるのじゃないかと予想されるわけです。それで、現在
○井上清一君 私は単価のことを聞きたいのです。
○井上清一君 一人当たり十万円……これは一般公務員の出張旅費と同じ額でございますか、また特別に見てやるのか、あるいはまた手当等はついておるのですか。
○井上清一君 ちょっと伺いますが、会計検査院のほうの出張旅費というものは大体一人当たりどの程度になっているんですか。いま見ると、俸給の一割くらい計上してあるようですが、実際に動く方は全部が全部動くわけじゃないんで、出張する人は大体年間どのくらい平均使っておるのですか。
○井上清一君 百二十キログラムでございますか。そんなに多いのですか。単位が違うのじゃないか。
○井上清一君 濃縮ウランとプルトニウムにつきまして、これまで購入する限度がきまっておったわけです。日本で一体どのくらいそういうものができるのかということと、これまで輸入、購入いたしました濃縮ウランなりプルトニウムの配分、どこへどのくらい行っているかという点について、概略伺いたいと思います。
○井上清一君 ただいま議題となりました条約につきまして、外務委員会における審議の経過と結果を御報告申し上げます。 この議定書は、北太平洋におけるおっとせい資源の確保のため、商業的海上猟獲を禁止した日加米ソ四カ国間の現行条約の期限満了に伴い、これを六カ年延長することとし、その間、従来からわが国の主張であります海上猟獲の問題を研究するほか、陸上猟獲による獣皮を、米国のみならず、ソ連も日加両国に配分することなどをきめたものであります
○井上清一君 ただいま議題となりました条約につきまして、外務委員会における審議の経過と結果を御報告いたします。 この条約は、一九六〇年のヘーグ国際私法会議の結果成立したものでございまして、国際的性質を持つ遺言が、ある国では方式上有効とされ、ある国では無効とされる不合理を除き、ある国でされた造言が、関係国のいずれにおいても方式上有効と認められるよう、遺言の方式の準拠法に関し、各国共通の規則を定めたものであります
○井上清一君 現在もそうですが、今後国際的な人的交流は非常にひんぱんになってくるわけだし、それから、国際結婚なんていうものも、これから非常に多くなってくるだろうし、現在も非常に多いわけですが、今後も多くなってくる。それで、日本人の一番関係の深いアメリカとか南米とか韓国とか中華民国というような国がこの条約に入っていないということは、私は非常にそういう意味からいって、何か非常に不十分なような感じがするわけです
○井上清一君 この条約を今度の国会で承認することになりますと、国内法も当然変えなければならない。今度の国会にこれに伴う国内法の改正案が出ているようですが、それをまた参考資料としてちょうだいできませんか。どういうふうな案が出ているのですか、法律案に。実は私はまだ見ていないので。法律案の、審議のほうは相当進んでおるのですか。
○井上清一君 ただいま議題となりました三件につき、外務委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。 まず、日米領事条約は、日米間の領事に関する事項を、通商条約と別個の条約をもって規律したものでありまして、領事官の職務及び特権、免除、領事財産等につき規定しているものであります。 次に、国際コーヒー協定は、 コーヒーの世界的生産過剰に基づく価格下落の実情にかんがみ、輸出割当等によって価格
○井上清一君 全然入っていない。
○井上清一君 ちょっと、いまの問題に関連しまして伺いたいと思うのですけれども、アルゼンチンからは小麦はどのくらい入っているのですか。
○理事(井上清一君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお、要求書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○理事(井上清一君) ただいまから外務委員会を開会いたします。 本日は、まず調査承認要求に関する件を議題といたします。今期国会中も、従来のとおり国際情勢等に関する調査を行なうこととし、その旨の調査承認要求書を、本院規則第七十四条の三によりまして、議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○理事(井上清一君) それでは、本日は国際情勢等に関する調査を議題とし、当面の国際情勢について、質疑を行ないたいと存じます。 御質疑のおありの方は、順次御発言を願います。
○理事(井上清一君) ただいまから外務委員会を開会いたします。 委員諸君すでに御承知のごとく、アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディ氏は、去る十一月二十三日凶弾に倒れ逝去せられました。まことに哀悼の至りにたえません。本委員会といたしまして、この際、議事に入るに先立ちまして、同氏の霊に対し、つつしんで哀悼の意を表したいと存じます。 —————————————
○理事(井上清一君) ほかに御発言もないようでございますから、両件に関する質疑は終局をしたものと認めて御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○井上清一君 ここで御提案になっております海外移住事業団は、監督権の問題をめぐって外務省と農林省の間にいろいろ複雑な問題があったということを聞いておりますが、まあ結局外務省がこの事業団を専管するということになった。したがって、今後外務省といたしましては、大幅に移住関係の実務を事業団に委譲いたしまして、事業団をして自主的に運営をさせるという方針であるということを言っておりますけれども、今後事業団が円滑
○井上清一君 海外移住法についていろいろお話を承ったわけでございますが、その移住法に盛られる基本的な移住に対する政府の考え方というようなものを、もうちょっと伺いたいと思います。
○井上清一君 ただいま議題となっております移住事業団法案に関連いたしまして、若干の質疑をいたしたいと思います。 わが国の移住行政につきましては、かねてからこれが刷新と申しますか、根本的に考え直さなければいかぬじゃないかというような声がだいぶ高かったことは御承知のとおりであります。昨年の十二月に海外移住審議会の答申が提出されまして、その中に、海外移住の理念であるとか、新しい移住というものに対する考え