1954-11-29 第19回国会 参議院 厚生委員会 閉会後第20号
○中山壽彦君 私は只今高良委員から御提案になりました修正案に、もうすでに高野君は御退席になつておりまするが、自由党を代表いたしまして賛成いたします。 御承知の通り、第十国会に、いわゆる占領軍の占領政策の一環として、医薬強制分業案が提案されたのであります。世界いずれの国におきましても、法律を以て医薬分業を強制している国は、いずれにもありません。私どもは当時この分業案には絶対に反対の意思表示をいたしておつたものでありまするが
○中山壽彦君 私は只今高良委員から御提案になりました修正案に、もうすでに高野君は御退席になつておりまするが、自由党を代表いたしまして賛成いたします。 御承知の通り、第十国会に、いわゆる占領軍の占領政策の一環として、医薬強制分業案が提案されたのであります。世界いずれの国におきましても、法律を以て医薬分業を強制している国は、いずれにもありません。私どもは当時この分業案には絶対に反対の意思表示をいたしておつたものでありまするが
○中山壽彦君 私はどうも、従来厚生当局で説明をされると、説明がすむというと、それはもう了解済みだというふうに解釈されるやの疑いが多い場合が、ちよいちよいあるんでして、説明したからもうこれで了解済みだというように早く解釈されるということは、私は妥当でないと思います。先般政府当局に対しましても、中央医療協議会等の今後の運営については、相当当厚生委員会も決議して御要望もしてあるんですが、そこが極くあやふやになつておる
○中山壽彦君 去る十一月十二日の本委員会の決議に基きまして、国民生活改善に関する小委員会に付託されました乳及び乳製品の成分規格等に関する問題について、今日までの審議経過の概要を御報告申上げます。 小委員会は、問題の緊要性に鑑み、十二日と十五日の二回に亘り調査審議を急ぎました。即ち厚生当局の楠本環境衛生部長、農林当局の大坪畜産局長を招致して、熱心に問題の所在を検討したのでありますが、農林当局としては
○中山壽彦君 私はこの分業の問題が、国民の間だんだん徹底をいたしますというと、どうも分業そのものに反対の空気がだんだん盛んになるように私は今感じております。これは厚生大臣との意見の相違でありますから、今ここでは争いませんが、最近の社会情勢というものは、この医薬分業そのものに対する反対の意思表示が国民の各方面から起つておるように私は感じておるのであります。そのことだけを申上げておきます。
○中山壽彦君 もう一つ私お尋ねしておきたいのですが、その第十国会で常岡委員から修正案が出まして、実施の期日は昭和三十年の一月一日からというふうにまあ修正案が出ました。このどきに草葉厚生大臣は、当時の厚生委員の一人としてこういう発言をしておられるのであります。「この修正案の持つておりまする精神が、医師、薬剤師並びに国民に十分理解され、只今の常岡案の修正の精神が十分徹底いたしまするように、そして本法の施行上誤
○中山壽彦君 厚生大臣に私ちよつとお尋ねをしておきたいと思いますが、二十六年の第十国会に医薬分業の法案が提案をされましたときに、当時の黒川厚生大臣の根案理由の説明のうちにこういうことがあるのです、これが実施につきましては、諸般の準備もありますので、薬事法第二十二条の改正規定は昭和三十三年から、その他の改正規定につきましては同二十八年から実施することといたした次第であります。」とこういう説明があつたのであります
○中山壽彦君 私は前々回から数回繰返えして、附帯決議の内容に基く資料の提出を私から要求しておりますけれども、私の要求いたしました満足すべき資料は本日出ておりません。これは非常にむずかしいことでございますから、資料を出し得ないならば出し得ないことを、はつきりと私は政府のほうから御説明を願つておきたい。今日はこの程度にしておきます。
○中山壽彦君 この問題は非常に重大なことでありますから、他日もう一度私は御質問を申上げるつもりで、今日はこの程度にいたしておきたいと思います。
