2005-06-07 第162回国会 参議院 内閣委員会 第12号
○参考人(中村靖彦君) 確かに、私も以前取材をしたことがございまして、今おっしゃったように、子供のうちにとにかく味をすり込んでしまえば、大きくなったらもうその味から離れることはできない、だから小さいときは大事なんだと。 これは、一番象徴的だったのは、某有名ハンバーガーチェーンの大社長さんが、もう今は退任されましたけど、私が取材をしたときにもういみじくもおっしゃいました。とにかく若いといいますか小さいうちに
○参考人(中村靖彦君) 確かに、私も以前取材をしたことがございまして、今おっしゃったように、子供のうちにとにかく味をすり込んでしまえば、大きくなったらもうその味から離れることはできない、だから小さいときは大事なんだと。 これは、一番象徴的だったのは、某有名ハンバーガーチェーンの大社長さんが、もう今は退任されましたけど、私が取材をしたときにもういみじくもおっしゃいました。とにかく若いといいますか小さいうちに
○参考人(中村靖彦君) 学校給食は、一日の子供の食事の中で、極端なことを言いますと、唯一栄養的にもバランスが取れていて、しかも大勢で一緒に食べるという極めて大事な食事の場だというふうに思っています。 もう大分前になりますが、学校給食不要論という主張がある町の町長さんから出されまして、結局住民の方の猛反対でその主張は撤回されたわけですけれども、今となってみると、これはもう学校給食不要論どころか、もうこれが
○参考人(中村靖彦君) 中村でございます。 今日は、私がこのごろ考えております食育についてこのような場で発言をする機会を与えてくださいましてありがとうございました。 私は、三十年以上農政ジャーナリストとして食料問題あるいは農業問題を取材し、しゃべったりしてまいりました。そのジャーナリスト活動の最初のかなり長い期間は、私たちは一体何を食べるかと。そのころはまだ食料事情が必ずしも十分ではないという時代
○中村参考人 先ほど、透明性の確保が一番大前提だというふうに申し上げましたのは、リスクマネジメントのいろいろな作業の過程あるいは結果について、例えば、ある省庁からの情報の開示がなされるといったときに、それがきちんと行われているのであれば、例えばそこにもう一つの省庁が何か口を挟んでも、それは一向構わないわけですね。そういう形でお互いの持ち分からリスクマネジメントの作業が行われていけば、それは全然問題はないわけであって
○中村参考人 お尋ねの風評被害というのは本当に難しいものでありまして、私も、おととしのBSE発生の後、地方に参りまして、盛んに風評被害について、特に生産者の方あるいは焼き肉の営業者の方からいろいろな御意見をいただきました。 私は、風評被害というのは、事実でないものを事実であるかのように報道する、これが風評被害だというふうに思っています。ですから、おととしのBSE発生直後にNHKで放送した「狂牛病」
○中村参考人 きょう、このような場で食品安全基本法案についての意見を述べさせていただく機会を与えられたことを大変にうれしく思います。よろしくお願いいたします。 まず最初に、考えてみると、おととしの九月に最初のBSEが発生してから、今日までいろいろな対策が講じられてまいりましたけれども、ここに安全基本法案が成立直前という段取りになったことを私は大変評価したいと思います。ぜひこの法案を全会一致で可決していただきたいというふうに
○参考人(中村靖彦君) 正直言いまして、頭の片隅に日本も、どのぐらいの先かというのは分かりませんけれども、BSEが発生するであろうという予感はありました。その予感を踏まえて、去年の三月にイギリスとフランスに取材に参りまして、それで、これは本を書くために取材に行ったんでございますが、その後、もうほとんど本を書き上げた段階でBSEの第一号が出たということで、予感が非常に不幸にして、予感といいますか、何となく
○参考人(中村靖彦君) 予算について申し上げれば、私は行政の人間ではありませんけれども、日本ではBSEを実際に実験の段階で感染させてそれで研究をするというような経験はございませんでした。やっぱりどうしても、病原体をきちんと究明して一体どのくらい例えばプリオン入りの肉骨粉を与えれば発病するのかというようなことは、どうしても何頭か何十頭かの牛を使って、牛はちょっとかわいそうでありますが、実験をしなければ
○参考人(中村靖彦君) 今の御質問に関連して申し上げれば、今までの、特にBSEに関しての情報の公開というのは決して十分ではなかったというふうに私は思います。それは、実は行政においても危機感が非常に薄かったということと、それから情報を伝えるべきそのメディアにおいても、私は長いことメディアで仕事をしておりましたが、そのメディアにおいても必ずしもその危機感がなかった、危機感がなかったというか基本的な実はその