1976-05-18 第77回国会 参議院 建設委員会 第7号
○上田耕一郎君 五十年度単価の計算ですし、いまの御答弁でもあながち不可能ではないという程度のことで、実際にはやはり四〇%はほぼ不可能だと。大体三十数%におさまらざるを得ないのではないかということではないかと考えられます。その点で昭和四十八年の都市計画地方審議会の答申では、昭和六十年で市街地人口の一〇〇%の普及率と総人口普及率九〇%という目標が出ているわけですけれども、実際に市街地人口一〇〇%というこの
○上田耕一郎君 五十年度単価の計算ですし、いまの御答弁でもあながち不可能ではないという程度のことで、実際にはやはり四〇%はほぼ不可能だと。大体三十数%におさまらざるを得ないのではないかということではないかと考えられます。その点で昭和四十八年の都市計画地方審議会の答申では、昭和六十年で市街地人口の一〇〇%の普及率と総人口普及率九〇%という目標が出ているわけですけれども、実際に市街地人口一〇〇%というこの
○上田耕一郎君 枠を示さずにといっても、府県の側もこれは補助率、補助対象範囲が少ないので、かなり負担が大きいわけですね。その中でこれだけどうしてもやらなきゃならぬというぎりぎりのやっぱり数字が出てきているんだと思うんです。で、かなりの財政負担を覚悟して、その額が十五兆円だったとすると、現在の七兆五千億というのは大体半分だということになるわけですね。そうすると、この半分で、先ほどからいろいろ議論ありますが
○上田耕一郎君 下水道整備緊急措置法及び下水道法の一部を改正する法律案について、限られた時間ですけれども、若干の質問をしたいと思います。 きょうの朝からの審議にもあらわれておりますけれども、いま日本の下水道事情は非常に重要ないろんな新しい課題を抱えた重要な地点に立っていると思います。これまで汚水対策並びに屎尿対策が重点だった下水道が、水質保全という新しい課題を近年抱えてきて、その両方の課題を総合的
○上田耕一郎君 あと一問で終わります。 いまの問題も非常に重大で、この予算案の中にこういう憲法違反の主権侵害のスパイ行為の金が五十五億円もある。こんな予算案、認められませんよ。そのことを一言言っておきます。 三番目の質問は、金大中事件との関連であります。金大中事件では、国会でも何回も問題になりましたけれども、江村二曹という現職の自衛官が退職前に金大中のアパートを張るという、金東雲の依頼を受けてやった
○上田耕一郎君 いまの答弁、全くのごまかしです。やっぱり定員六名以外に二十名秘密のグループがいたわけで、それを共産党の調査と追及によって初めて認めざるを得なくなって、それを臨時にいたかのようにごまかしているわけであります。この問題はさらに追及いたします。 二番目の質問は、やっぱり石崎調査一課長の私どもの中路議員に対する答弁の中で非常に重大な問題は、この事実上の別班グループは、外国の旅行者並びに商社員
○上田耕一郎君 関連。 いまの答弁、非常に事実をあいまいにしたものだと思います。関連ですので、時間もそうありませんし、私は最小限の問題だけここでお伺いして、後で徹底的に追及したいと思います。 第一に、丸山防衛局長は別班の存在を認めませんでしたが、私の質問の翌日、四月二十八日に防衛局の調査一課長の石崎氏は、わが党の中路議員に対して事実をかなり明らかにしました。これによりますと、陸幕二部には情報一班
○上田耕一郎君 報告を受けていないと言われましたけれども、報告を受けていないけれども、日航の問題についても恐らく捜査しているであろうということを言えるわけですね。
○上田耕一郎君 捜査当局、安原刑事局長に質問いたします。 いま橋本委員が出した問題、非常に重大な問題であります。それはこの全日空がオプションしたかどうかは、衆議院の予算委員会でのあの証人喚問でいろいろ疑惑の焦点になった問題でありましたけれども、いまの質問で明らかになりましたように、全日空がオプションしただけでなくて、その前に日航がダグラスDC10をオプションしていたということを、全日空の前大庭社長
