1964-10-28 第46回国会 衆議院 農林水産委員会 第71号
○久我説明員 ただいまの御質問にお答え申し上げます。 御承知のように、北海道の冷害につきましては、ただいま御指摘のとおりに、できるだけ早く調べなければならないということを考えまして、当初は実は十月一日から二日ごろに調査をしようと考えたわけであります。そうしておりますうちに、二十八日に御承知のような非常な寒冷が参りました。そこで、技術的な点から、一体これはいつ調べたらいいかということを再度議論をいたしまして
○久我説明員 ただいまの御質問にお答え申し上げます。 御承知のように、北海道の冷害につきましては、ただいま御指摘のとおりに、できるだけ早く調べなければならないということを考えまして、当初は実は十月一日から二日ごろに調査をしようと考えたわけであります。そうしておりますうちに、二十八日に御承知のような非常な寒冷が参りました。そこで、技術的な点から、一体これはいつ調べたらいいかということを再度議論をいたしまして
○久我説明員 ただいま手持ちしておりませんので、はっきりしたことをお答えできませんで、申しわけございません。
○久我説明員 統計材料を持ってまいりませんでしたので、詳しいことを申し上げられませんけれども、ただいま業務部長が申し上げましたように、全国的には、むろん本年は、まあ大豆は北海道が主産地でございますから、全体としての収量は減ることは間違いない。なお、商品化されておる大豆ということになりますと、北海道の大豆がその大宗を占めておるわけでございますから、したがいまして、全体として、従来から商品になっておった
○久我説明員 ただいまの御質問でございますが、統計調査部からそのような数字を指示するというようなことは、過去もございませんし、今回もむろんやっておりません。ただ、平年反収というものはすでにいつも公表されておるものでございますから、大体ことしの平年反収はこれくらいであろうということは、二月ころにきめまして発表されておるものでございますから、それをお使いになったということはあるかもしれません。しかし、われわれから
○久我説明員 お答え申し上げます。 御承知のように、九月の二十八日に早霜がございました。そこで、冷害のときは特にそうでございますが、…にかかりましてからほんとうに被害の姿が明確にわかりますのは、少なくとも十日から二週間たちませんと明確にならないのでございます。したがいまして、北海道庁とも相談をいたしまして、最も正確に押えられる時期として十月十五日ということをきめまして調査をいたすことにいたしました
○説明員(久我通武君) 北海道の冷害は、先生のお話しのとおりに激甚でございますので、調査も確かに例年に比べまして冷害の調査が非常に大きく入っておりまして、費用も非常にかかっておるわけであります。したがいまして、特にこの冷害は十月十五日――昨日でございますが――を期して大々的に調査をやってもらっておりますので、目下この費用につきましては、予備金の要求をいたしておるわけでございます。ただ先生のお話しにございましたように
○久我説明員 必ずしも主産県もただいま先生のおっしゃいましたような作柄にはなっていないわけでございますが、むろん鹿児島、宮崎等、その台風の通りましたところが下がっておることは事実でございますが、お話のありましたような数字になっていない。この点は実はこういうことになっております。作柄を出しますときには、平年対比で出しております。平年と申しますのは、なかなか押えにくいものでございますので、大体これは五カ
○久我説明員 カンショにつきましては、これは毎年の例でございますが、八月の半ばに調査いたします。以後いわゆるカンショの肥大率がどの程度であるかということを見込んで予想しなければならないわけでございますが、毎年九月中に非常に増大いたしますので、その点がいつも九月一日の調査ではできないのでございます。そこで、カンショにつきましては、大体十年のうち七、八年は、九月のときと十月のときとでは増大をするのとが普通
○久我説明員 ただいま御質問のございました十月一日現在のカンショの予想につきましては、七日一ぱいに一応まとめ上げました。まだ正式の報告が全部まいっておりませんから、端数で多少狂うかもしれませんが、ほとんど変わりないと存じます。 そこで、その数字を申し上げますと、作付面積が二十九万六千七百ヘクタールでありまして、昨年から見ますと、面積が一万六千四百ヘクタール減っております。したがいまして、反当収量の
