1954-11-15 第19回国会 参議院 厚生委員会 閉会後第16号
○参考人(中村嘉君) 私どもの立場からさように考えて行くことが、何と申しますか、我々としては正しいのじやないか、かように考えております。
○参考人(中村嘉君) 私どもの立場からさように考えて行くことが、何と申しますか、我々としては正しいのじやないか、かように考えております。
○参考人(中村嘉君) ちよつと御質問でございますが、私どもは私どもの立場からかように観察しておるのであります。結局は、処方箋の誤りというものは、それじやどこから責任が見つけられるのだというふうな考え方も出ますのでございますが、一応私どもは診察をして、そしてその病状に応じて処方箋を発行して、そして自分で仮に投薬をいたしますことが、一番責任の所在が明らかである、こういう理念で申上げたのであります。
○参考人(中村嘉君) 御諮問に応じまして、只今からお与え下さつた時間内におきまして要点を逐条的に申上げて、私の意見といたしたいと存じますが、先ず第一に御諮問の通り、別紙の第一から五までの要綱に従いまして御意見を申上げたいと存じます。 第一の「昭和三十年一月一日より医薬分業制度が実施せられることになつている。」、これについて意見はどうかという御諮問と存じます。これに対しまして、医薬分業制度が実施せられるにとに
○中村(嘉)委員 関連して一言申し上げます。今その問題については私にもしばしば手紙が來るのですが、非常に憂うべき状態であることは今の御説明の通りであります。同時にまた一面にはだんだん理解も深まつて、日本人を迎えたいという傾向のあることも事実であります。実は私に対しまして同胞の間から、あるやんごとなきお方と二人一緒に來てくれんかというようなふうのことも言つて來ておるのであります。経費とか何とかいうことは
○中村(嘉)委員 今私が考えますのですが、中國で今のような幅の廣い政策をとつて、中國全体がその意味の共産化して行くというのならば、どこの國においても共産党ははなはだしい抵抗があるのですが、この抵抗の一番少いのが中國の共産運動だとすると、これにほかのところがならつて行こうというような考えを起すところはないかどうか。
○中村(嘉)委員 私はこの間、満州に長い間おつて帰つて來た人から、こういうことを聞かせられたのです。大体概念的に、共産党はどこの國においてでも破壊を企てておる、こういうふうにも思われておる。ところが満州における共産主義は、それと違つた行き方をしておつた、建設的の行き方をしておつた、こういうようなことを言つております。今のお話によつてもそういうことがうかがわれるのですが、一体今度の中國共産党は、何か理論
○中村(嘉)委員 ちよつと伺いいたします。加入するについてのユニツトはどういうことが標準になつてきめてあるのか、二十五單位の加入というのはどういうふうにきめてあるか、たとえばこれを使う度合によつて從來きめてあつたのかどうなのか、日本は一等國であつたというような時代には二十五單位のユニツトであつたのだが、今日の場合においてもやはりそうしなくてはならぬのか、先ほどの安東君の質問もそこにあつたと思うのでありますが
○中村(嘉)委員 今細野局長から一應御説明があつたので、おわかりと思いますが、これは一つはほかのものと違つて図書館の問題で、アメリカもそうなつております。それをならつてやろうということで、向うの人もそういう原文をつくつてくれた。飜訳の手違いで原文は間違つておりません。そこをちよつとひねくつたところに間違いが起つて、フイニシング、タッチをしたことが悪いことになつておりますから是正をしてもらわなければならぬ
○中村(嘉)委員 重ねてその問題に言及いたしますが、実は金森館長からのお話の中にもありましたように、解釈のしようによつては、不明瞭なところがあるかもしれませんが、実質として両院の委員会ではほとんどきまつたことのように思つておるし、現にこのことは國会図書館法ができるときに委員長報告の中にも、幣原さんのいろいろなお骨折りによつて取入れたものであるということが速記録に明瞭に載つております。よほどの御盡力の
○中村(嘉)委員 ただいまの両方の文庫を國会図書館に移管してもらうというお話につきましては、すでに私ども衆議院の方から見ますと、きまつておる問題なんです。それは事のそこに至るまでの間には、たびたび両院の合同委員会におきまして相談をしまして、速記録はできていないそうでありますが、当時メモができておるはずであります。大体合同委員会のところにおいていろいろな議論も出たり質問も出たりしておりましたけれども、
○中村嘉壽君 いや、それは羽仁君はそれを聞いておいでかしらんが、私共はこれを聞いておりません。
