それから、私の名前を引用されましての追加の点でございますが、これは七月末概算要求につきまして、渡辺大蔵大臣と御相談しまして、いまお話の出ておりますような九・七%のシーリング枠というお話にいたしましたときに、今後の情勢の変化が生じた場合にはその段階でまた御相談したいと思いますからよろしくお願いしますと私が申し上げましたところ、大蔵大臣の方から、そのときはそのときでまた相談しようというお話がありましたので
大村襄治
○説明員(畠山蕃君) この概算要求枠の五十六年度予算の要求に際します特例の問題につきましては、五十六年度におきます財政状況を踏まえての一般原則的な七・五%という要求のシーリング枠を念頭に置きまして、それで各省におきます実情を配慮した結果の特例枠でございまして、その意味におきましては、まさにこの例外枠は五十六年度に必要とされたと判断したものでございますが、五十七年度以降につきましてどうなるかということは
畠山蕃
したがって、それを乗せるとシーリング枠を少しオーバーしたと、そういうことでございまして、これはどういうふうに査定をしていくかということにつきましては、真に非常に財政逼迫の苦しいときでございます。ですから、それはむだなものは切らしてもらいますし、真にやはり日本の防衛と安全保障上必要なものについてはこれはつけなきゃならない。今後これは検討すべき問題でございます。
渡辺美智雄
○説明員(塩田章君) 私どもは防衛計画の大綱の別表の線に早く達したいという希望を持っておりまして、その過程としまして、いま私どもが考えております中期業務見積もりを達成する努力をしておるわけですが、それを少しでも早く達成をいたしたいという考え方を持っておりまして、そういう考え方に基づきまして、七・五%というシーリング枠では大変きついということで、私どもとしましては別途要求をさしていただいたわけであります
塩田章
特にシーリング枠が設定されているいわゆる特恵関税、ところがその枠をごくわずか超えて入ってくるんならともかくといたしまして、何倍あるいは何十倍というように集中して入ってくるわけです。
後藤茂
まず最初に、特恵関税制度の運用の問題でございますけれども、先生御指摘がございましたように、昨年度におきましては、年度当初に銅地金の特恵輸入が著しく集中いたしまして、シーリング枠を大幅に上回ったのはそのとおりでございます。
山梨晃一
この特別措置の具体的な内容は、原則といたしまして特恵税率を一律に無税とするということ、それからシーリング枠という制限が現在ございますけれども、このシーリング枠のない特恵輸入を認める、こういうような内容になっておるわけでございます。
関栄次
それから目的を掲げます場合に要求官庁が自分の都合のいいような分析結果しか出さない、それを大局的に判断するのに優劣順位がわからないというような欠点も指摘されましたので、PPBSにつきましてはそのようなことで一応の研究を終え、現在採用するに至っておりませんけれども、私どもはあくまで従来方式の増分主義の査定というものを改めるべきであるということで、あるいはゼロベースあるいはサンセット方式、一律削減あるいはシーリング枠
田中敬
○宮本政府委員 ただいま御指摘の中国への特恵供与につきまして、品目によりますと打撃を国内産業に与えることが大なのではないか、そのためにどのような措置をとるかという御趣旨かと存じますが、私どももそのように存じておりまして、現在の特恵制度をそのまま中国に適用するということになりますと、品物によりましてはそのシーリング枠が急にふえたりあるいは国内産業への影響が懸念される、こういうものも出てまいるわけでございます
宮本四郎
○福原説明員 特恵関税制度は、先生御承知のように開発途上国の工業化を促進するというために導入された制度でございまして、わが国の場合、鉱工業品につきまして特にやむを得ない品目十五品目を例外といたしまして、すべて特恵制度を採用しておるわけでございまして、さらに、特恵を与えるためにわが国の産業に重大な影響を及ぼすというものにつきましては、関税定率法によりまして各品目ごとに一定限度枠、いわゆるシーリング枠というものを
福原元一
○後藤委員 いま触れられました、こういうシーリング枠を特恵として設定をしているのなら、それを余り大幅に超えていくということは、どこかシーリング枠そのものに無理があるのか、それともこの制度に問題があるのか、いずれにしても大変不可解な制度だと思うのですね。
後藤茂
