1972-04-13 第68回国会 参議院 予算委員会公聴会 第2号
○公述人(一番瀬康子君) 社会福祉と地方財政計画との関係の問題でございますが、私は、社会保障、社会福祉の中で直接的な、いわば貨幣による所得保障、そうしてまた、より基本的あるいは国民の全般にかかわるものというのは、当然、ナショナル・ミニマムの線に沿って、国庫補助で、国庫が保障すべきものであろうと思います。その点が、国が保障すべきものと地方財政でまかなうべきものとが非常に混乱しているというのを、現在の財政保障
○公述人(一番瀬康子君) 社会福祉と地方財政計画との関係の問題でございますが、私は、社会保障、社会福祉の中で直接的な、いわば貨幣による所得保障、そうしてまた、より基本的あるいは国民の全般にかかわるものというのは、当然、ナショナル・ミニマムの線に沿って、国庫補助で、国庫が保障すべきものであろうと思います。その点が、国が保障すべきものと地方財政でまかなうべきものとが非常に混乱しているというのを、現在の財政保障
○公述人(一番瀬康子君) 最初の問題にお答えしたいと思います。 最近の若い人あるいは学生の傾向の中には、必ずしも収入が非常に高くなくても、むしろ生きがいのある職場を求めるという傾向が非常に強くあると思います。そういう点、生きがいを求めて社会福祉に職を求めていくわけでありますけれども、先ほど申しましたような条件の中で、心身ともに疲労しきって去っていくわけであります。そういう意味で、私は、条件を改善することが
○公述人(一番瀬康子君) 最初の御質問に、まずお答えいたします。 積み立て方式から賦課方式への移行の過渡的な措置をどういうふうに考えるかということでございますが、具体的にまだ十分研究をしておりません。その点で多少抽象的なお答えになるかと思いますが、私は、とにかくいまの年金の給付額というのはあまりにも低過ぎて、そうしてそれ自体、生活保障としては全く意味を持っていないという意味で、積み立ててきたものの