2008-02-13 第169回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第1号
○参考人(中村桂子君) 私は、最初に源氏物語で申しました、日本は本当に豊かな自然があり、四季があり、この中で自然を生かしていくという文化があると思っています。子供たちも自然と思っているんですが、それは、自然というと何か美しいとか楽しいとかというふうに言われてしまいますが、実は自然というのは非常に恐ろしいものでもあるわけです。 私は、自然に触れることで非常に夢ができ、と思いますのは、自然というのは未知
○参考人(中村桂子君) 私は、最初に源氏物語で申しました、日本は本当に豊かな自然があり、四季があり、この中で自然を生かしていくという文化があると思っています。子供たちも自然と思っているんですが、それは、自然というと何か美しいとか楽しいとかというふうに言われてしまいますが、実は自然というのは非常に恐ろしいものでもあるわけです。 私は、自然に触れることで非常に夢ができ、と思いますのは、自然というのは未知
○参考人(中村桂子君) 大変難しい、私も人間の安全保障ということには大変関心を持っております。今おっしゃってくださった私が挙げた四つのことはそれに非常に大事だと私も思っています。 ただ、今の社会はすべてを数値化する、数値化しないとそれは存在しないというか比較できないというふうになっている社会だと思います。それがいわゆる科学がつくってきた社会。ガリレオという人がこの世界は全部数字で語れるんだと言ったところから
○参考人(中村桂子君) 中村でございます。よろしくお願いいたします。 まず、このような発言の機会を与えていただきましたことにお礼申し上げます。ありがとうございます。 ただ、私は半世紀、生き物、生きているってどういうことなんだろうということを科学の立場で考え、また一面、子供を育てるという生活者として考えるという、その中から、とにかく命というものを基本にした社会にしたいという気持ちだけで仕事をしてまいりました
○参考人(中村桂子君) 私、先ほど開発途上国のお話をしたんですけれども、私は先日もちょっとASEANのところへ行ったりいたしまして、そういう国々でのバイオテクノロジーへの期待が非常に大きいということを拝見して先ほどのようなことを申し上げました。ですから、ある意味では私のこの機構に対する勝手な期待かもしれません。本当にそういうことを考えていらっしゃるかどうかというよりは、私の立場からの勝手な期待かもしれないんですが
○参考人(中村桂子君) 二つ御質問いただきました。 最初の民間の関心という問題ですけれども、確かに植物の研究というのは先ほど申しましたようにまだ進んでおりませんので、そういうところでやるといってもそういうところへ資金を投入するだろうかという御質問ですが、まず一つは、民間の体質も少しずつ変わりつつあるというふうに私は思っております。と申しますのは、国際的に見ましても、単にでき上がった技術を導入してやっていくということはもう
○参考人(中村桂子君) 中村でございます。大変申しわけございません、風邪を引いてしまいまして、お開き苦しいと思うのですけれどもお許しください。 私は、元来は遺伝子研究をしておりまして、最近は、そういう遺伝子研究などから出てまいりました新しいバイオテクノロジーというものは社会にいかに応用されていくべきかというような分野を仕事にしておりまして、そういう立場から申し上げます。今中島先生は育種の側からバイオテクノロジー
○参考人(中村桂子君) 中村でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 バイオテクノロジーについて、一応基礎的な部分の解説と現状、それから私たちがそういうことをどのように考えているかということを話すようにというお話でしたので、そんなことを、今高木先生からお話しございましたので、お時間をいただいて話させていただこうと思います。 バイオテクノロジーと申しますのは、最近非常に新聞その他で言葉としてはお