○上田耕一郎君 間違った意見を言ったのなら後で取り消すということもあるのですけれども、中曽根さんのテレホンサービスはそういうものじゃないのです。それは御自身が呼びかけた五党の幹事長・書記長・書記局長会談、これを呼びかけておきながら、実際には前から、三月のときから実は民社党と話して密約があったという事実を明らかにした。あのときまとまっていたら、今度のように国会空転が長くならないで済んだのですね。あのとき
○上田耕一郎君 冒頭に私は、土曜日に自民党の藤井丙午委員が行ったわが党に関する非難発言に反論しておきたいと思います。 第一に、藤井委員は、共産党、社会党が国会空転させたかのように言いましたけれども、あの事態は、国権の最高機関である国会の決議をじゅうりんした政府・自民党並びに、後で触れますけれども、中曽根幹事長の行動に原因があったのであります。この点は議長裁定にも示されているところであります。 第二
○上田耕一郎君(続) 国民的危機の進行をここまで激化させた元凶は、歴代の自民党政府であり、自民党政治そのものであるからであります。
○上田耕一郎君(続) この討論を終わるに当たり強調したいことは、三木総理に対する問責は自民党政治そのものに対する問責にほかならないということであります。
○上田耕一郎君 私は、日本共産党を代表して、ただいま提案されました内閣総理大臣三木武夫君問責決議案に賛成の討論を行うものであります。(拍手) 昨年十二月、金権、金脈政治に対する国民的糾弾の中で退陣した田中内閣の後を引き継ぎ三木内閣が発足して一年が経過しました。この一年間を振り返ってみるとき、三木内閣が使命としたものが田中金脈のもみ消しであり、自民党の反動政治の立て直しにすぎなかったことはすでに明らかであります
○上田耕一郎君 はい、急いでやりますけれども。 この公共用地を提供するということを決めたのは、九月二十六日の民事訴訟が行われた日に、田中前首相と、それから長岡の小林市長と入内島金一氏と三人が、裁判があるからこそあわてて決めたんですよ。この二十六日のしかし四日前の二十二日に、あなたと小沢さんがこういう画策をしている。そうすると、元凶はあなたと小沢さんじゃありませんか。これは私は非常に大問題だと思うんだ
○上田耕一郎君 いまの答弁は、これは全く仮谷さんね、あなた、うそをつかれている。あなたはいまこの処分問題については、長岡の市長からそういういうふうにやりたいというふうに言われたので、本来廃川敷処分問題とそのあとの土地利用は関係ないけれども、国民がいろいろ疑惑も持っているし、長岡市長も言うからそういうふうにしたといまおっしゃいましたね。しかし、これはあなた、全くうそですよ。 ここに私は読売新聞の九月二十三日付
○上田耕一郎君 関連。 三十日のこの予算委員会で宮之原委員の質問に対して、首相並びに建設相は、この信濃川河川敷問題は公共の用地として利用するようにしたい、で、室町産業が余りに暴利をむさぼらないように原価プラス金利、それから土地の造成費程度で公共用地として長岡市に使わせるような方向にしたい、これが国民に納得のいく措置であるという答弁をされました。これは一見、室町産業があの七十五万平方メートルの土地で
○上田耕一郎君 私が前提にこだわるのは、行監委員会の答申の最初に、まず「前提」というのがあるんですね、それでこだわるわけです。つまり、三大都市圏の宅地、住宅問題の解決策を講ずる必要があるんだが、「そのための施策が実効をあげるためには、その前提として次の二つの措置が講ぜられる必要がある。」と言って二つ挙げているわけです。一つは、人口のすべてをこの圏内に収容できないので、「工場・大学の分散、事務所規制、
○上田耕一郎君 いや、まあそれはそうなんでしょうが、あることをやる場合、その問題の前提はこうだと、前提というのは、それをやらないと進まないものなのかどうなのか、その前提ということについて、大臣どうお考えになっているかをお聞きしたい。
○上田耕一郎君 大都市地域における住宅地等の供給の促進に関する特別措置法案と都市再開発法の一部を改正する法律案の二つについて質問したいと思います。 前回この委員会を通過した宅開公団法案とともに、この二つの法律は三大都市圏の住、宅宅地政策、都市政策の根幹にかかわる重要法案だと思います。 この大都市法の方のスタートを切ったのは四十八年一月の地価対策閣僚協議会で決めた問題、それからその年の七月の都計審
