1965-03-18 第48回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第11号
それは一体どこに欠陥があったのか、こういうことを知りたいために、各山の新鉱開発計画——新鉱開発といいましても、いままでのを合理化する開発もありましょうが、少なくとも立て坑、ちょっと例をあげますと、伊賀利立て坑あるいは山野の立て坑、昭嘉の開発、香焼の開発、上山田の開発、それから大正新中鶴の開発、こういう開発計画ができておる。私がいま指摘したものは全部失敗に終わっているわけです。
それは一体どこに欠陥があったのか、こういうことを知りたいために、各山の新鉱開発計画——新鉱開発といいましても、いままでのを合理化する開発もありましょうが、少なくとも立て坑、ちょっと例をあげますと、伊賀利立て坑あるいは山野の立て坑、昭嘉の開発、香焼の開発、上山田の開発、それから大正新中鶴の開発、こういう開発計画ができておる。私がいま指摘したものは全部失敗に終わっているわけです。
なお、具体的な例を申し上げますと、いま私ども幌内に立て坑を打ち始めておりますが、ここが相当風洞が伸びまして、風洞の拡大というものを急いでおりますが、これにつきましても、予算はあるけれども、人員が確保できてやれるなら予算外にやってもいいという指示もいたしておりますし、特に保安の問題について、保安上必要だという山元の責任者の希望がありました場合は、社長も申しておりますように、それは突発的なものであっても
初めから立て坑を掘って、百万トンなり二百万トンの規模で開発していくわけでしょう。ですから、最初からぽんと投資がかかるわけでしょう。新しい炭鉱は、逐次に伸ばしていこうというような投資方法ではなくなっている。ですから、炭鉱企業というものは、いまから投資をする人でも、二十年、三十年の後がはっきりしないと投資できないのですよ。
ところが、あそこは、御承知のように、立て坑で入りまして、かなり近代的な仕組みを持っておりますし、また生産能率からいたしましても、わずかに六十センチ程度の炭層であるにもかかわらず、原炭能率がほぼ百トンというようなことでございました。
そうすると、海の中に立て坑をつくらなければならぬ。これには何十億と金が要るわけです。結局その金がないばかりに、暑い中で仕事をしている。いまでも三池ではときどき熱中症が起こっています。御存じだと思いますよ。これは保安上からいっても大問題です。
せんだって私も吉岡へ行ってみまして現地の技術者から話を承りますると、いま調査坑を吉岡から掘って、せんだって竜飛のほうからも立て坑を掘るように起工式が行なわれたわけでございます。
したがいまして、これらの問題を一挙に解決するために、お話しにございましたように、昨年末から北海道側に斜坑を、また北海道から本州側に立て坑を試掘しまして、行く行くはこれら斜坑、立て坑より海底部に豆トンネルを掘さくしまして、海底部について調査研究するという、調査工事に現在取りかかっておる次第でございます。
まず第一に機械化の問題についても、切り羽の機械化、立て坑の開発の状態を見ましても、前進というよりも、若干の側面において停滞並びに後退の傾向を示しておる。この坑内構造の改善と全般的機械化の導入が遅々たる進行状態にあるにかかわらず、生産能率だけは目をみはるように上昇をしておる。これはどうわれわれは解釈をしてよいだろうか。
○川原政府委員 現実の事情につきまして先生から具体的な御指摘があったわけでありますが、われわれといたしましては、組夫についてそういうふうな臨時的なものに限って、しかもその保安指揮系統が確立されるということを担保した上でやっておるわけでありまして採炭、仕繰り、掘さく、運搬、立て坑の開さくその他が当たるわけでありますが、これらのうち承認をしておりますのは、起業及び臨時的なもののみに限って承認をいたしておるわけであります
これは立て坑は別ですが、坑口から斜坑でずっと行く場合、深さ三十メートル以内のときには、その付近の人家、宅地の所有者なり農地の所有者の承諾を得なければならない。その承諾を持ってこない限りは施業案というものは動かないことになっておるわけでしょう。そうなっておるわけですね。そうしますと問題は、鉱業権者がどういうことをやるかというと、まず一番大事なのは、坑口を掘るところの土地が大事です。
