1987-04-06 第108回国会 衆議院 決算委員会 第2号
○二瓶参考人 内容を閲覧をしまして、カビの全然出ていないものもありましたけれども、五百十二俵につきまして、程度の差はいろいろございますが、カビが出ておったわけでございます。その後これを売り渡すということにいたしまするとどういう評価をしたらいいのか、そういう面につきまして専門家の方、生糸の流通等について造詣の深い方々等の意見を伺ったわけでございます。
○二瓶参考人 内容を閲覧をしまして、カビの全然出ていないものもありましたけれども、五百十二俵につきまして、程度の差はいろいろございますが、カビが出ておったわけでございます。その後これを売り渡すということにいたしまするとどういう評価をしたらいいのか、そういう面につきまして専門家の方、生糸の流通等について造詣の深い方々等の意見を伺ったわけでございます。
○二瓶参考人 お答え申し上げます。 先生のおっしゃるとおり、神戸生糸検査所におきまして、一月の末に内容閲覧という形におきまして調査をいたしました。
○二瓶参考人 お答え申し上げます。 現在事業団におきまして、この三月末に十五万二千七百四俵の在庫がございます。借入金の方は、総額二千百五十二億三千二百万円に相なっております。 それで、事業団といたしましては、このような在庫を極力減らしていきたいという考えを持っております。ただ、事業団の売り渡しにつきましては、安定帯の中に糸価をおさめるということを目的にいたしております。そういう繭糸価格安定制度という
○説明員(二瓶博君) 水田利用再編対策、五十三年度からおおむね十カ年の長期事業ということで進めておるわけでございます。これを進めておりますに当たりまして値、転作を契機といたしまして経営規模の拡大と水田の高度利用の促進というものを通じまして、高い生産性を有する農業経営の展開を図るという考えでやっておるわけでございます。 〔理事坂元親男君退席、委員長着席〕 このために転作をやります際にも、単に畑作物
○政府委員(二瓶博君) 農業機械作業の安全を確保するということにつきましては、農業者の福祉の向上あるいは農業機械化の円滑な推進という観点からいたしましてきわめて重要なことであるというふうに認識をいたしております。ただいま先生がお挙げになりましたように、農作業の事故調査等の結果を見ますというと、年間大体四百人程度の死亡事故があるというようなことでございます。こういうことを未然に防止するための安全意識の
○二瓶政府委員 まず在庫処理の関係でございますけれども、これはやはり基本的には絹需給の改善を図るということが何といっても必要でございます。そういう観点も多少ございまして、価格政策の面では四・八%の基準糸価引き下げということも行ったわけでございますが、今後二国間協議等を通ずる輸入調整対策、これも、韓国の方も今月中に二国間協議に入る予定にいたしております。そういう際にもこういう輸入調整的な角度で取り組む
○二瓶政府委員 お話しのとおり、この六月から始まりました五十六生糸年度に適用します基準糸価、これは前年より四・八%、七百円の引き下げを行ったわけでございます。この価格の引き下げによりまして徐々に需要増進効果あるいは生産調整効果等が出てまいるというふうに考えております。現在のところは、まだ新基準年度に入ったばかりでございますので、一万三千九百円台という当限の糸価が形成されておるわけでございますが、徐々
○二瓶政府委員 水田利用再編対策の関係でございますが、今年度から二期対策に入ったわけでございます。その際に、二期の転作等目標面積、これは六十七万七千ヘクタールということにいたしたわけですが、五十六年度につきましては、五十五年産米の広範かつ深刻な冷害の実情等を考慮いたしまして、五十六年度限りの特別措置ということで、目標面積を四万六千ヘクタールほど軽減をいたしまして、六十二万一千ヘクタールの転作等目標面積
○政府委員(二瓶博君) 六月一日現在の水稲の生育概況でございますが、これは県からの報告によりますると、低温の影響によりまして、先生がおっしゃいましたように、北海道及び東北地方の一部を中心にいたしまして生育の遅延等が見られるわけでございます。 北海道につきましては、もう田植えは約九割終わったわけでございます。生育ステージはほぼ平年並みでございますけれども、一部で幾分活着のおくれ、生育の停帯というのが
○政府委員(二瓶博君) ただいま先生からお話ございましたように、水田利用再編対策、五十六年度から第二期に入ったわけでございますけれども、その際に、転作等目標面積、これは六十七万七千ヘクタールというふうに二期を通じての目標面積は考えたわけでございますが、ただその際に、初年度でございます五十六年度につきましては、五十五年産米の広範かつ深刻な冷害の実情というようなものを考慮いたしまして、五十六年度限りの特別措置
