○国務大臣(中尾栄一君) 全都道府県の実態調査報告を受けている限りのことを申し上げたいと思いますが、個別補助事業における事務費の支出状況につきましては、従来より交付申請あるいは事務費の使途協議、完了検査というものを通じましてその把握に努めているところでございまして、また、昨年十一月二十日に都道府県に対しまして通達を発し、実績報告書の審査等あらゆる機会をとらえて従来以上に審査資料の充実を図るとともに、
○国務大臣(中尾栄一君) 続委員にお答えさせていただきたいと思います。 都市計画についての御質問でございまして、都市計画の決定というものは、身近な事項は地域に密着をしている市町村、広域的事項は知事という役割分担のもとに、すべて地方公共団体において行われていることになっておる次第でございます。 このうち、市町村決定の都市計画につきましては、知事が定める都市計画との総合性、一体性というものを確保するためには
○国務大臣(中尾栄一君) 金丸信先生は私の郷土の大先輩でもございますし、同時に、私もちょうど十年くらい前でございましょうか、そういう見識をお持ちであることを、極めて深くいろいろと御親交を持つ間にそのような御教訓を賜ったことが多々ございます。 日米構造問題、また構造協議の問題等々における大きな期待感というものもそのときに伺った感じがいたします。村田敬次郎先生は、我々もまた同僚議員といたしまして、二十八年間
○国務大臣(中尾栄一君) 続委員に答弁をさせていただきたいと思います。 もう一つ一つおっしゃられることが体験を通してのことでございますから、私どもの教訓になることも非常にたくさんあるわけでございまして、お教えをいただいていることに感謝申し上げたいと思う次第でございます。 財政再建というのは緊要の課題であると考えておりますが、官庁施設の老朽化あるいはまた狭険化等によりまして、危機管理を初めとする国
○国務大臣(中尾栄一君) 小島委員にお答えさせていただきます。 ただいま河川局長が答弁したとおりでございまして、ある新聞の記事に断定的に書かれておることを私も見ましたので、これを厳重に調査いたしました。ところが、全くその事実はないということはただいま答えたとおりでございますので、私どもとしては局の方からその新聞に厳重に抗議をさせていただきたい、こう思っておる次第でございます。 建設省の事業というものは
○中尾国務大臣 網岡委員にお答えさせていただきます。 第六次交通安全基本計画の目標を達成するために、建設省といたしましては、道路の交通環境の改善等を通じて安全で円滑な道路交通が確保できますように諸施策の推進に努力していくこととしておる次第でございます。 このためには、まず第一点として、第六次交通安全施設等整備事業五箇年計画に基づく一般道路における対策の推進、第二点目といたしましては、高速自動車国道
○中尾国務大臣 これは時間の関係もございますから、ごく簡単に申し上げます。 そういう意味で、全くおっしゃる意味はわかりますけれども、従来から、平成七年度の二次補正の予算における用地費用の大幅追加を初めといたしまして、都市開発を誘発する街路、公園等の公共事業の積極的な実施、これをやっている。民間都市開発機構のこれまた土地取得業務などの都市開発の推進、あるいはまた指定流通機構制度、レインズと言われておりますが
○中尾国務大臣 私は、今の討議を聞いておりまして、いかように委員がその地域に詳しく、しかも詳細にわたってお調べになったあげくこのようなことを言われているかという熱意はよく感ずるわけでございます。 このため、第十一次の道路整備五カ年計画に基づきまして、バイパスや環状道路の整備や踏切の連続立体交差化などの渋滞解消に効果の大きい事業を重点的に実施しているところであります。さらに、新渋滞対策プログラムも実施
○中尾国務大臣 平成四年度決算における会計検査院の御指摘に対しまして建設省のとった措置について御説明申し上げます。 地方公共団体等が施行する国庫補助事業につきましては、その適正な執行を図るよう常に指導しているところでありますが、平成四年度の決算検査報告におきまして、工事の設計が適切でなかったもの等五件について不当事項の御指摘を受ける事態を生じましたことは、まことに遺憾であります。 御指摘を受けました
○中尾国務大臣 建設省所管の平成四年度歳入歳出決算につきまして、概要を御説明申し上げます。 まず、歳入につきましては、各会計別の収納済み歳入額は、一般会計三百五十六億四千八百万円余、道路整備特別会計四兆二千五十五億六千百万円余、治水特別会計の治水勘定一兆四千六百五十億二千九百万円余、同特別会計の特定多目的ダム建設工事勘定三千九十三億五千六百万円余、都市開発資金融通特別会計千六百九十七億二千八百万円余
