1965-03-25 第48回国会 参議院 予算委員会 第18号
○参考人(与謝野秀君) お答えいたします。いままでの記録映画の費用といたしましては、当初の予算が二億五千万円というものでございましたが、これは回収するということが目算になっておりましたために、われわれとしてはこれが回収できるかどうかということに非常に重点を置いた面もあったわけでございますが、結局、会場の照明費その他として、いわゆる映画代と、間接にその映画をとる費用になっている照明をふやすというようなものがありましたために
○参考人(与謝野秀君) お答えいたします。いままでの記録映画の費用といたしましては、当初の予算が二億五千万円というものでございましたが、これは回収するということが目算になっておりましたために、われわれとしてはこれが回収できるかどうかということに非常に重点を置いた面もあったわけでございますが、結局、会場の照明費その他として、いわゆる映画代と、間接にその映画をとる費用になっている照明をふやすというようなものがありましたために
○参考人(与謝野秀君) お答えいたします。河野大臣が試写をごらんになったのは三月八日でございまして、まだ三月十日の手直しも入っていないときでございましたが、これでは少し困るのではないかという御意見だということを伺ったわけでございまして、まだとってあるフィルムもあることだし、記録映画としてつくり直すという方向で考えるということをわれわれは考えたのでありますが、これも昨日の組織委員会で初めて皆さんに確認
○参考人(与謝野秀君) お答え申し上げます。オリンピック記録映画につきましては、各方面からいろいろな批判をいただきまして、私ども、非常に不手ぎわの点、深く反省しているところでございます。これにつきましては、いろいろ批評もございますですが、正式には、組織委員会といたしまして、これが東京オリンピック大会の記録として残るべきものとしては不適当なのではないか、ここで再検討して、従来ありますいろいろな材料を集
○参考人(与謝野秀君) 東京大会組織委員会を代表いたしまして、一言お礼のごあいさつを申し述べたいと存じます。 今回のオリンピック大会が、内外から成功であったといわれておりますのは、ひとえに、国民一致協力、この大会の成功のために御協力くだすったからでございますが、政府、東京都をはじめとして、国会その他において、組織委員会の仕事を御鞭撻、御支持くだすったということに深く感謝している次第でございます。特
○参考人(与謝野秀君) 実は、私がロンドンへ参りますときに、組織委員会の小委員会では、これは陸連が直接交渉すべき問題であるから陸連の代表が行くべきではないかという意見も出たのでありますが、その際に、陸連というものは、国際陸連は今後長い間の関係を持つ団体であり、もうこれで最後的決定だと通知してあるのに、またやってきたというようなことは、これは何かルールを軽視しているのじゃないかというような印象を与えてはまずいんではないかと
○参考人(与謝野秀君) ブランデージさんと会いましたときも、エクゼターさんと会いましたときも、私は、今月の十一日に出しました私の談話の英語を見せまして、実は自分たちはルールは尊重するという声明をしておるのだ、しかしルールにも変更のできる余地のあるルールもあれば、もう不変のルールもある、この場合、国際陸連の決定という一つのルールがある、何らかたとえば時期を短縮するとか、あるいはみんなにはかってこれを改正
○参考人(与謝野秀君) インドネシア及び北朝鮮の参加問題に関連いたします問題を御説明申し上げます。 先般、九月十五日のこの会議におきまして、インドネシア及び北朝鮮の参加問題についてできるだけ力を尽くせというお話もございました。組織委員会のほうでもひとつ、もう一度ロンドンまで行って、組織委員会としては正式に国際陸連から通告を受けてないんだから、いろいろ話し合ってこないかということでございましたので、
○参考人(与謝野秀君) 仰せのとおり、確かに、もう一度努力して、ロンドンあたりで会長その他に懇請してみることはないか、こういう御意見もあるのでございますが、国際陸連の決定、特に会長の意思が、つまり、これをひるがえすことはスポーツのルールをくずすことで、これが将来のためにいけないのだ、やはりスポーツというものはルールを尊重するということからいかなくてはならない、こういう御意見でありまして、それに対して
○参考人(与謝野秀君) これは、ノーというとり方をするのか——つまり、やはり陸連の決定でいくのが、これが正しいので、これがまた将来のスポーツというものを守るゆえんだというような意味で、やはり意味を掘り下げれば、ノーということでございましょう。