○中村嘉壽君 今委員長のお話によるというと、館長とほぼ了解があつたというようなお話ですが、この衆議院の委員會ではそういう了解をしておりません。相談も何も受けていないのです。大體當局だけの試案だらうと、こう思つております。
○中村嘉壽君 この今の圖書購入費の問題ですが、四百萬圓と限らないで、例えば去年の豫算でも一千萬圓になつておる。それが、この四百萬圓というのはもう非常に釣合いのとれないけちな豫算でありますが、この豫算はとにかく増して置いて、二千萬圓か三千萬圓に増して置いて、出して、豫算委員會で削れば別だけれども、出して置く方法はありませんか。
○中村委員長 ただいまの金森館長のお話には私も同感であります。こういうようなことでは、この図書館を設置した目的を裏切ることになりますから、何としても図書館が要求した予算だけは、ぜひ協賛してもらわなければならぬと思つておりますから、皆様方の御盡力をお願いしたいと思います。 つきましては明日また合同委員会を催しまして、特にただいま金森館長から御力説くださつたようなことを力説していただいて御協力を願い、
○中村委員長 これより会議を開きます。 本日は参議院との合同委員会を開くつもりでありましたけれども、参議院の方の御都合が惡いので、それを明日に延期することにいたしまして、本日は衆議院だけの委員会を開くことにいたします。本日の目的は予算についての説明を、事務当局の方から承りたいと思います。
○中村委員長 ただいまの多田君の御意見は、まつたくその通りだと考えております。われわれがこの図書館に力を入れたいと思いますことは、すなわちそこにあります。今までの弊害と認められておつた官僚主義というものをなくして、そして國務が円満に進行していくということの目的のために、こういうような國会図書館をつくろうということであるのであります。それと重複するようなことがあつたり、競爭するようなことがあつたりすれば
○中村委員長 ただいま三浦さんの説明によつて、帝國ホテルの会合、運営委員会の会合のことについては、ほぼおわかりにくだすつたことと思つております。なお帝國ホテルの会合において川上部長も御出席相なつたと私は思つておりましたが、そうでなかつたということですから、これは私は撤回いたしますが、その会合の席上のことを私が確めたことは、三浦さんもお認めくだすつたことと存じております。 ただいまお伺いいたしますと
○中村委員長 これから会議を始めます。 本日は衆参両院の打合会を開くつもりでありましたが、参議院の方々が御都合が悪いというので、委員会といたします。本日この会合を催しましたことは、大藏当局の方におきまして、この國会図書館のことについて、まだ御了解がいかないところがあるようでありますから、そのことを明瞭にしたいということが起りであります。と申しますことは、國会図書館法は過日通過いたしまして、すでに発足
○中村委員長 ただいま石井君のお考えを伺いましたが、私どもも、まつたく石井君と同様な考えをもつて、実は今日まで進んでおりましたが、松平議長にも資料は提出いたしてありまするし、ほかの参議院の委員の方にも個々にお話をしたのであります。参議院の委員の中にも、この事情を知つて驚いておられる方々もあるのでありますが、参議院全体の意思とは私は認めないと思つております。ただそういう行きがかりになつているからということのようでありまするし
○中村委員長 これから会議を開きます。 本日御相談申し上げたいと思いますことは、副館長の問題についてであります。ここの館長が政治活動を禁止されておることは、法律第四條第二項に明瞭になつております。それから第九條におきましては、副館長が館長を代行する規定があるのでありますが、これは館長と同じ資格及び要素をもたなくちやならぬと思つております。その上ながら、ここに書いておるように、館員はすべて政治活動を
○中村委員長 ただいま河野主計局次長からお話がありました趣旨は、よくわれわれ委員会においても考えておる次第でありますが、この際委員長といたしまして、大藏当局に特にお話申し上げたいと思いますことは、今お話の通りに、人員の整理をするということは、刻下一番の急務であると存じております。その人員の整理をしなければならぬ場合において、かような新しいものができるのでありますから一面矛盾のように見えるかもしれませんが
○中村委員長 これから会議を開きます。 本日は國立國会図書館の予算について御相談願いたいのでありまするが、まず金森國会図書館長から予算並びに所要人員についての御説明を願います。時間が押し迫つておりまするし、河野主計局次長が非常に急いでいらつしやいますから、きわめて簡明にお願いいたします。