この間、関税の特恵銅の輸入状況が発表になったわけですけれども、五十四年度はシーリング枠は千七百七十七トンというように言われておりますけれども、それの五十二倍近い九万二千三百四十トンという特恵銅の輸入が行われてきているわけです。そこで、よくわかるようにちょっと御説明いただきたいのですが、シーリング枠というものがありながら、実際に通関をしてみると五十二、三倍もの特恵銅が入ってきている。
後藤茂
いささか言いわけめきますが、経済の動向から考えまして、景気の浮揚、国民生活の安定、福祉の充実という要請の中でいかに財政の健全化を図るかという非常にむずかしい問題に直面いたしまして、私どもといたしましては、昨年の七月末に概算要求のいわゆるシーリング枠から着手いたしまして、一般的事務費は一〇%、政策経費は一五%というようなことで各省に協力を呼びかけまして、各省の自主的な経費の優先順位の洗い直しを基盤にいたしまして
加藤隆司
○後藤委員 どうも私の頭が悪いのかよくわからないのですが、その実態はわかっているのですが、それではシーリング枠は要らないじゃないですか。しかも、関税暫定措置法八条の四で、超えた場合は八条の二、つまり無税の適用を受けないことになっているわけでしょう。そうすると、その技術的な面だけで逃れられるわけですか。これは時間がないので余り深くはやれないのですが、たとえば銅地金輸入が非常にふえてきている。
後藤茂
銅地金のシーリング枠が現在は千十八トンですが、ところが、四月一日に受け付けてみると五万三千五百三十トンも輸入された。この特恵関税はどういう理由で設定をされているのでしょうか。このシーリングというのは、上限というのか、天井というのか、何か枠を決めているのでしょうけれども、千十八トンのシーリング枠があるのに、実際に入ってくるのが五十倍にもなっている。
後藤茂
シーリング枠が設定されておりまして、これを超えるような実態に現在なっていることはわかるのですが、ただ、超えたものについてペナルティーが科せられないのがどうもわからないのです。
後藤茂
○政府委員(旦弘昌君) ただいま御指摘のありましたように、工業製品につきましては、特恵関税制度のもとにおきましてシーリング枠を品目別に設けておりますので、その枠が一ぱいになってしまうということにつきまして、従来からも特恵の受益国の側あるいは輸入者の側からそういうような苦情を聞いておったところでございます。
旦弘昌
○竹田四郎君 じゃ、印紙税のことはこのくらいにいたしまして、関税のきわめて技術的なことを先に伺っておきたいと思いますが、特恵のシーリング枠というのは今度改められるわけでございますけれども、いままでよくシーリング枠が小さくて、せっかく向こうからシーリング枠の適用ということでこちらへ輸出をしてくる、輸出をしてきたときにはもうその枠一ぱいだということで、よくその辺がいままでの若干の争いになったことがあるわけでありますけれども
竹田四郎
がいたしますが、ただいまその詳細な資料を手元に持っておりませんが、生糸、絹織物を例外品目にいたしておるとか、あるいはこの枠の運用等につきましても、繊維についてはほかの産品に比べてよりきつい制限をおいてまいったわけでございますが、最近国内の繊維業界が非常な不況に陥っておるという実態を踏まえまして、本年度の特恵関税の運用につきましてはさらに慎重ないろいろな配慮をしてまいりたいということで、たとえばシーリング枠
松尾直良
ところが、機を失せずに緊急関税の発動どころか、シーリング枠満杯の場合の停止の措置すら先ほどのような事態になっておる。そして一方では、次のニューラウンドの会議が済んでからとこういう話ですと、これは国会の質疑ということがありましても、どうもその場だけのことに終わるのではないか。
荒木宏
○黒田説明員 ただいまの例でございますと、四月一日にシーリング枠の四倍程度の四億円が入った、その後六月何日かまで放置されてさらに二億円入ったということでございますが、この四億円が六億円になったことによってそれなりの国内への影響がなかったとは私申しませんわけでございますけれども、こういった日別管理のものを非常に厳密に適用いたしますならば、かえってそれば期の当初にラッシュさせることにもなりかねない。
黒田真
それから、いまの枠の問題でございますが、シーリング枠については、それぞれの国によって、シーリング枠を設けていない国もございますし、再シーリング枠をつけている日本とかECのような国もございますが、日本といたしましては、御案内のように、発展途上国から一九六八年に輸入されたその金額プラス前々年度の先進国グループの一割ということを一つの枠にしております。
