1948-12-07 第4回国会 参議院 本会議 第5号
その組閣早々より、党利のため國会多数の意思を無規して飽くまで早期解散を強行せんとし、これがため官公吏給與改善の予算化が、公務員法改正と不可分であるとの國会の決議を、ともすれば無規しがちな、独善的な態度を以て終始せられて來た行爲であります。我々が党はもとより解散を避けるものではありません。
その組閣早々より、党利のため國会多数の意思を無規して飽くまで早期解散を強行せんとし、これがため官公吏給與改善の予算化が、公務員法改正と不可分であるとの國会の決議を、ともすれば無規しがちな、独善的な態度を以て終始せられて來た行爲であります。我々が党はもとより解散を避けるものではありません。
しかもこれを私どもから申しまするならば、党利党略のための應酬がきわめて多かつたやに見受けられることは、はなはだ残念でございます。
諸君は、眼前の党利党略を離れて、國家百年のために、この点につき深甚なる考慮を携われんことを望む次第であります。 第二に、本件の犯罪は、先ほどの諸君も認められますように、檢察廳が主張するごとき被疑事実のみによつては収賄罪が成立しないと言うべきではないかと考えられることでありまして、この程度では、犯罪の嫌疑はきわめて薄弱であると申さなければならないのであります。
私どもは皆様方が眼前の党利党略あるいは感情を離れて、國家百年のためにこの点につき特に重大なる御考慮を拂われんことを祈るものであります。 第二に嫌疑の内容をなすところの事実であります。罪名は收賄罪となつていますから、この罪名から申しますと、これはまことに議員の性質と両立をしない犯罪でございます。
これに類したことはまだ他にもあると聞くのでありますが、事情をよく知らぬ一般社会の人々はいかにも党利党略のやり方だ、片手落ちだと存ずるのも、決してむりからぬことだと思うのであります。
何とぞ各政党におかれても暫らく党利党略を度外視せられ、その主義主張に基いて互いに切磋琢磨し、我が國再建復興のために、公党として民主政治の確立、経済復興のために努力せられんことを私は熱望する者であります。(拍手)
各政党は、しばらく党利党略を度外し、その主義主張に基いて互いに切磋琢磨し、わが國再建復興のために、公党として民主政治の確立、経済復興に努力せられたいものと、私は切望してやまないものであります。(拍手)
このような避処の接続は、まことに当時の政党の党利党略の具に供せられておるところの遺物であると申し上げてさしつかえないのであります。しかもこの線の將來は、伊豫大洲及び内子駅を経て高知駅に連絡のできる工事容易で、かつ最短距離であり、なお八幡駅を経ての九・四連絡線として貨客最も多き重要線であります。何とぞ愼重審議の上、御採択をお願い申し上げたいと思います。
又昨日より今朝にかけての衆議院における民自、民主、社会、國協党等の法案審議の中に現われたものは、総選挙を前にしての党利党略に狂奔した跡が歴然としておるのでありまして、官廳職員の基本的人権を平然として奪うところの苦悶に満ちた姿を見ることができた点よりしまして、もはや細目の点に触れて反対する必要はないことを証明しておるのであります。
政府は今日、かかる火急を要する対策を故意に怠つて——言いかえれば、これらの問題を解散前に取扱うことは、政府與党を不利に陷れるという、まつたく党利と党略に基く時間的作為によつて、今日直面している緊急事態を先に持ち越すがごときは、良心と責任を有する政府の断じてとらざるところであります。
急を要する災害復旧を放置いたしまして、國家公務員の生活改善をたな上げにしてへ党利党略のための解散を行つて、その間政治的空白のために災害復旧は不可能となり、一千万の公務員及びその家族の生活を困窮に陷れるがごとき政治的陰謀と暴挙に対しまして、私たちは強く反対いたしておるものでありまして、追加予算が提出されまして、その審議が終了して、政局の轉換をはかることは、むしろ私たちの望むところなのであります。
そうして悠々と予算というものは後からやろうというお考えがあつて、そういうことをお考えになつたのじやないか、それは余りにも党利党略であつて、國民というものを、殊に公務員というものに親切味が欠けておるんではないか、あなたも御承知の通り、七月三十一日に政令が出まして以來というものは、殆んど公務員の要請というものを全部封じてしまつたのでありますな、要求があつても人事院が算定して出すまではお前たちは何も言うな
今日朝野を挙げまして、政局は非常に微妙な点に立つておりますけれども、そういう党利党略よりは、尚國民が重しでありまして、これはただ数人の子供が死亡したというようなことではなくいたしまして、全國民が関心を持つております。