○政府委員(二瓶博君) 水田利用再編奨励補助金につきましては、これは米の需給均衡を早急に回復をしまして、需要の動向に即応した農業生産の再編成を期するという意義を有するものでございます。そこで、この水田再編対策は五十三年度からおおむね十カ年間という長期的な事業としてやっておるわけでございます。したがいまして、この水田利用再編対策といいますものをやっております間につきましては、奨励補助金を交付する必要が
○政府委員(二瓶博君) サトウキビの潮風害によります被害でございますが、これは昨年の十月中旬に鹿児島、沖繩を襲いました台風十九号等によりまして、ただいま先生お話ございましたように、倒伏あるいは折損、枯死というものが生じまして、収量の減少なり糖度の低下が見られたわけでございます。こういう被害の実情にかんがみまして、サトウキビの再生産の確保を図るという観点に立ちまして天災融資法の発動を行いました。鹿児島県
○政府委員(二瓶博君) 大豆の自給率等についてのお尋ねでございますが、大豆の生産の現状でございますが、五十二年に作付面積が七万九千ヘクタールという非常に底まで落ち込んだわけでございますが、五十三年度からいわゆる水田利用再編成というのがスタートいたしました。このときに、大豆を特定作物ということで重要な転作作物ということで奨励金の面でも優遇するというような措置をやりまして、それからどんどんふえてきております
○政府委員(二瓶博君) ただいま先生からお話ございましたとおり、六十五年におきましては水田の約三割、これが余剰の水田になると、こういう見通しを持っておるわけでございます。ところで現在は、五十三年度から水田利用再編対策いうのをおおむね十年間の長期事業、腰のすわった事業ということで転換を進めておるわけでございます。いずれにいたしましても、従来から稲作というのが農業の中心的地位を占めておる、これをよその作物
○二瓶政府委員 まず第一点の五十六年度の転作の状況でございます。転作等目標面積でございますが、これにつきましては、五十六年度の分につきましてはすべての都道府県におきまして市町村別の配分をすでに終了いたしております。また、ほとんどすべての市町村におきまして農業者別の配分も終わっておるという状況でございます。今後の達成の見通し等につきましては、六十三万一千ヘクタールということで相当の上積みもございましたし
○政府委員(二瓶博君) 統合によりまして当面役員の数が減ります。この役員の数の削減によりまして、五十六年度予算ベースで見ますと、毎年度四千七百万円程度の予算節減が図られるということに相なります。このほか内部組織についても、共通管理部門であります総務部の統合なり、あるいは横浜、神戸の事務所の統合というようなメリットがございますけれども、こちらの面につきましてはなかなか金目としてすぐ出てまいりませんので
○政府委員(二瓶博君) 行政の刷新と適正化ということ、これも非常に重要な課題であると思っております。したがいまして、そういうような要請にこたえつつ、他方また、蚕糸なり糖価、これをめぐります情勢というものはもちろん厳しいわけでございますので、こういう面に対する事業団の業務運営、そういうものが適確になされるということとの両面からいろいろ検討してこの統合に踏み切っておるということでございます。もちろん統合
○政府委員(二瓶博君) 両事業団を統合するということを政府の方針として閣議決定したのは、先ほど行政管理庁の方からお答えございましたように五十四年の十二月でございます。御指摘のとおり、この閣議決定をいたしました五十四年の十二月という当時から、蚕糸にしろ砂糖にいたしましても、きわめてこれをめぐる情勢というものは厳しいものがあったわけでございます。しかし、両事業団の果たしております機能は統合後もそのまま維持
○二瓶政府委員 遅くとも今月の中旬までに成案を得て通達は施行いたしたい、こういう心組みでございます。
○二瓶政府委員 ただいま申し上げましたように、現在この転作カウントの面につきましては鋭意検討しておるところでございます。できるだけ早期に結論を得たいというふうに考えております。したがいまして、本年度の水田利用再編対策、これについても、間に合うものについては当然転作カウントということをやりたい、そういう考えで鋭意詰めておる、こういうことでございます。
○二瓶政府委員 超多収品種の育成に関します試験研究は着手されたばかりでございますので、国の試験研究機関を中心に体系的に進めるということにいたしているわけでございます。 その際、民間の試験研究につきましては、実用規模によります諸特性の検定のための試験田として、国の試験研究の参考となり、全体の試験研究体系の中に位置づけることができるというものにつきまして、栽培する品種なり作付の規模等一定の要件のもとに