○中山壽彦君 私は、只今山下委員の御質問に対する厚生大臣の答弁によりまして、新医療費体系というものと医薬分業は不可分であるということがはつきりいたした。そこで先般厚生大臣から閣議においてこの新医療費体系を御報告になつたその時分に、多数の閣僚は反対の意思表示をされたということを聞いておるのであります。又当日福永官房長官は閣議の内容を我々に報告されております。その報告の内容を見ましても、この新医療費体系
○中山壽彦君 私は質疑をいたします前に、御当局にちよつとお尋ねをしたいのであります。今回お出しになりました新医療費体系というものは、二十七年の十月病院、診療所ですか、始めるときの医療費の基本として調査をされたものということでありますが、最近私どもが聞くところによりますというと、この資料は厚生省において一応都合のいいように作文をされて、作文をされた資料に基いてこの新医療費体系というものが出ておるというようなことを
○中山壽彦君 私は、この附帯決議が可決されましたときには、ちようど病気で休んで欠席をしておりますが、ここに御列席の人誰も皆これに参与されておりました。今山下君からいろいろお話がありましたが、私はこの附帯決議の趣旨は、政府当局がよく考えられて、今日までに私は出さるべきものだと思う。私どもはこの資料を中心として、この医療費のほうも同様に考えて行かなければならん。切離して考えるというわけには行きません。今申
○中山壽彦君 この医薬の強制分業ということは、わが国の医療における一つの大きな革命であります。これが国民生活に及ぼす影響というものは、相当大きいと私は思うのです。現在この分業に関する関心が一般国民のうちに非常に高まりつつある。この結果がどうなるであろうかということを非常に心配をしておる。私はこの附帯決議にありまする……、で要求しておりまする資料は、これは政府は今日までにちやんと整えておかなければならん
○中山壽彦君 私は質疑ではございませんが、この春の通常国会に、医薬関係審議会設置法案が五月の二十六日に当委員会において議決をされております。その際に附帯決議がついておりまして、その附帯決議をここに読んで見ますが、 附帯決議 政府において医薬分業実施に関する諸準備が、未だ整え得ないことは甚だ遺憾である。この際政府は、左記事項につき速かに万全の措置を講ずべきである。 一、医薬分業の実施に伴
○中山壽彦君 今高野君から構成分子のことで御意見が出ましたが、全くその通りであります。私どもこれを過半数を占めようというような意思は毛頭考えておりません。従来より若干の増員をしたらどうか、こういう意味であります。
○中山壽彦君 私より御報告を申し上げます。 去る八月十一日開催の本委員会におきましては、特に社会医療関係の諸問題に関する小委員会を設置せられ、私ども五名の小委員が指名せられたのでありますが、八月十三日の第一回の小委員会におきましては、小委員長に中山委員、副小委員長に山下委員が互選せられ、まず現下の容易ならざる問題となつておる社会保険の医療上の諸問題について検討を加えることになりました。自来小委員会
○委員長(中山壽彦君) 只今から社会医療関係の諸問題に関する小委員会を開会いたします。 本日は国税庁長官及び直税部長さんの御両人が見えておりますが、御承知の通り、昭和二十六七年度におきましては、社会保険診療報酬に対する課税率は三〇%ということであつたのが、二十八年度からこれが中止になりました。そこで大蔵当局のほうからは通牒によりまして成るべく前年度の課税と同様になるよう課税するというような通牒が出
○委員長(中山壽彦君) 御異議ないと認めましてさように決定いたします。 今井一男君は少し都合上遅れられるそうでありますから、先ず宮尾さんから御意見の御発表をお願いいたします。
