1950-03-29 第7回国会 参議院 文部委員会 第12号
○三島通陽君 私は本法律案の修正を提議いたします。簡単に修正案を朗読いたします。 第四條第一項中「司書補とする」を「司書補と称する」に改める。 第二十條中「その他必要な援助を行うことができる」を「その他必要な援助を行う」に改める。 附則第一項に次の但書を加える。但し、第十七條の規定は、昭和二十六年四月から施行する。 これが修正案でございます。簡単にその説明を申上げます。先ず最初の第四條中の
○三島通陽君 私は本法律案の修正を提議いたします。簡単に修正案を朗読いたします。 第四條第一項中「司書補とする」を「司書補と称する」に改める。 第二十條中「その他必要な援助を行うことができる」を「その他必要な援助を行う」に改める。 附則第一項に次の但書を加える。但し、第十七條の規定は、昭和二十六年四月から施行する。 これが修正案でございます。簡単にその説明を申上げます。先ず最初の第四條中の
○三島通陽君 質疑は大分行われたようでございますから、すぐ討論に入つて頂きたいと思います。 〔「賛成」「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○三島通陽君 宮澤先生に一つ伺いたいんですけれども、この前の公聽会の時でございましたが、御欠席の有識者の方の御意見に、元号問題を取上げるのは馬鹿なことだというお話がありましたが、私はそれを別に言葉尻を捉える気は少しもないのでありまして、丁度宮澤先生が初めの方におつしやつた意味におきまして、私共立法府の者としてそれをこのまま放つておくわけに行かない、研究しようというようなつもりで今度始めているわけでございますが
○三島通陽君 一括して御質問申上げたた方がよくはないかと思いますが、若しお急ぎな方でお帰りにならなければならんようなお方があれば、その方には別々に御質問をさせて頂きたいと思います。
○三島通陽君 言葉尻を捕える気持は毛頭ございませんが、先程どなたかの御欠席の方の御意見を專門員が読まれた中に、元号廃止問題云々を取扱うのば少し馬鹿なことだというようなお言葉があつたようでございますが、併しこれは皆様よく御承知だと思いますが、今法律的に元号の問題がブランクになつているから、むしろこれは国会としてもこういうものをはつきりさして置かなければいけないというので、私共も研究をやつているわけなのでありますが
○三島通陽君 吉阪さんにちよつとお伺いしますが、国際連合が世界の元号を一つにしたいというような決議をするというようなことを仰せられたようでありますが、私も、その御趣旨は私個人といたしましては、賛成でございまして、世界が同じ元号を、キリスト歴にしますか、何にしますか、そういうものを採用しますということは大変便宜かと思います。それと我が国の元号を今法律で決めたらどうかという問題とは切り離して考えた方がいいように
○三島通陽君 これは少し先きに伺うべきかも知れませんが、元号をどういう方向で各国で用いているか、勿論これは西暦が一番多いと思いますが、例えばシヤムが仏暦というように、そういう国があると思うのですが、そういう研究がありますか。一応伺いたいと思います。
○三島通陽君 今の山本委員の御発言、私も全然同感なんですが、そこで新憲法が施行されましてから、政府においてそういうことを今まで研究したことがあるでしようか、どうでしようか。それから参議院といたしましても、国会としても、そういうことは一応研究すべきだつたので、前の文化委員会というようなところでは多少そういう問題は出ておつた。我々もその下心はしておつたのですが、政府ではあつたかないかということを一応伺いたいと
○三島通陽君 今仮に出産届とか死亡届に一九五〇年何月何日というようなことを書いて出した場合には、役所としてはそれをどう取扱いますか。
○三島通陽君 今の若木委員の御質問に多少関連するのでありますけれども、この六三・制の建築の補助費でありますがね。それの分配の御針を伺いたいのでありますけれども、と申しますのは今度地方へ廻つて見ますと、例えばいわゆる馬小屋教室というようなものをなくするということに非常に努力しておるということは、非常によく分るのであります。この点は非常にありがたいのでありますけれども、そういういわゆる馬小屋教室とか、そういうような
