1985-06-06 第102回国会 参議院 農林水産委員会 第21号
○参考人(井上和衛君) お尋ねの点は、現在の農業者年金制度が政策年金とそれからいわゆる公的年金との混合であることは問題ではないか、その点についての意見を求められていると思うんですが、その問題に入る前に、社会保障制度全体について、先ほど申し上げましたように、私は国民所得の再分配機能を持ったものでなければ本来ならない、これは今できるかどうかは別といたしまして、そういうふうに考えているわけです。という考え
○参考人(井上和衛君) お尋ねの点は、現在の農業者年金制度が政策年金とそれからいわゆる公的年金との混合であることは問題ではないか、その点についての意見を求められていると思うんですが、その問題に入る前に、社会保障制度全体について、先ほど申し上げましたように、私は国民所得の再分配機能を持ったものでなければ本来ならない、これは今できるかどうかは別といたしまして、そういうふうに考えているわけです。という考え
○参考人(井上和衛君) お答えいたします。二点目の方から先にお答えいたしたいと思います。 一つは、先ほど言ったような第三者も見つからないというような事態は、私の調査経験では、これは主として離農給付金段階で起きていたことが多かったわけでございますけれども、その場合、離農給付金につながらないでそのままそこを去るというようなことになりまして、山間地でございますから、それは結局残された農地は荒廃化していくというようなことで
○参考人(井上和衛君) 井上和衛でございます。 私の専門領域は農業経済ですが、主な研究分野は農家の就業構造についてでございます。具体的に申し上げますと、農業・農村における就業者の労働と生活に関する研究でございます。言ってみれば、農業・農村の人をめぐる問題が私の研究課題ということになります。研究手法といたしましては、私が現在の大学に移る前に労働科学研究所に在籍したということもありまして、労働科学的知見