○参考人(与謝野秀君) 河野委員の御質問にお答え申し上げます。 ただいまおっしゃいましたとおりの経過と申してよろしいかと思うのであります。昨年ガネホの大会が開かれましたときに、国際陸連は、ガネホの大会に参加した選手は東京オリンピック大会に参加できないぞという予告を、警告を発したわけでありますが、しかし、ガネホの競技大会は多数の参加選手をもって開催されたわけであります。これで、われわれとしては、この
○与謝野参考人 お答えいたします。 何ぶんにもスポーツの施設というものは、これだけでき上がれば満点であるということはないのでありまして、さらに欲を出せばいろいろな点も出てくるわけでございまして、今日のところ、全般の施設を見まして、これは困ったとわれわれが考えているものはないのでございます。しかしながら、しいてこれを探しますならば、われわれとしては、スポーツに直接関係ないようでございますが、やはり非常
○与謝野参考人 お答えいたします。 北朝鮮のオリンピック大会参加及びインドネシアの復帰ということにつきまして、組織委員会としてはできるだけの努力をして今日までまいったことは、御承知のとおりでありまして、北鮮の選手の参加というものにつきましては、できる限りの便宜を与え得るように政府その他にもお願いして今日までまいったわけでございます。ところが、たまたま国際陸連から、辛金丹選手以下陸上競技の選手が参加資格
○与謝野参考人 お答えいたします。 すでにたびたび御説明したかと思うのでありますが、オリンピック大会の入場券の割り当てにつきましては、昨年、読売新聞社の副社長の高橋雄射さんを委員長とする割り当ての小委員会をつくりまして慎重に審議した結果、各大臣は御夫妻を御招待申し上げる、国会議員は開会式、閉会式各一枚の切符が割り当てられる、これは何も国会議員ばかりでなくて、関係の深い都会議員その他政府の関係職員も
○参考人(与謝野秀君) いままでの予算は、御承知のように、政府の補助及び東京都の補助、それから一般民間から受ける寄付、こういう三本立てになっていたわけでございます。政府の補助を受ける面のほうは、もう予算で、すっかりきまっているわけでございますが、ただ、民間の資金というようなもので、まだ考慮するなり、予備費というものが、まだわずかながらございますので、それを流用するというような方法はまだ残っている、こういうわけでございます
○参考人(与謝野秀君) ただいまの河野先生の御意見、ごもっともでありまして、実は、私も同じことを言って、今日まで予算獲得に、大蔵省なり文部省なりにお話ししてまいっておるわけでございます。実は、田口さん、市川さんがお引き受けくださった後も、こういう機材が足りない、こういう照明が要るというような御要求がありまして、従来の予算をはみ出したようなときでも、できるだけ御希望に沿うように今日まで努力してまいりました
○参考人(与謝野秀君) オリンピック記録映画の製作に関する今日までの経過につきまして概略の御説明を申し上げます。 この記録映画は、ローマオリンピック大会が行なわれます前から監督の黒沢明氏をお願いするという方針が立てられておりました関係上、この制作も、東宝及び日映新社という両社に制作を委託されるということに大体内定しておったのでありますが、一方、黒沢監督が種々の都合から監督を引き受けることがむずかしくなったという
○与謝野参考人 お答えいたします。 代々木の総合屋内体育館は、非常に建築が斬新なもので、工事が非常にむずかしいと聞いておりました。予算も当時の予算よりまた増額せざるを得ないようなこともありまして、御承知のとおりであります。ただいまのところ、われわれは関係当局から、八月一ぱいに完成する、また九月初旬には何らか競技会等を催してためしてみるということができるものと期待しておるのでありますが、何分にも建築
○与謝野参考人 ただいま穂積さんは四点と申されましたが、それぞれいろいろ関連した問題がございます。まず最初の渡航経路の問題でございますが、これは朝鮮側で船をチャーターして、最短距離の——当時はまだ新潟の港が旧のままでしたから、清津−新潟という線で送りたい、その際に観客もその船を利用したい、こういうふうな申し出だった。そうしますと、この経路の問題と観客の数の問題というものが関連してくるわけですから、われわれとしては
○与謝野参考人 お答えいたします。 少し他の問題にまたがるかもしれませんが、実は先般北鮮の視察団七名がこちらへ参りまして、北鮮のオリンピック委員会の希望をいろいろ述べていったわけであります。その中には、向こうの希望をいれられたものもあり、また目下政府関係当局にお願いして、できるだけ向こうの希望に沿うように努力中のものもあるのであります。ところが、この予選会に選手を呼び返すという問題は、ちょうどこの
