1951-11-28 第12回国会 参議院 法務委員会 第11号
○中山福藏君 私はこれで結構です。
○中山福藏君 私はこれで結構です。
○中山福藏君 私はこれは相当まだ今無意識に国民が看過している問題でありますけれども、この問題は思想の対立の場合においては、当然これは科学的に或る範疇をちやんと第一、第二、第三というふうにお作りになつて、そうしてそれを分類して、今からこれをちやんと準備工作というものをその点において進めておいて頂きたいということをお願いしたい。これは今日まではさほど顕著な犯罪史の上にそういう事柄が現われておりませんけれども
○中山福藏君 犯罪捜査面の科学的分析ということが、非常に犯罪捜査方面に外国では盛んにやつているようでありますが、この近頃平和という文字の内容につきまして大分従来使用されておりまする平和という言葉の内容とは差異が生じたように私どもは感ずるのであります。例えば今日のソ連を中心とした平和の考え方と、それから自由主義国を中心とした平和の考え方と、その平和の実現方法に対する過程をどういうふうにして築き上げて行
○中山福藏君 それじや文部大臣に一つお伺いをしておきたいのであります。これはこの問題に関連し、並びに社会のすべての面に影響するところが大であると考えられますからお尋ねをしておくのでありますが、昨日私衆議院の法務委員会で聞いておりますというと、結局大学の自治という問題に便乗する気配が多分に含まれておるように看取せられるのであります。そこでこの人事行政、いわゆる教育に関するところの人事行政、或いは教育行政監督
○中山福藏君 そうしますと公安条例というものは違憲ということになつて、最後の確定判決があつたということになりますと、結局それはもうそれで万事が終りということになるのですか。
○中山福藏君 私一点お伺いしておきたいと思います。昨日私衆議院の法務委員会の傍聴をいたしておつたのでありますが、その際永田京都市警察本部長でありますかの陳述を聞いておつたのでありまするが、いろいろとまあずいぶん学生の行動についての報告があつたようであります。でそのうちに天皇の馬鹿野郎とかいろいろな文句があつたということを記憶しておりますが、それはそれといたしまして、法務総裁にお伺いをしておきたいのは
○中山福藏君 ちよつと私それに関連してお尋ねしておきたい。近時夜間に犯罪防止という建前からだろうと思つておりますが、都会地に参りますと、街頭の電気は非常に明るく、殊に或る場合においては大変近い距離にたくさん使つておる所を見受けるのです。私どもは弁護士という建前から、犯罪の防止ということは朝野こぞつて相協力して、これを防止するということには異存はないのでありまするが、併しどうも距離的に無闇にたくさん点燈
○中山福藏君 私、新米でありますから、そういう点を一向存じませんでしたが、若し重複するようなものがありましたら撤回しますから、どうか御了承願います。
○中山福藏君 これは前回要求いたしました私の質問のうち、二つほど落ちておるように考えております。第一は、河川、湖沼、瀑布のうちにどのくらい現在開発されておるかということが第一なんです。だから私の希望としては、少くとも現在水力電気の根源として開発されておりまする瀑布、湖沼、河川の名前を知りたかつたのであります。これを知つて置くということは、落差の関係とか、いろいろな問題を一応勘案しまして、そうしてそれに
○中山福藏君 私最後に一つお伺いしておきたいと思うのでございますが、只今これはこの問題とは別な問題ですが、今朝の新聞でしたか、昨日の新聞でしたか、福岡県のほうで鮮人が送還されるということを恐れて、九州各地から朝鮮人が一カ所に寄つてデモを行なつたという記事が出ておるのですが、今日いろいろな方面から北鮮関係の系統の人々が内地に密入国をして、いろいろな画策をしてるということを諸所で承わつておるのでありますが
○中山福藏君 私はこの学生問題というものを一番重くふだんから取扱い、又考えておるものでありまして、学生の気持如何で国家の消長というものは決定付けられると実は考えておるのであります。従つて今日いろんな、今朝の新聞でもございましたが、京都大学の停学処分に関しまして、五、六人の大学長が自分の意見を吐露しておられます。それを見てみまするというと、各人各様の意見があるようでありますが、勿論これは大学の自治の上
○中山福藏君 私この問題に関連してちよつとお伺いしておきたいのです。法務総裁にちよつと御意見を承わりたいと思います。近頃大学の自治という問題に便乗いたしまして、大学の構内というのは大学自体において取締るというような大体の空気が諸方面において濃厚でありますが、大学というものが一つの学理の探究とか、真理の発見とかに全身全霊を打込むということは勿論のことでございますが、併しそれにも限度というものがありまするし
