2016-05-12 第190回国会 衆議院 情報監視審査会 第5号
○中村参考人 今御紹介の二点、第一点目の、黒塗りと申しますか、一応の情報開示を行った上で、外部的にはそれは秘匿という趣旨での黒塗りということ、手法としては、多分、特定秘密以外にも、情報公開関係でもやってきていることだと思います。それはそれで、技術的な意味ではしかりだというふうに思いますし、黒塗りの手法によってそれが提示できるのならば、それは別に差し支えないものだと思います。 ただ、いろいろな件名にかかわりまして
○中村参考人 今御紹介の二点、第一点目の、黒塗りと申しますか、一応の情報開示を行った上で、外部的にはそれは秘匿という趣旨での黒塗りということ、手法としては、多分、特定秘密以外にも、情報公開関係でもやってきていることだと思います。それはそれで、技術的な意味ではしかりだというふうに思いますし、黒塗りの手法によってそれが提示できるのならば、それは別に差し支えないものだと思います。 ただ、いろいろな件名にかかわりまして
○中村参考人 御指摘いただきました、具体的に、文書がどのようなものかある程度想起されるような形で提起できないかという御指摘でございます。それにつきまして、私の方の意見陳述ではかなり極端な形での答弁だったと思いますけれども、これは非常に実務的に難しい問題だと考えております。 一方で、やはり情報機関と一言で申し上げても、今回、外国の情報機関は、本日議論されている特定秘密保護法の関係、まして情報監視審査会
○中村参考人 まず、本日、本審査会の場において意見陳述の機会をいただいたことに感謝申し上げます。 平成二十六年十二月に本審査会が発足し、本年一月までの約一年二カ月間の活動を経て、今回初めての年次報告書が発出されたと承知しました。 特定秘密の保護に関する制度は新しい制度であり、かつ極めて複雑であることから、この制度について、政府による制度の運用を適切に監視するという作業を確立することは困難であったと
○政府参考人(中村滋君) 御指摘のいわゆる九・一一同時多発テロ以降におきまして、アルカイダに対する国際社会におけるテロとの戦いが継続してきているということがございます。その結果、これまで多数のアルカイダの首謀者あるいは関係者が死亡、拘束されているという事実がございます。そのため、この組織自体が大きなダメージ、損害を受けているということは我々の認識でございます。 ただ一方、アルカイダの思想や手法の影響
○中村政府参考人 情報収集活動はもちろん外交活動の一つという位置づけでございます。御指摘のとおりでございます。 ただ、今申されました情報収集活動において、どのような形で情報収集を行うか、いわゆるヒューミントと申しまして、人的な情報を介して情報を入手するということが広く行われていることは一般的に認められているところでございますが、しかし、その具体的内容……(前田分科員「簡潔に答えろ」と呼ぶ) 今御指摘
○中村政府参考人 今、議員冒頭御指摘の情報収集の重要性ということで、我が外務省におきましては、本省在外公館を通じての情報収集活動を行ってきて、御指摘の、本件にかかわる情報収集につきましては、その具体的態様、内容等を明らかにすることは、我が国の今後の情報収集活動自体を損ねるおそれがあると考えざるを得ませんので、お答えは差し控えさせていただきたいと思います。
○中村政府参考人 お答え申し上げます。 今議員御指摘の二つの報道等にあらわれました組織でございます。 まず第一点は、七日に声明を出した欧州におけるジハード基地組織アルカイダ、正確には、秘密組織団というのを最初に触れまして、欧州におけるジハード基地組織(アルカイダ)ということでございます。ただ、我々といたしましては、この組織につきましては、今回の声明、そしてまたそれ以外の事件については承知しておりません
○中村政府参考人 テロの活動一般につきまして、事前に察知する、特に直接的な脅威があるかどうかということを把握することは極めて困難な状況が一方にございますが、やはり、二〇〇一年九・一一以降におきまして、各テロ集団においてのテロ声明あるいは事前の声明等が出されてきております。そういう中で、我が国に言及された部分もございますので、常にテロの行動、活動といったものについては、きめ細かな検討あるいは調査を行ってきているところでございます