○中尾国務大臣 基本的に、私は委員の御意見に全く賛成でございまして、やはり私どもの昔を思い出しましても、全く自然の中に私たちはむしろ成長させていただいた。そして、そういう自然の植物あるいは昆虫また魚、動物等々になれ親しみながら生きてきたころと比べますると、どちらかといえば、今は余りにも人工的につくられ過ぎておる社会構造の中に生きておりますから、今の子供たちが自然体に生きるということはなかなか難しい環境
○中尾国務大臣 先ほど、一点目における歴史的な過程、経過等の御質問、これはまた担当の方からも十分に説明させていただきましたが、今の御指摘のように、「都市の中に緑を確保する」というものから「緑の中に都市が存在する」、非常に画期的な出来事だ、こうおっしゃっていただきました。まことにありがたいことだと思っております。 御指摘のとおり、豊かさの実感できる、安全で快適な町づくりに不可欠な緑の質と量の確保に向
○中尾国務大臣 まず、ただいま議題となりました都市公園等整備緊急措置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 都市公園等は、安全で安心できる都市づくり、活力ある長寿・福祉社会の形成、都市環境の保全・改善、個性と活力ある都市づくり等に資する基幹的な公共施設であり、政府におきましても、これまで五次にわたる都市公園等整備五カ年計画を策定し、積極的にその整備の推進を
○国務大臣(中尾栄一君) 石渡委員にお答えさせていただきます。 確かにもう御指摘のとおりでございまして、現時点で私は今数字は持っておりませんけれども、住宅投資というものは極めてすそ野が広い分野であることはだれしもが認知しておるところでございます。例えば、電気設備あるいは上水道、下水道の設備、あるいはまたさらに家具あるいは電気製品等の耐久消費財の購入にまでつながっていくことも、これまた俗に言う台風が
○国務大臣(中尾栄一君) 委員が昨年、ちょうど今ごろかどうか知りませんが、御質問なさったということで、伴官房長も同席しておったようでございますから、その後における結果がそういう通達でなされておる。そういう点においては、うちの体系でいうならば、次官以下みんなその心構えでやっていることだけは申すまでもないことであろうと思います。 これは、先ほど来聞いておりますると、全く私の持論と少しも変わっておりませんので
○国務大臣(中尾栄一君) 上野委員にお答えさせていただきます。 大変貴重な、特に委員の御自分の体験からくる御勉強などを通しておやりになっておられるわけですから、特に一七一〇年に始まったデンマークとはいえ、一九八八年度にこれまた大きな改革的な考え方に立ってやっておると、非常に参考にさせていただきました。 本格的な高齢社会に対応いたしまして、在宅福祉の充実というものが重要な政策であるということから、
○国務大臣(中尾栄一君) 緒方委員から九五年七月八日の日経新聞の御指摘がございました。私も早速取り寄せて見てみましたが、読ませていただいても非常にバランスのとれた社説ではないかなというように感じました。 第十一次道路整備五カ年計画、これは平成五年度から平成九年度において、「生活者の豊かさを支える道路整備の推進」、「活力ある地域づくりのための道路整備の推進」、また「良好な環境創造のための道路整備の推進
○国務大臣(中尾栄一君) ただいまの御質問、国道四十三号及び阪神高速神戸線は、阪神地域の経済社会活動に対しても大きな役割を担っておりまして、地元の強い要望もございまして、一日も早い復旧に向けて鋭意努力をしておるところでございます。 阪神高速神戸線の全線の復旧につきましては、当初予定よりも二カ月ほど早く、本年十月末には復旧する見通しでございます。復旧に当たりましては、新型遮音壁の設置やあるいは低騒音舗装
○国務大臣(中尾栄一君) 大変に高度の御質問を賜りましてありがたいことだと思っております。 公共的なプロジェクトの実施に当たりましては、利害関係者との意思疎通を十分に図り理解を求めていくということが必要でありまして、事業について合意形成を図るということが基本となるものと認識していることは申すまでもございません。 過去の経験に照らしますならば、このような努力が必ずしも十分になされない場合には問題が
○国務大臣(中尾栄一君) 片上議員にお答えいたします。 福祉行政との連携など、きめ細かな公営住宅制度の運用についてのお尋ねでございますが、今回の改正は、公営住宅の的確な供給を行い、高齢者など住宅に困窮する方々の居住の安定を図るためのものでございます。 今回の改正では、高齢者などの入居者資格の弾力化、適切な負担のもとで居住の安定を図るための家賃制度の改善、建てかえ時の福祉施設の併設の推進などを行うこととしております