吉田冨士雄
それからもう一つ、輸入拡大策の第二の柱といたしまして、いわゆる特恵関税の関係でございまして、いわゆるシーリング枠と申しまして、あるところまでいくと、天井が来てしまうと特恵関税で優遇しなくなるという従来の制度を改めまして、百十品目、これは後進国からの問題でございますので、特に国内の繊維、雑貨関係が最近の消費者物価上昇の一つの要因でございますから、後進国からの輸入をこれによって大幅に拡大しようということで
小島英敏
○大蔵政府委員 最初の御質問でございますけれども、各品目に設けられましたシーリング枠に関しましては、法律によって定められたシーリング枠でございますから、このワクを、数値そのものを動かすことはできないと思います。ただ弾力化によりまして、シーリング枠に達する輸入があった後においても特恵税率の適用を先に伸ばすということは可能でございます。
大蔵公雄
びておりますから、若干の考慮は払われておりますが、しかしながら、まあ総理大臣は、大企業の苦しさはよくわかっておるかもしれませんが、中小企業は、それにも倍する塗炭の苦しみを最近特になめておるという実態をよくお考えになりまして、今度の特恵によってきわめて甚大な打撃を受けるものが特に地場産業は多いということをお考えいただきまして、特定事業を政令できめる問題、あるいは特恵関税の適用を停止するセーフガードの問題、またシーリング枠
石川次夫
それから、関税暫定措置法におきましては、いろいろと例外品目あるいは五〇%品目等の考慮が払われておりまして、これを業界の皆さん方も相当大きく評価しておられるわけでございますが、波打ちぎわにおきまして、やはり関税暫定措置法で規定されておりますシーリング枠の運用につきまして、事前割り当て等を弾力的に運用していただきまして、フラッドを防止して被害が軽微になるように、ぜひこの運用について十分御配慮を願いたいと
影山衛司
○吉光政府委員 わが国の特恵供与に伴いますところの影響面を調整いたしますために、いま御指摘の中にございましたように、シーリング枠の問題その他、関税上のいろいろの措置が講ぜられておるわけでございますけれども、これは、わが国が特恵を供与することによりまして国内産業に与える弊害、打撃を最小限に食いとめようというふうな意味の措置でございまして、これはその関税暫定措置法の運用のほうの問題になってまいるわけでございますけれども
吉光久
それから、シーリング枠の割り当てなんかをどうするかという問題も出てくる。こういうことで、なかなかこれは業種によっては困難な問題がふくそうして出てくると思うのです。それを中小企業庁自体がおやりになるのか。
石川次夫
○岡田委員 シーリング枠方式をとったわが国は、その基準年次を昭和四十三年度にとる、そう仮定をしてみますと、なぜ一体四十三年度をとったのかということが一つ疑問点があるわけです。
岡田利春
いずれにしてもわが国の場合には、シーリング枠の設定を行なう方針でありますから、輸入の場合にはまだ、そう輸出に比べては影響は少ないと思われるわけですが、この点について政府の見通し、見解を承りたいと思います。
岡田利春
そこで、具体的に一番問題になりますのは、農産物の場合ではなくて、鉱工業産品のシーリング方式の場合になろうかと思いますが、これにつきまして、私どもが現在考えております管理方式について申し上げますと、一応現在のところでは、各省から各種のデータをいただきまして、また貿易統計等を利用いたしまして、シーリング枠の計算を施行日に間に合うように品目別につくり上げてまいりたいと考えております。
平井廸郎
○松尾(信)委員 先ほどいろいろの輸入品のチェックの問題、これはおもにシーリング枠の分であろうとおっしゃいましたけれども、農産物関係でありませんか。というのは、これは八条の三の緊急関税ですかね。緊急関税の発動をするとすれば、やはりちゃんと輸入数量というものをしっかりと把握していかぬといかぬのじゃないか。それと、過去にそのような八条の三の発動があったかどうか。
松尾信人
シーリング枠であるとか、または農産品につきましても特恵をやらなくてはならないとか、いろいろの問題が出てまいりますけれども、現実に輸入された品物を、シーリング枠だとか、そういう面にからませてチェックしていくのが一体どういう機関であるか、それからどのようにしてそのようなチェックをしていくのか、こういう問題をまず総括的に関税局のほうからお答え願いたいと思います。
松尾信人