○政府参考人(中村滋君) 御指摘の情報収集の在り方という点でございますけれども、我が国の外交政策を能動的、戦略的に遂行していくという過程に際しましては、御指摘のとおり、迅速かつ広範な対外情報の収集ということが、そしてその分析がまた不可欠なわけです。 外務省といたしましても、対外情報収集、分析能力の向上ということで体制の強化に努めてきております。今回の事件に際しましても、かかる情報収集の機能を最大限活用
○中村説明員 食品衛生の管理、確保につきましては、途上国におきましては自国民の保健、健康の問題、また食料品を輸入する我が国にとっても重大な関心事項でございます。このため、御指摘のように、途上国におきます食品衛生上の問題については、協議等におきまして常々議論をされてきております。このため、途上国におきます食品検査体制の整備につきましては、各国の実情を十分考慮し、その要望を勘案して、これまでも実施に努めてきているところでございます
○説明員(中村滋君) そういうことで、インドネシア政府あるいは当局と十分協議を進めていく必要があるという公館の意見を郵政省側に伝達いたしております。
○説明員(中村滋君) 今先生から御指摘ございましたのはインドネシアの東チモールにかかわる関係と認識しておりますが、その一つでございます育英海外ボランティアより申請のありました飲料水、農業用水確保のための水道管の設置ということについてボランティア貯金の要請があったと伺っております。 特に、我が外務省から見ますと、プロジェクトを実施する地域の事情あるいは邦人が海外で活躍するといった観点での邦人保護の問題
○中村説明員 お答え申し上げます。 先般達成されました米朝間の合意につきましては、北朝鮮の核兵器開発問題の解決に向けて重要な一歩であると私どもは考えております。ただ、本問題の最終的解決のためには、北朝鮮が今回の合意に沿いまして、例えばIAEAの査察を遵守するなど誠実に行動して、核兵器開発に対する国際社会の懸念を払拭することが重要であると考えております。 また、今御質問にございました今後我が国としての
○中村説明員 委員御指摘の御質問につきまして、これは我が国と北朝鮮との間で協議されてきております財産請求権の問題と思われますけれども、この問題は今、日朝国交正常化交渉において取り上げられ、話し合われるべき問題である。また一方、この問題については、今正常化交渉が中断している過程にございますので、この解決のめどがまだ立っていないという実情にございます。 また、軽水炉建設支援の問題につきましても、まだ支援
○中村説明員 大臣がおっしゃられましたことに一点補足させていただきます。 米朝協議が行われてきている最中、米側からも十分連絡や何かを受けまして、今後の軽水炉転換の支援問題についての協議をしてきた経緯がございます。 ただ、軽水炉転換支援ということにつきまして、我が国政府は、やはりこの問題の根幹は、北朝鮮におきます核活動の解明ということの保証を再前提に考える話であり、また軽水炉といった技術的な観点でも
○説明員(中村滋君) 北朝鮮の核開発問題につきましては、今先生御指摘のとおり、我が国を含む北東アジア地域における安全保障の問題及び国際的にも核不拡散体制に関する協議の問題ということを常々我々も認識しているところでございます。 そこで、我が国といたしましても、これまで北朝鮮に対しましては、IAEAの査察を受け入れるべく、我が国と北朝鮮との間の日朝国交正常化交渉の過程におきましてもその説得に努めてきたところでございます
○説明員(中村滋君) お答え申し上げます。 私の申し上げましたことは、これまで総理におきましても御発言いただいてきているところでございます。 また、今御質問の点で、侵略戦争、侵略行為の件につきましては、総理から、さきの大戦により多くの人々に耐えがたい苦しみ、悲しみを与えたことへの率直な認識が表現されたものであるとい うふうに考えております。
○説明員(中村滋君) これまで、細川総理が侵略戦争あるいは侵略行為といった表現を用いられ、過去の大戦の関係につき御認識を示されてきた経緯がございます。総理の御発言につきましては、さきの大戦において多くの人々に耐えがたい苦しみと悲しみをもたらしたとの認識を率直に述べたものと考えております。 いずれにしても、政府としては、過去の我が国の行為が多くの人々に耐えがたい苦しみあるいは悲しみをもたらしたことにつきまして