○上田耕一郎君 どうも少しはっきりお伺いしたいのですが、全国区制度の改正も含めて、これができなければ地方区の定数是正はやらないと、いわゆるワンセット論に政府も立っているのですか。
○上田耕一郎君 一歩でも前進させたいと、参議院の場合にも一歩前進が必要だと。もし、じゃ全国区の場合について各党意見が一致しなくても、地方区の定数是正について各党の意見が一致すれば、これは一対五になっておるわけですから、これを直すのは一歩前進になると思いますけれども、その場合、全国区問題は差しおいても、地方区の定数是正だけおやりになるというふうに考えてよろしいですか。
○上田耕一郎君 まず、公選法問題についてお伺いしたいと思います。 三木首相はこれまで、次の選挙までに結論を出したいと、参議院の地方区の定数是正について言われておりますが、われわれは、ぜひ今国会で参議院の地方区の定数是正を実現したいと、そう思いますが、全政党が一致すれば地方区の定数是正をおやりになりますか。
○上田耕一郎君 どうもやっぱり持ち家問題では、結局要望が強いということを言われるんですけれども、データ挙げませんけれども、約二千万円近い価格のものを一般庶民が持つことができなくなっておることは明白なんで、いま住宅局長が、第一はやっぱり公共賃貸住宅だと言われておりましたので、その点を一応政府の基本だと認めて、宅開公団法に基づく問題に入りたいと思います。 この前からの質問で、きょうも大塩さん答えられましたけれども
○上田耕一郎君 私どもも持ち家政策不必要と言っているわけじゃないので、住宅金融公庫の改善などについては私ども努力しておりますけれども、ただ、いまの大臣の答弁、それから先日の委員会でもありましたけれども、国民が持ち家を希望しているということ、これが大きな論点になってくる。もちろん庭つき一戸建てがいいというのは、私ども社会主義国へ行って聞いてみましても、社会主義国はほとんど公的賃貸ですけれども、やっぱり
○上田耕一郎君 宅開公団法の問題について、幾つかの問題点をお聞きしたいと思います。 私たち共産党は、住宅問題の解決のためにニュータウンをつくっていくということ自体には反対ではありません。しかし、大塩計画局長の衆議院段階での答弁を見ますと、大体モデルは千ヘクタールにしたい、千ヘクタールから二千ヘクタールぐらいのニュータウンを三大都市圏につくるという答弁ですね。私、説明を建設省の方に聞きましたら、大体陸
○上田耕一郎君 一つ関連して質問したいと思いますけれども一、下水道の予算が非常に膨大にかかるという問題が出ましたし、それから三次処理その他技術問題、これもいろいろ出ました。三次処理が必要になってくるのは家庭用の排水よりもやっぱり大工場の工場排水、その中にいろんな問題があるわけで、先ほど古賀委員の質問の中にもいろいろそういう問題が出ましたけれども、大きな問題としては、下水道の処理にこれだけ大きな費用がかかるということの
○上田耕一郎君 委員長に対して公正、平等な運営を心から要望したいと思います。 本論に入ります。 先ほど運輸大臣は、三光汽船のペーパーカンパニー百二十数社に及ぶ会社は裏に船主がある、ギリシャその他の船主があるんだということを言われました。しかし、私どもの調査では、裏にあるのはギリシャその他の船を持っている船主ではなくて、裏にいるのがどうも三光汽船であると、そういう疑惑を私ども非常に強くするわけであります
○上田耕一郎君 関連。 この問題に関連して運輸大臣に質問したいと思います。 その前に一言。七日の渡辺委員の質問の際、私この問題を質問しようといたしまして、委員長から許可されませんでした。非常に残念なことで、予算委員会で関連質問が制止されたのは私が初めてであります。委員長の理由は、他党とのバランスがとれない、また理事会で申し合わせてあるということですが、そういう事実はありません。
○上田耕一郎君 一般論として核兵器対策を米軍が持っているということではなくて、沖繩の三一三エアディビジョン、嘉手納エアベースのオペレーションプランであります。私が聞いているこの六〇三軍用航空輸送支援中隊も沖繩の嘉手納基地にある支援中隊であります。この指令説明書には、ハイジャックのたくらみがあった場合、嘉手納及び那覇の航空基地の地上支援協力についての説明をしている。核兵器のハイジャックがあった場合の要領