○中山福藏君 これは以上は御意見でありますからさように承わつておきます。併し私は遺憾ながら反対の考えを持つているということだけを明らかに申上げておきます。それから建設大臣にちよつと先ほどの御答弁に関連してお聞きしたいのであります。野田建設大臣は朝夕この電源開発の問題について御苦労なすつておいでになることはよくわかるのでありますが、併しながら相当今年の夏時分からこの問題というものはすでにあらゆる方面において
○中山福藏君 私は、あなたのお答えは、それはこの事務の取扱に関する御意見だと考えるのですが、私がお尋ねするのは、公益事業委員会の存否の、いわゆる存在の価値が今日相当私どもによつて考えなければならないような立場にあるのじやないかと思う。あなたが地方長官に対するところのこの権限の問題でお考えになつていると同様な心持で、私どもは公益事業委員会というものが或る一面においては非常に利益を立場上提供するかも知れません
○中山福藏君 私松永さんにちよつとお伺いしておきたいのですが、それはあなたが只今この地方自治関係の法律とか、公益事業委員会とか或いは建設大臣の権限の相関性、そういうことをお聞きになつてそうして御意見をお述べになつたのですが、あなたのお説の通り極めて多岐多端に亘つて煩瑣なものであると、從つて極めて緊急を要する電源開発に関してはこの公益事業委員会の存在というものがその一役を演じておるように我々素人は感ずるのですが
○中山福藏君 それは私もよく実情を知つておるのです。検事長、検事正、或いは相当弁護士をやつていた人で相当な経歴を持つておつた方が簡易裁判所の判事になつておるので、そういう人を冷遇せざる意味においてこれは肯けるのですが、併しこの前の法務委員会において、判事補は判事になれないような立場である場合においてはこの判事補にずつと長く勤められるような方が時には勿論あるのではないかということも考えたので一応お尋ねをして
○中山福藏君 私ども戦後この日本に誇り得るものは裁判制度だという普段からの考えを持つておるのですが、俸給が相当に上つて、安んじてその職をとつて頂くということについては、何ら反対するものではございませんが、ここで一つお尋ねしておきたいことは、この簡易裁判所の判事の俸給一号給というものは三万七千三百円というふうに上つて来るのですが、判事補の一号というのは二万六千二百円ということにこれはなつておりますね、
○中山福藏君 今あなたが御説明になつたところに書いてあるのですよ。二百四十三名の二行目の註というところに書いてあるでしよう。その数字を聞いておるのです。この割合を……。
○中山福藏君 この註というのが、そのうしろに入つておりますね。註、朝鮮人、台湾人、沖繩人を含むというのは、これはこの区別はそのうちでどうなつておるのですか。
○中山福藏君 勿論人間は感情の動物でありまするし、如何に裁判官が神のような心を持たれておつても、やはり人間という姿形を備えでおるのですから、これは誠に止むを得ないと思いますけれども、憲法の上において国民というものは全部裁判を受ける権利を有しておる。而もその裁判たるや、公平無私にして本当に神の裁きを受けるというような気持を持ちたい、私どもは持たせたいとこう祈願しておる。どうか、そういうふうな半面におきまして
○中山福藏君 只今御説明一応承わつておきますが、大体我々はこの差押、競売のない社会を望んでおりますけれども、併し現実の問題としてこれは止むを得ざる事柄でありまして、その執行の事態というものが現われて来ました場合においては、やはりこれは遂行できるような措置をとらなければならん。従つて只今抑せの通りに執行史というものは嫌がられる商売であるし、商売じやございませんが、仕事であるし、なかなかこれは恩給までも
○中山福藏君 この試験の科目を、これは従来の行き方とはよほど変えて行かなければならんと私は思つておりますが、その科目についてのお考えはどうでしよう。
○中山福藏君 ついでにちよつと一つ聞かせて下さい。冒頭に「裁判官及び裁判官の秘書官以外の裁判所職員の職階制及び試験」とありますね、試験の範囲は大体今までのはわかつておるのですが、時勢の変遷につれて試験科目の変更ということを相当考慮すべき時期に到達しておると思うのですが、そういう点についてどういうお考えですか。
○中山福藏君 時間がありませんからこの点についてはいろいろまだお尋ねしたいのですけれども、それは一先ずやめまして、第二点、私が英国の議会における、決算委員会が非常な権威を持つたものであるということを常に承わつておるのでありますが、日本の決算委員会の結果に現われました行方不明の金に対して何らの措置が講ぜられていないのがこれまでの例であります。即ち前年度並びに前々年度の何億万という行方不明の金がいつも報告