○中村委員長 引続き委員の皆さん方にお諮りいたしたいと思いますことは、副館長の任命は非常に重要なことでありますし、各図書館界の方面からも、いろいろな注文があるようでありますから、そういうところを斟酌して、兩院議長と御相談の上、最も適当な人選をお願いいたしたいと思うのであります。それにつきましては、われわれ兩院の委員がまず合同の会議を開きまして、兩院議長にも列席していただく機会をつくりたいと思つております
○中村委員長 ただいま金森図書館長の御挨拶がございましたように、御任命をお受けに相なりまして、渾身の御努力をしてくださるということを感謝いたすのであります。われわれ本委員会は、館長を推薦するにつきましては、あらゆる角度から人格、識見、閲歴その他いろいろな方面を研究いたしました結果、金森先生にお願いすることに決したのであります。輿望を負つてお立ちになつたのでありますから、願わくば全幅の御努力をもつて、
○中村委員長 これより会議を開きます。 本日は、去る二十五日に本國会図書館長に御任命を受けられました金森徳次郎さんを、皆さん方に御紹介するために本会を開いた次第であります。金森徳次郎さんを御紹介いたします。
○中村委員長 なお委員長からお諮りいたしたいことがあります。ただいま議長からお話の通りに、金森徳次郎さんを館長に御推薦くださることになり、委員会はこれを承認したのであますが、われわれが聞くところによりますと、金森さんを御推薦するについては、副館長としてある人を推薦してあるということであります。あたかも條件附のごとく聞かれておりますが、はたしてさようであるかどうかは、なお議長に確かめなければならぬと思
○中村委員長 ただいまお聽きの通り、全員異議ないということでございますから、どうそさようにお取計らいを願います(拍手) —————————————
○中村委員長 それではこれより会議を開きます。 まず國立國会図書館館長任命に関する件を議題といたします。 先般成立いたしました國立國会図書館法によりまして、館長は兩議院の議長が兩議院の図書館運営委員会と協議の後、國会の承認を得て任命することになつております。本日、松岡議長が本委員会に出席せられ、國立國会図書館の館長の任命につきまして御発言がございます。松岡議長。
○中村委員長 それからもう一つ御報告申し上げたいと思いますことは、納本させることについて、今通知を発送しようとしております。ということは、すなわち新しい法律ができましたために、出版者はことごとく本図書館に納本することに相なつておりますから、これはさしあたり早速取上げなくてはならぬ問題でありますので、さよう御了承願いたいと思います。その納本の通知はこういうふうのものであります。 一般出版物の納本
○中村委員長 その次に議題にいたしますことは、ただちに使わなくてはならぬ図書館の場所のことであります。それが今問題になつておりますのは赤坂離宮の件であります。これはわれわれの方からもブラウン氏、クルップ氏にこういつことはどうだろうと話したことがありますが、ウィリアム氏の方から事務総長の方に、あすこを議会で使つたらどうかというようなお話があつたのであります。ちようどその問題が二、三日あとの運営委員会でも
○中村委員長 それでは会議を始め言す。 第一に、皆さん方に御報告申し上げたいと思いますことは、御承知の通り、長い間御心配くだされ論議してくださいました國会図書館法案は、首尾よく去る四日に通過いたしました。まつたく奇蹟的に通つたとでも申すべきでありましよう。政局は非常に混乱を極めまして、四日の日が最後の機会であつた。もしあの機会を逸したならば、遂に日の目を見ないかもしれなかつたということを考えますと
○中村嘉壽君 図書館運営運営委員長といたしまして、過去久しい間にわたつて審議いたしましたこの法案の経過並びに結果について御報告申し上げます。 お手もとに法案は差上げてございますが、まず、そのうちに少し訂正を要するところがありますから、これをひとつ訂正しておきます。すなわち、第十七條第一号中「國家公務員法の適用のない者につき」とあるのを削りまして、但書を次のように改めます。「但し国家公務員法の適用を
○中村委員長 リフアレンスという言葉について参議院でもわれわれの方でもいろいろ論議したのですが、結局相談するということにもなるし、いろいろな意味をもつている。これに適合するような日本の言葉が発見されない、両院ともそれじやそのまま残したらどうかということになつたのであります。
○中村委員長 私はそれはちよつと誤解じやないかと思いますが、これにはいる図書館長というのは、政府の動きによつてちよいちよい迭るというのでない、厳正中立な人がなるという意味です。そこでは立法に対して材料を提供するが、それらの人々が発案をしたりすることは許さぬという意味です。