○与謝野参考人 御意見はよくわかりますが、この問題が起きましたのは昨年の二月でございまして、自来、日本側のIOC委員をしておる東、高石両氏も、また当時のオリンピック担当大臣であった川島大臣も、何とかこの問題が円満に片づいて、インドネシアがオリンピックに参加できるようにというための努力を払われたのであります。それの結果が、結局、もう過去は問わない、しかし、将来オリンピックの精神は守るのだという、非常にやわらかい
○与謝野参考人 お答えいたします。 御承知のとおり、一昨年ジャカルタでアジア大会がございまして、その際にインドネシアはイスラエルと台湾を入れなかった、追い返したという形になりまして、そのためにいろいろな紛糾が起きたのであります。ところで、その後この問題がオリンピック国際委員会に報告されまして、国際委員会のほうでインドネシアのとった態度はけしからぬという声が高まりまして、昨年の十月の総会で、インドネシア
○与謝野参考人 四月三日に発送したのであります。ただ、先ほど柳田委員からお尋ねのありました視察団の件につきましては、文書のほかに、電報で要領を通告してございます。
○与謝野参考人 お答えいたします。 新聞に報道されましたことは事実でございまして、目下北鮮のNOCにいろいろ照会中でございます。
○参考人(与謝野秀君) お答えいたします。チャーター機には組織委員会から正式に使者として選ばれた者が搭乗し、随員等も引き連れ、また新聞報道関係、記録映画関係の人たちも乗せてあちらにまいるのでありますが、アテネを出ましてから東京に着くまでに相当の時間がかかり、オリンピックの直前でもありますために、各首都を訪問する人はあるいは途中で交代するようなことを考えなくてはいけないのではないか、こういうふうに思っているのであります
○参考人(与謝野秀君) お答えいたします。 アテネ出発はただいまのところ八月二十三日の日曜日を予定しているのであります。その後各寄航地においては一泊ずつを予定しておるのでありますが、先ほど申し述べましたいわゆる正式に寄ってくる場所以外に、飛行機の整備のために一日カルカッタで飛行機を整備するということが予定になっておりまして、大体那覇は九月の六日に暫く。結局東京には十月の七、八、九の三日にそれぞれ分
○参考人(与謝野秀君) 御説明申し上げます。 オリンピック東京大会開会式の際に聖火台に点火されます聖火は、アテネから東京の主競技場に飛行機で運ばれることに方針が決定されております。アテネから沖繩まで、また沖繩からは鹿児島、宮崎、北海道まで飛行機で空輸して国内の聖火リレーを開始する、こういうことになっておるのでありますが、アテネから東京へ参りまするまで着陸いたしますところでは、それぞれ各国のオリンピック
○与謝野参考人 聖火リレーの最終ランナーにつきましては、最後までこの名を伏せておくという例と、無名の新人を起用する例とがございますが、実は組織委員会の中の競技小委員会に昨日私が、そろそろ皆さまのお考えを、まず根本的に、たとえば有名人がいいか、無名がいいか、若い人がいいか、金メダルをとった人がいいかというようなことから考えていただいて、いろいろ御意見を伺いたいということを提起しておいたのでございますが
○与謝野参考人 お答えいたします。 選手村の中には大きな食堂が二カ所と女子の食堂が一カ所でございます。その他には飲食店に類するものはないのでございます。
○参考人(与謝野秀君) お答えいたします。 交通公社の副社長が述べられました入場券の販売について二、三の障害もあるというお話でありまして、私どももさだめしそうであろうと、こう考えるのであります。当初、全国に入場券を配付いたしますときに、その割り当てというものは、いろいろなデータを集めまして、いろいろな観点から配付したわけでございます。特に不人気種目につきまして、一部において残っているものが出てきた
○参考人(与謝野秀君) 過去は一切問わないということが文章で書いてあるわけではないのであります。過去のことは問うてないのでありまして、将来オリンピック精神を順守するかどうかということでIOCが納得する、つまり昨年の十月の総会の空気は非常に好転していたということを東、高石両委員から伺っているのであります。
○参考人(与謝野秀君) ただいま佐藤大臣が述べられましたことを補足して申し上げます。 根本的の態度につきましては、何ら変わったところはないのでありますが、ただ問題は、IOC——国際オリンピック委員会とインドネシアとの関係になっておりまして、今回のインスブルックのIOCの総会において、実は昨年の十月バーデンバーデンで決定をみたこと、つまりインドネシアのオリンピック組織委員会がオリンピックの精神を順守
○参考人(与謝野秀君) これまで海外から引き上げて参りました入場券をどういう比率でさばくかということはまだ最終的に決定しておらないのでありますが、一般向けにその中から売り出すのは交通公社で売り出す、あるいは競技団体を通じて売り出すかどうかであろうかと、こう思っております。