○中山福藏君 できるだけ私は今議会の会期中に法務委員会が開かれる余裕と申しますか、この開かれるまでに十分お取調べ賜わりましてこの委員会に報告をして頂いて、善後処置をとるということをお願いしたいと思うのですが、如何でございましようか。
○中山福藏君 私は法務総裁にお伺いしたい。現在我が国民のすべては惰力の中を泳いでおる姿であります。一つの見識もなければ、一つの目標もなくて、ただ現在までの惰力のうちを泳いでおる、無意識に泳いでおる。でありますから、政治上の問題、或いは将来の国家の動向に関する指標というものが、何ら政治問題に関する討議のうちに現われていない。これは誠に悲しむべき現象であると私は常に痛歎しておる一人であります。そこで私がこの
○委員長(中山福藏君) 委員長といたしましては、先ず審議順序の方法というものを皆様にお諮りいたしてきめたいと思いますが、本日はその審議に入る準備的な参考を得るというような建前から、当局のこの民事訴訟法に関してこれまで収集せられたいろいろな参考資料に基いてこれをどういうふうにして行つたらいいかという大体の動向をきめておられると考えるのでありますが、そういう点について意見を聞いたらどうかと考えますが如何
○委員長(中山福藏君) それでは只今から開会いたしますが、私は小委員会委員長といたしまして各位の御協力を得まして自分の任務を全うしたいと考えますからどうぞよろしくお願いいたします。 民事訴訟法の改正に関しましてどういうふうに運んで行つたらいいかという点を先ずお諮りしたいと思います。順序方法をどういたしましようか。
○中山福藏君 只今農林大臣のお言葉では、昭和二十七米穀年度の主食に対する補助的な立場にある外国の輸入米に対しての御所見は伺うことができなかつた。ビルマ米が四十五万トン、これが三十万トンに減るとか、或いはエジプト米が十万トンが五万トンに減るとか、こういう問題についても、もう少し掘り下げて御研究を煩わしたいのです。 第二に吉田内閣総理大臣に対して私は申上げたいと思うのです。現在までの外交というものは現実主義
○中山福藏君 私は前質問者と重複を避けまして、極く簡単に国家の将来の動向に関する質問をして見たいと思うのであります。 先ず第一に吉田外務大臣に対してお尋ねをしておきたい。これまでの外交というものは、国家対国家の、いわゆる相対的なる外交であつたのであります。然るに世の変遷に連れまして、この相対的な外交というものが、集団的な外交に移行しておるということは皆樣すでに御承知の通りであります。即ちその顕著なる
○中山福藏君 今、伊藤委員から仰せられましたこの講和後の法制の立て方ということにつきまして、昨日新聞でありましたか、首相の意見と大橋法務総裁の意見が食違つておるということが掲げられておりました。それでそういうような点で、この席に首相はおいで下さることはできるかどうかということは、これは私としてはおいで願つて法務総裁と二人列席されておのおのの意見を承わりたいと実は考えております。一応今、伊藤さんがおつしやいました
○中山福藏君 私ちよつと伊藤さんにお尋ねしておきますが、その講和後におけるその法律の改正という第一におつしやつた問題ですね、それは何ですか、その範囲を全般的に亘つて御質問なさる御予定でございますか。
○中山福藏君 そういう御説明であれば、これはむしろ原則としてとお使いにならんほうが誤解を招かなくてよいと思うのですが、これは十数回交渉があつてこういうふうにきめたとおつしやいますが、その十五、六回交渉なすつた内容の一部を御説明して置いて頂きたい。さつぱりわからん。丁度大人の着物を縫つておいて、日本の社会情勢経済態勢というものが赤ん坊の立場にある。結局アメリカ式の商法改正ということになりまして、もうすでに
○中山福藏君 その点については十分一つ御研究を願いたいと思います。 最後にもう一つお尋ねしておきますが、これは提案理由の説明の劈頭に当つてお尋ねすることを私尋ね落しておりましたからお尋ねするのでありますが、衆議院の法務委員会においてこの施行期日を、改正商法の、つまりこの商法改正に関する法律の適用の施行期日を七月の一日としておつた、それを十二月の一日にするという意見が多かつたので、一先ずそういう仮案
○中山福藏君 私の伺いたいところは大体伊藤委員の最後の問でわかりましたから、その点は省くことにいたしまして、ただ二点だけを念を押しておきたいと思います。それは有限会社法並びに株式会社の性質に関する質問応答が行われておりましたが、時間がありませんから一切の理由を拔きにして、結論としてお尋ねしたいのは、将来この有限会社というものは、或る時期にはこれに関する法律は廃止したほうがいいのじやないかという考えを