○上田耕一郎君 関連質問をしたいと思います。 いまの立木委員の質問で、沖繩の嘉手納基地に核兵器を輸送任務とする輸送中隊があるという事実が米軍の内部資料に基づいて出されましたけれども、政府はこれだけの資料では不明確だと、あいまいなことを言われておりますけれども、私はもう一つ、この嘉手納基地で核兵器に対するハイジャック対策まで米軍が検討している作戦計画があるという事実を追及したいと思います。 ここにも
○上田耕一郎君 私どもも、とにかく堤防ができて河川敷を廃川敷処分に当然付することになるだろうということはもちろんわかっているわけですね。それは永久にするなということじゃなくて、これだけの疑惑があって政治問題になっているのだから、現状を凍結しろと、凍結して疑惑を解明して、室町産業と農民との契約がきわめて疑惑があると、これが法律違反であるかどうかということを調べると、それで解明できれば、これが無効になれば
○上田耕一郎君 河川局長は、大臣の答弁は、亀岡建設相のときの答弁と仮谷建設相の答弁と変わらないと思うと、後退してないと思うと。つまり、疑惑が解明されると、疑惑が非常にからまっていると、ばく大な不当の利得も生まれ得るという問題その他もあるので慎重に検討したいということと同じだと思うと言われましたけれども、仮谷大臣の口から、後退してないと、この疑惑が解明されるまで慎重にこれをやりたいということをはっきりお
○上田耕一郎君 関連して。 信濃川河川敷の問題は十一月八日の決算委員会でも取り上げましたし、それから建設委員会でもこの問題をこの前から取り上げてきたわけで、建設大臣はなったばかりで、いま検討中だと言われますけれども、河川局長、計画局長、ずっとこの問題、委員会の審議の経過も御存じです。それで私、これまでも明らかにしてまいりましたけれども、いまこの契約関係ですね、河川敷の間で売買関係があるということを
○上田耕一郎君 御本人の疑惑解明は怪しいので、国会と政府が明らかにする義務があります。ところが、二十一日の本委員会で、信濃川河川敷の廃川敷処分について答弁が後退した。新聞は一斉に後退と。田中内閣時代よりも後退したと思います。信濃川河川敷は、私も十一月の初めに現地に参って見てみました。まあ驚くべき問題であります。現職の大蔵大臣が、自分の選挙区のふるさとの農民をだまして一坪五百円で買い上げて、そのあと堤防
○上田耕一郎君 しかし、疑惑が解明できないからこそ、田中氏は首相をやめて、三木さんは青天のへきれきだと言いながら新首相になったんじゃないのでしょうか。共産党が発表した田中首相に対する公開質問状には、何と百項目に及ぶ疑惑が述べられているのであります。一体首相は、本気で田中氏が国会に出てきて疑惑を解明すると信じているのですか。
○上田耕一郎君 私は、補正予算三案について、金脈と政治姿勢の問題、同和問題、それから経済問題、核持ち込み問題などについて質問したいと思います。 まず最初に、田中前首相の金脈問題についてですけれども、総理は田中本人が疑惑を解明するだろうと言われておりますけれども、一体、いつごろだと思いますか。この件について田中氏と話し合ったことがあるでしょうか。
○上田耕一郎君 なるべく国際的にも目を開いて、この問題を調べてほしいと思いますけれども、いま所在不明法人と言われた室町産業というのは、タナカビルへ行ってみますと一階のところに名前が書いてあるのと、高梨建築事務所のドアに名前が書いてあるだけで、中身はありません。文字どおり所在不明で、これは各党並びに各新聞社や週刊誌それぞれ所在を明らかにしようと思って追及しているけれども、いまだに不明という会社であります
○上田耕一郎君 どうも質問にはっきり答えがありませんけれども、われわれのこういう常識は日本的な考え方なのかどうかということを聞いている。 国際的にもいわゆるペーパーカンパニーといわれるものがOECDでもアメリカでも問題になっておりますし、アメリカではドノバン対パーテル事件というのがあって、これは土地不動産業者がちょうど田中首相と同じようにこういう幽霊土地会社をたくさんつくったということがありました