○二瓶政府委員 五十六年度予算におきまして転作奨励補助金三千三百八十八億円を計上いたしておりますが、これは転作等目標面積六十三万一千ヘクタールというものをベースにいたしまして、最近の実績等を勘案いたしまして奨励補助金単価水準ごと、これは単価水準が特定作物なりあるいは一般作物等でいろいろ違うということもございまして、そういう水準ごとの実施見込み面積等を推計いたしまして、これに、五十六年度から第二期になりましたので
○二瓶政府委員 お答え申し上げます。 ただいまお話がございましたように、確かに、当初予算編成をいたします際に事前調査等をしっかりやりまして、それで転作等奨励補助金等につきましても所要額を計上すべきである、まさにそのとおりであると思います。ただ問題は、予算編成時点というものが大体年の暮れかあるいは次の年の初めという時点に相なります。その時点におきましては、転作等目標面積が果たして達成できるのかどうか
○二瓶政府委員 お答え申し上げます。 ただいま大蔵省の吉野次長からお答え申し上げたのとほぼ同様でございますが、水田利用再編対策は、五十三年度からおおむね十カ年という事業でスタートをいたしておるわけでございます。その際に、この水田利用再編奨励補助金の当初予算、これは米の需給計画に即しました転作等目標面積、それから過去の態様別の転作傾向というようなものを頭に置きまして計上いたしておるわけでございます。
○政府委員(二瓶博君) 特殊法人の整理合理化の問題につきましては、これは政府全体としますると非常に特殊法人の数が多いわけでございます。したがいまして、マクロ的な観点からいたしまして、この特殊法人の整理というものをやるべきであるということが、政府の行革の方針の大きな項目として決められたわけでございます。したがいまして、この線に沿って、農林水産省もそうでございますが、各省とも、特殊法人を抱えておる省庁につきましては
○政府委員(二瓶博君) 政府におきまして行政の刷新と適正化が強く求められておる情勢に対処いたしまして、実は五十四年でございますが、行政の各般にわたります簡素、効率化対策を進めるということに相なったわけでございます。その際に、その一環といたしまして、政府全体といたしまして特殊法人の整理合理化を図るということに相なった次第でございます。 そのため、農林水産省におきましてもいろいろ検討をやったわけでございますが
○政府委員(二瓶博君) ただいま大臣からお答えございましたように、行政改革は現下の重要政策課題である。したがいまして、特殊法人につきましてもその整理、合理化が求められたわけでございます。 そこで、今回この両事業団が統合することになったわけでございますが、これは同じ畑作物に係る業務をやっておる、あるいは輸入に係る価格調整業務のウエートが高いというような共通点に着目をいたしまして統合を行うということにいたしたわけでございます
○二瓶政府委員 基準糸価についての考え方いかんというお尋ねでございますが、最近におきます蚕糸業をめぐる情勢につきましては、先生御案内のとおり、絹需要の減退、景気の低迷などを背景といたしまして、生糸の国内引き渡し数量、これが五十四生糸年度は対前年比で二割減、さらに五十五生糸年度はその水準よりさらに一割減ということで、大幅かつ急激に減少をいたしております。こういうこともございまして、二年前の五十四年六月以降
○二瓶政府委員 三十五年前後の麦作をめぐる情勢でございますけれども、前の大・裸麦と小麦と様相が大分違っております。大・裸麦につきましては、需要が、国民所得水準が大分上がってきた、それからお米の方の生産が大分ふえてまいったというようなこと等につれまして、押し麦でございます食糧用の麦の消費がだんだん減ってきつつある。この三十五年の末には政府の手持ち在庫量が急増しまして、大体一年分の在庫が見込まれたというのが
○二瓶政府委員 先生からお話がございました宮崎県の綾町等におきまして、屎尿の簡易処理法ということで通称綾方式と呼ばれております処理法を採用しておるということは承知をいたしております。先生からお話がございましたように、屎尿に酵素剤を添付しまして、その後來雑物を取り除く。そして分解を促進するために曝気処理などを行いまして、得られた液体を貯留する方式というふうに聞いております。本処理によりまして得られます