○中山福藏君 実はこの前、私或る一部のことを申上げて済みませんが、大阪府に参りまして、そうして外人が私のところに参りまして、アメリカ人でしたが、アメリカで一週間で済むことが日本では六カ月かかるということを事務の手続のことについて申しておりました。やはりそういうことに、遅滯なくということは、これは法律上の用語でありますから、遅滯なくはいわゆる遅滯なくでありましようが、この遅滯なくということが、私なかなかうまく
○中山福藏君 その本籍地にお問合せになる、或いは通知をするというのは期限を切つて指図をされるという考えですか。或いはその点について何も規定がなければ、従来の日本の官吏の慣習と申しますか、一つの問合せをするにも三、四カ月も放つているようなことがままあるのですが、そういう思召しであれば一定の期限を切つて指図をするという何らかの規定がなければ、私はそういうことは一つの理想であつて現実の問題には効果がないと
○中山福藏君 ちよつと関連してお聞きしておきたいのですが、今住所の登録の問題が議題となつているのでありますが、私只今の御答弁に関連して更に詳しい御説明を承わつておきたいと思うのです。これは犯罪予防の面から一応この条文について考えて見たのですが、例えばたびたび法廷に立つて弁護いたしております実情から推察して、公文書の僞造、或いは印鑑の僞造というものをやりまして、同じ人間が同一の時間に所を異にして登録している
○中山福藏君 確たる基準というものはない……。
○中山福藏君 これは「相当の担保」というものは裁判所の調査費を含むところの「相当の担保」という意味ですか。これはどういう担保なんです。
○中山福藏君 この「相当の担保」というのは、あなたがたの見込ではどのくらいの見込になるということで、どういうところに基礎を置いていたのですか。
○中山福藏君 実はそれは今局長が申せられるのは私よくわかる。債務の完全な履行ができないというような場合があつて、そういうときには随分神経が興奮しておるのでしようから、思い切つた言葉とか思い切つた行いがあると私は思うのですが、私の言うのはそれじやなく、平常時の例えば弁護士が債権者の代理として行く、そういうときでも何と申しますか、競売をするときと同じような態度で接せられる。そういうときの関係とか諸般の事情
○中山福藏君 私は前回の委員会におきまして、当局の明確な執行吏の取締に関する方針を承わりたいということを要求しておきましたが、なおこの際一応私の前回用いました用語の不備を調整しておきたいと思います。それは私の申上げました言葉の中に、執行吏の言動に関する非行があるということを申上げておきましたが、これは全般に関する非行があるというのではなくて、私の体験しました一、二の例について申上げたということに調整
○中山福藏君 私は最後にもう一つお願いして置きます。この執行吏の言辞が非常にどうも先ほども申しましたように乱雑で、全くごろつきのような言葉でやられるかたが多い。これは国民う債務支払いのできるかたは喜んで払うという気持であると私は思うのですが、中には勿論ずるい人がありますけれども、その中にはどうしても金ができない人もあるのですから、そういう人に対してもう少し丁寧な言葉でやるように裁判所と御交渉下すつて
○中山福藏君 これは早急にやつて頂かなければならん。私はそれを三年前から痛感している人間でありますが、例えば弁護士が執行吏に電話をかけましても、その応待というものは何と申しますか、権柄ずくで問題にならん。特に執行吏の屯所が各所に分散しておつたものが統一せられてからなおその弊が甚しいのであります。そういうような次第で国民は非常に困つておりまするので、恩給を支払うにいたしましても、これは非常に私どもはいわゆる
○中山福藏君 これはちよつと関係当局に私お伺いしたいのですが、この恩給というものはいろいろな謝恩とか、慰安とか、養老とか、いろいろな意味からこれは出発したものだと思うのですが、そういう関係から恩給というものを支払う上におきましては、一応執行吏というものの行動についての観察を行うということが必要だと私考えるのでありますが、私は元来弁護士でありまして、いつも執行吏の行動についていろいろ考えさせられるところがあるのでありますが
○中山福藏君 ちよつともう一つお尋ねしたいのですが、それはあらかじめ最高裁判所のほうから一定の方針を明示しておくということが却つて事務の簡捷の上に必要じやないのですか、むしろ、上告の方法をとつて最高裁判所まで行つて多数の時日を要するというようなことよりも、最高裁判所があらかじめ一定の方針を指示しておくということが事務の簡捷の上から非常に必要なことじやないかと思いますが、そういうことについては何か最高裁判所
○中山福藏君 これは最高裁判所のほうで何らか一定の方針についての指示を与えておりますか、ないのですか、それを承わりたい。
○中山福藏君 ちよつとお尋ねいたしますが、正当な事由というのは、これは家庭裁判所の判事の單独の意思で決定するわけでございますか。