○三島通陽君 私共九州の文化の施設並びに文化財を視察のために、一月十二日から二十一日まで九州地方に参りました。一行は松野委員と私と、それに竹内專門員が行かれました。九州は福岡県と鹿兒県と宮崎県を視察する予定でありましたが、途中で時間がございましたので、熊本県、大分県というものを加えました。そこでこの報告は松野先生がなさる筈でございまして、私は特にその中の文化財方面だけを附け加えて御報告申上げる筈であつたのでございます
○三島通陽君 今の御答弁でよく分りました。例えば病院なり病院を工場がやつておる場合、学校がやつておる場合、いろいろなことが考えられ得ると思いますから、一概には言えないと思いますけれども、社会教育みたいな財団法人が学校法人に今度一部切離してなるというような場合には、十分この点を御考慮に相成つて頂きたいと思います。私の質問はこれで終ります。
○三島通陽君 簡単に御質問いたしますけれども、この第二十五条の「私立学校の経営に必要な財産を有しなければならない」この必要な財産ということは、その次の二項にございます基準というところにあるのだろうと思いますけれども、これが必要以上な財産を若し学校法人が持つた場合は、それはどういうことになるかということを一応伺いたいのであります。という意味は、一例を申上げますと、或るキリスト教の団体が一つの大きな会館
○三島通陽君 私学法案を実はまだ勉強していないのですが、こういうことはどうなりますのですか。今まで財団法人が学校を経営している場合があろうと思いますが、例えば宗教法人なんかが学校を経営しておる場合があろうと思う。そういうようなものは今度の法律で、独立した学校法人と離れて経営するわけでありますか。
○三島通陽君 先程鈴木君のお話の中に、国宝、重要美術の予算についての問題がありました。その際に併せて御質問を申上げたいと思つておつたのでございますが、最近の新聞紙の伝えるところによりますと、国宝、重美修理の予算が二億二千九百十五万円で折衝中のところ、右のうち五千万円を削減されたというような報道が出ておるのであります。ところがこの文部委員会におきましたはこの文化財の保護ということにつきましては、誠に初
○三島通陽君 先般私が欠席したときのことでございますが、地方に出張いたしておりましてその出張先でラジオを聽きました。そうすると、それには、参議院の文化財保護法に対する意見と衆議院の意見とが対立をしてしまつたというようなことの放送がありまして、丁度その席に衆議院の文部委員の方も一二おられまして、その放送で大変心配をしておられました。参議院がどういう意見を持つておられるのであろうか、どういうように対立したのであろうかというようなことを
○三島通陽君 先般委員長が衆議院の原委員長でしたかにお会いになつたように承わつておりますが、何かその点でお話がございましたら……、速記は若し必要があればお止め下さつても結構です。
○三島通陽君 そうですね。適当な機会に委員長におかれまして、そういう方面の人を呼んで頂いて十分檢討したいと思います。尚これはもう少し研究しなければならないかと思いますけれども、これは非常に重要な問題だと思いますし、段々寒くなりまして調査がむずかしくなると思いますので、若しまだ調査に行けるならば、文部委員会で一度実地調査をしたらどうかと思いますけれども、その点は予算その他の関係もあろうかと思いますから
○三島通陽君 今の新らしい案というのは一應考えられたのでしようか、或いはそういうことは初めから駄目として顧みられていないのでしようか。
○三島通陽君 これは尾瀬沼の文化資源を保全して、そうして何か他に電力開発の計画を立てることができ得るでありましようか、そういう計画をやつて見たことがあるのでしようか、これは文部省に御説明願うのは無理かも知れませんが。
○三島通陽君 あちらで文化財保護法案をとにかく作つて見る、それについて一々委員会をやるときにこちらにもお知らせして、できるだけ懇談の形で出い頂いて、そうして向うの案も参議院の方で御意見を伺わして頂きたい、御意見を十分に加えて行きたい。その上で両方で両院提案にするか、單独提案にするかはおのずから決つて來るのじやないかというような空氣があつたように思います。
○三島通陽君 先般衆議院におきまして、文化財保護法の研究が始められたということでございまして、そこで本院の文部委員会から特に大隈委員と鈴木委員が行かれまして、いろいろ懇談をしてお帰りになりました。その第二回が八日に再び衆議院側で開かれるということになりまして、田中委員長と、それから私が本院の文部委員会の代表というような形で参りました。その外遅れて松野委員の來られましたし、高良委員も來られましたが、先
