1951-11-14 第12回国会 衆議院 農林委員会 第9号
戦前の四が分の一、五分の一にもなつておる今日、国内で全部の原料がまかない、輸出されたもの全部が日本の国の所得になるという事業にするために、最低価格決定の考え方はどこまでも最低の繭生産費を中心として行くという考えに進んで行かなければならないと私ども考えておるわけでありますけれども、今のお話を聞いておりますと、必ずしもそれをまるく保証する考えではないというお話でありますので、それではこの法律の目的とする
戦前の四が分の一、五分の一にもなつておる今日、国内で全部の原料がまかない、輸出されたもの全部が日本の国の所得になるという事業にするために、最低価格決定の考え方はどこまでも最低の繭生産費を中心として行くという考えに進んで行かなければならないと私ども考えておるわけでありますけれども、今のお話を聞いておりますと、必ずしもそれをまるく保証する考えではないというお話でありますので、それではこの法律の目的とする
それも非常事態だからやむを得ないという深い底のところを見ておるならば、さような最低支持はあつてもなくても同じというにひとしいものだと思うのでありますが、この点は繭生産費の調査を資料としていただいておりますが、最低が幾ら、最高が幾ら、大体平均はどのくらいのところにあるということのお示しを願い、方針として、だめを押しますがその最低の合理化した生産費でもなお保証できないというのでは事重大だと思うので、重ねてお
○青柳政府委員 それは農林省で調べた二十五年度の繭生産費の調査を見ますと、お手元にお配りしてありますが、最低は四百円から最高は三千六百円まででございます。十一ページの繭及び生糸の価格及び生産費に関する資料というところであります。八ページにその平均が出ておりますが、それをごらんになりますと、費用の合計が千百二十四円になります。それから副産物の収入を差引きますと千三円になります。
○小淵委員 そうしますと、五箇月で今までの繭生産で足りていたのが、三箇月で足りるということで大体認めて、蚕糸局がやられているように解釈してよいかということか一つ、それから繭検定所が検定だけが仕事であつたとするならば、五箇月のものを三箇月にして、この予算では減つているけれども、大同小異。そうすると五分の三というものになる、結局非常に單位とすればふえているという結論になる。
一方繭生産者たる養蚕大衆の意向もすでに現在の統制機構より脱却して、自己の欲するところの販賣したき方向にある。かかる養蚕大衆の自由を束縛する統制の存続は、必然的にその生産意欲を低下せしめるばかりでなく、本年のごとき厖大なる予算に伴う租税の完納等はとうていおぽつかなき状態となる。