是非これは大所高所からお考えになつて、党利党略的のことは無論ないと思いますけれどもそういうお考は党員の中にはありませんけれども、政治要路に立たれているところの政府としてはそういうことに頓着なく、当り前の國民の納得の行くような処置をとつて頂かないと、それがために審議が遅れる。
誠に門屋さんのおつしやつたように簡單ですが、そう余りくだくだしく申上げるまでもないようなことでありますので、只今申上げたようなのが心からなる、その心底なんでありますから、(笑声)どうかその点は党利党略に捉われておるようなことは勿論我々の方では考えておりません。
これは解散論は参議院でやる必要はないのですが、そういうことが新聞に傳わつて行くと、官公労の諸君は今の内閣は、つまり自分の党利党略でないとおつしやるけれども、党利党略でやつて我々の生活安定の問題は考えておらんのだという考えを持たせることは、綱紀粛正を叫んで、事務能率を挙げようとする吉田首相及びこの内閣の目的に副わない結果が生ずる。
○吉田國務大臣 これはたとえばそのときの内閣が、政策にこれを利用するというふうな感じを國民に與えますことは、結果によいてよくないのでありますから、委員長を設けて——今日は工藤君がその委員長になつておりますが、とにかく世間から見て、粛正を名として党利党略をはかるような疑いを持たせないことが大事であると思います。
政治の空白が生む経済不安の増大の可能性について、首相は、党利党略を離れ、眞剣に考えて後、解散論を振りまわしておられるかどうか、疑いなきを得ないのであります。
○周東國務大臣 お答えを申し上げますが、第一の党利党略を離れてこの御質問謹んでお聞きいたしました。それによりますと、吉田第一次内閣のときに、供出に関して八割くらい出せばあとはよろしいというようなことを政府で言つたじやないかというお話でありますが、これは何かの間違いでありますから、御了承願いたいと思います。
○成瀬委員 私はまず冒頭に、この問題を党利党略の立場から質問を展開するのでない、かような意味におきまして、一應良心的にお答えを願うのでございます。私はまず今日の二十四年度におけるところの食糧需給関係におきまして、いかに相当数に及ぶ食糧の不足を農民の協力によつて、超過供出面から自給自足の体制を整えていかなければならぬかという点にかかつておるのであります。
婦人の政務官もおいででございますし、林副総理もおいででございますから、私共は党派を超越し、党利党略に耽つておらないで、どうか一つこの國民全体の声でありまする引揚促進に全力を挙げて、先ずこれにこの冬季の対策を構ずることを提案いたしまして賛成いたす次第であります。(拍手)
これは明らかに民自党の党利党略的議会運営方法であるとしまして、天下ごうごうたる非難がありました。(拍手)にわかに冒頭解散を早期解散に改めまして、公務員法が改正を終つたときには解散すると、はつきり言明をしております。
自分の党をふやすなどということは、これは党利党益あるを知つて、國家あることを忘れた人の言うことである。解散は党利党益のためにするものではない。國家的必要がなければならぬ。その必要は、前の選挙のときに夢にも思わなかつた恐ろしい大事件、國家の安危盛衰に関係するほどの大事件が突然起つた。そのときには総選挙をしなければならぬということはできます。
解散することは党利党略である。災害復旧は國民のためである。これなくして増産を期せられるか。 これをもつて演説を終ります。(拍手)
ここまで國民の弱い心情を察するときに、われわれは党利党略の爭いに日を費しておる時代ではないと考えておるのであります。(拍手) 見らるる通り傍聽席は、これは傍聽しておるのではない、國民の監視であるということまで考えなければならぬのであります。
給與問題を單に次期選挙を狙う党利党略に利用せんとするのであれば、このような態度は断乎排撃されなければならないと思うのであります。官公吏給與改善に伴う補正予算の即時國会提出に関する決議に対しては、我が党もこれに賛成しました。併し問題は、各政党が給與予算の具体的内容を明らかにすることが焦点でなければならなかつたのであります。私はここで過去における賃金政策を今一度檢討したいのであります。
参議院廃止論のごとき無用のかかる流説を一掃するためにも、党利党略をお互いに離れ、毅然として憲政運用の軌範を示し、参議院の存在の理由を明確に実証されんことを希望する者であります。(「それを言う資格があるか、青票組が」と呼ぶ者あり) 本日の処女演説として特に一言申上げたいことがあります。
私は党利党略のために審議を云々するのではありません。日本が、日本の民主化が一歩でも促進するということは総理も考える、我々も考えるにも拘わらず納得できない。而も重要なる議案を審議途中において解散ができるというようなことを世間に思わせておるということを、あなたは拂拭するところの責任があるではありませんか、私は國を憂えるから申上げるのです。