1949-09-13 第5回国会 衆議院 経済安定委員会 第22号
それから米券の発行、米價パリティー計算におけるところの農民への不当に安い米價の押しつけ、本年度米價決定に際しての都道府縣会館における非公開でやられたくらやみ会議、これに長官が出ておられる。やみ取締における不公平、物資配給に際しての納得しがたいやり方、見返り資金計画に対しての恥さらし、常に大藏省の長官からやつつけられて引込んでしまう。実際なつていない。見ていても私ははずかしい。
それから米券の発行、米價パリティー計算におけるところの農民への不当に安い米價の押しつけ、本年度米價決定に際しての都道府縣会館における非公開でやられたくらやみ会議、これに長官が出ておられる。やみ取締における不公平、物資配給に際しての納得しがたいやり方、見返り資金計画に対しての恥さらし、常に大藏省の長官からやつつけられて引込んでしまう。実際なつていない。見ていても私ははずかしい。
けちなまねはしないとこうおつしやられたのでありますが、その際二十四年度米、かんしよ供出用報奬物資に間に合うよう措置をするというお答えでございました。それに対して私が、遅くとも七月末までにお願いしたいと申し上げたのでありますが、その七月末という期日を切られては、どうもそこまでははつきり言えない。この点が、私の明確を欠く有田次官のお答えであると言う点なのであります。
そのうちには自家消費分もございますが、農家の自家消費は、二十三年度は十一月と十二月の二箇月で、その大部分は二十二年度米を消費して來たのであります。すなわち十二分の十は、二十三年の千七百五十円で計算すべきものと考えます。
米價について檢討して見ますると、二十三年度米の農家からの買上價格は、一俵千四百三十八円と一應決つておるのでありますが、これが消費者價格は御承知のように、一キロ三十五円七十銭です、即ちこれを一俵に換算いたしますと、二千百四十二円と相成つておりますので、その差額が四割八分もあるということでありまするが、これは公團その他食糧管理のいろいろの点からして、それぞれの御理由もあることでありましようが、その点については
二十三年度米の農家からの買上價格は、一俵一千四百三十八円と一應決定されまして、これが消費者價格は一キロ三十五円七十銭、即ち一俵二千百四十二円と決定いたしまして、その差四割八分の高率と相成つておる点については大いに論議すべき点もありまするが、本日はその点には触れません。
なお二十三年度米の需給を見ましては、食糧の点について相当考えなければならぬのではないかというようなことを、いろいろ考察いたしますときに、生産者の意欲を落してはならぬというようなことを勘案いたしまして、さような税金は省くことにいたしたのであります。かような点から見ると、一應町村並びに自治体の帳面ずらの経費の上に上つておらないのでありますが、私は物見ざる間に一種の彈力性をもたした。
(拍手)ゆえに政府は、一般物價並びに賃金の改訂に伴いまして、二十二年度米價をも比例的に引上げますると同時に、これによつて生じます差益金は、改訂当時より二十二米穀年度末までの分を農民に還元するの措置を速やかに講ずるよう要請するものであります。
それから本年度米價の決定は單にパリテイ計算に重きを置いて御決定になるか。或いは生産費を考慮して御決定になるのか。いずれを重しとするか。或いはどちらにどのような重点を置かれるか。そういう点について御見解を承りたい。特にこの生産費を大体幾らぐらいとお見込になつておるか、数額を御示し願えるならば、数額を大略のところでよろしいからお示し願いたいと思います。
これをこのままみのがされるならば、政府は強權發動もやらんとするすさまじき勢いでやりながら、遂に二十一年度の供出に對して百七十六萬石も未供出で、これをそのまま次年度に讓るということになれば、二十三年度米價の割當をしましても、はなはだ供出者としては熱意を缺くようなことが起こつてきやしないか。