○三島通陽君 只今鈴木委員からの御報告で、鈴木委員とそれから大隈委員が非常に御努力になりまして御交渉になりましたことにつきましては、私共一同感謝しておる次第でございます。只今いろいろお述べになりました点で十分私共の意思も先方に傳わつておると思いますし、衆議院におきましても十分御檢討頂いてよりよい法案ができまして、我が國の文化財保護のために盡すことができるだろうということを期待するのでありますけれども
○三島通陽君 只今の河野委員のお説、大変御尤もで賛成でございますが、その前に一言申上げて置きたいのですけれども、この文化財保護法が前國会で審議未了になりましたことは非常に残念なことでありますが、私共はあの法案を相当自信を持つて作つたつもりでありまして、今回又衆議院の方におかれても、ああいう法案が是非必要だから、あちらにおかれましても、何か作るというような噂を聞きましたので、恐らくは同じようなものができるのではないかと
○三島通陽君 今の御説明なんでありますけれども、地租とか家屋税とかいうものが実際問題として免税になつていないのです。この前の社会教育法が第五國会で上程されたときにも、そういう質問が大分出た。というのは、例えば、YMCA、YWCAとかいうもの、家屋税とか地租とかいうものが免税にならないために、わざわざ各種学校をやつて、各種学校の名において免税をしている。実際問題として同じことをやつている。或いはその建物
○三島通陽君 六枚目の表でございますがね、社会教育関係團体にも何か免税があるように……。私今説明がよく分りませんでしたから伺いますけれども、何かそういうものがあるのでしようか、贈與税みたいなものは○印になつているのですが、減税があるのですか。
○三島通陽君 要は余りその社会教育というようなものを統制的にやらないように、どうしてもこの委員会などができて、そして或る程度の補助をするというようなことになりますと、何かその補助に対して、やはり統制的なことになりはしないかということを私は懸念をする。成るべく社会教育のようなものは、おのがじしといいますか、そういう自由な方面においてうんと活動して貰う。そして國家とか、公共團体とかいうものは、もつと大きなところからこれを
○三島通陽君 どうもこう書いてありますと、やはりそういう意味でないと仰せられますけれども、どうも間違いがあるんではないか、そういうような意味の御質問も段々あるのではないかと思いますけれども、この点につきましては、他の委員から又御質問があると思いますので、又後で伺うことにいたしまして、もう一つついでに伺つて置きたいと思うのですが、六條の法人の設置する公民館の設置、及び廃止というのがあるのですけれども、
○三島通陽君 今段々この五條、六條についての両委員の御質問でありますが、私これを別の角度から、昨日もちよつて申上げましたが、一應文部省の御見解をはつきりして置きたいと思います。それは、一体この社会教育というようなものは、教育委員であろうと、何であろうと、余り統制的なことをされない方がよいと思うのです。社会教育というようなものは、それぞれのおのがじしと言いますか、それぞれいろいろなバラエテイーがあつて
○三島通陽君 仰せの通り、この法案は全員が提出者でございますが、我々は山本委員より提案の理由を説明して頂きたいと思います。どうぞ皆さんの御質成を得たいと思います。 〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○三島通陽君 只今御説明になりました中で、この本委員会に移されましたところの問題でございますが、これが小委員会におきましても一番長く時間もとれましたし、又一番重要なことであると考えまして、本委員会におきまして十分に御審議を頂くということに相成つたのでございますが、そのうちのこの機構の問題とそれから所轄の問題、これを若しできますならば、今日或る程度の皆樣のお話合いをして頂きたいと思うのでございますが、
○三島通陽君 前回の委員会におきまして今までの小委員会における國宝保存法の改正につきましての中間報告を申上げますと、これは速記の後の報告書を添附いたしまして皆様の御手許に参ることに相成りまするので、それまでの報告は、その報告書を以て御覺を頂きたいと思うのであります。その後一回文化小委員会を開きまして前回の委員会で申上げたような國宝保存法がもつと枠を拡げまして、文化財保存法これがまだ本当に決まつた名前