○上田耕一郎君 私は当委員会で十一月八日と十五日、十三人の証人要求をいたしました。そのうち佐藤昭、入内島金一、京坂元宇、庭山康徳、片岡甚松の五人については当委員会の理事会で全員一致で招致されることがきまっていたにもかかわらず、きょうそこまでいっておりません。きわめて残念なことであります。私はきょう直接この室町産業の関係者である佐藤昭、入内島金一、庭山、片岡、この四人の人に信濃川河川敷問題についての大
○上田耕一郎君 大平さんはそのときたしか外務大臣で、予算委員会でのやりとりの席に出席しておられたと思いますけれども、やっぱり記憶が不鮮明だと言われますが、当時田中首相は三回にわたって寄付の表明をしております。ちょっと読み上げますと、この問題の鳥屋野潟の問題ですが、「これは膨大な利益が見込まれると言うけれども、これはまだ売ったものでもございません。売る意思もありません。」「これは利益を将来どうするかということでございまして
○上田耕一郎君 問題の鳥屋野潟の土地の問題について、昭和四十七年十一月七日、予算委員会で田中首相から寄付表明の答弁がありましたけれども、覚えておられますか、大蔵大臣。
○上田耕一郎君 私は、田中首相の金脈問題の一つとして国会でもたびたび取り上げられましたし、きのうの決算委員会でも志苫委員が取り上げた新潟市の南一キロメートルのところにある鳥屋野潟をめぐる問題、これについての田中首相の国会答弁をめぐる問題について質問したいと思います。 最初に大蔵大臣にお伺いしますけれども、国民の一人から国に対する土地その他の寄付申し出、寄付表明、こういうものがあった場合、大蔵省としてはどういう
○上田耕一郎君 この買い占めた河川敷についてことしの三月ごろ室町産業の委任を受けて越後交通、これは昔田中首相が社長をやっていた会社であります、非常に関係が深い。この越後交通の不動産部が委任を受けまして農民と離作交渉を昨年来始めて、大体ことしの三月ごろから離作料を反当たり六十万円払っております。私どもはこの越後交通不動産部の木川忠松部長にこの問題をただしました、どのくらい買い占めているのかと。木川部長
○上田耕一郎君 そうですか。先ほど来明らかになっておりますように、どういう問題かということはほぼ出てまいりましたけれども、大蔵大臣当時、田中首相が公職の地位利用で得ることができた国の建設計画についての知識をもとにして幽霊会社室町産業を設立して、農民をだましてこの河川敷二十数万坪の広大な土地を買い占めた。今日の時価で私の計算ではおそらく数百億に達するであろうという土地に関する不当な利益を得たのではないかという
○上田耕一郎君 ただいまの加藤議員の八年前の質問を初めとして、その後松本善明議員の質問、小林政子議員の質問、渡辺武議員の質問など、共産党は田中首相の金権政治にからまる疑惑の問題を国会でも次々とこれまで追及してまいりました。いまこの問題が非常に日本の政治の大きな焦点となって、国民も大きな関心を持っております。田中首相の地位の利用、財産の隠匿と脱税、幽霊会社利用等々にからまるこの疑惑は、清潔な民主政治を
○上田耕一郎君 四千百トン、昭和二十二年にもうすでに一度出たことがあるわけであります。今度の四千三百三十トンというのは大正七年の計画の四千百七十トンよりわずか百六十トンオーバーしているだけだということになります。そうしますと、大体確率を五十年に一回の洪水に見ていると言いますけれども、昭和二十二年からすでに四千トンをこえるのが今度二回出たわけでありますから、豪雨についてもトップではなくて二番目の豪雨、
○上田耕一郎君 いまの答弁で天災だという答弁はなかったわけで、原因は徹底的に究明するということで、ぜひ徹底的に究明していただきたいと思います。私は、この問題について、やっぱりいままでわかっている事態の中でも幾つもの問題点は浮かび上がっていると、そう考えます。幾つかの原因と考えられるもの、新聞その他でも相当報道が行なわれ論評も行なわれましたし、その一つ一つの問題についてひとつ見解をお伺いしたい。 一つは
○上田耕一郎君 私は多摩川の堤防決壊の問題について質問したいと思います。 先ほど国土庁長官が言われたように、九月一日の防災の日にたいへんな災害が起きたわけですけれども、何よりもこれが一級河川で起きた災害だということが非常に大事だと思います。災害対策特別委員会でも、中小河川にはまだまだ問題があるけれども、一級河川は大体万全だという答弁を政府側は何回もされたばかりで、その直後に一級河川の多摩川で災害が起