1951-02-13 第10回国会 衆議院 予算委員会 第14号
油脂原料及び油脂統制が撤廃されましてから、全面的に民間貿易によつて輸入を行つておりますが、その実績は実にみじめでありまして、このままにしておくときには、本年後半にきわめてゆゆしい油脂の飢餓状態が現出するのではないかと私はおそれるものでございます。
油脂原料及び油脂統制が撤廃されましてから、全面的に民間貿易によつて輸入を行つておりますが、その実績は実にみじめでありまして、このままにしておくときには、本年後半にきわめてゆゆしい油脂の飢餓状態が現出するのではないかと私はおそれるものでございます。
それからまた農林大臣は、本会議で国内の油脂増産をはかるために、瀬戸内海の付近を中心としてオリーブの増産計画を立て、オリーブについては現在四万本程度のものをあの付近に配給したり、またくるみの木を植えるように奨励したりしていると言われますが、これはまことにけつこうなことでございますけれども、この程度では、とても多くの国民の体位を保つ油を供給できるとは思えませんし、また今日の油脂の飢餓状態を救うためには何分
次に私はあなたにお伺いしておきたいと思いますことは、今日の日本の経済の立ち上りというものは、これはもうABCでありますが、民間の産業を発展せしめなければならぬ、同時にそこに完全雇用態勢を確立いたしまして、国民生活の向上を期せなければららぬ、それには何というても資本がいるのでありますが、資本は今は飢餓状態です。
しかるに日本は、油脂の飢餓状態を現出しております。大豆四十五万トン、油脂原料五十万トンの輸入確保が目下の急務と思います。さらに、これらの輸入のみにたよらず、油脂原料の増産確保並びに食糧需給の具体的対策が樹立さるべきでありますが、農林大臣はこれに対して何らかの手を打つておられるかどうかをお伺いしたいと思うのであります。
両改訂法案は、我が國農業を破壞し、農家経済の深刻な窮乏化を招來し、零細農民に米を作らせぬように仕向け、國民の消費生活を圧迫し、勤労大衆を飢餓状態に追込む結果となる法制強化で、独占資本の利益を守る両案でありますから、我が党は断乎反対するのであります。
公團の場合におきまして多少とも涙のある人達がこの掛賣に対して讓歩いたしますると、直ぐに農林省はこれに対して通牒を発して、この困つている、飢餓状態に苦んでおる人達に食糧の配給を杜絶させる、こういうふうなことをやつて來ておるのであります。私は過日食管の特別会計に不正のあるということを申しました。
今や吉田式政治で轉落農家は増大し、飯米不足に飢餓状態に陷つており、土地問題をめぐつて、土地取上げは横行し、これを新法化し、轉落農家より僅かな土地さえも適正農家設定を惡用して奪い去ろうとしているのであります。誠に白足袋の旦那がやらうとする考えはかくのごときものであります。
吉村隊事件の背景を成すこの慢性的飢餓状態の実情は、旧隊員の「轉んでいる煉瓦一つが蹴つて見なければ或いはパンではないかといつて過ぎ去ることのできない心境にあつた」という証言にも窺えると存ずるのであります。
更にこの報告書には十五頁、「当時」、これはこの文章のあるところから察すると、昭和二十二年のことと思いまするが、「外蒙の各收容所におきましてはこの慢性的飢餓状態を救う一手段と致しまして與えられました基準作業量の遂行以外に特別に報酬を支拂われますところの諸作業による賃金の獲得或は作業基準量の超過による給食量の増加によらんと致して居るのでありますが」、これは必ずしも作業ノルマを遂行しておれば何も作業以外の
食糧供給の状況について申しますれば、供給基準として米三百グラム、パン四百グラムその他の規定があつたようでありまするが、特に昭和二十一年一月入蒙当初の給養は高梁等で基準量の約三〇%というような有様で、その後逐次改善せられ、二十二年九月帰還まで二十一ケ月間の中最後の約七ケ月は概ね基準量を與えられ、それまでは八〇%にも達せざる給養状況でありまして、入蒙後約半年のうちに三〇%以上が栄養失調に陥り、慢性的飢餓状態
五億何千万ドルというものの輸入は、日本國民の飢餓状態を救うための救済費として送られて來た。中には一億五千万ドルの復興資金が入つております。三億七千万ドルあるいは六千万ドルというものは、これは日本國民の飢餓状態を救うために、対日援助物資として送られて來ておる。しからば復興援助費を別に積み立てて、これだけを別にするということであれば、これは一應わかります。
國家財政負担の加重と業務の行き詰まりと、低賃金とは、失業による飢餓状態を現出いたしまして、中産階級を含む全勤労人民大衆の生活恐慌が、ここに出現しなければならない機運に遭遇するであろうことを思うものであります。かかる状態の中において、政府の声明したごとき行政整理が予想され、あるいは企業整備もからみ合いまして、大量の失業者はみじめにも、寒風の吹きすさむ街頭に投げ出されることが予想されるのであります。
かくて新物價体系は労働者の飢餓状態を一層促進し、正に緩慢な餓死状態に陷れました。農民は農産物を闇賣りしても、肥料代と農機具價格と税金とによつて吸上げられ、農業経営は極度に困難なものになつて行つたのであります。中小工業は急速に破産し始めたのであります。だが生産は一向に拡大化の方向は採らなかつた。