1950-12-04 第9回国会 参議院 農林委員会 第3号
○三橋八次郎君 今のお話も御尤もでございますが、少くともこの植物防疫、農作物の病虫害の防除というようなことにつきましては、これは傳染病でありまして、百人の中九十九人が防除いたしましても、一人防除を怠る者があれば、そのために一般の人がこうむる迷惑というものは多大なものがあるのであります。従いましてこれが末端機構は、今大臣のおつしやいますように、下部のいろいろな組織を動員いたしますればできると思うのでありますが
○三橋八次郎君 今のお話も御尤もでございますが、少くともこの植物防疫、農作物の病虫害の防除というようなことにつきましては、これは傳染病でありまして、百人の中九十九人が防除いたしましても、一人防除を怠る者があれば、そのために一般の人がこうむる迷惑というものは多大なものがあるのであります。従いましてこれが末端機構は、今大臣のおつしやいますように、下部のいろいろな組織を動員いたしますればできると思うのでありますが
○三橋八次郎君 その次の問題は、中央機構の整備に伴いまして地方の機構の拡充強化でございますが、全國に亙りましてこの人的並びに資材等の拡充強化を図りまして、これらの態勢を強化することによつて、初めて機動的の活動もできると思うのであります。具体的な案もあるのでありますが、これは長くなりますからこの際省略いたしますけれども、少くとも中央の機構改革というものに即應いたしまして地方の機構、或いは組織というものが
○三橋八次郎君 農作物防疫のことに関しましては、先般の委員会で事務当局のほうの御意見は伺つたのでありますが、問題は極めて重大な問題であり、又明年の一割増産と直結しておる大きな問題でありますので、この際大臣のこの問題に対する御決意並びに構想をお伺いしたいと思うのであります。 第一番目に農作物の病虫害の被害は、我が國では非常に多いのでありまして、主要農作物ばかりでも優に年三百億以上の巨額に達しておるのであります
○三橋八次郎君 今やつておられます発生予察というのには、各観察所というのを設けておるようでありますが、あれをいま少しく数を増して、あの観察所を中心にいたしまして、丁度家畜の保健衛生所というような式のものを各地区に設けまして、それに予察並びに早期防除の態勢をとらして行けば非常によいと思うのですが、その点どうお考えになつておりますか。
○三橋八次郎君 その次は第二番目の問題でございますが、植物防疫態勢の整備に関する問題でございます。植物防疫は、やはり農作物の伝染病でございますので、人体や家畜の防疫と同様の処置をとるのが本当ではなかろうかと思うのであります。先ず発生に際しましてはこれを未然に防ぐ、また不幸にして発生した場合におきましてはこれを除疫をする、いわゆる防疫、予防態勢というものと除疫態勢というものと二つがなければならんと思うのであります
○三橋八次郎君 植物の防疫関係のことにつきまして政府の意見を伺いたいと思うのでございます。 我が國は御承知のように気候の関係からいたしまして、病中害の発生というものは年々歳々莫大な額に達しておるのでありまして、主要農作物の損害だけでも年々優に三百億以上に達しておるようでございます。この植物の病虫害というものは、我が國の農産物増産ということから、或いは農家の農業経営というようなことから考慮いたしましても
○三橋八次郎君 尚防除法に準じまして、各県で防疫班というものを作つておりましようが、当然稻熱病などの発生ということになりますと、もう病虫害関係者ばかりでなくて、園芸のものも全部動員して、その指導に当らなければならんということになりますと、あの防疫班に対して、あれを或る程度まで系統的なものにしまして、活動費というものを助成して頂きますると、大変下部の指導的防除というものに大きな効果があると思いますが、
○三橋八次郎君 それからポンプの問題でございますが、旅費などは随分不足しまして、神戸、大阪あたりまで取りに行つたということで、愛媛県なども神戸、大阪まで取りに来ておるのですが、あれを持つて来たり返しに行つたりするようなことで、一台につき大体二万円ぐらいかかります。それでございますから、国で持つているということは大変よろしうございますが、プロツクをもう少し小さくしまして、その駐在して置く場所を地理的に
○三橋八次郎君 北陸地方の稻の被害状況の調査に委員長並びに飯島委員、私と三名調査に参りました経過並びに結果を御報告申上げます。参りましたのは八月六日から七日間、新潟県を振出しに新潟、富山、石川、福井県と調査して参つたのでございます。今年の北陸地方の稻熱病は大体その原因は大部分は天候にあるようでございます。昨年の冬の暖冬によります紫雲英の過剩繁茂、引続きまして苗代末期におきましての非常な高温多濕、場所