○参考人(与謝野秀君) ただいまのお尋ねにお答えいたします。海外の入場券は、宿舎とリンクしておりますために、なかなか買いたくても、宿舎のほうがまだ話がつかないということもあり、また発売いたしてから期日もあまりたっておらないので、売れておらないのでありますが、追加を申し込んできているところもございます。大体六月を目途として、こちらへ売れ残りは引き上げたい、こう考えております。
○参考人(与謝野秀君) 交通公社の御説明の前に一言申し上げます。 オリンピックの入場券は、開会式、閉会式を除きました競技会用の入場券は、組織委員会の会議の決定に基づきまして、十月二十五日から五十万枚を一般向けに売り出したのであります。国内の一般向けのこの五十万枚は日本交通公社に委託いたしまして、全国二百一の交通公社営業所、プレイ・ガイドその他の販売所において十月二十五日から十二月十日までに七回ないし
○参考人(与謝野秀君) 私どもの承知いたします限り、ローザンヌで開かれます国際オリンピック委員会の理事会、総会等の機会に各競技団体と懇談する席上でよくこの問題は取り上げられるのでありますが、最近の傾向といたしまして、むしろブランデージ会長はソ連の選手の養成方法などについて、むしろあれでいいんだという、弁護するような立場をとっておられるように私は感じたのでありまして、最近にこの問題が具体的に提起されたということはないのであります
○参考人(与謝野秀君) お答えいたします。この問題は体育協会のほう、日本オリンピック委員会が主として扱い、またアマチュア資格の委員会というようなものもそちらで設けられているのであります。先ほどお話のありましたブランデージ会長の書簡というものが、サーキュラー・レターでまいったそうでございます。ヨーロッパあたりで近く冬期のオリンピックがオーストリアで開かれるのであります。雪が足りないからといって雪のある
○参考人(与謝野秀君) お答えいたします。 ただいまお手元にお配りいたしました書類が、今日までわかっておりまする入場券の販売状況でございます。こまかい数字等もございますので、担当の村井次長をして詳細御説明いたさせたいと存じます。
○与謝野参考人 ただいま御質問の三万という算定の基礎というものは、非常にばく然としたものでありまして、先ほどの御説明にありましたように、登録ベッドの数が一万二千、それにいろいろな無理をして寄せ集めたベッドの数でやっと三万がまかなえるだろう、しかしそれ以上だったらもう受け入れ態勢がないというところから、三万を目途とする、そういう数字が出てまいったわけで、したがいまして、入場券を発売するにも、この宿泊の
○与謝野参考人 お答えいたします。 先般の国際スポーツ大会の際に、病人が出て、医者がおらなかったということが新聞等に伝えられました。私どもも非常に心配したのであります。選手村を設けましたときには、当初の数日間は午後からだけ診療所が開いておりましたたために、朝になって、実はゆうべから痛かったのだという患者が、オランダの選手で出たのです。そのときは医者を探したわけではなくて、一体いつから痛かったのだ、
○与謝野参考人 東京国際スポーツ大会はオリンピックのリハーサルとして、去る十月十一日から十月十六日までの六日間行なわれました。これは日本体育協会、日本放送協会及び組織委員会の三者が共催して行なったものでございます。 このスポーツ大会の目的というのは、一つには、オリンピック大会に備えてそのリハーサルを行なうということと同時に、選手強化の一環として、外国の選手を招待しこれとわざを競ってみる、この選手強化
○与謝野参考人 先般この委員会で田原委員から御質問がございまして、私は、よりよい会館ができたならば、オリンピックの会場もそちらをお借りする望みがあるという趣旨でお答え申したのでありますが、御承知のように、オリンピックの会場の決定及び会場の変更につきましては、組織委員会に施設特別委員会というものがあり、また組織委員会が決定いたしました後に、たとえば柔道の場合であれば、国際柔道連盟と打ち合わせ、最後に国際
○与謝野参考人 お答えをいたします。 本件予算は文部省の予算となっておりますが、当初の予定が二十二億五千万ほどでありましたが、工事に着手した後、地下水その他で予想以上に工事が難航したという面が出てまいりまして、昨年度予算で二十五億まで増額された、こう聞いております。
○参考人(与謝野秀君) 御意見はよく了解できるのでありますが、私がいわゆる日本側であるかどうかということも疑問でございまして、私個人の考えならまたあれでございますが、これはまず川島大臣が口をきかれたことでもあり、また、IOCの東委員がその任務を託されて行かれたことでもありまして、私自身としては、いろいろな手段を講じて側面からこれがうまくいくように、日本としてもできるだけのことはしなくてはならないとは