○委員長(中山壽彦君) 別段ほかに御質問ございませんか。……本日は今回行われました社会保険の点数引下げに関し、参考人といたしまして非現業共済組合連合会理事長の今井一男君、健康保険組合連合会会長の宮尾武男君、日本病院協会原価計算委員長の神崎三益君の三氏の御出席を願つております。参考人の各位には御多用中御出席頂きまして誠に有難う存じます。この機会に私から厚く御礼を申上げます。これから御意見の御発表を願うのでありますが
○委員長(中山壽彦君) 只今から社会医療関係の諸問題に関する小委員会を開会いたします。社会保険の点数引下げに関する件を議題にいたします。 なお、この機会に今回中央医療協議会のメンバーが変つたようでありまするし、そのメンバーの変つた点、或いは今後の運営等につきまして久下保険局長から簡単に御説明を願います。
○委員長(中山壽彦君) 只今から社会医療関係の諸問題に関する小委員会を開会いたします。 社会保険の点数引下げに関する件を議題といたします。本日は、この問題に関しまして日本医師会長黒澤潤三君、日本医師会常任理事太田清一君の両君に御出席を願つております。両君には御多忙のところおいで下さいましたことを御礼を申上げます。どうか日本医師会の立場からこの問題につきまして隔意なき御意見を御発言願いたいと存じます
○委員長(中山壽彦君) 只今から社会医療関係の諸問題に関する小委員会を開会いたします。 昨日に引続きまして社会保険の点数引下げの件を議題といたします。御質疑をお願いいたします。
○委員長(中山壽彦君) 何か御質疑ございませんか……。私からちよつと御質問いたします。この薬価の値上りのほうはここに出ておりませんが、これはどういうふうになりますか。これは値下りばかりですが、値の上つたものもあるわけですね。その表はできていませんか。例えばコカインなどは九十倍上つておるということを私どもは聞いておるのですが。
○委員長(中山壽彦君) 只今から社会医療関係の諸問題に関する小委員会を開会いたします。 久下保険局長は今他の会議に出ているそうでありまして、十時半にこちらに出席すると申して来られました。その間に保険局の庶務課長から資料について説明があるそうでごいます。
○中山壽彦君 中央医療協議会の従来の運営のことについて承わつておきたいのですが、私は最近中央医療協議会のメンバーの中立の委員の方が私のところに来られましていろいろ今日までの審議の状況を聞かされたのであります。その人の話によりますというと、従来中央医療協議会というものは三月に一遍ぐらい開かれる。そして大体月の月末に開く。あらかじめその審議事項の予告はない。行つて見ると今日はこういう問題をやるのだ。これは
○中山壽彦君 将来適正なる単価の検討は、今の臨時医療保険審議会でおやりになりまするのか、或いは中央医療協議会でおやりになりまするのか。どちらですか。
○中山壽彦君 只今保険局長から最近の点数引下げの問題についての御説明ですが、私は二十六年の保険医総辞職の問題に伴いました暫定処理のときからの話を引続きしなければ、これは皆さんに御了解が行かないじやないか。二十六年の十二月に暫定処理方法といたしましては、一点の単価を、大都市には一円五十銭上げる。地方も十円のものを十一円五十銭とする。そうして診療報酬の課税所得率を三〇%に下げた。そうして臨時医療保険審議会
○中山壽彦君 この第六条の二の精神病院、この補助の予算措置はこれは融通でき得る見通しでございますか。補助は確定したのでしようね、若干……。県立の精神病院のほかに、非営利法人立の病院にも補助を出す、こういうのじやないですかこれは……。その予算措置ははできるのですか。
○中山壽彦君 いいでしよう。
○委員長(中山壽彦君) 只今から国民生活改善に関する小委員会を開きます。 本日は粉食問題、特にパン食を中心といたしました事項について参考人及び関係省の方々に御出席を願つて御意見を拝聴することになつております。その内容につきましては、すでに各参考人のお手許へ書類を以てお願いいたしてありまする通りでありまするから、お願い申上げました角度から、御意見の御発表を願いいたしたいと存じます。 参考人の方々には