○久我説明員 統計の場合の実収量の出し方でございますが、確かに一・七ミリのふるいでふるいましたものを基準にするということでやっております。御承知のように、毎年毎年の収量を比較いたします場合に、基準をやたらに変えますと比較できませんから、そういうものを基礎にいたしております。しかし、被害が激甚になりました場合には、本年に限らず、従来から、いま先生のおっしゃいましたふるいでふるいまして残りましたものの中
○久我説明員 二千五百六十二キログラムになっております。
○久我説明員 第二次生産費で申し上げますと、三十八年度百キログラムあたりの第二次生産費は六百七十九円ということになっております。
○久我説明員 御承知のように、農林統計のやっておりますのは、全体でことしは流通統計も加えまして四百種類ばかりございます。そこで、年度の当初から、大体何月何日にどのような調査をするかということの計画を出張所ごとに立ててやっておりますので、そこで、調査の期日を大幅に動かすということはなかなかむずかしいわけでございます。かてて加えて、本年は台風二十号がちょうどまことにぐあいが悪い時期に参りましたので、そのほうの
○久我説明員 イモの価格の決定をされます場合に、ただいま先生の御指摘になりました生産費の調査も確かに一つの資料にはなるかと存じますけれども、しかし価格決定の場合には、これは実は十分お使いいただき得るほど、たとえば米ほどの標本調査をやっておりません。したがいまして、確かにただいま御指摘のとおりに、自給的な農家と、イモをでん粉に商品としてつくっておるような農家とは差がございますけれども、これは全国で見ますと
○久我説明員 統廃合をでき得るだけ計画的に、速急に進めていくことが望ましいのでございますが、たとえば、まず職員の入ります庁舎でございます。これなども、一度に二十数人から三十人くらいの者が入ります庁舎は、一ぺんにつくるということが簡単にできません。そういうようなことから、われわれといたしましては、でき得るだけ統合を、ただいま先生のおっしゃいましたように法改正その他の措置によってやるようにすべきだと考えておりますし
○久我説明員 先ほど申し上げましたように、統計の仕事の性格からいたしまして、従来のように分散しておる形のままに置いておくことは、よくないと考えております。したがいまして、これは仕事の面からいたしましても、当然統合をしていくべきものである。したがって、こまかく分散しておりますものを、できるだけ現在併置になっておりますような形に合わせまして、そのかわり今度は、その中で仕事をそれぞれ専門的に分化するように
○久我説明員 ただいまの御質疑につきまして、御理解をいただきますために、何ゆえにそのような併設ということが起こっているかということを簡単に申し上げたいと思います。 御承知のように、統計調査事務所は、当初米麦等の生産高を主として坪刈りなどの実測調査によって出すということを中心の仕事として発足したものでございます。したがいまして、当初は大体五カ町村に一カ所くらい出張所を置きまして、そこで仕事をやっておりました
○久我説明員 被害調査の考え方につきまして一つの御意見がございましたが、確かに一つの現象が次の現象の誘因になっておることは確かでございます。しかしながらわれわれのほうの被害の調査はその時期ごとに一つ一つのものを全部分離して調査しておるわけであります。ただいま先生のお話のございました平たん部にも、これは東北のほうで出ましたいもち、先ほど私の申しましたのは冷害の数字を申し上げたわけでありますが、それらを
○久我説明員 冷害につきましては、本年は、実はもちろん東北地方が一番おもでございますけれども、そのほか九州、関東を除きまして、あと至る地方に出ております。特にただいまから申し上げます数字は冷害と、それから冷害地域の、純粋の平たん地に出ましたいもちと、異なった状況を呈しておりますから、それを含めまして冷害の数字としてまとめておりますので、それについて申し上げます。全国で申し上げますと、被害量が約十九万五千
○久我説明員 それではおもな県について申し上げます。 秋田県が約二千三百トン、それから石川、福井はわずかでありますが、石川が三百五十トン、福井が五百九十トン。それから三重、滋賀等もございますが、これはわずかでございますので、この地区は省きます。島根が八百八十二トン、岡山が三百三十四トン。それから広島が七百三十三トン、徳島が六百九十八トン、香川が千三百三十二トン、愛媛が九百十九トン、高知が一万一千七百七十