○二瓶政府委員 最近におきます花卉の輸入でございますけれども、切り花と球根が大宗を占めておるわけでございます。総体といたしまして安定的に増加をしておるというふうに見ております。 切り花類につきましては、これは洋ラン、それから冬春季におきます菊等が中心になっておるわけでございますけれども、所得水準の向上に伴います花卉消費の多様化あるいは冬春季需要の拡大に対応して、こういう輸入というものも伸びてきておるというふうに
○二瓶政府委員 五十三年度から設置をいたしまして、予算面さらに定員の面、逐年充実をいたしております。そこで、五十七年度以降におきましては、なお五億円ぐらいさらに予算が必要かと思います。人員の方もあと六名ほど既定計画からすればまた不足をいたしております。したがいまして、これらの面につきましては、五十七年度以降確保したいと思っておりますが、これは予算なり定員という問題でございますので、いつまでということにつきましては
○二瓶政府委員 さとうきび原原種農場の関係についてお答え申し上げます。 さとうきび原原種農場は、現在建設といいますか、整備を進めておる段階でございますが、現実にこの原原種が配付になるのは、まずことしの秋に一部配付ができることになります。そういたしますと、これは原原種でございますので、県の方に配付をするわけでございます。県の方が原苗圃にこれを使用する。そしてさらにその次の年に今度は市町村に県で移管いたしますが
○二瓶政府委員 絹需要拡大のための方策とその予算関係というお尋ねでございますが、まず絹の消費の面では、いま約九割が和装需要でございます。それから一割が洋装部門というようなことになっております。そこで、日本蚕糸事業団による助成事業というようなことで、これを活用しまして需要増進対策をやっておるわけでございます。五十五年度は約三億七千万円の予算をもちまして、具体的には着物の着つけ指導など、これは和装需要の
○二瓶政府委員 ただいま先生からお話しございましたように、事業団の在庫はこの三月末で十四万八千俵に上っております。なお、この四月から新年度の枠といたしまして三万俵買い入れ枠の開設をいたしておりますので、現在の糸価の状況からすれば今後さらに買い増しは進むものというふうに考えております。 そこで、これをどう処理するかということでございますが、やはり今後買い増しの進行をセーブする、その上でまた現在までに
○二瓶政府委員 天下りの現状ということでございますが、まず蚕糸関係について申し上げます。 日本蚕糸事業団の役員につきましては、常勤役員六各おりますが、この中の三名が農林水産省出身者でございます。あと二名が養蚕、製糸、それぞれの業界から一名ずつ出ております。それから残りの一名でございますが、これが内部登用者ということに相なっております。それから職員の方でございます。全体で三十五名おるわけでございますが
○二瓶政府委員 給与体系と労働条件等につきまして、両事業団必ずしも同じではございません、若干の相違があります。したがいまして、今後この両事業団が統合されて新しい事業団ができるわけでございますが、その際におきましても、たとえばこの給与体系というような問題につきましても調整を図っていって、一本化を図っていくということが基本的に望ましいというふうに考えるわけでございます。 ただ、ただいまもお話がございましたように
○二瓶政府委員 いま私が、ある理事さんが九月末で退職した場合二千百八十八万円と申し上げたわけですが、これに見合って職員の方が退職した場合に、この方と同じ勤続年数とした場合どのくらいの退職金になるかというお尋ねでございます。いま手元にちょっと持っておりませんのですぐお答えできないのが申しわけないのでございますが、大体職員の退職金の方は公務員のあれに準じたようなやり方でやっておるというふうに承知をいたしております
○二瓶政府委員 日本蚕糸事業団の関係で申し上げます。十月一日に解散をし新事業団が設立になる、こういう予定でございますので、一応九月末に退職した場合ということで現在の役員の退職金を計算いたしておりますが、その際に最高の者がどのぐらいになるかというお尋ねでございますが、理事さんの中に最高の者がございまして、二千百八十八万円に相なります。
○政府委員(二瓶博君) 第一点の転作カウントの問題にお答えいたします。超多収品種の育成に関します試験研究につきましては、まだ緒についたばかりでございます。先ほど技術会議の事務局長からもお話ございましたように、現段階では国立試験研究機関を中心に責任を持って進めるということでやっておるわけでございます。民間の試験研究につきましては先ほどもお話がございましたように、その規模なりあるいは試験方法等、いろいろまだ
○政府委員(二瓶博君) 五十六年度から水田再編第二期対策に移行することになるわけでございます。この水田利用再編対策につきましては、何に転作するかということでいろいろ農家の方も作目選択に苦労をされておるというふうには考えております。 実は、この転作の問題につきましては、第一期対策の場合もそうでございますが、やはり自給力を高めるという角度もございまして、農業再編成を進めるということで、いわゆる自給率の