たとえば分割の必要な場合、例を申し上げますと、ある一つの非常に広大な面積の鉱区がございまして、その中に炭層といいますか、鉱床がABCと三つある、ところが現在その鉱業権者がAという鉱床を開発しておる、Bという他の鉱床を開発するためには別に新しく坑口を開設する、立て坑を開発しなければならぬという場合があるわけですが、次の段階にはBという鉱区をそういったやり方で開発することを考えておるでありましょうが、経済事情
したがって、私はこの点に関して矛盾を感ずるわけでありますけれども、非常に近接した地区で鉱業権が違うために、十億、十五億という金をつぎ込んでそれぞれ掘さくをして立て坑をつくり、選鉱をすることは、自由競争の経済であるかもしれぬけれども、明らかに経費の浪費であるわけです。これが共同してやるならば、立て坑なんかおろす必要はない。坑道を切ってやればいいわけです。
それで坑道を掘るとか、立て坑を掘ることは認めておっても、プラットをつけるとか、間接費は認めないということになっておるわけです。したがって鉱石を発見することにも金がかかるし、それを発掘して——発掘するためには立て坑をつくらなくちゃならぬ、プラットをつくらなくちゃならぬ、ということは、みな探鉱事業であるわけです。
それから関係職員等の問題でありますが、幸い時期等については先ほども申し上げましたような段階になりますので、本日から配置転換の条件あるいは老齢退職者の条件等につきましても、大体なるべく短時日のうちに条件をきめまして、御承知のとおり立て坑につきましては三月十二日にすでに終掘いたしております。それから五坑については本日終掘いたすことになっております。
すでに立て坑は去る三月の十三日終掘いたしまして、これは閉鎖と申しますか、現在はもう保坑状態に入っておりまして、出炭いたしておりません。それから、五坑と申しますのも、いま非常に層が薄くなりまして、ほとんど労務者が横にならないと掘れないほどの薄い層になっております。これも間もなく、旬日を出でないうちに終坑になると思います。
ですから、これを特に重視しなければならぬと思うんですが、特に露天掘りだとか、立て坑の開発とか、特に大牟田の近在においては、新島等をつくりまして立て坑の開発が二カ所ほど、もうすでに済んでおります。
○新井政府委員 立て坑を掘って、あと遺憾ながら第二会社に移行した炭鉱もございますことは聞いておるわけでございますが、そのような事例は、私の承知します範囲では、きわめてまれではないかと思います。全般的にはやはり立て坑によりまして、かなりコストの低下を来たし、投資効果をあげております。いまの立て坑のそれぞれの個別の資料は、後ほど御提出いたしたいと思います。
それも中途でやめたというのでなくて、立て坑も完成してから、どうも石炭がない、あるいは採算もとれないというので、非常にむだな投資が行なわれたですね。ボーリングの過程でそういうことが行なわれるのは、これは当然であります。地下資源としてはやむを得ない状態ですけれども、いやしくも立て坑まで掘って、それがだめだったというようなことは、私は許せないと思うのです。ほとんど自己資金ではないのです。
○多賀谷委員 合理化計画が問題になってから、いつの時点に発足したかわかりませんが、いわゆる立て坑開発ということが非常に言われ出してから、どのくらい立て坑を掘って、それが実際に立て坑として完備し、操業に役立っておるか、これをお示し願いたい。
○細田委員 それから私は、いまちょっと別途に議論いたしましたが、約三百億の現在の着工線また調査線のほかに、約二千億を使ってやる海峡鉄道がございますが、この海峡鉄道につきましては、これまで種々の調査をされたり、また青函につきましては、一部立て坑を掘るというようなことも始めていただいておるようでございますけれども、私は公団が発足いたしますれば、あとから御質問申し上げようと考えております公団の収支といったような
それから最近立て坑で炭層の一部を通過いたしまして、そのときにある程度の資料を得られているわけでございます。この硫黄分が高いのではないかというただいまのお話でございますが、この件につきましてはまだ具体的に私ども承知をいたしておりません。
たとえばカナダは立て坑については一〇〇%の償却率を認めておる。日本はいまお聞きすれば五割増しというのだから、ちょっとその点がわからぬけれども、一〇〇%、九〇%という程度ではないと思う。