1986-02-15 第104回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第2号
○井上公述人 時間の制約がございますので、加藤先生の御質問たくさんございましたけれども、一、二点お答えいたします。 まず第一点の投資の問題でございますけれども、これはもう非常に大きな金額、証券投資だけでネット去年が六百億ドル、その前が四百億ドルという大きな数字が出ております。これは私は、今の自由経済のシステムのもとでは、日本にこれだけの黒字がたまっておりますとどこかに吐き出さなければなりませんので
○井上公述人 時間の制約がございますので、加藤先生の御質問たくさんございましたけれども、一、二点お答えいたします。 まず第一点の投資の問題でございますけれども、これはもう非常に大きな金額、証券投資だけでネット去年が六百億ドル、その前が四百億ドルという大きな数字が出ております。これは私は、今の自由経済のシステムのもとでは、日本にこれだけの黒字がたまっておりますとどこかに吐き出さなければなりませんので
○井上公述人 質問にお答えいたします。 私は、今の状況は、先ほども申し上げましたとおり、非常に急落しておりますけれども、暴落の状態ではないと思っております。暴落というのは、アメリカに入りました資本がアメリカから相当逆流するとか流出するとか、あるいはアメリカの居住者の金が海外に逃避するとか、そういうことによってドルの価値が大幅に下落する、ドルのファンダメンタルズ自体が失われるという事態だと思います。
○井上公述人 東京銀行の頭取の井上でございます。 六十一年度の予算案につきましては基本的に私は賛成でございますが、本日は、最近の為替相場動向につきまして公述の機会をお与えいただきましてありがとうございました。 本論に入ります前に、我が国経済の置かれました国際環境につきまして、四点だけ簡単に触れさせていただきます。 第一は、我が国経済の世界経済に占めるシェアが著しく上昇した今日におきましては、為替相場