○五十嵐参考人 〇増五減案が抜本改革を先送りするための口実というような形になってはならないと思います。
今の選挙制度改革が問題になってきているのは、昨年三月の最高裁の判決だけではなくて、現実に小選挙区制のもとで五回選挙をやられてきて、その結果生じている政治の現実というのがあるわけですよね。この現実は、〇増五減という形で定数を変えても、結局そのまま残るということでありまして、私は、小選挙区制をなくすることが
五十嵐仁
○五十嵐参考人 既に御指摘のように、先ほど指摘された問題と選挙制度の問題とは総体的に別だというふうに思います。
選挙については、運動に対する規制はできるだけなくして、自由な形でお互いに競い合う中で、そういう人間関係、部落のしがらみやあるいは金銭による腐敗などがなくなるような方向を目指していくべきだと思いますし、腐敗ということについて言えば、これは政治資金規正法や腐敗防止のための法制度を強化する、そういう
五十嵐仁
○五十嵐参考人 御紹介をいただきました五十嵐でございます。
お招きをいただきましてありがとうございます。
私は、今から約二十年前、一九九三年に「一目でわかる小選挙区比例代表並立制」という本を書きました。ここで小選挙区制を批判し、また、連用制の問題点も指摘しております。その四年後の九七年に、前年、九六年に初めて実施された並立制での総選挙を分析した「徹底検証 政治改革神話」という本も出しております。
五十嵐仁