○国務大臣(中尾栄一君) 公営住宅法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。 公営住宅制度は、従来から、住宅に困窮する低額所得者の居住の安定と居住水準の向上のために大きな役割を果たしてきたところでありますが、急速な人口の高齢化など大きく変化する経済社会情勢に対応するため、諸般の改正措置を講ずることが必要であります。 この法律案は、このような観点から、真に住宅に困窮する者に対
○国務大臣(中尾栄一君) 武田節子議員にお答えをさせていただきたいと思います。 品質確保についての御質問でありますが、道路、河川等の公共施設は国民生活の基盤をなすものでありまして、その供用性、安全性等の確保の観点から高い品質が要求されており、設計施工段階において所要の品質を確保することは極めて重要であると認識しているところでございます。− このため、設計段階においては、委託先であるコンサルタント
○国務大臣(中尾栄一君) ただいま議題となりました幹線道路の沿道の整備に関する法律等の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 近年におけるモータリゼーションの急速な発達、急激な都市化の進展等に伴い、特に都市部の幹線道路においては、道路交通騒音対策が大きな課題となっております。このため、道路交通騒音により生ずる障害を防止するため、バイパスの整備、遮音壁の設置、
○国務大臣(中尾栄一君) 清水委員、適宜な、ちょうど私も申し上げたいなと思っておるときにこのような質問を受けまして、本当にある意味においてはずばりと私も申し上げておきたいことではあるのでございます。 住宅金融公庫というのは、そもそも国民の住生活の向上を図るため長期固定の低金利の住宅資金を安定的に供給してきておりまして、住宅着工が低迷した時期などにおきましては経済対策の面からも重要な役割を今日まで果
○国務大臣(中尾栄一君) 河本先生、大変に御熱心にこの問題をお取り上げ賜りまして、私どもも日ごろ鋭意頑張っておる立場といたしましては感謝にたえない次第でございます。 家賃に関することは、総理の指示に従いまして、二月二十八日に兵庫県で地元知事、市長と関係省庁幹部との意見交換によりまして行ったばかりではなく、国、県、市それぞれの実務者クラスの会議をこれまで二回行ったところでございます。 一方、地元兵庫県
○国務大臣(中尾栄一君) 我が国の住宅、社会資本の整備水準は依然として立ちおくれておりまして、国民の公共事業に対する期待感は極めて大きいものがございますが、一方、近時、国民にとって真に必要な分野に十分な投資が行われていないのではないかとか、あるいはまた縦割り行政のもとで投資の重複を招いているのではないかとか、あるいはコストダウンに対する努力が足りないんじゃないのかなと、先生もその御指摘の一部を御披露
○国務大臣(中尾栄一君) 今回の不況は、まず需給ギャップの拡大、あるいは資産価額の急激なおかつ大幅な変動というものに円高等の影響も加わりまして、長期にわたって厳しい状況が続くことに相なったわけでございます。民間設備投資等の低迷が続く中で、数次の景気対策がなければ我が国経済は深刻なマイナス成長を経験することになったと考えられておるものでございまして、公共投資の増加が景気の下支えに大きな役割を果たしたと
○国務大臣(中尾栄一君) 建設省関係の平成八年度予算について、その概要を御説明いたします。 建設省関係の一般会計予算は、移しかえが予定されている総理府所管予算を合わせ、歳出六兆七千六億六千二百万円余を予定しております。 うち一般公共事業費は、六兆五千五百三十五億九千七百万円であり、その内訳は、道路整備二兆六千八百五十億二千三百万円、治山治水一兆三千百三十五億九千二百万円、公園千六百六十億六千九百万円
○国務大臣(中尾栄一君) 本州四国連絡橋公団法の一部を改正する法律案につきましては、本委員会におかれまして熱心な御討議をいただき、ただいま全会一致をもって可決されましたことを深く感謝申し上げます。 審議中における委員各位の御高見につきましては、今後、その趣旨を生かすように努めてまいろ所存でございます。 ここに、委員長初め委員各位の御指導、御協力に対し深く感謝の意を表し、ごあいさつといたします。どうもありがとうございました
