○説明員(三井太佶君) 現在、インド西ベンガル・センターにつきましては、本年初めに協定の成立をいたしました。現在買い付けにかかっております。それから、マレーの技術センターの場合におきましては、ほぼ内容は整いましたが、多少買い付け機材の点で交渉の余地が残っておりますので、まだ協定締結には至っておりません。
○説明員(三井太佶君) 通産省といたしましては、三十三年度予算でインド西ベンガル地方における中小企業機械センター、マレーにおきます木工センター、この二つの予算がついたわけでございますが、直ちに六月調査団を派遣いたしまして先方と下交渉を行なったわけでありますが、これは御承知のごとく、技術センターは、わが方が機材費と、センターに設置すべき機材と、その訓練に当たるべき技術者のサービスを無料で提供いたしました
○説明員(三井太佶君) 今八割五分が鉄鋼の原料費と申しました、銑鉄の場合でございまして、これが鋼塊になり更に鋼材になるに従つて人件費的な要素、つまり附加価格が加わつて参りまして、合理化の範囲が広くなるわけでありますので、銑鉄の面におきますると、私どもの考えがかなりぎりぎりのところまで合理化が行われたと思つておりますが、圧延方面ではまた余裕が残つております。それから外国と完全に同水準までは完全に行けるとは
○説明員(三井太佶君) こ質問の要旨よくわかりました。英国の鉄鋼原価につきまして私ども研究しております。明らかに今言えます第一点は、ただ銑鉄の上にとりますと、石炭についても非常に相互の懸隔がございます。日本におきまして国内炭、輸入炭等は約六千円ちよつと上でございます。六千一百円だかの工場着の石炭原価になつておりますが、英国におきましては、これは二千四百円でございます。ここに著しい石炭の原価の相違があるという
○説明員(三井太佶君) 今局長が簡単に説明されました第一次合理化計画につきましていささか詳しくお話を聞いて頂きたいと思います。第一次合理化計画は昭和二十六年に鉄鋼合理化審議会の結論として発足したものでございますが、御了解願うために二つのことだけを初めに頭に入れておいて頂きたいと思います。一つのことは第二次大戦直前におきまして、政府は第一次から第四次に亘る大拡充計画を鉄鋼業にいたしまして、当時日本製鉄会社
○説明員(三井太佶君) 実はこのコストの将来の見通しででございますが、これは世界銀行との交渉等によつて作業したものでございます。我々一応五ケ年後を想定して、計算したデータをここへ持つておりますが、炭価につきましては一応今申しましたごとく、竪坑の開さくというのは予定通りは捗らないだろう。ただ現在のようなデフレ政策のために石炭の諸コスト、まあ物品費、そういうものも下落がありましようし、又やはり優勝劣敗で
○説明員(三井太佶君) 二十六年に合理化審議会が発足しました当時におきましては、実は外国情報も十分なものが手に入らなかつたわけでございます。本当に見当で、どうも売価がこのくらいであるからこのくらいだろうという工合に考えておつたのであります。現在は相当詳しい情報が我々の手で作られまして、かなり近い線に我々推測していると存じます。非常に少し技術的に立入つて失礼でございますか、欧州における鋼材の原価が非常
○説明員(三井太佶君) 鉄鋼業の合理化計画を通産省の合理化審議会で議論いたしましたのが昭和二十六年でございます。我々は合理化について大体三つの方向を大きく考えておりまして、第一はこれは常続的にやる合理化でございまして、主に技術的に各高炉、平炉、圧延部門に亘りまして原単位を低下し、又は歩留りを向上するという策でございまして、これにつきましては米国へ見学団が参るとか、向うから技術指導が参るとか、そのほかいろいろな
○三井説明員 砂鉄のチタン分、それから溶鉱炉に対する砂鉄の利用ということについては、先生のお話の通りだと思います。ただ溶鉱炉につきまして、チタンがあつてぐあいが悪いのは、先ほどの通風を妨げるという問題もございますが、おもにこれは溶鉱炉炉底にたまつて参りまして、出銃口が上つて非常に湯がはじくようなかつこうになつております。これを切つてやつておるのでありますが、逆に炉底が破損したときに、チタンを若干入れまして
○三井説明員 齋藤先生のお話まことに、ごもつともと存じます。現在高炉銑は約四百万トンちよつと越えて生産されておりますが、このほか現在銑鉄の生産メーカーといたしまして、電気銑と申しますか、電気炉によつて、主として国内の砂鉄を原料として銑鉄をつくつておる業者がございますが、これが現在約十六万トン程度年産でやつております。そのほか木炭によつて小さな溶鉱炉を稼働してやつております木炭銑、これが年間二万トンくらいの