2010-04-28 第174回国会 衆議院 内閣委員会公聴会 第1号
○中野公述人 天下りの根絶問題でございますが、天下りを何と定義するかによって多分変わってくるんだと思いますけれども、民主党政権の天下り政策は、出口に関しては相応の、マスコミ的な受けは非常にいいんだと思います。 ただ、基本的に、入り口戦略といいますか、公務員制度の内部をどう仕組むかによって全くこれは状況が変わってくる。幾ら出口を閉めても、生活がある限りは、天下ろうという誘引は必ず働きます。これは裏ルート
○中野公述人 天下りの根絶問題でございますが、天下りを何と定義するかによって多分変わってくるんだと思いますけれども、民主党政権の天下り政策は、出口に関しては相応の、マスコミ的な受けは非常にいいんだと思います。 ただ、基本的に、入り口戦略といいますか、公務員制度の内部をどう仕組むかによって全くこれは状況が変わってくる。幾ら出口を閉めても、生活がある限りは、天下ろうという誘引は必ず働きます。これは裏ルート
○中野公述人 総人件費二割削減でございますが、これを実現するためには、約六百人程度の幹部公務員のあり方よりは、出先を含めて公務員全体の給料をどう下げるか、ここに踏み込まない限りは全く不可能だと思います。 その際、非常に難しいのは、地方自治体でも、先ほど大阪府の話もありましたが、一〇%超の切り下げの場合、これを労働基本権の制約との関連でどう解釈するのか。これはだれも司法に判断を持ち込んでいませんので
○中野公述人 兵庫県立大学大学院の中野でございます。 本日は、このような機会をいただくことができまして、ありがとうございます。 私からは、公務員制度改革の背景、それから政府案の問題点の二つについてお話ししたいと思います。 まず、公務員制度改革の背景でございますが、これは主に四つあると思われます。 一つ目は、経済成長の鈍化と少子高齢化、それから財政赤字が重なったことでございます。ヨーロッパ諸国
○参考人(中野雅至君) まず退職管理に関しましては、地方公務員は恐らく国家公務員ほどシステマチックに退職管理を行っておらないと思いますので、同じような厳しい事後規制が要るのかどうかというのはちょっと疑問に感じております。 それから、二つ目は人事評価でございますが、これは地方公務員も当然導入されるべきだと思っております。現在、国家公務員の、今正に法案で議論されておりますが、その前に既に鳥取県では人事評価
○参考人(中野雅至君) 今回の改革案では採用試験や採用年次にとらわれない実力主義の人事が行われるということですので、近未来的にいいますと、採用試験によるそういう言葉遣いの違いというものはなくなっていくんだろうというふうに認識しております。ただし、民間企業を見ましても、最近は厳選採用とか早期の時点からの経営幹部への登用みたいなものが起こっておりますので、民間では逆のことが生じておるということでございます
○参考人(中野雅至君) 兵庫県立大学大学院准教授の中野でございます。 本日は、参考人として意見陳述を行う機会をいただきまして、誠に光栄に存じております。 私は、厚生労働省に十四年間勤めました後、公募で現在の職場に移りました。現在は、行政の情報化や公務員制度を中心に研究を行っております。本日は、これまでの経験を踏まえまして、現行の公務員制度の問題点、政府案の評価の二つについて意見陳述したいと思っております