○政府委員(二瓶博君) えさ米につきましては、先ほど来官房長初め話がございましたように、収益性の問題——物財費も償わないという形で収益性に問題がある。あるいは識別性——えさ米と食用の米との識別、これが十分でない。それから脱粒性等の技術上の問題というのがございます。それから転作という角度になりますと、主食用の価格とえさ米の価格、えさ米の価格は大体トン三万円ぐらいと言われておりますが、こういうふうに大きく
○二瓶政府委員 お答え申し上げます。 繭、米、牛乳等の行政価格につきましては、国民経済に占める地位あるいは農家経済での位置づけ等、商品特性に即しまして決定されるべきものであるということから、その算定方法はそれぞれ異なっているわけであります。いま御指摘の家族労働、自家労働の労働評価でございますが、確かに先生が数字を挙げられたように違っております。主要食糧でございます米につきましては、全国の製造業労賃
○二瓶政府委員 五十六生糸年度に適用いたします基準糸価等の行政価格につきましては、来る二十八日開催を予定いたしております蚕糸業振興審議会にお諮りした上で、繭糸価格安定法に定めるところによりまして適正に決定いたしたいということで現在検討の詰めを急いでおるところでございます。その背景をなします蚕糸業をめぐる情勢につきまして御説明を申し上げたいと思います。 一ページをごらんいただきたいと思いますが、これは
○二瓶政府委員 蚕糸砂糖類価格安定事業団法案につきまして、その提案理由を補足して御説明申し上げます。 本法律案を提出いたしました理由につきましては、すでに提案理由において申し述べましたので、以下その内容につき若干補足させていただきます。 第一に、日本蚕糸事業団及び糖価安定事業団を解散し、新たに蚕糸砂糖類価格安定事業団を設立することとしております。 新事業団は、両事業団の一切の権利及び義務を承継
○二瓶政府委員 ただいまお話がございましたように、この二月末現在で十四万五千俵の生糸が在庫いたしております。その後も逐次、毎日買っておりますので、どんどん積み上がっておるという姿でございます。 それで、この事業団在庫、これの解消はどうやるかという問題になるわけでございますけれども、いずれにいたしましても海外に輸出するというようなことはできません。前と違いまして最近におきましてはもう輸入一方でございますので
○二瓶政府委員 現在、蚕糸のいろいろな制度につきましては、特に今月末までに五十六生糸年度の基準糸価等を決めなければならぬということがあるわけでございますが、これに絡みましていろいろな制度改正といいますか、そういうものも含めた要望なり御意見が各方面から寄せられております。ただいま先生からもお話がございましたように、蚕糸サイドの御意見、それと織物業界サイドの御意見、大体相反する御意見が鼎立をしておるということでございます
○二瓶政府委員 水田利用再編対策につきましては、農業の再編成という側面もございますが、何といいましても米の需給調整というものを大きなねらいにしている、こういうことでございます。したがいまして、すべての農家、専業農家も飯米農家も、すべての稲作農家の協力を得て実施していく必要がある、かように考えるわけでございます。 それから、地域ぐるみの転作を進めるということで、定着性の高いそういう形でやっていきたいというふうに
○政府委員(二瓶博君) 基準糸価は三月いっぱいに決めるということでございますので、いまの予定といたしましては、今月の二十八日、蚕糸業振興審議会繭糸価格部会に諮問をいたしたいというふうに考えております。
○政府委員(二瓶博君) 農業後艦者はどのくらい確保したらいいかという、いうなれば目標なりあるいは不足数字がどうかというようなお尋ねでございますが、この面につきましては、いろいろな見方もあろうと思いますし、具体的に目標というようなものは立てておりません。 ただ、先生おっしゃいますように、現在のたとえば新規学卒者の就業の状況というようなものはきわめて数字的にも少のうございます。五十五年度におきまして七千人
○政府委員(二瓶博君) 将来の農業を担いますすぐれた農業後継者を育成、確保するというためには、何といいましても、まず農業そのものが魅力のある産業ということで育成されまして、住みよい農村をつくり、後継者が意欲を持って取り組めるようにする、これが基本的に重要なことであると、かように認識をいたしております。 そこで、農林水産省といたしましては、農業生産基盤の整備なり、あるいは農用地の流動化の促進なり、地域農業