○久我説明員 実は本年は災害その他がございまして多少おくれたのでありますが、明日午後に公表をする予定で進めております。そこで、手元にこまかい材料はございませんが、大体このことを申し上げますと、昨年対比で申の上げまして反当生産費で一〇九・八%という程度になるかと思います。すなわち約一割上がっておるかと思います。そのおもな原因は農具費と労賃の値上げが一番中心になっておるようであります。
○久我説明員 作況の指数その他につきましては、先ほど園芸局長からすでにお話が出ておるとおりでありますので、予想反応は先ほどお話がございましたが、したがって作況指数といたしましては前年対比が六四%になっております。平年反応対比六五%でございます。予想収穫高にいたしますと、面積も約二万九千町歩ばかり減っておりますから、前年と比べて十一万七千減りまして、指数では五三ということになります。予想収穫高は十二万九千八百
○久我説明員 統計調査をいたしております概況を申し上げたいと存じます。 ただいま各県報告の数字もございましたが、概況を見ますと、四月の下旬から降り始めました長雨は、関東以西の各地で、これは気象台創設以来初めての悪天荒になっておりまして、たとえば降水日数は、はなはだしいところでは、五月中に大体二十五日あるいは二十六日雨が降っております。平年は大体十二日ぐらいでございますから、倍以上降っておるわけでございます
○説明員(久我通武君) それでは四月、五月の長雨によります農作物の被害概況を申し上げたいと存じます。 御承知のように、麦の作況の調査は、五月一日に一応いたすことになっておりますが、本年は非常に異常な天候でございますので、その結果にあまり信頼性を持てません。かようなことから、その後再度にわたって調査を進めて参りましたが、六月一日現在で、目下最後の長雨の被害調査をするということで、さらに調査を進めておる
○久我説明員 統計調査部でやっております被害調査につきまして御質問でございましたが、角屋先生すでに御承知のとおり、統計調査の中で被害調査は最も因難な調査でございます。したがいまして、同時に、結果は十二分に行政に使い得るかと申しますと、はなはだ心もとないものがあるわけでございます。ただいま経済局長からお答え申し上げましたように、いろいろと研究は進めておりますけれども、それにいたしましても、何ぶんにも被害
○久我説明員 われわれもできるだけ調査をするように命じておりますけれども、先生のおっしゃった通り、これはなかなか正確にわからないというのが、正直な実情でございます。どの程度腐ったのがあるかということは、調べるということにはなっておりますが、しかし報告といたしましては正確な報告は集まってきておりません。ところによりまして、この程度腐ったのがありますよという情報が入ってくる程度であります。
○久我説明員 ただいま先生一の御指摘ございました農地の施設の被害は、統計調査部関係では調査しておりません。県から農地局の方へ調査が報告になっておるはずでございます。
○久我説明員 ただいまの御質問の中の麦の被害面積の点をお答え申し上げます。 大体麦類は、全体で被害にかかったと思われますのが、現在のところ四十万七千町歩であります。そうして被害量が、一応まだ見込みでございますが、十万二千トン弱でございます。被害金額を見積もりますと、約四十一億二千万円であります。
○久我説明員 その点はただいまおっしゃった通りでございます。ただ御承知のように種もみは、現実に全部売買されておるものでにない自家で生産したものが非常に多いということもございますので、そこで、出産費計算をいたします場合には、個々の農家の品種も、これも個々の農家によりますと四、五種類くらいはあるわけでございますが、それも明瞭にわかりませんし、圃場の、たとえば生産費は、その農家が全部でいたしますから、結局明瞭
○久我説明員 ただいまの先生の御質問は、米の生産高統計はどのように出すかということについての御質問でございましたが、統計を出します場合には、一応たしか一・七ミリの縦目ふるいを使いまして、それから落ちましたものは一応くずである、それ以上のものは全部玄米とする。従って、検査規格の四等基準以上のものに大体該当する、こういうことで毎年統計をとっております。ただし、ただいま申し上げたように機械的にやっております