○中村委員長 これより図書館運営委員会及び議院運営委員会の連合審査会を開きます。 國立國会図書館法案起草の件及び國立國会図書館建築委員会法案起草の件の二件を一括議題として連合審査にかけます。 便宜上私から原案起草の趣旨及びその大綱について簡單に御説明申し上げます。 本案を提出いたしましたゆえんは、昨年四月二十八日に公布されたる國会図書館法によりまして、その設立が提唱されておりましたが、これを最
○中村委員長 御異議なければ、さよう決定して、委員長より提出の手続をとることにいたします。 今日この成案を得て提出の運びに至りましたことは、委員一同の深い喜びとするどころでございます。この喜びのうちに送り出されます本法案がやがて成立の曉、日本の民主化のために、また偉れた文化創造のために大いに貢献するであろうことをわれわれは疑わないのであります。これ、ひとえに委員各位の御熱心と連日の御努力の賜でございまして
○中村委員長 御異議がなければ、さよう決定いたします。 なおただいま御決定をいただきました成案は、これを委員会提出法律案として取扱うに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村委員長 これより会議を開きます。 國立國会図書館法案起草の件及び國立國会図書館建築委員会法案起草の件を一括議題といたします。 本委員会は、かつてなき雄大なる構想のもとに國立國会図書館を創設すべく、アメリカの図書館使節を迎えて、旧臘以來しばしば打合会を開いて愼重審議を続け、昨日のごとき起草案に到達したのでございますが、本日の議院運営委員会との連合審査の結果、多少字句の修正がございました。それは
○中村図書館運営委員長 これは法制部とは全然別なものであります。これに対していろいろな疑問もありまして、その部の方と相談したりわれわれ同合委員会でもいろいろ相談してみたのでありますが、法制部の方にはちつとも関係のないことであります。
○中村図書館運営委員長 そうです。
○中村図書館運営委員長 実は御承知の通り、昨年図書館ができるようになつておつたのですが、この図書館を完璧なものにするには、どうしても出発において間違いがあつてはいかぬから、りつぱにしようということから、両院運営委員の方で提唱して、アメリカから図書館のアドヴアイザーを送つてもらいたいということを相談して、意見が一致して、両院運営委員長と両院議長の署名によつて、マツカサー元帥にその招聘を相談した結果、いろいろ
○中村委員長 それではさよう決定いたします。 連合審査会の期日については、議院運営委員長と連絡の上御通知いたします。 なお先日打合会で御決定の案は、お手もとに配付してありますから、これを本委員会の起草案といたしたいと思います。その案文の字句については、統一の必要上、その整理を委員長に御一任願いたいと思います。なお、條文中、多少重複して不必要と認める点が萬一あるような場合には、完璧を期するために、
○中村委員長 これより会議を開きます。 一昨日、本委員会の決議に基きまして、委員長より議長に対し承認を求めました國立國会図書館法に関する國政調査につきましては、一昨日議長において承認がありましたので、ここに一言御報告申し上げておきます。 では國立國会図書館法案及び國立國会図書館建築委員会法案起草の件を議題といたします。 本案につきましては、旧臘以來、本日まで、しばしば打合会を開いて愼重審議を続
○中村委員長 それでは会議を開きます。 きはめて緊急のことなものですから、本日の日程は國政調査承認要求に関する件であります。 本委員会は國立國会図書館法案起草のため、去る一月二十日より二十二、二十三、二十四、二十六、二十七日と連日にわたり打合会を開いて、この問題に対し、種々協議懇談いたし、また参議院の図書館運営委員会あるいは両院法規委員会とも合同打合会を行つてまいりましたが、これは本委員会の取上
○中村委員長 懇談会の終了したことを宣告し、なお懇談会においては、アメリカ顧問來訪後の日程に関する件及び國会図書館の敷地に関する件、國会図書館長の選任に関する件等について協議した旨を述べて、散会を宣告した。 午前十一時三十四分散会
○中村委員長 開会を宣告し、先般來アメリカ顧問の來訪に関し、種々協議した來た経過を述べ、なお、本日は懇談会を開いて、委員各位の忌憚ない意見を承りたい旨を諮り、異議のないことを認めて、懇談会に入ることを宣告した。 ————◇————— 〔午前十一時三分懇談会に入る〕 〔午前十一時三十一分懇談会を終る〕 ————◇—————