○国務大臣(中尾栄一君) 委員御指摘のとおり、国民から極めて強い要請のある高規格線の道路網等の早期整備を図るためには、有料道路制度の活用が必要であるとはいうものの、いろいろ論議がなされている点も事実でございます。 しかしながら、利用者の料金に対する関心も高まっておりまして、有料道路事業の推進に当たっては今後一層国民の御理解が重要となることだなと、こう認識しておる次第でございます。有料道路制度のあり
○国務大臣(中尾栄一君) 福本委員にお答え申し上げます。 この橋の件についてはもう従来から国会の中でも大きな話題となっておりましたし、私も、先般来ずっと国会でぎゅう詰めでございましたが、ちょっと合間を縫って尾道の方に行ってまいりました。その際にも、いろいろ遠大なる構想、さらなるまた活性化につながっていく道のりを見させていただいたわけでございます。 本州四国連絡道路は、神戸・鳴門ルートあるいはまた
○国務大臣(中尾栄一君) 先ほど来ずっと道路問題で、特に安全総点検という中で通学路点検に対する御熱心な御討議を賜っておりました。私も荒木委員が大変にこれに御熱心だということは聞いておりまして、日ごろ非常に敬意を表しておる次第でございます。 交通事故は確かに毎年連続して一万人を超える極めて厳しい状況下にあるわけでございますから、平成八年度を初年度とする第六次交通安全施設等整備事業五カ年計画においては
○国務大臣(中尾栄一君) 小山委員にお答えいたします。 都市計画の決定は、身近な事項は地域に密着している市町村、広域的事項は知事という役割分担のもとで、すべて地方公共団体において行われているところでございます。その際、知事決定のうち高速道路などの国の政策や利害との調整が必要な事項につきましては、建設大臣の許可あるいは関係省庁協議は行っている、こういうわけでございます。 この役割分担につきましては
○国務大臣(中尾栄一君) 前川委員にお答えをさせていた、だきます。 先ほどから経済論議を聞いておりますと、本当にもう私の言いたいことをすべて言ってくださったようなものですから、ほとんど私もこのまま去った方がいいんじゃないかと思うくらいでございます。 ただ、ベンチャーの話が出ましたのでちょっと申し上げておきますが、産業構造というのは、どうでございましょうか、戦後から見ても、五十年間の中に重厚長大なものが
○中尾国務大臣 ただいま道路局長が御答弁させていただいたことに尽きると思います。同時にまた、昨日私もこの実態を全部把握させていただきましたので、一万四千キロメートルの高規格幹線道路ネットワークの一日も早い完成に全力を挙げてこれをやるように、恐らく橋本局長が全力を挙げるでありましょうし、その点はお約束できることだと思います。 御指摘の京奈和自動車道あるいは大和北道路につきましても、重要な区間であると
○中尾国務大臣 冒頭に、予算委員会がたった今終了したものでございますから、委員長を初め、委員並びに各位の方々、本当に申しわけなく思っております。 東京一極集中主義といいますか、これを是正して、何とか多極分散型の国土の形成と活力ある地域づくりを推進するためには、地域相互の広域的な連携強化が必要であるとともに、同時にまた、来るべき二十一世紀というものに備えましてバランスのとれた国土構造を構築するためには
○中尾国務大臣 ただいま議題となりました幹線道路の沿道の整備に関する法律等の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 近年におけるモータリゼーションの急速な発達、急激な都市化の進展等に伴い、特に都市部の幹線道路においては、道路交通騒音対策が大きな課題となっております。このため、道路交通騒音により生ずる障害を防止するため、バイパスの整備、遮音壁の設置、沿道整備計画制度
○国務大臣(中尾栄一君) 大変難しい課題でございまして、したがいまして答弁も多少込み入った答弁になるかもしれません。 ただ、我が国の財政そのものは、先ほど総理もおっしゃいましたように、公債残高が二百四十一兆円と、こういう増加が見込まれるわけでございますから、極めて厳しい状況にあることだけは論をまたないわけでございます。しかしながら、欧米に比べまして依然立ちおくれている我が国の住宅あるいはまた社会資本整備
○国務大臣(中尾栄一君) ただいま議題となりました本州四国連絡橋公団法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 我が国における東京都区部への人口及び諸機能の過度の集中による弊害に対応するため、政府においては、多極分散型国土形成促進法の規定に従い、国の行政機関及び特殊法人について、東京都区部からの移転の推進を図る旨の閣議決定等を行っているところであります。 この