○説明員(久我通武君) 実は農業地域を、統計を出します場合の地域を幾つにするか、どのように分けるかというのはいろいろの案があるわけでございますが、われわれは二様の案を考えております。これは従来から分けておりますように、これらについては北海道は農林局ができませんので、北海道を一つ。それからその他、御承知のように、九ブロックに分けて統計を従来から出しております。そういう分け方にいたしました地域統計を出す
○説明員(久我通武君) ただいま大臣からお話のございました点につきまして、多少事務的な点を補足させていただきたいと存じます。 御承知のように、ただいまお話のございましたように、農業基本法が制定を見まして、われわれの農林統計そのものがやはり新しい農政の線に沿わなければならない。こういうことから考えてみますと、従来の統計にはいろいろな点で欠点がございます。第一に、御承知のように、戦後の農林統計は、主要食糧
○久我説明員 澱粉の生産見込みは、私のところではちょっとはっきりいたしませんが、大体北海道で生産されておるバレイショの三分の一程度が、例年バレイショ澱粉の方に回っておるわけでございます。そもそも作付面積が減りましたのは、これは農家の方々の御報告では、いわばマッシュドポテトの売れ行きが悪くなったので減ったというようなことを言っておりますが、しかしマッシュドポテト用というのは、御承のように二%あるかないかという
○久我説明員 カンショ、バレイショ両方ともお尋ねでございますが、カンショの作況は九月一日に調べましたものが一番最近のものでございます。全国的に見まして、第一作付面積が一%ばかり前年に比べますと減っておりますけれども、反収が約二%、従って全体で三%減くらいになろうかと思っております。しかし平年に比べますと、約平年作ということで、そう例年と差異はございません。 それに比べましてバレイショ、これは御承知
○久我説明員 第一の御質問の点からお答え申し上げます。 新しくできますところの農林局において統計調査部がどういうことをいたすか、先ほど来だんだん大臣からもお話がございました、地域の農政というものを進展させるための統計を作成していく、統計を作成いたしまするにしても、材料は、従来の国一本でとるものと調査は同じでいいわけでありますから、それらを地方農林行政に合うようにつくりかえていく。あるいは統計で申しますなら
○久我説明員 ただいまお話のございました菜種の生産費の趨勢を申し上げますが、六十キロ当たりで申しますと、三十六年はわれわれの調査では三千七百八十一円と出ております。的に三十二年から申しますと、三十二年が三千九百三十五円、三十三年が三千六百五十四円、三十四年が三千三百二十六円、それから三十五年に上がりまして三千五百四円、三十六年が、ただいま最初に申しましたように再びちょっと上がりまして三千七百八十一円
○久我説明員 ただいま御質問がございました降灰による被害でありますが、先生よく御承知のように、われわれは一応被害の尺度を作っておりまして、それで適正な被害を押えるということに努力して参っておるわけでございます。実は火山灰によりますところの被害の尺度というのは、十分なものができておりません。降灰を受けました面積は、ただいま先生のお話にありましたように、われわれの報告では一応八万三千町歩ということに目下
○久我説明員 最初にお尋ねの調査の点だけまず申し上げます。 お話のございましたように、調査結果によりますと、確かに瀬戸内海あるいは四国等の柑橘の被害が果樹類の被害では一番大きいのでございます。ただ、ここに明瞭にあげておりませんのは、果樹の被害が、お話のございましたように非常にむずかしい被害でございますから、まだ不正確なものを御報告申し上げてはと存じまして遠慮しておりますが、この十日までにまとめます
○久我説明員 六月初めに降りました長雨の方から申し上げたいと存じます。 六月初めの梅雨前線によりまして農作物に及びました被害は、麦類が最も大きな被害を受けておりますが、この被害範囲は相当に広範でございます。麦類の収穫期がおそい地方におきましても、これは麦の立毛のまま被害が出ておるというようなところもございます。早く刈り取りましたところは、野積みをいたしておるのが流失するというようなことのために相当