○参考人(与謝野秀君) ただいまの御質問でありますが、私も多少意外に思ったぐらいなんでございます。実はインドネシアの新興競技大会の問題は外国ではほとんど新聞にも出ておらない。インドネシアの国内の新聞及び日本の新聞で相当大きく伝えられておるのでありますが、おそらくIOCの中の事務局で、この問題はやはりむずかしいというようなことをいったのが非常に大きく伝えられていると思うのでありますが、私どもは、つまり
○参考人(与謝野秀君) 簡単に御報告申し上げます。 この六月五日にオリンピック国際委員会の実行委員会が開かれまして、六日に実行委員会と各国際競技団体の代表者との協議会がございました。その際に東京オリンピックの準備状況その他について、各国際競技団体の代表者が集まっている機会に、われわれが行って接触を保ち、説明をいたし、注文を聞くというのはどうだろうかということを申しましたところ、国際オリンピック委員会
○参考人(与謝野秀君) お答えいたします。記録映画につきましては、私の就任前、田畑事務総長の場合に、ローマの大会のときの映画に負けないようなりっぱな記録映画を作りたいという広大なる構想で、一つの案を立てられ、事務局内に小さな委員会を設けて、田畑氏がいろいろ各方面のことを聞いておられたのでありますが、この案は予算的にもあまりに膨大であるということで大蔵当局の御了解も得られず、非常に予算を削減いたしました
○参考人(与謝野秀君) 御説明申し上げます。オリンピック東京大会の入場券につきましては、一昨年の十二月に販売方法等につきましての大綱が組織委員会で決定され、また、本年三月の組織委員会におきまして入場料金が決定いたしたのであります。また、この割当、配布の方法等につきましても、関係の方面の事務当局と数次にわたり検討して、一つの案は持っているのでございますが、入場券の問題は非常にむずかしい問題でもあり、念
○参考人(与謝野秀君) 組織委員会が担当いたしております競技場の建造は、すべて仮設的なものに限られておりまして、恒久的施設は政府、東京都、その他関係の府県で御担当下さっているわけでございます。組織委員会といたしまして、三十八年度に所沢にクレーの射撃場ができましたので、これをオリンピックに使用するために多少の仮設的なものを工事する、これは十分予定に間に合うことになっております。 なお、先ほど関局長から
○与謝野参考人 ただいま文部省、東京都側から施設の準備状況についてお話がありました。われわれ競技の準備をいたす立場にあります者としては、現存の進捗状況を大体満足なものと考えているのであります。これを裏から申しますと、つまり競技場で未決定のものは大体もうなくなったかということになるのでありますが、二十種目のうちの十八種目の競技場はすでに決定済みでありまして、ボクシング競技場、またバレーボールの第二会場
○与謝野参考人 先般、柔道の会場に一万五千人の観客が収容できると申し上げたのは、私でございます。今日お手元に配ってあります資料のうち、一つは何か古い書類がございまして、収容人員四千という数のがお手元に参っているかと思うのでありまして、実際上、四千と申しますのは、これは総合体育館の別館で、バスケットボールをいたす場合に四千なのであります。屋内総合競技場では一万五千人が収容できるのでありますが、これは水泳
○与謝野参考人 お答えいたします。 実は、田原さんから、組織委員会は関係ないかもしれないが答えろというお話でございますが、まず、組織委員会は選手強化には関係ないことはお話の通りでございます。ただ、われわれは体育協会及び選手強化本部と接触する機会が多いので、いろいろなお話を伺っておるのであります。この点についてどの程度の予算が出され、またどういう方針で合宿等が行なわれているかということは文部当局の方
○与謝野参考人 ただいまのお話のように、りっぱな柔道の試合場が恒久的な設備としてできましたならば、われわれとしても、日本の国技ともいうべき柔道をまた世界に広める意味からも望ましいことだと感じるのでありますが、何分にもあと一年半に迫って参りましたオリンピックを前にして、ともかく柔道の試合が行なわれるという場所をきめなくてはならない。そこで現在の総合競技場がきまっているわけであります。先ほどの田中委員のお
○与謝野参考人 先ほど田原委員長からのお話で、オリンピック組織委員会が武道を非常に軽視しているかのようなお話がございましたが、私どもとしては、スポーツのあらゆる種目にわたって、一方を重視し、一方を軽視するということはないのでありまして、その点はここで明らかにいたしておきたいと思います。たまたま総合競技場の中で水泳と柔道が行なわれるということになりましたのは、ただいま文部当局のお話の通り、なるべく大ぜいの